2024年6月1日から2日にかけて三重県にある離島「答志島」まで釣りに行ってきました。
今回ソルトフライフィッシングのメインターゲットは「メバル」。
今回は完全にパターンにはめて、トップウォーターゲームでメバルを爆釣しましたよ。
この日は完全にメバルは水面を意識していて、ルアーの釣りも同時にしていたのですが、ワームよりフライの方が圧倒的によく釣れました。
当日のソルトフライフィッシングの様子とヒットパターン
トップウォーターゲームで爆釣となったソルトフライの特徴と使い方
についてお伝えしていきますね。
答志島ソルトフライフィッシング釣果
・メバル 14~19cmくらい 30匹程
・タケノコメバル 17cmくらい 1匹
・アジ 18cmくらい 1匹
当日の答志島ソルトフライフィッシングの状況
当日の答志島は夕方~夜間は強風予報が出ていたのですが、思っていた程風は吹かず、朝まで風はあまりなく釣りやすい状況でした。
夜は結構冷え込んで防寒具がないと風邪ひきそうなくらい冷え込みましたよ。
6月とはいえ、夜は冷え込む時があるので天気予報を見て冷え込む予報なら防寒着の上だけでも持って行っておくと良さそうです。
海水温は約19.8度。そろそろメバルは終了しそうな水温ですね。
海水は少し濁っていましたが、釣りに支障が出るほどの濁りではなかったですよ。
鳥羽マリンターミナルから答志島へ
答志島へのフェリーに乗る為に「鳥羽マリンターミナル」へ。
午後4時45分のフェリーに乗って「答志島」へ向かいます。
答志島到着後~午後10時頃まではアジングを楽しんでいました
答志島到着直後~午後10時頃まではアジングを楽しんでいましたよ。
「極小ポッパーフライ」でライズしている魚を狙う
午後10時過ぎ。常夜灯のあるポイントに到着して釣り開始。
夕マズメに立ち寄った時はほとんど生命感が無かったポイントですが、潮が満ちてきて、今まで生命感がほとんど無かった海に生命感が出てきました。
それまでジグヘッド+ワームでアジを釣っていましたが、ここで表層を意識している魚を狙う為に「極小ポッパーフライ」を手に取り、フライフィッシング開始です。
ライズしていたのは「メバル」
ライズしている中、選んだフライは「極小ポッパーフライ」です。
前回の答志島釣行でもメバル・アジ・シーバス(セイゴ)をバンバン釣りまくった自信作。
早速ライズしている所に打ち込んでみると、すぐにバイトがありヒット!
釣りあげるとライズしている魚の正体は「メバル」でした。
★使用フライ:極小ポッパーフライ
★使用ロッド:Maxcatch forトラベラー7 9ft #5
★使用ライン:リオプレミア アウトバウンド ショート WF6F
★使用リール:ロッホモア200A
メバルが入れ食い状態に
その後、釣りを続けていると、「極小ポッパーフライ」に次々にメバルがバイト!
ほとんど入れ食い状態となりました。
★使用フライ:極小ポッパーフライ
★使用ロッド:Maxcatch forトラベラー7 9ft #5
★使用ライン:リオプレミア アウトバウンド ショート WF6F
★使用リール:ロッホモア200A
光と影の際で釣るとヒット率がUP!
ライズ自体は常夜灯の中心部でも結構あり、釣れるには釣れたのですが、より釣れたのが「常夜灯の光と影の間」でした。
防波堤の岸壁際に出来る影と光の間に極小ポッパーフライを入れるとよくメバルがヒットしましたよ。
サイズも影と光の間で釣れたメバルの方が大きい個体が多かったです。
タケノコメバルもトップで釣れる!
引き続き、岸壁際を極小ポッパーフライを入れていると、ヒット!
釣り上げるとメバルではなく「タケノコメバル」でした。
タケノコメバルはたくさん釣ってきましたが、トップウォーターで釣ったのは初めてで驚きました。
「ジグヘッド+ワーム」を試すもフライの方が釣れる状況
その後、フライではなく「ジグヘッド+ワーム」にしたらもっと釣れるのかな?と思い0.6gジグヘッド+ワームで表層をスローリトリーブをしてみると、これが意外にバイトがほとんど無い…。
頑張ってキャストを繰り返すと釣れてはくれますが、明らかに「極小ポッパーフライ」の方がバイト数が多かったです。
メバルが完全に水面を意識している様子でトップウォーターの方がこの時は良かった、という事ですね。
メバルが水面を意識しているなら「トップウォータープラグ」も選択肢になるのですが、過去に検証した結果、サイズ感の違いから、圧倒的にプラグよりフライの方が釣れてくれるので、今回は極小ポッパーフライをずっと続けていましたよ。
アジもトップでゲット!
引き続き極小ポッパーフライで釣りを続けていると、アジもヒット!
アジはこの1匹でしたが、アジが水面を意識してライズがみられる状況になればアジもバンバン釣れそうです。
その後はアジングを楽しんで釣り終了
その後は十分メバルを釣って満足したので、まだ釣れそうでしたが、午前0時30分頃にソルトフライフィッシングは終了。
その後は朝方までアジングを楽しんで今回の答志島釣行を終えたのでした。
トップウォーターゲームで爆釣となったソルトフライの特徴と使い方
「極小ポッパーフライ」のコンセプト
今回メバル爆釣となったソルトフライは「極小ポッパーフライ」です。
目指したコンセプトは
・海の小物釣り(主にアジ・メバル)で数釣る事が出来るトップウォータールアー
です。
「極小ポッパーフライ」が誕生した経緯
小物用のトップウォータープラグは数ありますが、15cm前後の小物を釣るには、正直ルアーフィッシング用の極小トップウォータープラグでもまだ大きい。
そこで小物用プラグよりさらに小さいルアーをフライ素材で作りました。
「フライフィッシング」なら極小ルアーでも軽々飛ばす事が出来るから、です。
私はルアーフィッシングも楽しんでいる事もあり、「ルアーっぽさ」を出したかったので「ポッパーフライ」を巻く事にしましたよ。
「極小ポッパーフライ」の特徴
ボディー素材は「フライ用フォーム」を使用していて、魚のぬめりがついても、浮力が大きく落ちず、フライを交換する事なく複数の魚を釣る事が可能となっていますよ。
テール部分はウェットフライで一番実績が高かった「ティンセル×マラブー」となっています。
海の小物釣りではストリーマー系フライが良く釣れるのですが、ストリーマー系によく使われる素材は止めた時にほとんど動かないのが欠点。
その点、マラブー素材は少しの水流でもユラユラとテールが動いてくれます。
ですがマラブーだけだと「シュッとしたストリーマー系のシルエット」が出しにくいので、それを補う為に固くて動かしてもシルエットが変わりにくいティンセルも合わせて巻いています。
あと海の魚はキラキラしたものが効果的なので、その効果も一緒に狙っています。
「極小ポッパーフライ」でソルトフライフィッシングを楽しみましょう
普段渓流でのフライフィッシングをしている方も、足場が良い常夜灯下の防波堤でさくっとトップウォーターゲームが手軽に可能なので、一度フライを巻いてやってみるといいかも、です。
フライタイイングをしている方は極小ポッパーのマテリアルさえ分かれば、画像を見ればタイイングして作る事は可能と思います。ちょっと手間はかかりますが、それほど難しくはないはず。
「タイイングして作るの面倒だし…」という方はまだしばらく先になりますが、今の形をベースに今後リリースしていく予定なのでしばらくお待ちして頂けると嬉しいです。
「極小ポッパーフライ」の動かし方
30cmくらいラインを引いて0.5秒くらい止めるを繰り返す「ストップ&ゴー」が基本的な動かし方となります。
あまり長いポーズを入れると見切られる事が多いので、あまり止める時間はおかない様に動かしてあげるといいですよ。
もちろんロングポーズが良い時もあったりするのでバイトしてくるメバルの様子を見ながら動かし方を調整していきましょう。
「極小ポッパーフライ」はどの様な状況で使えばいいのか
使う時の目安は「ライズが起きている時」となりますよ。非常に分かりやすいですよね。
ライズが無い時でも魚が水面を意識している時は釣れますが、大きさが小さくアピール力は低いので、魚を寄せる力は弱いのでちょっと厳しい場合が多いです。
ただ、常夜灯がらみの防波堤では意外とライズしている場面は多く発生するので出番はかなりありますよ。
「極小ポッパーフライ」はメバルには超有効、アジは釣れる事までは分かっています
「極小ポッパーフライ」はメバルには超有効な事が今年の複数回の釣行で分かりました。
本格的なテストを始めたのが今年の春からなので、まだアジ、カマス、メッキ等はテスト出来ていませんが、アジは既に何匹が釣ることが出来ていますし、シーズン初期の15cmくらいのメッキやカマスにはすごく効きそうと感じています。
これからアジはハイシーズンになってきますし、夏~初秋にはカマス・メッキもシーズンインしてくると思うので、これからどんどんテストしていく予定です。
答志島ソルトフライフィッシングのヒットフライ
極小ポッパーフライ
今回、メバルが爆釣、さらにタケノコメバルにアジまで釣れた「極小ポッパーフライ」です。
フォーム材を使用しているので何匹釣っても浮力が落ちず、フロータントもお手入れも不要。気軽に使い続ける事が可能となっています。
今回30匹くらいはメバルを釣りましたが最後まで1本のフライで釣り続ける事が出来ました。
前回の答志島釣行までは「#18」のフックを使っていたのですが、フッキング率が低く、アシストフックにかかる事の方が多かったので、今回は細軸の#14(がまかつフライフックS10-3F)のフックを使って巻いてみました。(フックの重量が通常の#18とほぼ同じくらい)
フックサイズを大きくした事によりかなりフッキング率は改善。今まではアシストフック(※がまかつ鬼爪Sを使用)が無いと厳しいくらい、メインフックにかからなかったですが、今回は半分くらいはメインフックにかかっている状態でした。
アシストフックがあった方がヒット率が上がるのは確かですが、これくらいメインフックにかかってくれるならアシストフック無しでもいいですね。
極小ポッパーフライのマテリアル
ボディー部分:フライ用フォーム(丸形)直径2.8mm・長さ約1.5~1.7cm):
アイ部分:直径2mmのアイ
テール部分:長さ約1.7~2.0cm・上部→ティンセル(シルバー)・下部→マラブー(白)
フック:がまかつ S10-3F(#14)
アシストフック:がまかつ鬼爪S
答志島の海フライフィッシング(ソルトフライフィッシング)使用タックル
フライロッド:Maxcatch forトラベラー7ピースフライロッド 9ft #5
「Maxcatch forトラベラー7ピースフライロッド 9ft #5」を今回の釣行で使用していました。
元々フライロッドは3~4ピースになるロッドが多く、既にコンパクトなのですが、7ピースのパックロッドだとさらにコンパクトで、大きめのバッグならそのまま入れる事も可能になるくらい短くなります。
使い勝手は?というと通常のフライロッドとほとんど変わらないので、ロッドの継ぎが多くなる事による多少の重量増さえ気にならなければ、パックロッドの方がオススメです。
フローティングライン:リオプレミア アウトバウンド ショート WF6F(RIO OutBound Short WF6F)
極小ポッパーのキャスト時に使用したフローティングラインです。「リオプレミア アウトバウンド ショート」は他の同クラスのフライラインの2~3倍します。(2024年3月時点では市場価格15000円程)
価格は高価ですが、コントロール・飛距離共に非常に使いやすいフライラインです。
なので「これからフライフィッシングしてみようかな?」と思っている初心者こそいいラインを持っておいた方がトラブルが減っていいと思っていますよ。
(※楽天・ヤフー・Amazonの主だったネットショップには置いていないので、フライショップ「加藤毛ばり店」のページにリンクしています。)
「リオプレミア アウトバウンド ショート WF6F」は加藤毛ばり店のHPへ
テーパードリーダー 9FT 4X(ナイロン)
フローティングラインに使用していたルアーがポッパーフライだったのでリーダーも水に浮きやすいナイロン製のものを選んでいます。
細すぎると切れやすく、太すぎると極小のポッパーフライの動きが不自然になってしまうので極小ポッパーフライの動きが不自然になりにくく、そこそこ強度のある4X(先端部の太さが約1.0号)のテーパードリーダーを使用しました。
使用リール:ダイワ(DAIWA) フライリール ロッホモア 200A
フローティングラインに使用しているリールは【ロッホモア200A】のフライリールを使用しています。
ただ「リオプレミア アウトバウンド ショート」が結構太目のラインなのでリールキャパシティほぼギリギリです。
なのでこれからラインとセットで揃えるなら「M MAXIMUMCATCH #7/8用」のフライリールがオススメですよ。