2019年12月29日、福井の敦賀方面まで友人と共にメバリングに行ってきました。結果は27センチくらいのメバルを筆頭に、良型メバルを複数釣る事が出来ましたよ。
当日の福井メバリングの様子と釣果
ボウズにならない為のワームカラーと形状の使い分け方
メバリングにおける夕マヅメ爆釣の条件
についてお伝えしますね。
メバリング開始前に敦賀湾各所の海水温を測定
前回の夕方マヅメ福井メバリング釣行と同じ様に、釣り始める前に敦賀湾各地の水温を測定。
今回もゴムボートを使って沖テトラに渡っての釣行となり、一度ポイントを決めるとすぐ移動出来ず、夕マヅメの時合が最短だと30分程しかありません。
なので、一度ポイント選択をミスするともう取り返しがつかない事から、どのポイントがより良いか1時間程早めに敦賀周辺に到着してチェックしていきます。
先日まで風が当たってベイトは溜まっていそうだけれど水温が低めのポイント、風裏でベイトが溜まっていないけれど水温が高めのポイント、のどちらのポイントが良いか悩みましたが、水温が高いポイントの方を選択しました。
ゴムボートを準備してメバリング開始!
ポイントも決まったので、ゴムボートを組み立てて友人と共にメバリングに出発です。
3本のテトラ帯のどのポイントがいいかメバルと水温の反応を見ながら絞る
前回の夕マズメメバリング釣行では、過去の釣れた実績(思い出ともいう)に拘って失敗したので、今回は出来るだけその時の海の状況や水温、時々釣れてくれるメバルの釣れ具合を見ながら、どのテトラ帯のポイントがいいか見極めていきます。
今回は一番沖向きにあるテトラがいいと読んだ
3本のテトラを釣りしながらチェックした結果、水温も他より少し高く(他が水温約12.5度、一番沖向きのテトラが水温約13.5度)魚っ気もあった為、一番沖向きのテトラの端にポイントを決定。夕マヅメの時合を待ちます。
夕方5時、遂にメバルが釣れ始める!
夕方5時、ピンテールワームの釣れ釣れグリーンに待望のメバルがヒット!20センチぎりぎりあるかないかのサイズでしたが、遂に時合突入か?と期待しながらキャストを続けます。
その後良型メバルのヒットが始まるものの散発的
その後23センチクラスの良型メバルがヒットするものの、爆釣!という様な釣れ方ではなく、ポツポツ釣れるといった感じ。多くはないアタリを拾っていきながら釣っていきます。
今回も【釣れ釣れグリーン】→【ベイティ】のパターンは健在
釣れ釣れグリーンで釣れなくなった後、ベイティ2.3インチ(堤防ナトリウム)に変更すると再びポツポツヒット!
今回も前回のメバリング釣行でも効果的だった【釣れ釣れグリーン】→【ベイティ】のパターンは健在でした。その後、午後6時過ぎになるとバイトも途絶えてストップフィッシング。
こうして年末福井メバリング釣行は幕を閉じたのでした。
メバリング動画もあります
当日のメバリング動画もあります。楽しく分かりやすくお伝えしていますよ。
12月下旬福井メバリングの釣果
・メバル 16~27センチくらい 10匹くらい
釣行後はインド料理店【スパイスタウン】で夕食
釣行後は敦賀にあるインド料理屋さん【スパイスタウン】へ。
でっかい【ナン】にびびりました!
タンドリーチキンとカレーを頼んだのですが、ナンの大きさにびっくり!手の平をはるかに越える大きさのナンでした。
しかもセットメニューを頼むとこの超でっかいナンがお替り自由!釣りで冷えてお腹が空いたらここでお腹いっぱい食べる事ができますね。
ついでに味もちゃんと本格的で美味しかったですよ。敦賀周辺の食べ物屋さんは海鮮料理屋さんが多くて夜に食べると割高になりますが、ここは夜でもリーズナブルな値段なのでオススメです。
12月下旬福井メバリングまとめ
明るさによるワームのローテーションは超重要
今回のメバリング釣行で同行した友人はメバル1匹という結果となりました。なんとか二桁釣果までのせた私との違いがあるとしたら、それは【ワームのローテーションの差】のだったと考えています。
まだ明るい内、私は【釣れ釣れグリーン】というアピールしないクリア系カラーのピンテール、その時友人は通常カラーのガルプ系ワーム、日が暮れくれて真っ暗になってからは、私は【ベイティー2.3インチ(堤防ナトリウム)】という大きめのアピール系カラーのシャッドテール、友人はこの時釣れ釣れグリーン(その前まで私が釣っていた事もあり変更していました。)という選択に。
これがよく釣れている時だったら、ここまで極端な差まではいかなかったと思われますが、当日は産卵前の荒食いの季節の割にかなり渋い状況。(※渋かった状況については【当日晴れている事】が夕マヅメ爆釣の条件の一つだった!の項目で後述。)
こういうシビアな状況の時は、少しの選択ミスが大きな釣果の差になってしまうんですね。ついでに前回のデイメバリング釣行時は逆に友人がパターンにはめて爆釣しています。
何故、ピンテールのナチュラルカラーからシャッドテールのアピールカラーに変更するのか?
メバルは大きな目を見ても分かる様に、その視力に大きく依存してルアーを追いかけます。そして明るい内は大きなシルエットと波動を嫌う事が大半です。なので、マズメで暗くなってきているとはいえ、シルエットが見える状況では、ナチュラルカラーでシルエットがボケて波動が少ないルアーの方が釣れる事が多いです。
ところが、日が暮れて真っ暗になると状況は変わってきます。流石の目がいいメバルも日本海側の外灯もない場所の暗闇では、視覚だけではルアーを見つける事が難しくなります。
なので、夜になるとメバルは視覚だけでなく、振動やニオイも使ってルアーを探して食ってくきます。
だから、夕マヅメはナチュラルカラーのピンテール、日が暮れるとアピールカラーのシャッドテールが良くなるんですね。今回のメバリング釣行では釣る事は出来ませんでしたが、夜になるとニオイ・味で寄せるガルプ・エコギア系ワームも俄然効果を発揮します。
自然の事で例外はもちろんありますが、基本的には上記のパターンとなるので覚えておくときっと役立ちますよ。
【当日晴れている事】が夕マヅメ爆釣の条件の一つだった!
今回の釣行から2年前に12月中旬夕マヅメ釣行、12月下旬夕マヅメ釣行、の2回共にメバルを爆釣したのですが、そのいずれも当日の天候は【晴れ】でした。
今回は対して曇り。この時期になると流石に今年の暖冬といえども、メバルの適水温よりは低くなっていて、メバルはより高い水温を求めてウロウロしています。
そんな中、海水温を大きく上昇させる要因の一つが【日が当たる事】です。
この日光での水温上昇は大きく、表海水温では3~5度も上げる事がある程。
産卵シーズンは、北西風でエサが集まりやすい事から【湾】になっている場所が好ポイントとなるのですが、湾となっている場所は他の場所より潮がゆるい、もしくは潮が回っていて、一度温まった海水温を逃がしにくいです。
当然、日が当たって温まる場所は表層付近。水は温まると軽くなり、冷えると重くなる性質があるので温まった海水温はすぐには混ざりにくくなると考えられます。
そうすると快適な海水温を求める事とマズメで捕食する事が相まって、快適な水温でエサも多い浅場(今回釣っている場所でいうと沖テトラ周辺)に固まり、爆釣となるんですね。
これが曇りだと、表海水温は上がらないまま夕マズメを迎え、メバルが浅場に入ってくる【快適な海水温】の要素がなくなり、今回の様に爆釣とはならなくなる、と考えています。
なので12月下旬くらいのメバリングでは【日中晴れていたかどうか】が非常に重要な要素となるという事に気付きました。
その日晴れだけでなく数日前までの晴天の様子もチェックする
でも実は2年前の釣行と違い、当日曇り・雨でも爆釣となったパターンもありました。
この時、当日は雨だったのですが、既に数日前の好天で温められた海水温がそのまま持続した為、爆釣したのだと思われます。今回のメバリング釣行時は他のポイントと比べて海水温差は1度もなかったですが、去年爆釣した時は他の場所より海水温は3度程違いました。(ブログ記事には他所の水温画像なかったですが、そうでした。)
なので、当日の天気だけでなく3~4日前までの天気も見て、ポイント毎の海水温の状態を想像して、釣行計画を立てていくとメバリングで爆釣出来る可能性がぐっと高くなるという事ですね。
今回の釣行は爆釣の条件を満たさなかったから散発的なヒットに終わった
今回釣行時の天候は曇りといった状態で、水温を急上昇させる程の光量がなかった事。
又、北西風が強く吹く日が少なく、北風を防いで水温が高いポイントと他のポイントの水温差が小さかった事(水温差1度未満)から、今回入ったポイントではメバルが一箇所に集中、という所まで至らなかった為、散発的なヒットに終わった、と考えています。
もしかすると、水温差が小さかった事から、前日北西風に当たっていたポイント(風に寄せられてベイトが溜まっている可能性が高い)を選んだら爆釣になったかも知れませんね。
12月下旬福井メバリングヒットルアー
フィード ワーム 釣れ釣れグリーン 2インチ
今回のメバリングでも活躍したのが【フィード ワーム 釣れ釣れグリーン 2インチ】です。
今では非常に珍しくなった【コアショットカラー】のデイメバリング用のスペシャルカラーのワームで、日が沈むまではこのワームを使って釣っていました。明るい時のメバリング時にはめっぽう強いカラーです。
【フィード ワーム)釣れ釣れグリーン 2インチ】について詳しくはこちら
ベイティ2.3インチ 堤防ナトリウム
ベイティはテールが薄く作られているので、超スローリトリーブでもしっかりテールが動きます。又テールが小さく他社のシャッドテールワームより波動がずっと小さいのも特徴です。マヅメや夜間は波動でアピールさせたいのですが、メバルは大きい波動を嫌う傾向があるので、小さい波動のベイティはメバリングにピッタリ!
今回は闇夜で目立たせる為に大きめの2.3インチを使いました。使用カラーは【堤防ナトリウム】です。このカラーは闇夜だったらオレンジ系のアピールカラー、オレンジ色の常夜灯のある場所で一転してナチュラルカラーに。闇夜・常夜灯どちらのポイントでも使えるので【堤防ナトリウム】はとても使い勝手がよくオススメです。