2021年9月14日、友人と一緒に福井県三方方面へエギングに行ってきました。
当日のエギングの様子
沖磯でアオリイカを数釣る為の2つのコツ
についてお伝えしますね。
江村渡船を使って沖磯へ
今回は福井県三方方面にある渡船屋の【江村渡船】を使って沖磯へ渡りました。
この日は午前4時30分頃に出船となりました。渡船は、ほぼ毎日出船しているみたいですが、お客さんの数や海の状況等で出船時間が変わったり、海況によっては中止もあるので、江村渡船を利用する場合は、事前に電話して釣行日時を伝えておきましょう。
この磯に渡してくれました
特に希望の磯を伝えていない場合は、江村渡船では船長が渡る磯を決めて渡してくれますよ。
今回は上の画像の磯に渡してくれました。
過去のエギング釣行記事を調べてみると、2018年のエギング釣行の時と同じ磯ですね。
携帯用魚群探知機で磯周りの水深をチェック!
磯に到着後、まずは携帯用魚群探知機、【ぎょぎょウォッチ】で磯周りの水深をチェックしていきます。
携帯用魚群探知機で調べた結果分かった沖磯周りの水深
上の図が、おおざっぱですが、携帯用魚群探知機、【ぎょぎょウォッチ】で調べたこの釣り場周辺の水深です。
・釣り場の東側が7~8mのシャローフラット(あまりシャローでもないですが)
・釣り場から北側は、釣り場から西に向かって8~13mの駆け上がりになっています。
・釣り場から南側は、釣り場から西に向かって11mの大きな駆け上がりがあり、途中に7mの大きな突起みたいなのがあり、その後13mくらいまで緩やかな駆け上がりとなっています。
・釣り場の西側はほぼ16mフラット、といった感じです。
海水温は約24.6度
海水温は約24.6度。アオリイカを釣るには特に問題なさそうな水温です。
まずは3号のエギでさくっと1杯目のアオリイカをゲット!
魚探で水深を測定した後は、8mの駆け上がり部分を狙ってキャスト。底まで落として数回しゃくると早速アオリイカが3号のエギにヒット!
さらに小さいですが続けて2杯目!幸先良いスタートとなりました。
その後1時間沈黙
『この日は爆釣か?』と思いましたが、ここから約1時間沈黙。完全に見失いますが、エギを回収中に、サイズの小さいアオリイカの群れが3号のエギについてきたのを発見。
『もしかしてアオリイカのサイズが小さい&表層?』
と思いエギを3号から2号へ。底狙いから水面から1~2mの表層狙いに切り替えて狙っていく事に。
小さいアオリイカがコンスタントにヒット!
小さいエギ&表層狙いが当たり、サイズが小さいながらもアオリイカがコンスタントにヒット!
やっと秋のエギングらしい数釣りモードに突入、かと思いきや1時間程で表層の小イカの群れは消失。再び見失い、沈黙が続きます。
ここから友人が次々にアオリイカを釣り上げる!
ここまでも、コンスタントにアオリイカを釣っていた友人でしたが、私の沈黙をよそにさらに釣るペースがUP!次々にアオリイカを釣り上げます。
友人に釣れている層を聞いてみると、基本的に底狙いとの事なので、真似して底狙いをすると、今度は『表層で釣れましたよ!』等と言いつつ、さらにアオリイカを釣り上げていきます。
釣れない私は焦りから完全に見失い、中途半端に底狙いやら表層狙いやらして、さらに釣れないサイクルに入り込む事に・・・。
『こ、これは立て直さないとやばすぎる・・・。』
友人が仮眠に入ったのをきっかけに釣れ始める
こうしている間に、友人の方も一旦アタリが遠のき、数を釣った事から友人は釣りを一旦休止して仮眠に入りました。
ここで、隣で釣られ続けられるプレッシャーから解放され、落ち着いてエギングが出来るように(笑)
この時点でまだ午前8時30分。迎えの渡船が来るのが午後12時。エギング出来る時間はあと3時間以上あるので、ゆっくり丁寧に底を2号のエギで探っていくと、コンスタントにアオリイカが釣れだしてくれました。
その後はヒットパターンを見つけコンスタントにヒット!
その後は、底~底から1m上くらい上をやや大きめのアクションで誘う、というパターンを発見して、コンスタントにアオリイカがヒット!
こうして無事に17杯程のアオリイカを釣り上げる事に成功し、帰りの渡船に乗って帰路に着いたのでした。
9月中旬福井エギング|アオリイカの釣果
・アオリイカ 胴長10~14センチくらい 17杯くらい
沖磯でアオリイカを数釣る2つのコツ
沖磯エギングは秋のアオリイカでも回遊狙い
私は普段、陸からのエギングが多く、浅場のラン&ガンで釣っていく場合が多いです。沖磯で秋エギングを何回かしてやっと気付いた事は、沖磯でのエギングは秋の数釣りシーズンでも、
【回遊しているアオリイカ狙い】
という事です。私と同じ様に普段、陸からのラン&ガンのエギングをしていて、沖磯に渡った時は、【手つかずの岩の隙間等を次々にキャストしていく】事ではなくて、ちゃんと地形をチェックして、【アオリイカが回遊しそうな場所にキャストし続ける】方がきっと釣れますよ。
水深が深い釣場は基本【底】を狙う
私は基本的にアオリイカのエギングは、サーフや水深の浅い地磯等で釣る事が多いのですが、沖磯のエギングを何回か経験して、
【シーズン初期の小イカでも沖磯は底付近にアオリイカが居る事が多い】
という事が分かりました。
水深が7~10m以上ある釣り場の場合、底から水面まで、アオリイカが隠れる場所がほとんどなく、中層にでもいようものなら、回遊している青物等、大型のフィッシュイーターの恰好のエサになるからでは、と推測しています。
地磯やサーフ等のアオリイカは割と浅場や中層で釣れたりする事が多いのですが、その様な場所はアオリイカの天敵である大型のフィッシュイーターがほとんどいない事、水深が浅いので表層にいても底の根等に逃げやすい事から表層や中層で釣れる事が多い、と考えています。
その他今回の福井沖磯エギングで気付いた事
シーズン初期でうねりが残っている時は内海側の方が釣れる
アオリイカのシーズン初期(9月上旬~9月下旬)はまだ浅場にアオリイカがたくさんいる時期です。
この日は前日のうねりが残っている状態で、沖磯は水深があるので、うねりが残っている状態だと小さいエギを底(水深7~10m)まで沈めるのが難しく大変でした。
当日一緒に渡船に乗った釣り人で、内海側の浅場に降ろしてもらった方に、アオリイカの釣果を聞いてみると、だいたい私達と同じくらいか、私達より数多く釣っている方がほとんどでした。
沖磯は水深があり、潮も良く効いている事から、釣り場のポテンシャルは高いのですが、水深が深い為手返しが悪くなる事と、シーズン初期だとアオリイカがまだ小さい事から、うねりに強く深場まで沈めやすい3号以上の重く大きいエギだと釣れにくいです。
かといって2.5号以下のエギだとその軽さや沈下スピードの遅さから、なかなか上手くエギを底まで届ける事が出来ません。
なので、シーズン初期でうねりが残っている状況の時は、船長さんに頼んで積極的に内海・浅場の釣り場を選択するとより楽に釣る事が出来ると思いました。
2021年秋のアオリイカシーズンはここ2年と比べるとアタリ年
2021年の秋のアオリイカシーズンは、例年と比べると少し成長が遅めですが、去年、おととしの関西の秋のアオリイカシーズンが酷すぎたので、去年、おととしと比べるとかなりのアタリ年と言えるでしょう。
今年は久しぶりにまともに秋のアオリイカが狙えるシーズンになりました。ぜひ、秋のエギングに行って美味しいアオリイカを釣ってくれれば、と思います。
9月中旬福井沖磯エギングでのオススメの釣具
ぎょぎょウォッチ コンパクトロッドセット
キャストして水深等を調べる事が出来る魚探、【ぎょぎょウォッチ】です。ロッドがセットとなっているので、すぐに付属のロッドに取り付けて使う事が出来ます。
キャストしたら30mくらい飛ばす事が出来、広範囲の場所の水深等をチェックする事が可能です。初めて行く沖磯や漁港、防波堤の釣りの地形把握には、かなり役立ちますよ。