2023年10月18日、和歌山南紀にある遊漁船に乗ってバチコンアジング初挑戦!(乗船した遊漁船は「シーホース」)
結果は初挑戦でしたがメガアジ含む爆釣となりました。
当日のバチコンアジングのヒットパターン・釣行の様子
当日のバチコンアジング釣行4つの気付き
「ARメソッド」4つのメリット
バチコンアジング3つの魅力
についてお伝えしますね。
10月中旬和歌山南紀バチコンアジング釣果
・アジ 20~34センチくらい 30匹程
当日バチコンアジングの状況
当日釣行の実釣時間は夕方5時50分頃から午後11時40分頃までとなりました。
当日の天気は晴れ。強風もうねりもなく、凪状態だったので、とても釣りやすかったです。
10月中旬和歌山南紀バチコンアジング釣行の様子
午後6時頃に出船
午後6時頃に出船。バチコンアジングのポイントまでは約10分程。移動時間が短いので楽&釣りがすぐ出来て嬉しいです。
釣り開始後30分程でアジが釣れ始める
釣り開始直後は、船のライトが効いていないみたいで、釣れない時間が続きました。
が、30分程経過するとアジが集まってきたみたいで、船中で次々にアジがヒット!
今回は私はスピニングタックルとベイトタックル(カウンター付)を用意しましたがまずはスピニングタックルから。
使用したリグは「ARメソッド」という誘導式のキャロライナリグにボートアジングでよく釣れるらしい「海毛虫2.5インチ」を使って釣り開始。
とりあえず底までつけてリフト&フォールを繰り返すと、「コツン!」とアジらしいアタリが!
合わせると27センチくらいのアジが釣れてくれました。
利用メソッド:ARメソッド
ヒットワーム:海毛虫2.5インチ
使用ロッド:フエルコ MGH900-6S
フォール中にアタリがありさらに追加!
その後、仕掛けを落としている途中でアタリがあり、合わせるとヒット!同パターンでもう一匹追加しましたが、その後アタリが止まります。
利用メソッド:ARメソッド
ヒットワーム:海毛虫2.5インチ
使用ロッド:フエルコ MGH900-6S
ちょい投げ+カーブフォールが釣れる!
その後アタリが止まったのでワームを「海毛虫2.5インチ」からシルエットが小さい「アジアダー(コア釣れ釣れグリーン)」に変更。
今までバーチカルにリフト&フォールで狙っていましたが、ちょい投げをしてカーブフォールで攻めてみると、このパターンが良かったみたいで次々とアジがヒットしてくれます。
利用メソッド:ARメソッド
釣れたワーム:アジアダー2インチ(コア釣れ釣れグリーン)
使用ロッド:フエルコ MGH900-6S
大きいワームに変更するとより釣りやすく
しばらく「アジアダー2インチ」釣っていると、ショートバイトが多くなり、なかなか釣れなくなってきました。
なので、ここは「海毛虫2.5インチ」と大きめのワームにして同じカーブフォールパターンで釣ってみると、ショートバイトが無くなり、アジが再び釣れてくれるようになってくれました。
どうも大きめ(長め)のワームになると頭から食ってくるみたいで、それでショートバイトが激減したのでは、と考えています。
利用メソッド:ARメソッド
ヒットワーム:海毛虫2.5インチ
使用ロッド:フエルコ MGH900-6S
ベイトロッドに持ち替えてバーチカルアジング開始!
カーブフォールパターンが釣れる事が分かったので、今度はカウンター付ベイトリールのタックルに持ち替えて、ちょい投げではなく、船のほぼ真下のバーチカルな釣りを開始!
バチコンアジングは「バーチカルアジング」の略なのでちゃんとバーチカルのアジングもしないと、なんて。
狙う水深は概ね15-25mくらい。(水深約31mでした。)少しアジが浮いている状態なので、ベイトリールのカウンターを見ながら18~27mくらいの間を丁寧に攻めていくとポツポツとヒット。
細かいリフト&フォールや軽くロッドをチョンチョンさせて、時々くるアジの繊細なアタリをバシッと合わせる!!
アタリの数はちょい投げの時比べて減りましたが、こういう繊細な誘いの釣りも面白いです。
利用メソッド:ARメソッド
釣れたワーム:海毛虫2.5インチ
使用ロッド:釣りおじさん 即掛 際釣りSP240
今日一番!34cmのメガアジをゲット!
その後も同じようにベイトタックルで釣り続けていると、今日一番のサイズ、34cmのメガアジをゲット!
初めて30cmオーバーのアジを釣りました。やっぱり大きいですね。
利用メソッド:ARメソッド
釣れたワーム:海毛虫2.5インチ
使用ロッド:釣りおじさん 即掛 際釣りSP240
ちょい投げ+カーブフォール+アジアダーのコンボで入れ食いに!
その後ベイトタックルの方ではバイトが無くなったので、再びスピニングタックルに持ち替えて「ちょい投げ+カーブフォール」パターンで探ってみるも、時々アタリがあるだけで釣れず…。
隣でバシバシ釣っている方が小さめのワーム(1.5インチ程)を使っていたので、「海毛虫2.5インチ」から「アジアダー2インチ(コア釣れ釣れグリーン)」に変更すると、これが功を奏し、アタリ連発!
最後の方はほぼ1投1匹状態で入れ食い状態!そしてそのまま釣り終了時間となったのでした。
利用メソッド:ARメソッド
釣れたワーム:アジアダー2インチ(コア釣れ釣れグリーン)
使用ロッド:フエルコ MGH900-6S
当日のバチコンアジング釣行4つの気付き
ポイントまで近いのは嬉しい&楽
他のバチコンアジング船は分かりませんが、出船から10分程でポイントに到着する近さは本当嬉しいです。
イカメタル船では乗船からポイントまで1時間程かかる場合が多く、帰りが本当の深夜(午前1時くらい)になりますが、こちらは10分で戻れるので、午後11時30分くらいには釣り終われるのはありがたいです。
オレンジ系のワームはあまり釣れない
今回色々なカラーのワームを使ってみたのですが何故かオレンジ系のワームだけは釣れませんでした。後で船長に聞くと「ここではダイダイ系のワーム釣れない事が多いんですよ。」との事。
オレンジ系のカラーは定番の一つなのでこれは意外でした。シーホースでバチコンアジングに行かれるなら「ダイダイ色のワームは反応が悪い事が多い」事を覚えておくといいと思いましたよ。
一番のヒットパターンはちょい投げ&カーブフォール
この日の一番のヒットパターンは「ちょい投げ&カーブフォール」でした。
10m~20m程ちょい投げ→15~20m程フリーフォール→そこからカーブフォールさせる
というパターンがこの日はハマってくれましたよ。
スピニングタックルでの水深の測定方法
カウンターの付いていないスピニングリールの水深の測定方法は「カウントダウン+リールの巻き取り数」で測定します。
1.仕掛けを真下にフリーフォールで落とす
2.カウントを10数える
3.カウントを数え終えたら巻き取り数を数えながらリールを巻く
4.海面まで仕掛けを回収出来た時の巻き取り数を数える
あとは下記の様に計算したらスピニングタックルでも任意の水深を狙える様になりますよ。
計算方法
・1000~2000番リールなら概ね1回転0.6m(60cm)
・0.6×回転数=10カウントで沈む水深となり、それを10分の1にした水深が1カウントで沈む水深となります。
・一度測定したらオモリの重さ等を変更しない限りカウントダウンで概ねですが任意の水深を狙える様になりますよ。
・例:10カウント・20回転の場合、巻き取り長さ0.6m×20回転÷10カウント=1カウント1.2m となります。
2インチ前後の小さめのワームも必要
今回2.5インチの「海毛虫」をメインに使っていましたが、場合によっては2インチ前後の小さめのワームがハマる事もある事が分かりました。
なので、2インチ前後の小さめのワームも用意しておくとより多くのパターンに対応が出来ますよ。
バチコンアジングで釣れたワーム
クレイジーオーシャン 海毛虫2.5インチ
バチコンアジングで釣れる、と評判の海毛虫です。海毛虫は大きめの2.5インチを使用しましたよ。海毛虫ジュニアの1.8インチもあり、こちらも短いながらボリュームがあり釣れそうです。
レイン アジアダー コア釣れ釣れグリーン
釣りの前半は大きめの2.5インチ海毛虫が良かったのですが、後半はシルエットの小さいアジアダー2インチの方が良く釣れました。
今回使用したカラーは当ブログオリジナルカラー「コア釣れ釣れグリーン」です。元々デイメバリング用ワームのカラーだったのですがアジングでもよく釣れるカラーと分かり、作ってもらいましたよ。
現在ワームは出来上がっているのですが、まだ商品ページが作れていなくてリリース出来ていない状態です(汗)
早くリリース出来るように商品ページ作り頑張ります。
利用メソッド:ARメソッド
ARメソッドとはどんなメソッド?
今回利用したメソッドはアジングメーカー34が提唱する「ARメソッド」です。
どんなメソッドなのか?を簡単に説明すると「Sタッチ2を使った誘導式のキャロライナリグ」となります。
具体的な仕掛けは上の図の通りとなりますよ。
「ARメソッド」はキャロライナリグの一種ですが、通常のキャロライナリグと比べてボートアジングでは4つのメリットがあるので、そのメリットを説明していきますね。
メリット1:リーダーを切らずに自在にリーダーの長さを変更可能
「ARメソッド」は「Sタッチ2」というアジング用のウキ止めゴムを使用した誘導式キャロライナリグ。
「Sタッチ2」はウキ止めゴムの為指でリーダーを切らずに好きな長さのリーダーの長さに調整する事が可能です。
オモリが止まる方のウキ止めゴムが2個連結となっていてボートアジングの重いオモリを使用してもオモリはほとんどズレないですよ。
ラインの長さを変更する時は2連結となっているウキ止めゴムを1個ずつずらせばOKです。
メリット2:「Sタッチ2」をラインに通してジグヘッドを装着するだけで完成
「ARメソッド」はアジング用のウキ止めゴム「Sタッチ2」を使用したキャロライナリグの一種ですが、この作り方とても簡単。
リーダーラインに「Sタッチ2」を通してジグヘッドを結ぶだけ、で仕掛けが完成です。
正確にはそこから「Sタッチ2」のスナップスイベル部分にオモリを装着する必要あがありますが、それもスナップにオモリを通すだけで終了です。
通常のキャロライナリグだと、「PE側リーダー>オモリ>サルカン>ジグヘッド側リーダー」という仕掛けとなり、3か所もラインを結ぶ必要がありますが、ARメソッドだとたった1箇所ジグヘッド部分だけ結べばいいだけなのですぐに仕掛けを作る事が出来ますよ。
メリット3:オモリをワンタッチで交換できる
「ARメソッド」は「Sタッチ2」のスナップ部分にオモリを付ける形なので、ワンタッチでオモリが交換できます。
通常のキャロライナリグだとオモリを交換するにはリーダーを一度切らないといけないので、オモリの交換が多いボートアジングでは大きなメリットです。
メリット4:糸絡みが少ない
「ARメソッド」は誘導部分がある事で、キャロライナリグやダウンショットリグ(エダス付き)より糸絡みが少ないです。
私もARメソッドを使っていて思っていたのは「ほとんどライントラブルが無いなあ。」という事でした。
正直なぜ誘導部分があると糸絡みが少なくなるかの理由はよく分からないのですが、確かに糸絡みが少ない仕掛けです。
糸絡みが少なくなる理由は「誘導部分」にあるとの事なので、「誘導部分」は図にある様に1m前後とっておきましょう。
「ARメソッド」が出来た経緯と詳しい説明は「34」の公式HPに書かれているので気になる方はそちらも合わせて読んでみるといいですよ。
「ARメソッド」が出来た経緯と詳しい説明(34の公式HPへ)
「ARメソッド」で必要なアイテム
34 Sタッチ2
ARメソッドで要となるアイテム。それが「Sタッチ2」です。このアイテムさえあれば他は代用できますが、これだけは代用できません。
「ARメソッド」=「Sタッチ2」と書いても差し支えない最重要アイテムなので「ARメソッドでアジングしようかな。」と思ったならこれだけは持っておきましょう。
ナス型オモリ(紹介しているのはタングステンシンカー)
「ARメソッド」で使用するオモリはスナップで引っ掛ける事が可能なオモリ(ナス型オモリ)なら何でもOKです。
重さは3~10号(約10~38g)を各種用意すればOKです。
私は鉛のオモリと比べてコンパクトで早く沈む「タングステンシンカー」を使用しています。
今回の仕様オモリは「レイン タングステン スリムダウンショットシンカー」を選択。理由は42g(1.5オンス)と重たいサイズまで揃っている事から選びましたよ。
ジグヘッド(ストリームヘッド・B.Kヘッド)
今回は34が提案する「ARメソッド」を使用する事もあって34のジグヘッドを使ってみました。(使用した重さはどちらも0.3g)
使用したジグヘッドはオーブンゲイプのストリームヘッドと太軸のB.Kヘッド。どちらのジグヘッドも同じくらい使ってみましたが、太軸による食いの悪さはほぼみられず、同じくらい釣れてくれました。
軸が太い事で複数の大型アジを釣った後、強引に針を外してもハリが曲がりにくく、ワームもずれにくい事から、B.Kヘッド一択でいいのかな、と思いました。
でもストリームヘッドでもアジのファイト中にフックが曲がるという事はなかったので好みでどちらを選んでも大丈夫です。
バチコンアジングで使用したロッド
フエルコ MGH900-6S
【フエルコ MGH900-6S】は、『防波堤や漁港こそ、足場が高いからロングロッドが必要なのでは?』と以前から思っていたので、フエルコさんと共同で作った9フィートでソリッドティップ仕様のメバリング・アジング用パックロッド。
今回のバチコンアジング、メインロッドです。
ボートゲームで使用するには少し長めですが、ティップ~ベリーがレギュラーテーパーなので、メバリング用にセッティングされたアジングするには少し柔らかめのソリッドティップと相まって、リグの重さでしっかり曲がり、「抜け」のアタリがとても取りやすいです。
ティップ~ベリー部分が大きく入る事から、アタリが出ると大きくロッドティップが動くので視覚的にもアタリが取りやすいロッドとなっていますよ。
バチコンアジングだけでなく、アジング・メバリングはもちろん、ルアーのキス釣りやハゼ釣り等、ジグヘッド+ワームを使った幅広いライトゲームで使えるロッドなので長尺ロッドが好きな方にはとてもオススメです。
釣りおじさん 即掛 際釣りSP240
海上釣り堀のカーボンソリッドの際釣り用ロッドを今回バチコンアジングに流用しました。
繊細なカーボンソリッドティップはバチコンアジングでも存分にその感度を発揮してくれますよ。手で感じる感度は少し低めですが、海上釣り堀でスレた魚の小さいアタリを拾う為の繊細なソリッドティップな事もあり食い込みは良好です。
また、ルアーロッドのソリッドティップより大きく曲がる仕様な事もあり、「抜け」のアタリが取りやすく、ホワイトとオレンジの穂先な事も相まって視覚でもアタリを取る事が可能なロッドです。
バチコンアジングをするのに丁度良い穂先の強さなので、「海上釣り堀の際釣りロッドでバチコンアジングでも使えるロッド無いかなあ。」と思っているなら本当いいロッドと思います。
【釣りおじさん 即掛 際釣りSP240】について詳しい説明はHAPPY ANGLER公式HPへ
バチコンアジング3つの魅力
バチコンアジングは「安定して爆釣」可能な釣りジャンル
バチコンアジングは今や数少ない「安定して爆釣」可能な釣ジャンル。今まで癒しの釣りだった「イカメタル」ですが、私が釣り始めた時は50杯以上釣れるのが当たり前、といった感じでしたが、近年のイカメタルは釣れる日、釣れない日のムラが激しく安定して数釣るのが難しくなっています。
その点バチコンアジングは釣果情報を見ていてもアジのシーズンならほぼ爆釣です。今回、ヒットパターンを一つ見つけた後は色々な釣り方を試したりして、あまり釣れない時間も長かったですがそれでも30匹以上の釣果を得る事ができました。
よく釣れる状況だと、試せる釣りの幅が広がるので、そういう点でもたくさん釣れる状況なのはありがたいです。
爆釣の中でも釣れる、釣れないの差がハッキリでる
正直、爆釣状態なのだから「どんな釣りでも入れ食い状態ですぐ飽きるかも…」と思っていたのですが、これが意外にちょっと釣り方やワームを変えるだけで明らかにバイト数が変わりました。
釣り方をちょっと間違うとノーバイトとなったりして、爆釣の中でも「その日のヒットパターンを探す」という楽しみが見いだせて、とても楽しかったです。
数釣れて、釣り方にも工夫がいる釣りなので、これは思った以上に面白いな、と思いました。
アジの平均サイズが大きいのはやっぱり楽しい
バチコンアジングの魅力の一つは「陸からのアジングと比べて良型のアジが釣り易い」事ですよね。
私は今回初めてのバチコンアジングでしたがあっさりとギガアジ(30cmオーバーのアジ)を釣る事が出来ました。
魚釣りの楽しさは大きさだけではないですが、やっぱり釣れる魚が大きいと引きも強くなるし楽しいですよね。
船で沖に出る釣りなので当たり前と言えるかも知れませんが、初心者でもイージーにギガアジを狙えるのは良い事だと思いました。