2023年4月19日から20日にかけてメバルとアジ狙いで坊勢島へ。結果メバルは釣れずアジが好調に釣れる結果となりました。
当日の坊勢島アジングのヒットパターン・ヒットルアー
今後の坊勢島アジングの見通し
坊勢島のメバルが釣れない理由の考察
についてお伝えしています。
姫路港に到着
15時30分頃、姫路港に到着。坊勢島は姫路沖にある離島で姫路港からフェリーで行く必要があります。
「坊勢島行き」のフェリーについて詳しくは「坊勢輝汽船」の公式HPへ
坊勢島行きのフェリーに乗って坊勢島へ
乗船券を購入して坊勢島行きのフェリーに乗り、坊勢島へ向かいます。
坊勢島に到着
16時30分頃、坊勢島に到着。レンタカーの予約をしていたので、その手続きをして各ポイントを周ります。
海水温は約13.8度
海水温は約13.8度。メバルの適水温は約12~14度。アジの適水温が16~23度程なので、メバルにとっては適水温、アジにとっては低めの海水温となります。
前回3月下旬の坊勢島釣行の時は水温約11.4度だったのでかなり水温が上昇しています。前回釣行時でもアジは釣れてくれたので、アジ・メバルとも期待値は高そうです。
坊勢島の各ポイントをチェック
レンタカーに乗り込み、坊勢島の各ポイントをチェック。偏光グラスをして海中の様子を見てみると、スズメダイやクロダイ(チヌ)がウロウロしていて、海に生命感を感じます。
かなり期待持てそうですが、通常この時期みられるメバルの群れが見られないのが不安要素です。(アジは明るい時姿が見えなくても暗くなるとどこからともなく常夜灯の周りに集まってくる事がほとんど)
フェリー乗り場近くのポイントで釣れたのは「アジ」でした
今回はアジ&メバル狙いですが、メバルの方が釣りたかったので、まずはメバルの可能性の高いポイントを選ぶ事に。
先程チェックしたポイントの中で、唯一メバルの魚影を目視できたフェリー乗り場周辺のポイントを選択。
日が暮れるまで釣り準備しながら待ち、日暮れと共に釣り開始。
使用するワームはメバル・アジ両方狙える「アジアダー(コアショットカラー:コアシークレット)」を選択。
「ジャコヘッドTG ミクロ1.5g」をキャストしてリトリーブすると早速アタリ!釣り上げるとそれはメバルではなく「アジ」でした。
さらにその後もアジが連続ヒット!今はアジではなくメバルを釣りたい気分なので、メバルを求めてポイントを移動します。
アジング・メバリング共によく釣れるワーム、レインズのアジアダーですが、今回使用していたカラーは「コアショットカラー」です。(上の画像のアジは「コアシークレット」を使用)
コアショットカラーはよく釣れるカラーなのでカラーローテーションの中に入れるといいですよ。
タングステンジグヘッドの中でも「ジャコヘッドTG ミクロ」は名前の通りフックサイズが小さく#12。小型のメバル・アジでも問題なくかける事が可能となっています。この時に使用した重さは1.5g。
オープンゲイブではないので、アジだけではなく、幅広い魚種に使用可能なのがポイント高いです。
私はアジ以外にメバルやカサゴ(ガシラ)を同じジグヘッドで狙う事が多いので、凡庸性の高い「ジャコヘッドTG ミクロ」をよく使っています。
通称「体育館裏」に移動
フェリー乗り場周辺でメバルが釣れなかったので、そこそこ潮通しがよく、防波堤の根本部分に小磯や沈みブロックがあり、メバルの実績が高い通称「体育館裏」のポイントに移動。
この時点で20時過ぎ。潮位も上潮8分でメバリングにとっていい潮位です。
「体育館裏」でも釣れてくるのは「アジ」でした
「体育館裏」まで移動して先程と同じ「アジアダー(コアショットカラー:コアシークレット)」と「ジャコヘッドTG ミクロ1.5g」をキャストしてリトリーブ。
リトリーブしているとすぐにアタリ!が、こちらのポイントでも釣れてきたのは「アジ」。
この時点でメバル狙いは厳しいと判断。アジング1本に切り替え、です。
軽いジグヘッド+ボリュームのあるワームでアジをゲット!
ここから本格的にアジング開始。その後ポロポロとアジが釣れてくれるものの、乗りがあまり良くないのと、着水直後のバイトが多いので、水面直下にアジがいる、と判断。
ジグヘッドを1.5gから0.5gに変更。ジグヘッドが軽くなった分飛距離がでなくなるので、ワームの重さで飛距離を補うのと同時にワームのボリュームを上げて沈下スピードを落とす狙いで、
「アジアダー」から「ジャバピン1.8インチ(ストロングスタイル:スタンキングテキーラ)」に変更。その狙いが的中し、変更後すぐにアジがヒットしてくれました。
「ジャバピン1.8インチ」はハンドポワード系のリングワームです。長さの割にボリュームがあり、しっかりアジにワームをアピールさせたい時に使用します。ワームの中央付近にクビレがある事とワームが非常に柔らかい事から、ボリュームがあるワームですが、アジがバイトする時には折れ曲がってしっかり吸い込んでくれますよ。
その後各ポイントを周ってみる
この後、他のポイントが気になったので、様子を確認する為にポイント移動。各ポイントちょっとずつ釣りをしてみると、どのポイントでもアジを釣る事ができました。
前回の坊勢島釣行時は一部ポイントでしか釣れませんでしたが、水温が上昇し島全域でアジが釣れている様です。
「体育館裏」に戻りアジング再開
1時間ほど色んなポイントを周った結果、「体育館裏」が釣りやすい&魚影が濃いと感じたので、「体育館裏」に戻りアジング再開です。
アジの釣れる水深が変わったのでアジャストする
体育館裏に戻って表層をチェックするも時々小さいバイトがあるのみ・・・。アジのいる水深が下がった感じがしたので、ジグヘッドを0.5gから1.0gに変更。
食い込みも悪くなった様に感じたので、「ジャバピン1.8インチ」から「熟成アクア 活アジストレート」に変更。
これが当たり、次々にアジがヒット!となりました。
アジング・メバリングで最も釣れるワームといっていい【熟成アクア活アジストレート2.3インチ】です。汁系ワームはアジングでの効果は絶大。食込みが悪い時に使うと「正に効果てきめん!」ですよ。
ガルプやエコギア熟成アクア等のいわゆる【汁系ワーム】は本当よく釣れますが、【液漏れ】するのが玉に傷。なので専用容器も紹介しています。
コンパクトに収納できる・ワームを取り出す時もあまり汚れない、容器なのでオススメです。
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その後再びアジが浮き活性が上がる
その後釣り続けていると再びアジの活性が上がってきました。
恐らくさっきまで活性が低かったのは満潮潮止まりだったからと思われます。
エコギア熟成アクアのままだとワームの消耗が激しいので、再び「アジアダー(コアショットカラー:コアシークレット)」を選択。
結果ワームの消耗も少なく、サクサクっとアジが釣れてくれました。
アジング・メバリングでよく釣れるレインズのアジアダーですが、今回使用していたカラーは「コアショットカラー」です。(上の画像のアジは「コアシークレット」を使用)
コアショットカラーはよく釣れるカラーなのでカラーローテーションの中に入れるといいですよ。
その後はフライフィッシングに移行
アジが順調に釣れる事が分かったので、その後はフライフィッシングに移行。ワームでのアジングはここで終了となりました。
4月中旬坊勢島釣果
・アジ 16~20センチくらい 30匹程
坊勢島アジング完全開幕!と今後の見通し
前回の坊勢島釣行では一部のポイントしか釣れませんでしたが、今回の坊勢島釣行ではほぼ全域でアジが釣れる事が確認できました。
前回よく釣れたポイントはあまり釣れませんでしたが、前回のポイントは潮通しがあまり良くなく、水温が上がった事で水温が安定している所から潮通しのよい所に移動したからでは、と考えています。
前回の坊勢島釣行では20センチ以上のアジがメインで釣れましたが、今回の坊勢島釣行では、ほとんど20センチUPのアジは釣れませんでした。(20センチがほぼ上限でした。)
恐らくですが「産卵絡みのアジはもう抜けてしまい、居着きのアジだけが残った状態なのでは?」と推測しています。
もしこの予想が当たっているなら水温が上がりきる7月上旬まで16~20センチ前後のアジの数釣りは引き続き楽しめるのでは?と考えています。
逆に今後秋のシーズンになるまでは20UPのアジが入れ食いになる、という事はなさそうです。
今年は坊勢島以外の各地でもアジングの好釣果が聞かれているので、アジングデビューするにはいい年と思いますよ。特に坊勢島は関西でもトップクラスのアジの魚影があるので、夜通し釣行はしんどいですが、十分来る価値はある、と思いました。
坊勢島のメバルが釣れない理由を再度考察
前回の坊勢島釣行では潮位が良くなかったので、今回夕マズメ~深夜にかけて満潮になる日を選びメバリングで狙ったのですが、今回メバルのアタリすらない状態で終わりました。
今回の釣行後、情報を集めてみると今年メバルが釣れないのは坊勢島だけでなく小豆島や広島方面でも同じ傾向の様子です。
前回のメバルが釣れない考察では、「坊勢島のメバルがアジングに来ているに釣り人に釣られたからでは?」との推察でしたがどうも違った様です。
今年は水温上昇が早くて(恐らく3月にほとんど冷え込む日が無かった事からと思われます。)メバルが釣れるポイントに大量のアジが入ってきて、メバルが沖に行ってしまったのでは?と考えています。(※チャーターボート等ではメバルが好調に釣れているみたいなので)
なので、今後メバルを狙うならアジが入ってこない様なエリアやポイントを選ぶ必要がありそうです。
3月下旬坊勢島アジングで使用したロッド・ライン
フエルコ MGH900-6S
【フエルコ MGH900-6S】は、『防波堤や漁港こそ、足場が高いからロングロッドが必要なのでは?』とのコンセプトでフエルコさんに作って頂いた、9フィート、ソリッドティップのメバリング・アジング用パックロッド。
感度と操作感を損なわないギリギリまでロッドを柔らかくし、レギュラーサイズのメバルやアジでもロッドがしっかり曲がり、引きを楽しめるロッドに仕上がりました。
ロッドが長いので、風が強く水面までロッドティップを近づけたい時や、スローリトリーブさせているルアーを岸壁際まで浮かしたくない時に有効なロッドとなっています。
又、パックロッドで(仕舞寸法50.4cm)ロングロッドながら持ち運びしやすいのも良い点です。
クレハ シーガー R-18フロロリミテッド 100m 2.5lb
今回使用していたラインは「R-18 フロロリミテッド 2.5lb」でした。アジングではエステルラインの感度が良い事もありよく使われていますが、私はリーダーを結ぶのが面倒な事から、アジングでもフロロカーボンラインを使用する率が高いです。
「R-18 フロロリミテッド 」はフロロカーボンラインの中ではしなやかで、ライントラブルが少ないので、値段は高めですが初心者にもオススメです。