2020年9月12日、エギング初心者のニケさんと一緒に兵庫県姫路市にある家島諸島の一つ、西島までエギングに行ってきました。
家島諸島にある【西島】ってどんな釣り場?
当日の西島エギングの様子
秋エギング時の人混みを避けるポイントの選び方
秋エギングにおける湾の外と湾奥ポイントの使い分け方
についてお伝えしますね。
家島諸島にある【西島】ってどんな釣り場?
西島については去年のエギング釣行の時に説明しているのですが、2つあるフェリー会社が1つに合併して、行き方も変わったので再度どんな釣り場かをお伝えしています。
西島は、兵庫県姫路市にある家島諸島の内の1つです。家島諸島は大きく分けて4つ。家島本島・坊勢島・男鹿島、そして西島があり、その中でも西島は最大の島となります。
家島本島・坊勢島・男鹿島は姫路港からフェリーで行く事が出来ます。家島本島はエギングに適している場所が少なく、坊勢島・男鹿島は近年エギングポイントとして有名となり、多くのエギングをする釣り人が来て人的プレッシャーが高まっています。
特に坊勢島は島外から来た釣り人と地元の住民がエギングをする事になり、ここ数年、人的プレッシャーが高まっています。男鹿島はほぼ無人島で地元の住民がエギングしにくる事はないですが、年々エギングをしにくる釣り人が増えている様子です。今回のエギング釣行時もたくさんのエギングする釣り人が男鹿島に渡っていました。
西島には【いえしま自然体験センター】という施設があります。キャンプ施設やロッジ、野外炊飯場等が完備され、カヌーの貸し出しもしている本格的なアウトドア施設です。キャンプやハイキングで来られる人は多いですが、釣り場としてはあまり認知されておらず、家島諸島の中でも穴場的ポイントとなっています。
(※このブログでの紹介で今後穴場的ポイントでなくなるかも知れませんが・・・)
西島(いえしま自然体験センター)への行き方
【兵庫県いえしま自然体験センター】で予約をする
西島へ行くには【家島自然体験センターでの予約】が必要となります。予約しないと船に乗る事が出来ません。予約といっても出船できる時間は決まっているので、下記リンクの船便時刻表を確認し、釣行日時が決まったら【家島自然体験センター】に電話しましょう。
料金は日帰りなら200円です。船着き場の反対側にある施設まで行って料金を支払う形が基本ですが、電話で予約する際に船着き場に来てもらう事も出来るので、船着き場に来てもらって料金を支払いする方法がオススメです。
家島自然体験センターの船便時刻表などは公式HPへ
(※いえしま自然体験センターの電話番号は【年間行事予定のご案内】又はHPの最下部左側に記載されています。)
姫路港に到着したら【坊勢島行き】と【いえしま自然体験センター(西島)】両方の券を購入する
予約が終われば、当日姫路港へ行ってチケットを購入します。坊勢島で、いえしま自然体験センター(西島)行きのフェリーへ乗り換えするので、【坊勢島】と【いえしま自然体験センター(西島)】の券を両方買う必要があります。
いえしま自然体験センター(西島)からは必ず帰る事となるので、往復券を購入した方が手間がなくて楽です。
※いえしま自然体験センター(西島)には発券所が無いので、いえしま自然体験センター(西島)の券を片道しか購入しない場合、帰りは現金で支払う事となります。
いえしま自然体験センター(西島)への帰り方は事前予約か帰る前に電話をする
いえしま自然体験センター(西島)への帰り方ですが、帰りも基本予約となります。船便時刻表にあるセンター桟橋発の帰りたい時間を選んで帰る時間を予約しておきましょう。又、帰る時間が未定の場合は、予約せずに帰る時になって連絡する形でも対応しています。
ただし、予約せずに帰る場合は基本帰る時間の2時間以上前に連絡が必要です。
西島エギングに行く為にまずは姫路港へ
西島に行く為にまずは姫路港へ。そして午前7時前に姫路港に到着。
姫路港から午前7時30分発のフェリーで予約をしているので、まだ時間は十分。ゆっくり出発の準備をします。
【坊勢島】と【いえしま自然体験センター(西島)】の券を両方購入
西島に行く為には坊勢島でフェリーを乗り換える事となり、券が2種類必用となります。【坊勢島】と【いえしま自然体験センター(西島)】の券両方(往復分)を購入してフェリーに乗り込みます。
まずは姫路港から坊勢島へ
まずは姫路港から坊勢島へ向かいます。天気予報では曇り・雨との事だったのですが晴天となりました。
エギングする人がたくさん乗っていました
坊勢島に向かうフェリーではエギングする人がたくさん乗っていました。しっかり数えていませんが30~40人はいたのではないでしょうか?
やっぱり今でもエギングは人気の釣りなんだなあ、と再確認できました。
坊勢島に到着
乗船から約30分。坊勢島に到着です。ここから隣の桟橋に行って、いえしま自然体験センター(西島)のフェリーに乗り換えます。
いえしま自然体験センター(西島)行きのフェリーへ乗り換え
坊勢島行きのフェリーに乗っていたエギングする人のほとんどが男鹿島と坊勢島で降りて行き、西島行きのフェリーには釣り人は2名程。一気にエギングする釣り人が減りました。
西島(いえしま自然体験センター)に到着!
午前8時20分頃、遂に西島(いえしま自然体験センター)に到着!実質エギングしている人は1名でほぼ貸し切りみたいな状態です。
センター桟橋付近でエギングすると早速アオリイカが!
いそいそとエギングの準備をしてエギング開始!2号のエギを使用していると開始早々からアオリイカが釣れてくれました。
エギングしている唯一のおじさんは次々にアオリイカをエギングで釣り上げていました。どうやら以前から西島の方に来られているベテランさんみたいです。
エギング初心者のニケさんにもアオリイカがヒット!
その後、エギング初心者のニケさんにもアオリイカがヒット!これで2人ともボウズは回避となりました。
その後2杯のアオリイカを追加してポイント移動
その後2杯のアオリイカを追加するも、アオリイカのサイズが小さい事もあり、なかなか乗らない・・・。
もっと釣れる場所を求めてポイント移動をする事にしました。
ポイント移動の為山越え
ポイント移動の為に桟橋から中央地区エリアの方へ移動します。約1.2キロの道のりで、1つ山を越えました。
防波堤に到着
防波堤エリアに到着。再びエギング再開です。
海水温は約27.5度
海水温は約27.5度。海水温は今の時期の割に高めです。
さらにアオリイカを2杯追加
防波堤エリアでさらに2杯のアオリイカを追加する事ができました。が、その後は小さいアオリイカがついてくるのみ、となったので今度は石積突堤の方へ移動となりました。
石積突堤エリアへ移動
300m程移動して、石積突堤エリアに移動です。
石積突堤エリアでアオリイカ2杯ゲット!
その後石垣突堤エリアで2杯のアオリイカを追加するも、その後沈黙。それぞれのポイントをチェックした結果、最初の桟橋エリアが一番魚影濃かった感じなので、再び桟橋エリアに戻ります。
桟橋エリアに戻りニケさんがアオリイカをゲット!
桟橋エリアに戻って早々にニケさんがアオリイカをゲット!
朝にエギングしていたおじさんですが、ずっと桟橋周辺でエギングをしていた様子で、クーラーボックスを見せてもらうと小さいクーラーボックスいっぱいにアオリイカが入っていました。
『20杯以上は釣ったよ。』
との事で、幸せの青い鳥は目の前にあった、というオチとなりました。
時合突入!その後アオリイカが連続ヒット!
その後おじさんは午後1時の便でご帰宅。おじさんがしていたポイントが一番アオリイカの反応が良かったので、おじさんのいたポイントで釣り始めると、アオリイカが次々にヒット!
エギを2号から2.5号に変更するとサイズもUPして絶好調に。
干潮潮止まりからの潮の動き始めでアオリイカの活性が上がった様でした。
最後に本日最大のアオリイカを釣って終了
最後に胴長15センチ程のアオリイカを釣り上げる事に成功!このアオリイカを釣った後はパタッとアタリが止まり時合終了。こうして西島エギングは無事に終了したのでした。
坊勢島にある【らーめんうおんちゅ】で昼食
普段だったら午後2時20分発のフェリーで、坊勢島で昼食をとる時間はないのですが、今回船長さんが早めに帰りたい、との事で僕達も釣果に満足していた事もあり、『早く帰って全然OK。』との事で早めの出港となり、坊勢島で次のフェリーが来るまでの間、少し時間が空く事に。
せっかくなので、地元の食堂でごはんを食べる事に。坊勢島センターの裏に【漁師の店】と書いているラーメン屋さんを発見したので、ここで昼食を食べる事にしました。
(※店名が漁師の店と思っていたのですが、後で調べたら【らーめんうおんちゅ】という店名でした。)
注文したのは坊勢ラーメンとがんどがれい飯。先に来たのはがんどがれい飯。
食べてみるとみりん干しの様な味ですが、魚の風味もよくでていて美味しかったです。
そして次に来たのが【坊勢ラーメン】です。
がんどがれいの出汁が特徴のラーメンですが、これがあっさりしているんですが味に深みがあって他にはない味。
あっさりラーメン好きなら、このラーメンだけを食べに坊勢島に来てもいいくらい。時間に余裕があるならぜひ一度立ち寄ってほしいお店です。
がんどがれい飯とラーメンを食べた後は姫路港行きのフェリーに乗って、帰路に着いたのでした。
当日のエギング釣行のショートムービーもあります
当日のエギング釣行のショートムービーもあります。釣っている様子を短くまとめているので良かったら観て下さいね。
9月中旬家島諸島エギング釣果
・アオリイカ 胴長8~15センチ 12杯
9月中旬家島諸島エギングまとめ
離島×離島まですれば休日のエギングポイントでも人的プレッシャーを避ける事が出来た
秋のエギングは本来難しい釣りではなく、シモリなどにエギをキャストしていけば普通に釣れるもの。ですが昨今、秋のエギングが難しくなっている原因のほとんどが【人的プレッシャー】です。
なので人を避ける事さえできれば秋のシーズン初期のエギングでの釣果はほぼ約束されたもの。なのでベテラン釣り師は足場の悪い地磯や、渡船で沖磯に行ったりします。
でも釣り始めからそんな足場が悪い所に行くのは辛いですよね。なので今回は離島×離島という所に行ってみました。結果は秋のエギングシーズン真っただ中にもかかわらずほぼ貸し切りでエギングが出来ました。
このブログで紹介される事で西島へ行く人が増えるかも?ですがそれでも既に知られている【男鹿島】や【坊勢島】よりは少ない釣り人の中釣りが出来ると思います。
とにかく秋のエギングは【どの様にして人を避けるか?】という事に意識をむけてポイントを選ぶといいですよ。
湾の奥より外の方がアオリイカの成長は早いみたい
今回好釣果だったポイントは桟橋エリアでした。防波堤や石積突堤エリアは桟橋エリアより一回りアオリイカのサイズが小さかった様に思います。
アオリイカの平均サイズが大きい事から、桟橋エリアの方が2.0~2.5号のエギを抱く事のできる大きさのアオリイカが多くいて、より釣れたのでは?と考えています。
桟橋エリアと防波堤・石積突堤エリアの違いは?というと湾の外側にあるか湾の奥側にあるかの違いがあり、潮通しの良い湾の外側の方が今回は良かったです。
ただ、今後アオリイカが成長して大きくなると大きくなったアオリイカは警戒心が高くなり釣りにくくなるので、その時は湾奥のアオリイカが釣りやすいサイズに育って、今後は湾奥の方が釣れるかも知れませんね。
9月中旬家島諸島エギングのヒットルアー等
エギゼヨ
今回のエギングの後半で釣っていたエギはエギゼヨの2.5号でした。エギ王Q等の最近のエギと比べるとダートは控えめ。ですが沈下姿勢がとてもよく約45度の角度でゆっくりと沈んでくれます。他のメーカーの同じ号数のエギより沈下スピードも遅めなのでシャローをゆっくり攻めたい時や、よりナチュラルに攻めたい時に重宝しますよ。
秋のエギングにピッタリのロッドホルダー付きクーラーボックス
エギング等の小物釣りにぴったりの小型クーラーボックス(約7L)です。小さいクーラーボックスなのでラン&ガンもしやすいですよ。ロッドホルダーや小物入れも装着されていて使い勝手もとてもいいです。
秋のエギングにピッタリなロッドホルダー付きクーラーボックスについて詳しくはこちら
長靴より蒸れなくて快適な防水透湿靴下
この日は雨が降るか降らないか、という天気予報でした。結果は晴れたのですが、そんな時、雨に備えて長靴を履いたらムレムレに。晴れるか雨が降るか分からない時は膝下まである防水透湿靴下(DexShell)を使ったら透湿なので長靴よりむれないので快適ですし、防水なので海に立ち込んでも問題ありません。初夏~秋にかけての暑い時期に快適な釣りをしたいなら本当にオススメです。
マリンシューズ
防水透湿靴下を使っても履いている靴が普通の靴だと中に水が溜まったままでずっと濡れたままに・・・。なので水に濡れる事が前提となって水はけが良い【マリンシューズ】を一緒に揃えておくといいですよ。