2022年3月11日から12日にかけて、兵庫県加古郡にある【本荘ケーソン】へメバリングに行ってきました。
結果はシーバス1匹とガシラ(カサゴ)1匹のみとなり、メバルを釣る事が出来ませんでしたが、その分?尺メバルを釣った方の釣り方等を聞けたので、その事やその他気付いた点をシェアしてきますね。
当日の本荘ケーソン釣行の様子
本荘ケーソン常夜灯ポイント各所(合計3か所)の様子と地形の違い
尺メバルを釣った方のヒットパターン
今回の本荘ケーソン釣行での3つの気付き
についてお伝えします。
【本荘ケーソン】には「くさべ渡船」を使って渡りました
今回渡った【本荘ケーソン】は沖にある防波堤で渡船を使わないと渡れません。本荘ケーソンに渡る渡船はへぐり渡船とくさべ渡船とがありますが、今回は【くさべ渡船】を使って渡りました。
夕方4時頃に【くさべ渡船】に到着
夕方4時頃に【くさべ渡船】に到着。出船は夕方5時前なのでゆっくり釣具の準備をして渡船に乗り込みます。
渡船に乗り込み【本荘ケーソン】へ
釣り準備が終わり、渡船に乗り込み【本荘ケーソン】へ向かいます。
【本荘ケーソン】に到着
渡船に乗ってから約10分。【本荘ケーソン】に到着。今回は夜通しの釣りなので、次の迎えは翌朝の朝6時。今から約11時間の釣り、頑張ります!
タンク裏の埋め立て地側に移動
今回の狙いは沖堤防に設置されている【常夜灯】周辺。本庄ケーソンの常夜灯がある場所は【タンク裏の埋め立て地側】なので、設置されている階段を使い壁を乗り越えて、そこまで移動します。
東西に隣接する2つの常夜灯の水深を【キャストできる魚探】で測定
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本庄ケーソンにある常夜灯の場所は合計3か所。西に歩いて5分程にある東西2カ所(この2か所は隣接しています)と、歩いて20~30分かかる埋立地の西端にある常夜灯1か所です。
前回(昨年12月)のアジング・根魚釣行の時に【本庄ケーソンの東西2か所の常夜灯】で釣りをした際、『沖の水深は約9mですよ。』との話を聞いていたのですが、
実際に釣りをすると、思った以上にすぐに底に着底する所があり、『水深9mより浅い所、あるのでは?』と思い、今回は【キャストできる魚探・ぎょぎょウォッチ】を使用して、その事をしっかり確認してみました。
西側の常夜灯側に水深が浅い場所があるのが分かりました
東西に隣接する2つ常夜灯周辺の内、東側沖はほぼ9mフラット。ですが、西側沖は水深4~5mになる部分がある事が、周辺を魚探でチェックした結果、分かりました。
前回釣行時の違和感は間違っていなかった様です。
以前はこういう時、オモリ等を使って着底時間を確認していく事で、水深を調べていたのですが、広い範囲を調べるのにとても時間がかかるのが問題でした。
魚探をキャストするようのタックルは一つ増えますが、魚探があると、あっという間に各場所の水深チェック可能なので、本当、便利になりました。
西端の常夜灯に行ってみる事に
前回の釣行後、【タンク裏の埋め立て地の西端にも常夜灯があるポイントがある】事が分かったので、今回は、『西端の常夜灯ポイントを確認しておきたい。』というのも釣行の目的の一つでした。
なので、隣接する2か所の常夜灯ポイントの水深チェックが終わった後は、どんどん西へ歩いていきます。
西端の常夜灯は画像の奥の方に写っている船とほぼ同じ場所。かなり遠い道のりです。
西端の常夜灯ポイント周辺に到着
隣接する常夜灯ポイントから歩いて約20分。遂に西端の常夜灯ポイントに到着。
『かなり歩かないといけませんよ。』と渡船のスタッフさんが言っていましたが、本当にかなり歩きました。いやあ、イメージより遠かったです。
西端の常夜灯ポイントはテトラではなく防波堤でした
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本荘ケーソンの【タンク裏の埋め立て地側】の海に隣接している所はテトラ帯なのですが、西端の常夜灯ポイントはテトラが無く、普通の防波堤でした。
本荘ケーソンのテトラはスパイクシューズがいらない足場がいい方のテトラですが、それでもテトラ帯での釣りは面倒なので、通常の防波堤なのは嬉しいポイントです。
キャスト出来る魚探でチェックしてみると、岸壁の際から3mくらいまでは水深約10m。それより沖は水深12m前後のフラットな地形でした。
岸壁の際は恐らくは基礎部分になっていて盛り上がっていると思われます。沖の水深の変化はほぼ無いので、基本的に岸壁際を狙うと良さそうです。
満潮になると岸際が海水に浸る事がありそう
西端の常夜灯ポイントに到着したのが夕方の6時頃。この日の播磨の潮汐計算を見ると、この時の潮位が約+60cm。上の画像ではちょっと分かりにくいですが、目測で海面から防波堤の差が80cm程。
播磨周辺の最大潮位が約+150cmで、この日の最大の潮位が約130cmとなっています。
この日は満潮時にこのポイントにいなかったので断言はできませんが、恐らく潮位120cmを超えたあたりから岸際より上に海水がくるので、防波堤沿いでは釣りが出来なくなりそうです。
なので、西端の常夜灯ポイントで釣りをするなら潮位100cm以下の時にすると良さそうですよ。釣行前に潮汐表の確認が大事となりそうです。
潮汐表は色々ありますが、私はこのサイトでよく確認しています。
メバリングの釣り準備
釣り場に到着したので、キャリーカートに乗せていた荷物をバラして釣り準備。
夜通しの釣りで荷物も多かった為、今回持ってきたのは全てパックロッド。私は60cm以下に収納できるフエルコのMGシリーズを愛用しています。
西端の常夜灯ポイントの様子
西端の常夜灯ポイント
夜になり、西端の常夜灯がどんな感じで照らされるか確認できたので撮影してみました。
西端の常夜灯ポイントは、手前の常夜灯ポイント(↓の画像)と違い強力なライトが海面に照らされるのではなく、作業灯の様なライトが並ぶ形になっている様です。
(↓比較の為手前の隣接している常夜灯の画像も載せています。)
手前の隣接している常夜灯のポイント(比較の為並べました)
海水温は約9.2度
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釣りする前に海水温を測定すると約9.2度。最近暖かい日が続いたので、もう少し水温が上がっていると思っていましたが水温は低め。メバルの適水温(14度程)を考えると低いですが、釣れないという程の水温でもないので、頑張っていこうと思います。
シーバスが釣れる
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釣り開始してから約30分・・・。防波堤際の表層をスローリトリーブするものの、まったくバイトがありません。
渡船で渡る前にスタッフさんが、『今年はメバル良くないですよ。』と言われていましたが本当に良くないみたいです。
それでも防波堤の際を引き続きスローリトリーブしていると遂にヒット!
めっちゃ引くので一瞬『尺メバル?』と思うもあまりにも重量感のある引きなので、10秒でシーバスと確信。ラインがフロロ3lbなので慎重にやりとりし、無事にネットイン!
50センチ弱の立派なシーバスをゲットする事ができました。
その後アタリが続かないのでポイント移動
その後1時間程粘るも、シーバスのバイトもなく沈黙。釣れない雰囲気しか感じないので夜の8時頃にポイント移動する事に。
西端から隣接する常夜灯ポイントまで、再び20分弱の時間をかけて移動しました。
移動した際に周りの釣り人に釣果を聞くも、こちらのポイントでもあまり釣れていないとの事。厳しい状況はポイントを移動した後も続きそうです。
ガシラ(カサゴ)を追加
思った通りポイントを移動した後も、全然釣れない・・・。表層から中層、中層から底とレンジを変えて丁寧に探るもノーバイト。そして釣り再開してから約1時間30分・・・。
遂に待望のヒット!良型のガシラ(カサゴ)がヒットするも、その後は再び沈黙・・・。厳しい釣りが続きます。
釣れないので仮眠
その後も釣れないので、上げ潮となり、潮も動き出す午前3時頃まで仮眠する事にしました。
上げ潮となっても状況は変わらず釣り終了
午前3時頃に起きて、『上げ潮で好調に釣れるのでは?』と思ったのですが、上げ潮になってもほぼ状況は変わらず。
何も釣れないまま帰りの渡船の時間となり、釣り終了となりました。
尺メバルを釣っている方がいました
くさべ渡船に戻ってきた後、各釣り人の釣果を撮影しているのを見ていると(渡船のHPに釣果を載せる為)、なんと尺メバルを釣っている方いました!
(※釣れた状況を詳しく教えてくれました:)
死後硬直している様子でかなり縮んでいて30cmちょっとなので、生きている時に測定したら32cmくらいあったのでは?と思われるメバルでした。
初めて生で尺メバル見ましたが、やっぱりデカイですね!いつか釣ってみたいなあ、と思いました。
3月上旬本荘ケーソンでのメバリング釣果
・シーバス 55cmくらい 1匹
・ガシラ(カサゴ) 21cmくらい 1匹
尺メバルのヒットパターン(※釣った方のお話です)
今回、尺メバルを釣った方にそのヒットパターンを聞いた所、干潮から潮の流れが反転した時にヒットした、との事でした。(深夜1時30分頃にヒットしたとの事。)
釣れたレンジはほぼ底、との事で一晩中底周辺をジグヘッドで釣り続けていた、との事でした。
干潮というメバリングでは厳しい条件の中でも、尺メバルって釣れるんですね。干潮前後とはいえ【潮が動き出す瞬間】は釣れる時間帯なんだという事が分かりました。
当日(2022年3月12日)の潮汐グラフを一緒に確認すると、どんな状況か分かりやすくなるので、潮汐グラフを確認できるサイトのリンクを貼っています。
3月上旬本荘ケーソンでのメバリング釣行3つの気付き
2022年春シーズンの本荘ケーソンのメバルは不調の様です
くさべ渡船のスタッフさんや常連さんに色々話を聞いてみた所、今年のメバルは調子がかなり悪いとの事でした。
私も去年(2021年)のネット情報をみて、爆釣では?と思って来たのですが、メバルを釣る事が出来ませんでした。私の釣りの腕の問題もありますが、どうやら今年が釣れない年みたいです。
それでも常連さんは一定の釣果をあげているのは流石、ですね。
シーバス釣りの準備もしておくと良さそう
本荘ケーソンは、シーバスの魚影が濃いエリアで、メバリングやアジングをしているとシーバスが釣れる可能性が非常に高いです。
今回の様にメバルが不調な時はシーバスに切り替える、というのもアリなので、シーバス釣りをする方はシーバスタックルとルアーも持っていくと、釣りの幅が広がりそうです。
あと、アジング・メバリングだけをする方でも、必ずといっていい程シーバスがかかります。なので、60~70センチくらいのシーバスが入るくらいの大きさのネットは準備しておくといいですよ。
東西にある各常夜灯ポイントはどちらも釣果は変わらず
東西に隣接する常夜灯の各ポイントですが、西側の常夜灯ポイントの方に沖の張り出しがあり、沖の変化がほとんどない東側と比べて良いポイントでは、と感じました。
ですが、それぞれの常夜灯ポイントで釣りしている方に話を聞いた感じでは、どちらの常夜灯ポイントも釣果的にはあまり変わらない感じでした。(※尺メバルを釣った方は東側の常夜灯ポイントでした。)
非常に明るい常夜灯なので、【常夜灯の効果>地形の変化】なのかも知れませんね。
(※常夜灯の各ポイントの水深は「キャストできる魚探」で測定しています。)
3月上旬本荘ケーソンでのメバリングヒットルアー
エコギア熟成アクア 活アジストレート2.2インチ
今回、シーバス・ガシラ(カサゴ)共に釣ったルアーが【エコギア熟成アクア 活アジストレート2.2インチ】でした。
ニオイ・味付きで非常によく釣れるので、釣れない時はよく使います。今回はいきなり釣れない状況で、最後まで釣れなかった事もあり、終始エコギア熟成アクア、でした。
今回メバルを釣る事は出来ませんでしたが、実績は抜群なので、本当オススメです。
(※袋を開けて使用した後、ジッパーを閉めていても液漏れするので、専用容器付きのものを紹介しています。)
ガルプ・エコギアアクア用コンパクト容器セット
ガルプやエコギア熟成アクア等のいわゆる【汁系ワーム】は本当よく釣れますが、【液漏れ】するのが玉に傷。
その為、色々な密閉容器がありますが、この容器はコンパクトでかつ、ワームを取り出す時もあまり汚れないので、いいですよ。
【ガルプ・エコギアアクア用コンパクト容器セット】について詳しくはこちら
3月上旬本荘ケーソンメバリングで使用した釣具
キャストできる魚探(ぎょぎょウォッチ)
キャスト出来る魚探、【ぎょぎょウォッチ】です。ルアーの着底時間等である程度水深は分かりますが、やっぱり魚探があると、はっきり分かりますし、水深を調べる効率も全然違ってきます。
現在、キャストできる魚探は各社からでていますが、【ぎょぎょウォッチ】はスマートフォンと同期させて画面を見るタイプではなく、専用のモニターがセットになっていて、スマホをわざわざ取り出さないのでいいのが良い点です。
ライトルアーにぴったりのランディングネットセット
今回使用したランディングネットは、【OGKランディングシャフトミニセット340】でした。今回、50cmちょっとのシーバスをランディングしましたが、十分入るネットの大きさでしたよ。
多分、70cmくらいまでは入るはず、です。
340cmというタモのシャフトの長さは足場の高い堤防では足りない長さですが、テトラ帯や漁港、少し低めの防波堤なら使えるくらいの長さで、携帯性と使い勝手のバランスが良いシャフトの長さと思います。
ネットがワンタッチで折り畳み可能な【タナハシ フリックジョイント】
最近『いいな!』と思ったのが、【タナハシ フリックジョイント】です♪
親指で押すだけでネットが折り畳み可能なジョイントです。これで一人でのタモ入れもぐっと楽に。
今までは昌栄のを使っていましたが、今後はコレ一択ですね^^
Amazonhttps://t.co/Y0uDFgM9Gv pic.twitter.com/84G53kIwbE
— たけと@メバリング&アジングとルアー釣り (@taketo01) February 1, 2022
今回ランディングネットと合わせて使用したのが、【タナハシ フリックジョイント】でした。親指一つでジョイントを解除できるので、特に一人での魚の取り込み時に重宝します。
このブログ記事を書いている時点(2022年4月8日時点)ではネットショップでは売り切れていますが、また入荷されると思います。本当便利なのでオススメです。
3月上旬本荘ケーソンでメバリング使用ロッド・ライン
フエルコ MGH900-6S
フエルコ MGH900-6Sは、『防波堤や漁港こそ、足場が高いからロングロッドが必要なのでは?』と以前から思っていて、フエルコさんと共同で作った9フィートでソリッドティップ仕様のメバリング・アジング用ロッドです。(※テストは終了して、現在生産待ちです(まだ未販売))
このロッドのコンセプトとしては【レギュラーメバルでも引きが楽しめる】で、感度と操作感を損なわないギリギリまでロッドを柔らかくしているので、15センチクラスのメバルでも、しっかり曲がり引きを楽しむ事ができるロッドに仕上げています。
その結果、ティップ~ベリー部は非常に良く曲がり、バットは小型の魚がかかった時は曲がらず、大型魚の時はしっかりバットまで曲がるロッドとなりました。(※バッドまで柔らかくしすぎると感度と操作性が失われる為、バッドは固めになっています。)
今回の様にシーバスをかけた時には、バッドまでしっかり曲がり、ロッド全体で魚の引きを受け止めるので、3lbという細いラインにも関わらず、シーバスにあまり主導権を握られる事なく、取り込む事ができました。
15~20cmのメバルやアジの引きを楽しめる様に設計したのですが、大型魚にも十分対応できる、というより細いラインの場合、このロッドの方が大型魚とのやり取りは向いている、と言えるくらいのロッドとなっています。
メバリングやアジングでは、外道でシーバスは良く釣れるので、これは嬉しい誤算でした。
クレハ シーガー R-18フロロリミテッド 100m 3lb
今回使用していたラインはフロロカーボンラインの3lbでした。個々のメバルのアベレージサイズが20~26cmくらいありそうだったのでメバリングにしてはやや太目のラインを選んでいます。
フロロリミテッドはフロロカーボンラインの中ではしなやかでライントラブルが少ないので、値段は高めですが初心者にこそオススメです。