【教えて釣りおじさん】シリーズは、海上釣り堀のベテランであり、海上釣り堀ユーチューバーの先駆けである【釣りおじさん】が海上釣り堀初心者からの質問に答えて、海上釣り堀の楽しさや釣り方を伝えるコンテンツです。
第1回目は【海上釣り堀の魅力と楽しさ】についてです。
何故釣りおじさんのコンテンツが記載されているのか?というと私が対談動画の出演者(質問者)だから、です。
こちらの記事はユーチューブの動画を要約したWEB版となります。
ユーチューブ動画の方を観たい方はこちら(釣りおじさんのユーチューブページ)
『動画を観るのは苦手だなあ。』『要点だけサクッと知りたい!』方はWEB版を楽しんで頂けたら、と思います。
釣りおじさんが海上釣り堀を始めたきっかけ
釣りおじさんが海上釣り堀にハマった理由
海上釣堀の魅力と楽しさ
についてお伝えしていきますね。
※見出しが質問者の質問、本文が釣りおじさんの回答となっています。
釣りおじさんは何がきっかけで海上釣り堀を始める事になったのですか?
海外のGTを釣る為に大物の引きを簡単に体験する為に始めました
海上釣り堀をはじめるきっかけとなったのは、海外でGT(ロウニンアジ)を釣りに挑戦!となった事がきっかけでした。
今まで小物釣りばかりで、大物釣りをほとんどしてこなかったので、大物釣りを体感したかった。そして手軽に大物釣りが体験できる釣りは?と思った時に、『海上釣り堀があるじゃないか。』と思いつき、海上釣り堀に行ってみたのが始まりです。
何故GTを釣ろうと思ったのですか?
それは釣り人としての【夢】です。GT釣りというのは、下手すると自分より大きい魚を自分でルアーをキャストして、自分の力で引き寄せて釣り上げる釣り。大物釣りの中でも【最高峰】と呼ばれる釣りを体験したかったからです。
現在、未だ10キロ未満のGTしか釣っておらず、夢半ばなので、GT釣りは、またいずれ挑戦します。
釣りおじさんが海上釣り堀にハマった理由は?
実際に海上釣り堀の釣りを始める前はどんなイメージ?
海上釣り堀の釣りをする前のイメージでは、手堅く釣れる・簡単に大きな魚が釣れる場所。一言でいうと、【釣りのテーマパーク】といったイメージ。
子供から大人まで難しい事考えず、気軽に大物がたくさん釣れる、と思っていました。釣り人が腕を競う様な場所ではない、と思っていて海上釣り堀は敬遠していたのが本心です。
最初の海上釣り堀釣行でいきなり10匹の釣果!
最初の海上釣り堀の釣行は11月末、福井県にあるフィッシングレインボーでした。
結果、真鯛8匹、シマアジ1匹、カンパチ1匹、といきなり【つ抜け】の釣果となり、『これは楽しいぞ!』と味をしめ、再び海上釣り堀に行く事になりました。
その後悪夢の3連続ボウズとなる
その後、なんとまさかの3連続ボウズ・・・真鯛1匹すら釣れず、本当に悔しかった・・・。
私が全然釣れない目の前で、常連のベテラン釣り師が次から次へとポンポンと魚を釣っていて、『私と何が違うんだろう?』と思いながら釣りをしていましたのを今でも覚えています。
自分が全く釣れない中、爆釣する常連ベテラン釣り師を見ていて、これが本当に悔しくて悔しくて、
『自分もなんとか釣れる様になりたい、釣りたい!』
と釣り人としての意地に火が付いて、本格的に海上釣り堀通いが始まりました。
多分ですが、その後の釣行も爆釣続きだったら、すぐに飽きて海上釣り堀の釣りはやめていた事でしょう。
当時を振り返って何故3回連続ボウズとなったのか?の原因を教えて下さい
当時を振り返って、釣れなかった原因を一言で表現すると、『何も考えていなかった。』という事ですね。
海上釣り堀用の釣れる、と銘打った餌を付けておけば、すぐに釣れるだろう、活きアジを買って、適当にたらしておけば食ってくるだろう、と思っていました。
今では海上釣り堀で重要と分かっている、タナの把握、エサの誘い、エサのローテーション等、海上釣り堀で重要かつ定番とされている【釣り方のセオリー】を何もやっていなかったのです。
ただ適当にエサを放り込んで待っていれば『きっと釣れるだろう。』と思いこんでいたのですね。
そして3回連続ボウズとなり、『これでは釣れないぞ!』と思い、色々な試行錯誤が始まった、という訳です。
先程の話にでてきた常連ベテラン釣り師さんとは今も面識はありますか?
今でも、先程話にでてきた、常連ベテラン釣り師さんとは面識があり、有名な海上釣り堀でよく会います。
私は、自分が海上釣り堀を始めた約5年前から、その人の釣りを研究しています。その方は、未だに現役バリバリ、大爆釣している方で、今でも腕は衰えていないですね。
いつか私も彼ぐらいの域にたどり着きたい、と思い、日々研鑽を積んでいます。
海上釣り堀の魅力と楽しさとは
海上釣り堀の魅力と楽しさは、大きく分けて3つあります。これからその魅力を1つずつお伝えしていきますね。
魅力1 腕と経験で釣果を伸ばす事ができる
海上釣り堀の魅力の一つ目は、【腕と経験で釣果を伸ばす事ができる】釣りである事です。
海上釣り堀は釣り堀なので、釣り未経験の人がレンタルタックルで釣りをしても、充分釣れる場所ではありますが、そこから一歩進んで狙って釣果を伸ばす事もできます。海上釣り堀で釣りを続けた場合、釣行を重ねた分だけ、釣行毎の釣果が上がっていきます。
つまり、海上釣り堀の釣りは【釣りの経験と腕の差】が明確にでる釣りなんですね。『もっと上の釣果を目指そう!』と思った時に釣り場に通って自分で色々考えて試行錯誤していく余地が多くあるのが、海上釣り堀の魅力の一つ目、となりますね。
魅力2 友達・家族・同僚とワイワイ釣りができる
海上釣り堀では、一つの筏を貸切る、という事も出来ます。海上釣り堀毎に貸切りできる人数は違いますが、5~7名くらいから貸し切り可能な場所が多いです。このくらいの人数なら、仲間内で貸し切る事も無理なくできます。
仲間内で筏を貸切れば、他の人に気兼ねする事なく、ワイワイと盛り上がりながら釣りを楽しむことが可能です。
釣り場も固定された筏の上にある為、足場も良く安全。トイレもあるので、キャンプとかバーベキューと同じ様な感覚で海の上で釣りをして、家族や同僚、友人達と思い出作りが出来る、というのが海上釣堀の魅力の二つ目、となります。
魅力3 海上釣り堀で釣れる魚は安全で美味しい!
海上釣堀の魚は美味しい!私は海上釣り堀の釣りをする前から通常の海釣りをよくしていて、キスやメゴチを釣ったりしていたのですが、昔から釣った魚を食べる派で、【美味しい魚を食べる為】に海釣りをしてきました。
海上釣り堀の魚はどうなのか?というと養殖技術の向上によって本当に美味しくなりました。
又、海上釣り堀の魚は天然の魚と違い【養殖】なので天然の魚では普通にいる【寄生虫】がほぼいないんです。養殖の魚は安定して美味しく、天然の魚にある【美味しくない外れの個体】もありません。安心して美味しい魚を食べる事ができるのが、海上釣り堀の魅力の三つ目、ですね。
その他気になった事を釣りおじさんに聞いてみました!
釣りおじさんはたくさん魚が釣れた時はどうしていますか?
海上釣り堀では、釣った魚は弱る為【リリース禁止】で、釣り人が持ち帰るのがルールとなっています。
私の場合たくさん釣って、たくさん持って帰ってきますが、その魚のほとんどは自分で捌いて毎日のように食べています。
それでも余った分は魚好きの友人や親せきに届けています。あと知人に料理屋をしている人がいるので青物はそちらに渡していますね。
天然の魚と海上釣り堀の魚を釣る事はどんな違いがありますか?
天然の魚釣りの醍醐味とは?
天然の魚は広い海のどこに魚がいるのか分かりません。
海のほとんどの場所には魚がいないので、数少ない魚のいる場所を移動して見つけなければいけません。その手段は歩いたり、船で移動したり色々ありますが、どこに魚がいるのか?について色々考え、『広い海の中から魚の居る所をいかに見つけて釣るのか。』という事を考えながら釣りをする部分が、天然の魚釣りの楽しさであり醍醐味です。
あと、自然界の海には様々な魚が居て、【何が釣れるか分からない】ところも面白くてワクワクしますね。
海上釣り堀の醍醐味とは?
海上釣り堀と天然の魚釣りとの違いは、仕切られたイケスの中に魚がいる事。そして、イケスの中に放流された分の魚しか釣る事ができない事です。
海の中のどこにいるか分からない天然の魚と違って、海上釣り堀の魚は目の前のイケスにいますが、魚の量は限られます。天然の魚釣りの場合、大きな群れが入ってきたりしたら、皆が入れ食い!となりますが、海上釣り堀の場合、イケスに入っている限られた数の魚を釣る、という事になります。
また、イケス一つに対して釣り人一人で釣る、という事はなくて、貸し切りにしても乗り合い(他の知らない釣り人と同じイケスで釣る事)にしても、複数の釣り人がイケスの中にいる限られた魚を釣っていく、という形となっています。
自然の魚釣りが【魚vs釣り人】なのに対して海上釣り堀の釣りでは
『限られた魚をいかに隣の釣り人より早く釣り上げるか。』
といった【釣り人vs釣り人】の側面が強く、釣り人同士の読みあい、探り合いがある所が海上釣堀の醍醐味です。
朝、真鯛を釣っている釣り人を見て、偏光グラスごしにチラッと見て、『この人はどんなエサを使っているんだろう?』とか、ウキ止めの糸とかラインの色とかを見て、『今釣れた時のタナはどのくらいなんだろう?』等をチェックしたりして、他の釣り人と差をつける為に色々工夫しようとする部分が、面白い所ですね。
今回の【教えて釣りおじさん第1回|海上釣り堀の魅力について】の回答は以上となります。ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
次回は【浮き釣りと脈釣り】の違いと使い分け方についてお伝えします
次回の【教えて釣りおじさん】では、【浮き釣りと脈釣りの違いと使い分け方】についてお伝えしますね。また次回の記事でお会いしましょう。
教えて釣りおじさん第1回【海上釣堀の魅力とは】のYouTube動画
こちらが本編となるYouTube動画となります。記事の方はあくまで要約なので、記事を読んで『面白そう!』『もっと詳しく知りたい!』と思ったなら、ぜひYouTube動画を観て下さいね。