2021年12月24日から25日にかけて、兵庫県加古郡にある【本荘ケーソン】へアジングに行ってきました。
当日の本荘ケーソンアジングの様子
本荘ケーソンアジングの今後の状況予想
本荘ケーソンアジングでのヒットパターン
についてお伝えしますね。
【本荘ケーソン】はくさべ渡船を使って渡りました
今回渡った【本荘ケーソン】は沖にある防波堤で渡船を使わないと渡れません。本荘ケーソンに渡る渡船はへぐり渡船とくさべ渡船とがありますが、今回は【くさべ渡船】を使って渡りました。
今回は【夜通し】でのアジングに
秋等の釣りのハイシーズン時には半夜釣行もあったのですが、今は冬の閑散期。夜釣りは夜通しの釣りしかないので、夜通しでのアジング決定です。
くさべ渡船は一人でも夜通しで釣り出来るので、そこはありがたいですね。
本荘ケーソンに到着
渡船から降りて本荘ケーソンに到着。タンクを超えた先の埋立地に常夜灯があり、アジングポイントとなるので、まずはそこへ向かいます。
埋立地に向かう階段が狭いので注意!
アジングポイントのある埋立地に向かうには、タンク横にある階段を昇って降りる必要があります。
階段の幅は結構狭くて、中型のクーラーボックスがぎりぎり通れるくらいの幅です。キャリーカート(画像に映っているのは他の釣り人の方のキャリーカーと一式)で移動する際は、この階段の所で一度荷物をバラバラにして、埋立地に降りてから組み直す必用があります。
結構面倒なので、出来るだけキャリーカートを使わないで済む範囲での荷物量に抑えたい所です。
階段の頂上付近からの埋立地側の画像です
こちらが階段頂上付近から見た埋立地側の画像です。海側にテトラがありますが、スパイクシューズが不要なくらい足場が良いです。
今回アジングしている途中で雨が降り、テトラが濡れて普段より滑りやすくなりましたが、テトラが濡れた状態でも、通常の長靴で滑らなかったので、基本的にスパイクシューズは用意しなくてもいけそうです。
海水温は約12.6度
海水温は約12.6度。一応狙いはアジですが、アジングには厳しそうな水温・・・。潮はいい感じで15時頃に満潮で、22時に干潮という潮となっています。
干潮22時という事ですが、それほど大きく潮が引く訳でなく、一晩楽しめそうな潮周りです。
暗くなり常夜灯が点灯
アジングの準備をしている間に辺りは暗くなり、常夜灯も点灯。釣具の準備も終わり、アジングを開始します。
最初に釣れたのはガシラ(カサゴ)
まずはジグヘッド単体。いわゆる【ジグ単】でスタート。1.5gのジグヘッドと、ワームは最近お気に入りの【ジャバピン1.8インチ】を使用。
潮は潮汐表ではそれほど流れないはずなんですが、結構な速さで流れています。アジングにおいて基本、潮は流れていた方が釣れる事が多いので、こちらも良い兆候です。
そして、ジグヘッドリグで丁寧に探っていると、最初に釣れたのはガシラ(カサゴ)。これはまずい兆候です。(理由は囲いの中で説明)
この後、アジングが終わるまで、最大27センチくらいまでの良型のガシラがコンスタントに釣れてくれました。なので、ガシラ釣りのヒットパターンやヒットルアーについては別記事で詳しく説明しています。
表層でアジが釣れ始める
しかしガシラを釣った直後、表層でアジが釣れ始めますが、前回の本荘ケーソンアジング時より勢いよく釣れるといった感じはなく、ポツポツとヒット、といった感じでした。
恐らく水温が低いからでは、と推測しています。
しかしその後沈黙(隣の釣り人は爆釣中)
しかし、30分程経過すると沈黙。表層狙いから中層、底狙いと色々探ってみますがノーバイト。『これはアジの群れがどこかに行ったのかも?』と一瞬思いましたが、隣にいる釣り人をみると次から次へとアジを釣っている様子が見られたので、アジは引き続きこのポイントにいるみたいです。
ですが私の方は釣れるパターンを見つける事が出来ず、全く釣れないまま、時間だけが経過します。
シーバスがヒット!
常夜灯に照らされている所で『パチャッ、パチャッ。』とアジと思われるボイルが見られていましたが、『バチャバチャ、ゴボン!』と、時々明らかに大きさの違うボイルが起こるように。
『これがアジだったら40UPのアジ間違いなし!』
という事でこの大きなボイル目掛けてキャスト!表層のミディアムリトリーブにトゥイッチを時折加えるアクションで狙います。
すると、何回かミスバイトがありましたが遂にヒット!
今まで釣っていたアジとはまったく違う重量感のある引き!釣り上げると流石にアジではなくシーバスでした。結構大きく、50センチくらいありました。
さらにシーバスを釣る!
1匹目のシーバスを釣った後もボイルが続いていたので、引き続き狙うとすぐにシーバスが再びヒット!今度は40センチちょっとと、一回り小さめ。
その後もシーバスっぽいボイルは続いていて、まだ釣れそうでしたが、この日のメインターゲットはアジだったので、ここでシーバス狙いは終了。
その後シーバスっぽいボイルは1時間ちょっと続いていたので、『これはシーバス専門に狙っても面白そう。』と思いました。
シーバス用のタックルを持っている方は本荘ケーソンに来た時はシーバスタックルも1セット持ってきておくと、楽しめそうです。
その後22時30分までアジが釣れず
シーバスを釣ったのが20時過ぎ。そこから1時間程頑張るも、アジはまったく釣れず。引き続き隣の釣り人は順調にアジを釣り続けているので、隣の釣り人に釣り方を聞きに行く事に。
釣り方を聞いてみると『2.5gのジグヘッドで底中心にチョンチョンしてフォールさせたら釣れますよ。』との事でした。
もう一組アジングしている釣り人がいて、そちらの釣りの様子もみてみると、こちらも順調に釣っていて、隣の釣り人とほぼ同じ釣り方をしている様子。
どちらの釣り人もPEラインを使っているみたいだったので、フロロカーボン2.5lbからPE0.3号に変更。今まで表層から中層狙いメインだったのを底メインにしてチョンチョンしていきますが、何かが違うみたいで、引き続きまったくアジは釣れず。
釣れないまま、22時30分を超え、完全に見失います。
日付が変わる頃に遂に釣れるパターンを発見
そしてまったくアジが釣れないまま日付が代わり、遂に潮止まりに。するとアジの釣れる層が表層になったみたいで、着水直後にアタリが出る様になりました。
なので今まで2gのジグヘッドを使っていましたが、表層狙いで0.75gのジグヘッドに変更。
表層をスローリトリーブすると、やっとアジが次々ヒット!長い長い沈黙を破り、アジが釣れだします。
釣れ釣れグリーンが最後に炸裂!
ジャバピン1.8インチからアコギア熟成アクア活アジストレート、そしてフィードワーム釣れ釣れグリーンとワームローテーションしてみると、
釣れ釣れグリーンだけ妙に反応が良く、アタリが倍増&しっかり食込んでくれて釣れるペースがUP!
どうやらストレート系+グリーンコアショットカラーが効いたみたいです。
潮が動き出すとアジが釣れなくなり釣り終了
その後、再び潮が動き出すとアジが底の方にいったみたいでまた沈黙。とりあえず十分な数のアジを釣った事と、ここまでずっと釣り続けて疲れた事もあり、ここでストップフィッシング。
ちょっと仮眠をして、帰りの渡船に乗って帰路に着いたのでした。
12月下旬本荘ケーソンアジング釣果
・アジ 18~24センチくらい 25匹くらい
・シーバス 40~50センチくらい 2匹
・サバ 25センチくらい 1匹
・ガシラ(カサゴ) 18~27センチくらい 20匹くらい
本荘ケーソンアジングの今後の状況予想
12月下旬になるとアジングシーズンも終盤
前回の本荘ケーソンアジングではマヅメの時は入食い状態でしたし、その後もアジのアタリの数は多かったです。
ですが今回のアジング釣行では、日没直後も入れ食い、とまではいかなかったですし、食い込みもシビアな事が多かったです。過去の釣果情報をチェックしてみると釣果も半減みたい(それでも多数釣り上げていますが)なので、もう少し水温が下がると本荘ケーソンでのアジングは終わりそうですね。
ただ、本荘ケーソンではアジが釣れなくなると、それと入れ替わりでメバルが同ポイントで好調になるとの事で、アジングが終了した後はメバリングが楽しみです。
本荘ケーソンアジングでのヒットパターン
潮止まり前後は表層にアジが浮いてくる
今回、潮止まり前後に表層でのアジングヒットパターンを掴む事が出来ました。隣の釣り人もこの潮止まりの時間帯はあまりアジを釣っておらず、この時間帯(40分くらい)だけは私の方が釣り方が合っていたみたいです。
潮止まり前後になるとアジが表層に浮いてくる事がある、という事を意識しておけば、潮止まりで釣れなくなった時、すぐに軽量ジグヘッドでの表層パターンに切り替える事が出来ると思うので、頭の片隅に入れておくと役立ちそうです。
潮止まり以外の時間帯はヘビージグヘッドの釣りが良いみたい
今回、日没直後の高活性時と潮止まり時にアジが表層に浮いてきていた時間帯は好調に釣る事が出来ましたが、それ以外の時間帯はまったくアジを釣る事が出来ませんでした。
私の場合、アジの釣れる層が深い時はキャロライナリグで釣っているのですが、今回の本荘ケーソンアジングではキャロライナリグは不発。隣のずっとアジを釣っていた方はジグヘッド単体で釣り続けていたので、どうも漂わせる釣りでなくて、ある程度キビキビアクションさせた方が良い状況だった様です。
途中から隣の釣り人に釣り方を教えてもらい、PEライン(0.3号)を使って2gのジグヘッドリグで同じ様なアクションで釣っていたのですが、それでも釣れなかったです。何か大事な釣れるキモが抜けていると思うのですが、結局その釣れるキモが何なのかは分からず。
前回の本荘ケーソンアジングでも、アジングでよく釣っている方はヘビージグヘッドを使って同じ様なアクションで釣っていたので、本荘ケーソンアジングでの効果的なメソッドかも知れません。
アクションを観察していると、シェイキングや細かいトゥイッチが主みたいで激しくダートとまではいかない様子でした(横から見ているだけなので、推測です・・・)
今回、隣の釣り人がアジを釣り続けているのに、まったく釣る事が出来なかったので、『ヘビージグヘッドの釣りを覚えないと・・・。』と思いました。
ただ、本荘ケーソンのアジングは終盤みたいなので、この課題は来年のアジングシーズンまで持ち越しとなりそうです。
フエルコの9フィートのメバリング・アジング用のプロトロッドの感想
前回のメバリング釣行に続き、フエルコさんと共同で進めている9フィートのメバリング・アジング用のプロトロッドを使用していたのですが、アジのアタリも取る事が出来、ベリー部分まではかなりしなやかに作ってあるので、18センチくらいのアジでも引きを楽しむ事が出来ました。
9フィートと長い事と、ティップ~ベリー部分がしなやかな事から0.5~0.7gのジグヘッド単体でも6~7フィートのロッドと比べると1.2~1.5倍(といっても元が10mちょっとの飛距離ですが)は飛ばせる事が出来ました。
あと感度を出す為にバットは比較的固めな事の副産物から、しっかりロッドをリフトしてやり取りしたら、50センチくらいのシーバスは問題なく取り込めるくらいのバットパワーがある事も分かりました。
レギュラーサイズのメバル・アジを釣る事を想定して、柔らかめに作っている事から、ダート等のキビキビしたアクションはやりにくいロッドです。でも、メバルやアジのアタリは取る事が出来る感度は残しているので、アタリはちゃんと取る事ができるロッドとなっています。
私がよく行く関西圏の釣り場だと、尺を超えるアジやメバルは滅多に釣れなく、テトラ帯や足場の高い防波堤でアジング・メバリングでロングロッドを使おうすると、ライトエギングロッドの様な20センチくらいまでのアジ・メバルでは引きが楽しみにくい固めの大物用ロッドしかなかった為、今回9フィート前後のレギュラーサイズ用のアジング・メバリングロッドをフエルコさんに作ってもらっている次第です。
最近の潮流である高感度・ショートロッド化とは逆のスタイルのロッドとなりますが、きっと私と同じ様な思っている釣り人も多いのでは?と思っています。
12月下旬本荘ケーソンアジングヒットルアー・釣具
フィードワーム 釣れ釣れグリーン 2インチ
今回のアジングで一番釣れたワームです。元々デイメバリング用のピンテールワームで、
デイメバリングでナチュラルに見せる為にグリーンコアショットという珍しいカラーを使っているのですが、このコアショットカラーがアジングでも今回の様にすごく効く事があるので、1袋は持っておくといいですよ。
エコギア熟成アクア活アジストレート2.3インチ
今回のアジングでも釣れないので途中から投入しました。ニオイ・味が液に漬かって染み込んでいるワームで、【アジングでは反則!】と言えるくらい非常に良く釣れるワームです
ワームが柔らかいのですぐにボロボロになる事と、ジグヘッド等に付けたまま外に置いておくと干からびて使えなくなる点が欠点ですが、それ以上の欠点はというと
【釣れすぎる事】
と私は思っています。ただアジを釣るだけでしたら、このワームだけを使っていればいいレベルですが、形状とかカラーとかあまり関係なく釣れてしまうワームなので、普通にアジが釣れる状況なら普通のワームを使って、ワームの形状やカラーの違いでアジが釣れる、釣れない、の釣りをした方がアジングを楽しめるのかな?と思っています。
でも、釣れない時は本当に頼りになるので、まだ使った事ないのなら、一度使ってみる事をオススメします。本当、よく釣れますよ。
熟成アクアのパッケージは、一度開けるとしっかりジッパーを閉めてもアミノ酸液が漏れてくるので、液漏れしない専用容器セットを紹介しています。
アジを受け取めるネット
今回の本荘ケーソンアジングで使用していたネットです。本荘ケーソンのアジングポイントは釣り場の手前がテトラ帯になっており、アジをキャッチする為のネットが無いと、次々にアジがテトラの中に落ちて行くのでネット必須です。
本荘ケーソンではシーバスもよくかかるみたいですし、25UPのガシラもかかるので、取り込み用の小型ネットを用意しておくといいですよ。
【JACKALL ジャッカル EGG マルチ折り畳みネット】は全長:約110.5cm (折り畳み時約54cm)と、テトラの釣りでは長すぎず、短すぎず、で丁度いい長さで、使わない時は約半分の長さになりコンパクトにもなりますし、ラバーネットで魚にも優しいのでオススメです。
ネットの大きさは小さめですが、今回釣った50センチくらいのシーバスはネットに入れる事が出来ました。60センチくらいまでの魚だったら入りそうです。
値段も2500円前後(※2021年12月30日時点の価格)なので、小型のネットを持っていないのでしたら1つ持っておくと重宝すると思いますよ。