2019年4月18日、先月のメバリング釣行で想定外に釣れた【試作フェザージグ】はワームと比べてどのくらい釣れるか、検証したい思いがあり、春の坊勢島へ泊まりでメバリングへ行ってきました。
結果は試作フェザージグの特性を生かして20cmUP連打!と絵に描いた様な展開となりましたよ。
当日のメバリングの様子
試作フェザージグを使ったメバリングのヒットパターン
試作フェザージグと通常のワームと汁物系ワームの釣れ方の違いと使い分け方
フロロカーボンラインとエステルラインの違い
坊勢島のアジングはもう釣れ始めているのか?
についてお伝えしていきますね。
フェリーを使って姫路港から坊勢島へ
坊勢島には、姫路港からフェリーで行く事ができますよ当日は15時5分のフェリーに乗って坊勢島へ向かいました。
坊勢島のフェリー時間について詳しくは家島観光事業組合のHPへ
坊勢島に到着
午後4時頃に無事に坊勢島に到着。この日はレンタカーの予約をしていたので、レンタカーを借りに行きます
坊勢島のレンタカーが新しくなっていた
坊勢島のレンタカーは、元々軽ワゴン1台だったのが2台に。今回借りた軽ワゴンのレンタカーは新しい方みたいで非常に綺麗でびっくりしました。
よく坊勢島で軽ワゴンを借りている人にはこの衝撃、伝わると思います。
今回は【みなと旅館】に宿泊
今回はフェリー乗り場の近くにある【みなと旅館】に泊まりました。
坊勢島の各ポイントを明るい間にチェック
宿のチェックが終わっても、まだ午後5時前と明るかったので、車で坊勢島を一周しての各ポイントをチェック。
ポロッと極小のタケノコメバル?が釣れたりもしましたが、見た感じあまり魚っ気がない感じ。ほぼ干潮で悪い時間帯とは分かっていますが、暗くなって釣れるか不安になります。
水温は約13度
水温を測定すると約13度でした。メバリングにはちょうどいい水温ですが、アジングには厳しそうな水温です。
夕マヅメは実績のあるアジングポイントへ
メインはメバリングですが、あわよくばアジも・・・と思い夕マヅメはアジ狙いで実績のあるアジングポイントへ。まだ水温13度程と低いのでアジングで釣れるなら夕マヅメの短い時合いしかないのでは?と推測しての事です。
夕マヅメのアジングはフグらしいバイトがあっただけで不発
夕マヅメずっと釣れ釣れグリーンとジグヘッドリグをキャストし続けていましたが、結局なんのバイトもないまま終了。夕マヅメが終わり夜の部に突入します。
日が暮れてくるとメバルが釣れてきました
日が落ちてあたりが暗くなってくると、今まで魚っ気がなかったのが一変!遂にメバルさんが釣れ釣れグリーン+ジグヘッドリグで釣れ始めます。
メバルが釣れる事が分かったので試作フェザージグにチェンジ
ワーム+ジグヘッドでメバルが釣れる事が分かったので、試作フェザージグを投入。スローフォールさせていくと、1ヶ月前の釣行と同じ様にメバルがもんどり打ってバイト!
やはり先月の釣果はまぐれではない事が分かりました。
その後も好調に試作フェザージグで連続ヒット!
その後も好調に試作フェザージグでメバルが連続ヒット!1時間程するとポイントが広くない事もあり、あまり釣れなくなってきたので次のポイントに移動です。
次のポイントでは【エコギアアクア活アジストレート】が大活躍
次のポイントでも試作フェザージグを投入するのですが、バイトがたまにしかない上にショートバイト。ルアーが合っていない感じがしたので、ここは夜のメバリングで最も釣れるといっていい、【エコギアアクア活アジストレート】を投入するとすぐにヒット!
さくさくっと5~6匹釣った所で再び試作フェザージグに切り替えます。
試作フェザージグのスローリトリーブで釣るも・・・
このポイントではフォールではアタリが少ないので、ウエイトを0.3gから0.7gに上げてスローリトリーブ。すると、試作フェザージグでもメバルが釣れ始めましたが、これじゃない感が・・・。
スローリトリーブの状況だったらワームの方が釣りやすいですし、より釣れる、という事が分かりました。
試作フェザージグで敷石や壁際のメバルをスローフォールで釣ると楽しい
試作フェザージグを色々試した結果、壁際や敷石、藻の間にいるメバルを超スローフォールで誘って釣る釣り方が合っている事が分かりました。
いつものジグヘッド+ワームの釣りにちょっぴり飽きてきた事もあり、試作フェザージグに適した場所を探しては、フォールさせてメバルを釣っていきます。この釣り、メバルが反転して食ってくる瞬間が丸見えなので、本当楽しいです。
水深30cm~50cmの超浅場を攻めてみた
この試作フェザージグ、0.3gのものを使った場合、フォールスピードが1秒10cmくらいと、下手なノーシンカーより沈下スピードが遅いので、超浅場をこれで攻めてみたらどうなるだろう?と試してみる事に。
20UPのメバルが次から次とヒット!
試作フェザージグをキャストしてフォールさせているとすぐに『ガツガツッ!』といったバイトが。
早速合わせると今までとは全然違う引き!ドラグを出しながら取り込んだのは今までの13~16センチとは明らかに一回り以上大きい20センチクラス。
さらにその後も18~21センチクラスが次々にヒット!ほとんど入れ食い状態に突入です。
色んなワームを試すも浅場では試作フェザージグの独壇場!
とりあえず、浅場のビッグメバルパターンにはまったのは分かったのですが、試作フェザージグの力なのか?ルアーは何でもOKで、浅場パターンにハマっているだけなのか?
を確認するために、
・0.3gのジグヘッドに釣れ釣れグリーン(2インチのピンテールワーム)
・エコギアアクア活アジストレート(汁物系ワーム)
・ベイティ2.3インチ(シャッドテール)
を試してみるも浅場ポイントでは、これらのワームではバイトなし。
そして試作フェザージグに戻すと再び連続ヒット。今回の状況では試作フェザージグ0.3gの超スローフォールが効いてる事が確認出来ました。
デザインした本人が試作フェザージグの釣れ方にビックリ!
元々この試作フェザージグ、
『漁港等で小さいメバルが数釣りできる状況の時、ジグヘッド+ワーム以外で釣れ方が楽しいルアーを作ろう。』
『小さいメバルでも釣れる様にサーフェースプラグの代わりになる1インチ前後のルアーを。』
というコンセプトでカラーもポップに、デザインも『こんなルアーで釣ったら楽しいな。』と思える様に可愛いデザインにしたのですが、まさかこんなに釣れるルアーが出来るとは・・・。デザインした私自身、ビビりました。
この試作フェザージグの前身となる【まなこフェザージグ】は計算して作ったのですが、今回の試作フェザージグの場合、これだけ釣れるルアーになったのは完全に【偶然】です。偶然って怖い・・・。
まだ釣れそうだったですが、20匹くらい釣って飽きてきたので、次は水深のあるオープンエリアのポイントへ。
オープンエリアではワーム+ジグヘッドリグが釣れる
移動したポイントは常夜灯周りがポイントのオープンエリア。
最初は試作のフェザージグのリフト&フォールやスローリトリーブで攻めるも反応が無いので、エコギアアクア活アジストレート+ジグヘッドリグで表層をスローリトリーブすると、すぐに『ポンポンッ!』とメバルが連続ヒット!
オープンエリアでメバルが表層にいる時は試作フェザージグよりワーム+ジグヘッドリグの方が釣れる事が分かりました。
防波堤の付け根の浅場を試作フェザージグで狙うとすぐに良型メバルがヒット!
今度は防波堤の付け根の浅場のゴロタ場に試作フェザージグをキャストすると20センチくらいのメバルがさくっとヒット!
試作フェザージグが浅場の障害物周りのメバル釣りに有効な事と、今日のデカメバルはどのポイントに入っても、浅場に入っている事が分かりました。
午前1時になったのでメバリング終了
こうして午前1時前にもなり、十分メバルも釣ったので、ここでストップフィッシング。宿に帰って寝たのでした。
みなと旅館では朝食を頼むのがオススメ
今回はフェリーの始発ではなく、ゆっくり寝てから帰る事にしたので、みなと旅館で朝食を頼んでみました。
朝食は+500円。普段の坊勢島の朝食は、前日コンビニで買っていたパン等だったので、暖かい朝食は本当に美味しかったです。
坊勢島で泊まりでみなと旅館に泊まるのでしたら、朝食を頼むの、オススメですよ。こうしてみなと旅館を後にしてフェリーに乗って帰路に着いたのでした。
4月中旬坊勢島メバリングの釣果
・メバル 13~22センチくらい 50匹くらい
4月中旬坊勢島メバリングのまとめ
坊勢島に大きいメバルがたくさんいる事が分かった
坊勢島は今まで何回もメバリングで行った事があるのですが、数は釣れるものの、アベレージサイズは13~16センチ。時々20UPのメバルが釣れるものの、基本小さいメバルの数釣り場と認識していましたが、今回の釣行では18~22センチくらいのメバルの連続ヒット、とする事が出来ました。
今まで私が坊勢島で大きいメバルを釣る事が出来なかったのは、エリアの問題ではなく、私の狙い方の問題だったんですね。坊勢島は水深のある所が多く、今回は浅場でビッグメバルが連続ヒットしましたが、深場でのビッグメバルパターンもあるかも知れません。
試作フェザージグを使っての新しいヒットパターンが加わりました
ビッグメバルが水深1m以下の浅場で釣れるパターンは以前から知ってはいましたが、今までは1~2gのジグヘッドリグ+ワームを使ってのスローリトリーブでの釣りでした。
他のメバリングをしている人の話を効いてもジグヘッドリグ+ワームのパターンしか聞かなかったです。
水深1m以下のメバリングポイントは、ところどころにゴロタ石があったりするので、プラグでは引っかかって無くなりますし、フロートリグではワームの前にあるフロートの存在が大きすぎてどうにも釣りにくい・・・。
という事で必然的にジグヘッドリグ+ワームしかなくなる訳ですが、ジグヘッドリグ+ワームでは、浅場でゆっくりメバルにルアーを見せる事が出来ないので、活性の低いメバルは釣る事が出来なかったんですね。
そんな中、軽量フェザージグの登場で、浅場の低活性のビッグメバルにルアーをゆっくり見せて釣る、という釣り方が可能になりました。
軽量なのであまり飛距離はでないのですが、フェザージグによる浅場の超スローフォールは、今後浅場のビッグメバルを釣る為の一つのメソッドになりそうです。
今回、試作フェザージグで釣り続けた後、ワーム+ジグヘッドのスローリトリーブでも同ポイントでチェックしており、今回は明らかにワームより圧倒的に試作フェザージグに分がある事も確認していますよ。
試作フェザージグと通常のワームと汁物系ワームの釣れ方の違いと使い分け方
試作フェザージグ
スローフォールが強い。特に敷石や藻場の中に入っているメバルを引きずり出す能力はピカイチ。下からメバルがもんどりうって出てくるバイトシーンが見れるのも魅力。
通常ワーム+ジグヘッドリグ
浅場・深場・障害物周りとジグヘッドの重さを変更する事で自由自在に攻める事が出来、全てにおいて高水準で食わせられる。しかもチェックのスピードが早い。まずメバルを見つけるまではジグヘッド+ワームが鉄板です。
汁物系ワーム+ジグヘッドリグ
汁効果で夜釣りでの威力は絶大。メバルの活性が低い時の食い込みは他の追随を許しません。ですが、ほっとく干からびるし、すぐフグの餌食になるし、長時間使用を続けると、汁効果が落ちてバイトが減ったりも。管理が面倒なので、ここぞ!という時に投入するといいです。
エステルラインを初めて使ってみた感想
今までリーダーを組むのが面倒、という事もあり、ずっとエステルラインを使っていなかったのですが、流石に【ライトルアーフィッシング入門】を名乗っているのに、漁港でのメバリング・アジングでは常識にもなりつつあるエステルラインを知らないのはまずい・・・。という事で試してみました。
今回アジが釣れなかったので、メバリングでのチェックとなりましたが、確かにフロロカーボンラインと比べて伸びは少なく、バイトはフロロカーボンラインより大きくでます。
あと、ラインがフロロカーボンラインより軽いので、『風には結構弱いのかな?』と思ったのですが、思ったより全然風にも流されず、フロロカーボンラインより糸よれも少なくライントラブルもフロロカーボンラインより少なく感じました。
あとPEラインより重く、ラインにハリがあるからだと思いますが、PEラインとは違うアタリの出方をします。PEは『カンッ!』といった金属的なアタリの出方をするのですが、エステルラインは『ピンッ!』といった両手でヒモを勢いよく引っ張った時のようなアタリが出ます。
伸びがない、という事でPEラインと同じ様なアタリと思っていたのですが、素材が違うと同じ伸びがないラインでもこんなにアタリの出方違うんですね。
個人的にはフロロカーボンラインでの食い込んでいく感じのバイトの出方が好きですが、エステルラインがフロロカーボンラインより大きく、はっきりとアタリがでるのは確かなので、エステルラインが流行る理由がよく分かりました。
あと伸びないのでエステルラインは結構切れる、という話を聞いていましたが、2.5lbのフロロカーボンラインのリーダーを組んでいた事があるにしても、一度も合わせ切れもなく、快適に使用する事が出来ました。
エステルラインを検討している方の参考になれば幸いです。
坊勢島のアジングについて
試作フェザージグ、アジングでもチェックしたかったのですが、今回の釣行では釣れませんでした。
アジ・サバ自体は漁港内や防波堤内に入り込んできているポイントがあり、ボイルも頻繁にあったのですが、何故かワームやフェザージグを通してもまったくの無視・・・。
他のアジ釣りをしていた釣り人に聞いてみると、『夕マヅメにパタパタっと少しだけ釣れたんだけどなあ、その後はさっぱり。』といった話が聞けました。
恐らく、水温が低く、ルアーを積極的に追うだけの活性にまではなっていないのでは?と考えています。
すでに坊勢島内にアジ・サバは入ってきているので水温が上がればいい釣りができそうですよ。恐らく5月中旬くらいから本格的にアジングで釣れ始めると考えています。
4月中旬坊勢島メバリングヒットルアー
試作フェザージグ
当然この日の1番の立役者は試作フェザージグです。特に最軽量の0.3グラムフェザージグが良かったです。
0.3グラムの超スローフォールは、今回の坊勢島メバリングにおいて非常に役に立ちました。
フィードワーム 釣れ釣れグリーン
今回の坊勢島でも釣れ釣れグリーンは大活躍!今では非常に珍しくなったコアショットカラーは、日中だけではなく常夜灯周りのメバリングでもよく釣れますよ。
エコギアアクア活アジストレート(専用容器セット)
今回の坊勢島メバリングでもエコギア活アジストレートは安定の釣果でした。
やはり夜のメバリングにおいては、汁の効果は絶大です。もう一つの汁物系ワーム、ガルプとの比較記事もあるので、そちらの記事も読んでみると良いですよ。
ガルプ・エコギア専用容器
エコギアアクア活アジストレートはとてもよく釣れるのですが、問題はその汁なんですよね。
パッケージを開けて放って置くと液漏れしてくるので、液漏れを防ぐ為に専用容器に移し変えておくと安心です。ガルプ・エコギアアクア専用容器は容器を振ってワームを一本一本取り出す形なので、指が汁で汚れにくいのも特徴です。