2019年10月5日、兵庫県姫路市、家島諸島の中にある【西島】へエギングに行ってきました。
結果はアオリイカ2杯というさみしい結果に終わりましたが、ポテンシャルの高い釣り場という事は実感しましたよ。
家島諸島にある【西島】ってどんな島?
西島へ行く為の方法とその手順
当日のエギングの様子
秋のアオリイカエギングの好不調を釣行前に知っておく方法
についてお伝えしますね。
家島諸島にある【西島】ってどんな島?
西島は、兵庫県姫路市にある家島諸島の内の1つです。家島は4つの大きな島、家島本島・坊勢島・男鹿島・西島の4つがあり、その中で西島は最大の島となります。
家島本島・坊勢島・男鹿島はフェリーで普通に行く事が出来、特に男鹿島はアオリイカのエギングでも有名なポイントです。男鹿島近年はエギングする人が結構来るので、ちょっと人的プレッシャーが気になる所。
他の3島と違い西島への定期船はなく行く為には予約が必要。そのひと手間がある為、【あまり釣り人がいない→アオリイカ爆釣】という簡単な考えから西島行きを決定したのでした。
西島(いえしま自然体験センター)への行き方
まずは【兵庫県いえしま自然体験センター】で予約をする
西島に行く為にはまずは【兵庫県いえしま自然体験センター】に連絡して予約をします。インターネット予約と電話予約がありますが、インターネット予約は初めてだと勝手が分からなく、3日前までには予約を入れないといけない事もあり不便です。
電話予約だと前日までに予約をすればOKで、分からない事はその時スタッフに聞けるので、電話予約がオススメですよ。
西島には、姫路港から出ている坊勢島行きのフェリーを使って行く事となります。
【兵庫県いえしま自然体験センター】から連絡を受けて各社フェリーが坊勢島から特別に西島へ行く形となるので、坊勢島行きのフェリーが出ている時間以外の予約は出来ない形となっています。
坊勢島へのフェリーは坊勢汽船と輝観光がありますが、どちらのフェリー会社からでも西島には行く事が出来るので、その点は安心です。
なので、手順としては・・・
・坊勢島行きのフェリー時刻表を見て行く日時を決める
・西島に行く日時を決めたら
・坊勢島行きのフェリー時刻表を見て【兵庫県立いえしま自然体験センター】に予約する
という手順ですね。
西島への電話予約やネット予約、料金等について詳細は【兵庫県立いえしま自然センターHP】Q&Aのページへ
予約が終わったら【いえしま自然体験センター行】のチケットを購入して指定日時のフェリーに乗る
無事に予約が終わったら、指定日時のフェリーに乗ればOKです。その際姫路港でフェリーのチケットを購入するのですが、通常の坊勢島行きのチケットではなく、
【いえしま自然体験センター行】を購入して下さいね。
帰りは基本現金で支払います
西島のいえしま自然体験センターにはフェリーのチケット売り場がありません。なので帰りのフェリーでは直接現金を支払いする形となります。
姫路港で往復分のチケットを買う事も可能ですが、行きと帰りで乗るフェリー会社が違ったり、また時間変更をした時(詳細は後述)にフェリー会社が変更になる可能性を考えると往復のチケット購入はオススメできないです。
なので帰りのチケットは購入しないで片道分だけのチケットを購入し、帰りは現金で支払いするといいですよ。(帰りは現金での支払いが可能となっています。)
当日の西島エギングの様子
輝観光のフェリーに乗って西島へ向かいます
この日は11:35出発となる輝観光のフェリーに乗って、西島(いえしま自然体験センター)へ向かいます。
無事に西島(いえしま自然体験センター)に到着
無事に昼過ぎに西島(いえしま自然体験センター)に到着。いえしま自然体験センターに利用料(日帰りは200円)をまず払わないといけないので、船着き場の反対にある施設まで歩いて行きます。
観光客の方々と一緒に山登り
この日は土曜日という事もあり、釣り人だけでなく観光客の人もたくさん来ていました。
観光客の人たちと一緒に山登りを始めます。
いい景色!
山登り(約10分くらい)をして頂上付近につくと、とてもいい景色。これだけを観にきてもいいな、と思える景色でした。
山を下って【いえしま自然体験センター】に到着
観光客の人たちは山の頂上付近で昼食との事で、ここでお別れ。私はこのまま山を下り【いえしま自然体験センター】に到着。料金を支払って、遂にエギング開始です。
いよいよ西島エギング開始!
いよいよ13時過ぎ、真っ昼間ですが西島エギング開始です。
水温は約23.8度
水温を測定すると約23.8度でした。水温は十分高いのでエギングするには問題なさそうです。
西島での初アオリイカゲット!
エギング開始直後からワラワラとたくさんアオリイカがついてきますが、まだ小さい・・・。2.5号のエギすら抱くのに躊躇しているような大きさ・・・。
なのでエギを2.5号から2号に変更。エギング開始から約15分、幸先よく西島初アオリイカゲットです。
その後アオリイカが釣れず大苦戦
『これはこのまま好調に釣れるのか?』と思いましたが、ここから大苦戦。最初に釣ったアオリイカが群れの中の最大サイズだったようで、エギをキャストする度にアオリイカがついてくるものの、2号エギですら抱いてこず・・・。
なので、最初釣りしていた石積み突堤から防波堤エリアに移動するもアオリイカはやっぱり小さくエギについてくるのみで、大苦戦です。
防波堤エリアでは小型青物やシーバスがたくさんいました
防波堤のエリアではあまりアオリイカがいなかったのものの、たくさんの小型青物(メッキやアジ等)や40cmくらいのシーバス、さらに時々沖では何かの魚のボイルも起きていて魚影はとても濃かったです。
20~30センチくらいの小型青物はエギを投げる度についてきて活性も高く、小型青物は防波堤に留まっている様子だったので2~7gの小型プラグやメタルジグを持っていくとライトルアーで面白い釣りができそうでしたよ。
ボイルもあったので、20~40gのメタルジグも用意しておくと万全ですね。
他のポイントもチェックしてみるとアオリイカは釣れず
他のサーフポイントなんかも行ってみましたが、最初のポイントよりさらにアオリイカが小さく釣れず。結局1杯しか釣れないまま帰りのフェリーの時間が近づいてきたので船着き場に戻る事に。
フェリー待ちの間のエギングでアオリイカゲット!
他の観光客と一緒に帰りのフェリーを待っていたのですが、ただ待っているのもヒマなのでフェリー乗り場の前でエギングをする事に。
2号のエギをキャストすると超小型のアオリイカがワラワラと集まってきて、周りで見ていた観光客が大盛りあがり!
そしてなんとか超小型のアオリイカを釣り上げると、大勢の観光客から大拍手をもらいました。
帰りのフェリーが来て西島エギング終了
こうして帰りのフェリーが来て、この日の西島エギングは終了したのでした。
10月上旬家島諸島・西島エギング釣果
・アオリイカ 胴長8~12センチくらい 2杯
10月上旬家島諸島・西島エギングのまとめ
2019年は本当にアオリイカの成長が遅い
2019年は日本海側・大阪湾側共にアオリイカの成長が遅い年ですが、10月を超えてもまだコロッケサイズ未満のアオリイカが大半とは思いませんでした。
西島のいたる所で小さいアオリイカがついてくる様子がみられポイント自体のポテンシャルは高そうでしたが2019年に限っては厳しかったです。2020年以降の普通に秋アオリイカが釣れるシーズンに行けば、きっといい釣果が期待出来ると思いました。
解説:大阪湾と福井側の秋イカの好不調は夏の気温に大きく左右される
アオリイカの寿命は1年で春に産卵されたイカが育って秋イカシーズンとなります。春イカは産卵後寿命を迎えるので秋には大きいイカはいない状態となり、卵から生まれたアオリイカだけとなります。
アオリイカは温かい海水を好み、低い水温だと成長が遅れるので、9月に始まる秋アオリイカシーズンの好不調は9月までにコロッケサイズまでに育つかどうかにかかっていて、6月~8月の海水温の影響をモロに受けます。
特に暖流(黒潮や対馬海流)の影響を受けにくい大阪湾や丹後半島より東側の日本海方面、京都・福井エリアの秋アオリイカは、6月~8月の気温・日照の影響を強く受けてしまいます。
猛暑で日照時間が長い夏だと秋のエギングは好調となり、冷夏で日照時間が短い夏だと秋のエギングは不調となります。
2019年は7月末まで記録的な低気温と日照不足が続き、それが2019年シーズンの秋アオリイカの不調の原因となっている様子です。
人混みをさけてエギングしたいなら西島はアリ!
土曜日という事もあり、西島でも何人かはエギングしている人を見かけましたが、アクセスのしにくさから釣り人は少なく気持ちよくエギングできました。
予約等が面倒ですが、『空いている釣り場でエギングしたい!』ならいい所です。景観が素晴らしいのも癒やされていいですね。
メッキやアジング用のタックルを準備するともっと楽しめるかも?
釣行当日、防波堤の方ではメッキと思われる魚が多数みられて、30~40センチくらいのシーバスもウロウロ・・・。
2~7gのメタルジグやジグヘッド、プラグ等を用意しておくとエギング以外でも楽しい釣りが出来そうな釣り場でした。1g前後のジグヘッドもあるとデイアジングも楽しめそうでしたよ。
小型回遊魚はその日の潮次第な所はありますが、エギングとの2本立てで釣りに行くとより西島フィッシングが楽しめそうです。