2022年10月1日、兵庫県姫路市にある家島諸島の一つ、【西島】までエギング初心者の友人2名(キャノピーさん・プロさん)と一緒にエギングに行ってきました。
結果は友人含め、ボチボチですがアオリイカが釣れてくれましたよ。
当日の西島エギングでの状況・釣果・釣れた理由
今回の西島エギングでの2つの気付き
混雑少ない釣り場の紹介とその条件
についてお伝えします。
今回のエギング釣行の釣り場【西島】の説明
今回のエギング釣行に選んだ【西島】は、姫路沖にある離島です。姫路港からフェリーで坊勢島へ。坊勢島からさらに船を乗り継いで行く事となりますよ。
坊勢島から西島に行くには予約が必要なので、【兵庫県立いえしま自然センター】で事前に電話等して予約をしてから行きましょう。
当日の状況(海水温・天気・水質・アオリイカの活性・タナ等)
当日の海水温
当日の海水温は約24.4度でした。
当日の天気・気温
当日の天気は晴れ。風も強くない状態でした。気温も30度近くまで上がったみたいで、10月の割に暑い1日でした。
当日の水質
しばらく大雨は降っていないはずなのに、全体的に緑がかった濁りが入っていました。朝から時間が経過しても濁りは変わらず。
原因は不明ですが、この濁りが少なからず釣果にマイナスの影響を与えていたのでは、と考えています。
当日のアオリイカの魚影・活性等
当日、西島の四箇所のポイントを周りましたが、アオリイカの魚影は薄かったです。だいたい一箇所のポイントあたり1杯~2杯しか釣れずに拾い釣りの様な釣りとなりました。
ただ、アオリイカがそこに居れば一発で乗ってくる感じで、活性自体は高かったと感じています。
当日のアオリイカの平均サイズ
当日のアオリイカの平均サイズは胴長10~14cmくらいと小さめ。今年はアオリイカのアタリ年との事で、10月になればもっといいサイズが釣れると思っていたのですが・・・。
西島の最初のフェリーが午前8:15なので、大型のアオリイカが釣れ易い朝マズメが出来なく、大型のアオリイカが狙える深場は当日の濁りで難しく、浅場の小さいアオリイカしか釣れにくい状況だったのでは、と感じています。
西島エギングの各ポイントでアオリイカが釣れた理由と詳細
最初のポイント:船着き場周辺(ヒットエギ:エギ王Q2.5号)
グーグルマップ
最初にエギングをしたポイントはフェリーから降りた場所の【船着き場周辺】で釣りをしました。
キャノピーさん・プロさんがアオリイカを釣りました(合計3杯)
釣り開始早々、キャノピーさんにアオリイカが2杯ヒット!キャノピーさんは10年以上ぶりのエギングなので、とても喜んでいました。ヒットエギはエギ王Qの2.5号でした。
プロさんも1杯釣りましたが、結構移動していたので写真は撮れず、でした。
1時間程ここでエギングしましたが、反応が無くなったので、次のポイントへ移動しました。
このポイントでのヒットエギ:エギ王2.5号
キャノピーさんが釣ったのは旧型のエギ王Qで現在は廃盤なので、エギ王Kを紹介しています。
第2ポイント:船着き場周辺(ヒットエギ:エギ王Q2.5号)
グーグルマップ
次のポイントは山越えをして船着き場の反対側にある【船着き場周辺】に移動しました。
このポイントではキャノピーさんがアオリイカを一杯釣ったのみ
ここではキャノピーさんがポイントに着いた早々に1杯のアオリイカを釣り上げ、『入食いか?』と思うも、その後誰も釣れなくなったので早々に次のポイントに移動しました。
このポイントでのヒットエギ:エギ王2.5号
キャノピーさんが釣ったのは旧型のエギ王Qで現在は廃盤なので、エギ王Kを紹介しています。
第3ポイント:突堤周辺(ヒットエギ:エギ王2.5号・ライトエギライダー2号)
グーグルマップ
次のポイントは船着き場から砂浜を歩いて3分くらいの所にある【突堤】周辺でエギングしました。
この突堤ポイントでは、キャノピーさん、プロさん、私と3人ともアオリイカを釣る事が出来ました。
キャノピーさん・・・アオリイカ3杯
プロさん・・・アオリイカ1杯
私(たけと)・・・アオリイカ1杯
その後しばらく頑張るも、その後アタリが途絶えたので1時間程して、ポイント移動を決意。再び山越えの移動をしました。
このポイントでのヒットエギ:エギ王2.5号・ライトエギライダー2号
キャノピーさんが釣ったのは旧型のエギ王Qで現在は廃盤なので、エギ王Kを紹介しています。
アオリイカのサイズが小さいので2号のエギをチョイス(私とプロさん)2号のエギでしたら割と何でもいい感じですが、個人的にアクションとフォールが普通で使いやすいので、私は【ライトエギライダー 2号】を使っています。
第4ポイント:船着き場対岸(ヒットエギ:ライトエギライダー2号)
グーグルマップ
突堤ポイントがあまり釣れなかったので、元の船着き場周辺まで戻る事に。船着き場には何人か釣り人がいたので、その対岸に行く事にしました。
このポイントでは私が2杯のアオリイカを釣る事ができました
こちらのポイントに到着したのが午前11時30分頃。足元を見ると、アオリイカの小さい群れを見つける事が出来たので、2号のエギ(ライトエギライダー2号)でサイトフィッシングを行い、2杯のアオリイカを釣る事ができました。
2杯目のアオリイカを釣った際に、小さい群れは散ってしまい、それからは無反応になった事と、船着き場のポイントに釣り人がいなくなったので、最後に船着き場のポイントに戻る事となりました。
このポイントでのヒットエギ:ライトエギライダー2号
サイトフィッシングでアオリイカの警戒心が高めだった事もあり、サイズが小さいので2号のエギをチョイス。2号のエギでしたら割と何でもいい感じですが、個人的にアクションとフォールが普通で使いやすいので、私は【ライトエギライダー 2号】を使っています。
最終のポイント:船着き場周辺(ヒットエギ:ライトエギライダー2号)
グーグルマップ
遂に元いた船着き場に戻ってきました。(この時午後12時30分頃)次のフェリーが来る午後2時30分までこの場所で釣りをしました。
このポイントでは私が1杯のアオリイカを釣ったのみ
結果は、私がアオリイカ1杯、という釣果に終わりました。この時間帯は満潮に近いタイミングで、潮も動いていたので、もっと釣れると思ったのですが、そうはいかなかったみたいです。
釣れた場所は水深1mあるかないかの浅場。この日釣れたアオリイカは私、友人含めて全て浅場で、深場は良くなかったです。
このポイントでのヒットエギ:ライトエギライダー2号
10月上旬西島エギング|アオリイカの釣果
・アオリイカ 12杯(3人合計)
私(たけと)・・・4杯
キャノピーさん・・・6杯
プロさん・・・2杯
今回の西島エギングでの2つの気付き
水質が悪く深場は反応なし。浅場の小型のアオリイカのみ釣れる状況だったのでは?
今回、なんとかアオリイカを釣る事は出来ましたが、好調、といえる状況ではありませんでした。
私の推測ですが、本来でしたら、深場にいる大きくなったアオリイカがメインで釣れるはずが、水質が悪い事で、深場は釣れにくい状態になっていて、浅場に残った数少ない小型のアオリイカのみ釣れる状況だったのでは?と考えています。
10月になると基本的に深場か夜間でのエギングが釣りやすくなる
アオリイカのエギングも10月を過ぎると、基本的には浅場より深場が釣れる様になり、日中より夜間の方が釣れ易くなります。
今年はアオリイカのアタリ年の様でしたが、やっぱり10月になると浅場での日中のエギングの難易度は高いみたいです。あとこの日は、肝心の深場が濁りで釣るのが難しかったのも影響していると考えています。
西島は人が少ないので初心者や人混みを避けたい方にオススメ
エギング最盛期の10月の休み中でも、西島には数える程の釣り人しかいませんでした。坊勢島行きのフェリーに乗っている時、有名なエギングポイントである【男鹿島】にフェリーが立ち寄った際には、たくさんのエギングするであろう釣り人が降りていきましたが、西島は私達以外には1組だけでした。
西島は2020年にも私のブログ記事にて紹介しており、結構な人に読まれた事から『今年はかなり人が多いのでは?』と思っていたりもしましたが、人は引き続き少なかったです。
西島が混雑しない理由ですが、西島は事前予約が必要で手続きが面倒な事と、ほぼ同じくらいの釣り場のポテンシャルがある【男鹿島】と【坊勢島】へ同じフェリーで予約無しで行けてしまう事からだと思います。
同じような条件の釣り場なら西島と同じく混雑が少ないと思われるので、あなたの住んでいる近くの釣り場でも同条件か、それに近い条件の釣り場を探すと混雑のストレスなくエギングが楽しめる釣り場を見つける事が出来るかも?ですよ。
西島は大きな釣り場ではなく、すごく釣れる釣場でもないですが、最盛期でも他の釣り場より混雑は少ないので、エギング初心者や、人混みを避けてエギングしたい方にオススメのポイントです。
10月上旬西島でのヒットエギ
ヤマシタ エギ王Q 2.5号(紹介しているのは現行の「エギ王K」)
キャノピーさんが釣ったアオリイカは全て【ヤマシタ エギ王Q 2.5号】でした。エギ王Qはかなり前のバージョンのエギ王で、現在作られていないので、エギ王の現行モデル、【エギ王K 2.5号】を紹介しています。
ライトエギライダー 2号
私がこの日釣ったアオリイカは全て【ライトエギライダー2号】でした。特筆する事は特にない、普通の2号エギですが、普通のアクションが扱いやすいので、私は【ライトエギライダー 2号】を使用しています。
10月上旬西島エギングでの使用ロッド
フエルコ MG700R-5S
フエルコから出ているパックルアーロッドです。仕舞寸法がほぼ50cmと短いので、大きめのリュックなら入れる事が出来たりして便利です。
【MG700R-5S】はチューブラーティップのライトルアーロッド。調子はレギュラーファーストなので、幅広いルアーフィッシングに使用できます。今回は2号エギを使用したライトエギングで使用しました。
チューブラーですがそこそこティップが柔らかいので、食い込みも良好です。竿のパワー的には、チニング・メッキ・ライトエギング(2~2.5号のエギ使用時)がピッタリ。
しなやかなので、メバリングにおけるプラッキングや、ヘビージグヘッド(1.5g以上)を使用したアジング・メバリングにも使えます。
5~7gのフロートリグやキャロライナリグにも使えますが、フロートリグやキャロライナリグに使うにはちょっとロッドの長さが足りない感じです。ただ後述している【MG800-6S】だと、ちょっとパワーが強すぎる感じなので、フエルコのパックロッドでフロートリグやキャロライナリグをするなら(3~7gくらい)【MG700R-5S】を使用するといいですよ。
フエルコ MG800R-6S
今回、2.5号~3.0号のエギを使用するのに使いました。こちらも仕舞寸法が46cmと非常にコンパクトになるパックロッドです。キャストウエイトが10gとありますが、普通に15gくらいまでのルアーをキャスト出来るパワーがあります。
ロッドの調子はレギュラーファースト。細いブランクスながら非常に粘るロッドで、2.5号~3.0号のエギを使用したエギング、タチウオ釣り(テンヤ・巻きのルアー釣り使用時)、20~30センチ前後のロックフィッシュ全般等に使用すると良いです。
また、粘るブランクスの特性から、船釣りでも使えたりします。パワー的にギリギリですが、スイミングテンヤ、イカメタルのオモリグなんかにも私は使用しています。幅広いルアー釣りに使えるマルチパーパスロッドです。
細身のブランクスなので、ちょっと固めではありますが、メバリングのフロートやアジングのキャロの釣りもなんとかこなせます。
このロッド一本で幅広いルアー釣りをカバーできるので、『パックロッド1本で色々な魚を釣りたい!』と思うなら【MG800R-6S】は有力な選択肢となると思いますよ。