2024年7月31日、三重県にある海上釣り堀「傳八屋」へ。
今回の釣行の主な目的は、「釣りおじさんの試作ウキ釣りロッド」のテスト。
結果は複数の魚を試作ウキ釣りロッドで釣る事が出来、しっかりテストが出来ました。
その後は脈釣りも加えて好釣果となりましたよ。
「傳八屋」での釣果・ヒットパターン・釣りの様子
なぜ中央はウキ釣り?際は脈釣り?その理由とは
についてお伝えしますね。
当日の海上釣り堀「傳八屋」の釣果
・真鯛 7匹
・イサキ 2匹
釣行の詳しい様子は動画でお伝えしています
釣行について詳しくは「YouTube動画」にてお伝えしていますよ。興味のある方は観てくれると嬉しいです。
当日の海上釣り堀「傳八屋」の状況
当日の天候は晴れ。海水は少し濁ってました。海水温は約29度。
朝一番は風が無く釣り易かったですが、その後風が強くなり少し釣りしにくかったです。
当日の海上釣り堀「傳八屋」の釣り方と様子
午前5時過ぎに「傳八屋」に到着
午前5時過ぎに「傳八屋」に到着。今回は「釣りおじさんの試作ウキ釣りロッド」のテスト釣行という事で、「釣りおじさん」と同行しています。
釣りおじさんとは現地で合流。元々この日は「乗り合い釣行」の予定でしたが、
偶然釣りおじさんの知り合いの方々がいて、「一緒に釣りする?」とお誘いを受ける事に。
そして急遽「貸切釣行」となったのでした。
船に乗ってイケスに到着
受付の時間となり、受付終了。「傳八屋」は少し沖にイケスがあるので、船に乗ってイケスへ。
午前6時20分頃にイケスに到着です。
釣り開始直後に「真鯛」が釣れる
釣り準備をして、いよいよ釣り開始。
最初に選んだエサは「バッカスのえさ」。海上釣り堀のベテラン「清丸さん」が長年の研究の末に作られた集魚・食わせエサです。
個人的には集魚力・食わせ力に関しては私の使用しているエサの中では一番!
なので最初に使用する事にします。
今回は「釣りおじさんウキ釣り用試作ロッド」のテストがメインなので、最初はウキ釣りからスタート。
イケス中央付近に仕掛けを投入した後、タモの準備をしてなかった事を思い出し、タモの準備。
タモの準備をしていたらいきなりウキが消し込んだので慌ててアワセ!
なんとかアワセが間に合い、無事に真鯛をゲット!釣り開始直後の1匹で幸先良いスタートとなりました。
★使用エサ:バッカスのえさ
★使用ロッド:釣りおじさんウキ釣り用試作スピニングロッド
★使用天秤:感度UP 即掛天秤(7cm)
すぐに2匹目の真鯛をゲット!
再び仕掛けをイケス中央へ入れます。もちろんエサは引き続き「バッカス」です。
仕掛けを投入直後、すぐにウキが「スパーン!」と消し込んでヒット!
2投連続のヒットで、2匹目の真鯛をゲットです。
★使用エサ:バッカスのえさ
★使用ロッド:釣りおじさんウキ釣り用試作スピニングロッド
★使用天秤:感度UP 即掛天秤(7cm)
「バッカスのえさ祭り」開催!
2匹の真鯛を釣った所でモーニングは終了。
その後、40分くらい釣れない時間が続きます。
釣れていないものの、ノー感じな雰囲気ではないので集中力を切らさずに仕掛けを打ち返し続けます。
すると、遂にアタリ!
真鯛・真鯛・イサキと10分くらいの間に3連発!
エサは全て「バッカスのえさ」。
他の方が釣れていない中での3連発!「バッカスのえさ祭り」開催です。
★使用エサ:バッカスのえさ
★使用ロッド:釣りおじさんウキ釣り用試作スピニングロッド
★使用天秤:感度UP 即掛天秤(7cm)
「角」を脈釣りロッドで攻めて真鯛・イサキをゲット!
ここまでイケス中央付近を攻めていましたが、アタリが途絶えたので、狙う場所を「角」に変更。
浮き釣りロッドから「釣りおじさん 即掛 脈釣りSP290」に持ち替えます。
引き続き「バッカスのえさ」を投入するとすぐにアタリがあり真鯛をゲット!
その後はしばらくアタリが無かったですが、反対の角でイサキをさらに追加です。
★使用エサ:バッカスのえさ
★使用ロッド:釣りおじさん 即掛 脈釣りSP290
ネット際を攻めて真鯛を追加
角を狙ってもアタリが無くなったので、ネット際を丁寧に攻めていきます。
そして遂にヒット!
真鯛を追加となりました。
★使用エサ:バッカスのえさ
★使用ロッド:釣りおじさん 即掛 脈釣りSP290
イケス中央を攻めて「真鯛」ゲット!
その後アタリが無くなったので、イケスの中央狙いに変更。
ウキ釣りタックルに持ち替え、エサも「シラサエビ」にします。
この狙いが功を奏したみたいで、真鯛を追加となりました。
★使用エサ:シラサエビ
★使用ロッド:釣りおじさんウキ釣り用試作スピニングロッド
★使用天秤:感度UP 即掛天秤(7cm)
その後は釣れずに釣り終了
その後釣り終了までの約30分間、結局アタリは出ず。
そのまま終了時間となりストップフィッシングとなったのでした。
なぜ中央はウキ釣り?際は脈釣り?その理由を紹介
脈釣りと比較しての浮き釣りの特徴
・キャスト出来るので中央部分を含めた広い範囲を探れる
・ウキ止めで仕掛けが止まるので同じ水深を攻め続ける事が出来る
浮き釣りと比較しての脈釣りの特徴(カウンター付きベイトリール使用時)
・水深が表示され、ウキ止めも無いのですぐに違う水深を攻める事が出来る
・仕掛けがハリとオモリのみとシンプルな事と、仕掛けが竿の真下に来るので細かい操作や誘いをやりやすい
なぜ中央は「ウキ釣り」なのか?
・脈釣りでは中央部分に届かない事が多い
(※中央に届く様な長い脈釣りロッドは使用禁止の海上釣り堀が多い)
・中央周辺は水深の変化が少なくウキ止めを動かさなくてもいい事が多い
なぜ際は「脈釣り」なのか?
・際周辺は水深の変化が大きいのですぐに水深を変更できる脈釣りが有利
・ネット際に沿って仕掛けを落とすに細かい操作が必要
・ネット際では「見えている魚」を狙う事が多く、その際に細かい誘いが出来る方が有利
まとめ
・基本的には「脈釣り」の方が魚を釣りやすい
・脈釣りでは届かない所を「ウキ釣り」でカバーする
という事ですね。
ウキ釣りと脈釣りを使い分けてよりたくさんの魚を釣っていきましょう。
海上釣り堀「傳八屋」でのヒットエサ
バッカスのえさ
「バッカスのえさ」は基本的には釣れない状況の時に使う切り札的なエビ系エサ。独自配合の漬け込みダレにより、非常に高い集魚力と食い込みを持っています。
大きいエビを使っているのでボリュームがあり、見た目も目立ち、視覚でもアピールしているエサです。数あるエビ系エサの中で最も集魚力があるエサと感じています。
2024年5月中旬、7月下旬に販売されましたが、個人の手作りで生産数が少ない事もあり、すぐに売切れとなり、このブログ記事を書いている8月中旬時点では在庫が無くて売り切れ中となっています。
また販売再開となりましたらXやフェイスブックで告知しますので、興味がある方はチェックしておくといいですよ。
現在、販売に向けて作ってもらっている所で、近い内にリリース予定なのでよろしくです。
「バッカスのえさ」製作者の清丸さんの「x」アカウントはこちら
海上釣り堀「傳八屋」での使用ロッド
釣りおじさん試作ウキ釣り用スピニングロッド
現在テスト中の「釣りおじさん試作スピニングロッド」です。
釣りおじさんより「こんな海上釣り堀のウキ釣り用スピニングロッドがあれば…」との要望から釣りおじさんの希望を出来るだけ叶えるべく、現在テストしています。
釣りおじさんからの要望は以下の通りとなりますよ。
・エギングロッドの様に軽くて細い
・軽くて細いけれど青物も余裕で取り込みできるパワーが欲しい
・青物を余裕で獲れるパワーを持ちつつ、真鯛やシマアジが相手の時もしっかり曲がってロッドのタメを使いたい
・ウキ止め糸が通り易い様に大き目のガイドを使って欲しい
・誘いを入れる時ロッドが邪魔にならない快適な長さにして欲しい(現在約270cm)
・誘いを入れた時ウキが弾かれない様ティップ部分は固すぎず柔らかすぎずの固さにして欲しい
・ラインが穂先に絡んだ時でも穂先が折れにくくして欲しい(PEラインでどうしても絡みやすい為)
これらの要望を叶える為には相反する事も多く、ロッドの設計を色々やりなしています。
以前のテストロッドでは「バットが固すぎる・もしくは柔らかすぎる」・「TOP~ベリーの反発力が強くてウキの操作や真鯛・シマアジの引きを吸収しにくい。」との課題が出て、再度設計し直したテストロッドが届き、現在そのロッドでテスト中です。(以降「3番テストロッド」と記載しています。)
「3番テストロッド」ではTOP~ベリーを柔軟にする為、上半分の4軸カーボンを外し、バット部分も細かい微調整をかけています。
以前の釣行で6匹の青物を釣った結果、バットパワーは強すぎず、弱すぎず、の調整が出来た、と確信。
今回は再び真鯛を釣ってのテスト、となったのですが、真鯛の引きでもロッドが固すぎてバレやすい、という事も見られず。
前回釣りおじさんから出ていた問題、
・時々ラインがロッドに絡まる(バット側)
・ロッドティップがもう少し入った方がウキの操作がやりやすくなる
ですが、こちらは実際に「釣りおじさん」に会って、実際にロッドを使いながら話し合いました。
「時々ラインがロッドに絡まる(バット側)」についてはガイドの追加で問題は解決しそうな事が分かりました。
「ロッドティップがもう少し入った方がウキの操作がやりやすくなる」について、ですが
当日使った感じではこのままでも固すぎるとは感じなかった、との事でした。
ですが、固く感じる事もあったとの事なので、もう少しティップが入る様に、ソリッドティップ部分を長くして、両方使い比べてみてどうするか考えていく事となりました。
次に試作が出来ないと比較が出来ないので、テストの続きは次の試作待ち、となっています。
HAPPY ANGLER 釣りおじさん 即掛 脈釣りSP290
「即掛 脈釣りSP290」は「即掛 脈釣りSP350」より全長を短くした事で感度と取り回しを良くしたチューンドモデル。
「即掛 脈釣りSP350」より約60cm短くした事で感度が上がり、短く軽くなった事により取り回しが良いです。
ロッドが短い分取り込みが早く確実に可能で、モーニングや大会時に僕はよく使っています。
あと290cmは際釣りでも邪魔にならない長さなので、際釣りにも余裕で対応。
ただ、短い分大きなイケスの中央部は攻める事が難しいです。
中央を攻める様に長めの脈釣りロッドかウキ釣りロッドを別に用意しておいて2本セットで運用するなら一番扱いやすい脈釣りロッドと感じています。
「釣りおじさん 即掛 脈釣りSP290」について詳しい説明は公式HPへ
海上釣り堀「傳八屋」使用釣りアイテム
HAPPY ANGLER 感度UP 即掛天秤
・ウキの感度UP
・仕掛けの糸絡み低減
・誘いを入れた時の食わせの間が長くなる
と3つの効果がある海上釣り堀ウキ釣り用の天秤です。どうしても「ウキの感度UP」に注目がいきがち、ですが個人的に一番有用だと思っているのは「誘いを入れた時の食わせの間が長くなる」部分。
シラサエビ等の沈みの遅いエサの場合、エサが横になびきやすくナチュラルに誘う事が容易になりますよ。
とりあえず装着しておいて損はない、と思うので「ちょっと気になる…」なら一度使ってみる事をオススメします。
「どうして3つの効果が得る事が出来るのか?」については公式HPにて出来るだけ分かりやすく解説しているので、その仕組みについて知りたい方は公式HPをチェックしてみて下さいね。
「感度UP 即掛天秤」について詳しい解説はこちら(公式HP)