2022年4月22日~23日にかけて兵庫県姫路市にある家島諸島の一つ、坊勢島までメバリング&アジングへ行ってきました。
メインはメバリング釣行で、ソルトフライフィッシングで初めてメバルを狙い、釣る事が出来ました。
当日のソルトフライフィッシング釣行の様子
ソルトフライフィッシングでメバリングを始めた理由
今回釣れたフライ(ルアー)の紹介
これからソルトフライフィッシングを始める方の為の必要な釣具紹介
についてお伝えしますね。
姫路港到着から釣り終わりまでの釣行全編については別の記事で詳しくお伝えしているので、釣行の全編を読みたい方は下のリンクから読んでくださいね。
メバリング用のフライタックルを準備
坊勢島に到着後、メバリング用のフライタックルを準備。初めてフライでメバルを狙うので期待と不安が入り交じりながら準備を進めます。
夜11時頃からソルトフライフィッシングを開始!
夜11時前、いよいよソルトフライフィッシングを開始!です。
使用したフライは【マラブー】タイプ
今回使用したフライはマラブータイプ。浅場を攻める事も多いと想定してキールタイプ(針先が上を向くタイプのフライ)を使いました。
これにマーカーを使って、水面直下~1mくらいまでの間を探っていきます。各ポイントをテンポよく打っていくものの、なかなかバイトがありません。
ソルトフライフィッシングでの初メバルをゲット!
しかし、遂にフライにメバルがヒット!18センチ程のメバルを無事に釣る事が出来ました。
初挑戦での釣りので初フィッシュはいくつになっても嬉しいです。
その後ガシラ(カサゴ)を1匹追加して終了
この1匹メバルを釣った後くらいからメバルの活性は急低下。その後フライはおろか、ルアー(ワーム)でもメバルがほとんど釣れない状態に。
その後なんとかガシラ(カサゴ)を1匹追加して初のソルトフライフィッシングは終了したのでした。
坊勢島ソルトフライフィッシングでの釣果
・メバル 18センチくらい 1匹
・ガシラ(カサゴ) 15センチくらい 1匹
ソルトフライフィッシングでのメバリングを始めた理由
今回、ソルトフライフィッシングでメバリングをしたのには理由があって、メバリングの場合、フライフィッシングは状況さえ合わせれば、ルアー(ワーム)より釣れる状況は多いのでは?と思ったからです。
超軽量のルアーを扱う事が多いメバリングにおいて、特にトップウォーターとサブサーフェイスの釣りにおいては【超軽量のルアーを飛ばせる】という点においてルアーより明らかに優れます。
今回はメバルが水面を完全に意識している状況ではなく、トップウォーターでは釣る事が出来ませんでしたが、特にトップウォーターにおいては極小(長さ1~1.5cm程)のトップウォーターのルアー(フライ)を使用可能な事から大きな可能性を感じています。
フライフィッシングだけではメバリングの全てのシュチュエーションを釣るのは困難ですが、メバリングタックルの一つに加えれば武器になるのでは?と考えています。
今後もソルトフライフィッシングは続けていくので、フライフィッシングで釣れる状況等を実釣で体験してお伝えしていければ、と思っています。
ベイトフィネスにハマっている人にもオススメかも
フライフィッシングはキャストにコツがいるのは確かですが、キレイにキャストが決まると気持ちよく、そのあたりはベイトフィネスにも通じるものがあると思っています。
【軽量のルアーを飛ばす】という事においてはベイトフィネスよりフライフィッシングの方がアドバンテージがあるので、ベイトフィネスにハマっている方は、フライフィッシングも一緒にしてみるとハマるかも知れませんよ。
ベイトフィネスよりはずっと安価でタックルが揃うのも魅力ですね。
ソルトフライはフライフィッシング初心者にも向いていると思いました
フライフィッシングは基本渓流魚を釣る為にする人が多いと思うのですが、これから始める方はまずは管理釣り場、でその次のステップがいきなり渓流、等になってしまうので相当ハードルが高いな、と思いました。
湖でのフライフィッシングではブラックバスやブルーギルなんかもいますが、食べれる魚ではないですし、今や釣り禁止の釣り場が増えすぎて気楽に行ける釣り場がほとんどない、というのが現状ですし・・・。
そこで重装備もいらず、ある程度気楽にいけるメバルやガシラ(カサゴ)、アジを狙ったライトソルトフライフィッシング(ソルトフライ)はどうかな?と思った次第です。
今後もアジ・ガシラ(カサゴ)・アジを狙ったフライフィッシングを続けていくので、釣り方等をまたお伝えしていきますね。
ルアーフィッシングの方の為のフライ用語解説
今回の記事はルアーフィッシングをする方と、フライフィッシングをする方両方に読んで欲しい記事なのですが、下記のヒットルアーや使用タックルの説明でフライフィッシングの専門用語が連発しています。
なので、この項目でルアーフィッシングする方にとって分からないと思われる単語の説明をしています。フライフィッシングをしている方はこの項目は飛ばして下さいね。
※1 マラブー:フライフィッシングのフライの形の一つ。下記で紹介している画像の様な形のフライとなります。
※2 キール仕様:フライの場合、基本オモリが無いので通常使用だとフックが下向きとなります。それをオモリを使用して針を上向きにして泳がせる事を可能にしている仕様を【キール仕様】と呼びます。
※3 【マラブー #10の#10部分】:#10の部分はフックサイズとなります。#の数字が大きくなればなるほどフックサイズが小さく、#の数字が小さくなればなるほどフックサイズが大きくなります。
※4 ビーズ:フライフィッシングではフックのヘッド部分に装着するオモリの事を【ビーズ】と呼びます。
※5 【DT #4 フローティング】について:DTはフライラインのテーパーを表していて、DTは【ダブルテーパーライン】の略称です。DTの特徴は近距離を精度高く落とすのに向いているテーパーとなります。対してWTは遠投に適したラインとなります。
#4はフライフィッシングにおけるフライラインの太さの単位となります。#1が最も細く、#15が最も太くなります。太くなる程ラインが重くなるので、遠投するのに向いています。#4は30cmくらいまでの小型魚用となっています。
フローティングは名前の通り水に浮くラインとなります。対して水に沈むシンキングラインもあります。
※6 バッキングライン:大物がかかった時フライラインを全部出した時でもさらにラインを出せるようにする為の下巻用のラインです。
※7 【テーパーリーダーライン 5X 7.5フィート】:テーパーリーダーラインはフライライン先端に結ぶラインです。PEラインにおけるリーダーラインと同じ役割ですね。通常のリーダーラインと違うのは、フライを上手く飛ばす為にテーパー形状になっているのが通常のリーダーラインと違う点です。
5Xは、テーパーリーダーラインの先端部の太さを表す単位です。数字が小さくなる程太く、数字が大きくなる程細くなります。5Xの先端部分の太さは約0.8号(3lb相当)となります。
7.5フィートはその呼び名の通りティペットの長さの単位です。長ければ長い程魚に見破られにくく釣れ易くなりますが、長くなるとラインのコントロールが難しくなります。7.5フィートはテーパーラインの長さでは短い方でコントロール重視の長さとなります。
※8 ティペット:テーパーリーダーラインの先端部分のテーパーになっていない部分です。又、フライ(ルアー)を交換する度にティペット部分が短くなっていくので、ティペット部分が短くなった時に継ぎ足す用のラインの事もティペットと呼びます。
坊勢島メバリングでの使用ソルトフライ
マラブー(キール仕様)0.3g #10
今回使用したフライはマラブー(キール仕様)。私はメバリング用のフェザージグも開発していて、マラブータイプがメバルに効く事が分かっていた事もあり、今回はマラブータイプのフライを用意しました。
ビーズはタングステンのミラータイプM(直径3.5mm・約0.3g)のビーズを使用したのですが、#4のDTラインだと重すぎて非常にターンしづらく、飛距離も出なかったです。(私がキャスト下手なのも大いにあります。)
マラブータイプのフライだとアジが釣れない事は、以前のフェザージグのテストで分かっているので、次回釣行時にはビーズを軽くして、アジも釣れるタイプのフライを巻いてチャレンジしようと思いました。
通常のマラブータイプのフライ一覧
キール仕様ではないですが、市販されているマラブータイプのフライです。もし、すぐにでも『メバリングのフライフィッシングをしたい!』と思ったならまずはこちらの完成品のフライを揃えると良さそうです。
フライ用のインジケーター(ウキの様な物)
インジケーターとは、フライの先のリーダーラインに付けるウキの様な物(目印)です。沈めるフライで釣る時に使用すると、インジケーター(目印)を視認できるので、アタリが取りやすくなります。
今回使用したのは、水面に浮くタイプなので、ウキの様に使用可能です。ルアー釣りでいうとフロートの釣りの様なイメージを持ってもらうと良いと思います。
また、シールでくっつけるタイプのインジケーターなので、フライ(ルアー)を結びかえなくても脱着可能なタイプで扱いやすいです。
ソルトフライフィッシングを始める為に必要な釣具一覧
ソルトフライフィッシングでの使用ライン・小物
ティムコ SAエアセル フローティング DT #4 フローティング
今回使用したフライラインです。リバーピークのフライライン等安いフライラインもありますが、柔らかくて少し使いにくかったりするので、初心者なら少し値段は高めですがフライの老舗メーカーのティムコ製のを選んでおくといいです。
今回は【DT #4 フローティング】を選び実際に使った結果、漁港では非常に使いやすい番手だと感じました。
フライフィッシングはライン全体をしならせてキャストするので非常に微調整がしやすく、漁港の様な場所だとルアーフィッシングよりピンスポットに入れやすくていいですね。
逆に開けた防波堤の様なポイントだと飛距離不足を感じました。なので次回釣行時には防波堤用に#6のタックルを準備しておきます。
フローティングのラインを選んでいるのはトップウォーターの釣りがしたい事と、シンキングラインにすると、ルアーと比べて感度が悪い事から、フローティングラインを選んでいます。
テーパーリーダーライン 7.5フィート 5X ループ付き
今回使用したテーパーリーダーラインは【5X 7.5フィート】でした。フライフィッシングにおいては短い方のテーパーリーダーラインでコントロール重視。メバルを狙う際には長くても短くても、ほとんど食いには関係なさそうな為です。
テーパーリーダーラインは基本ナイロンラインで、一度使用すると素材の特性上劣化しやすいので、釣行毎に交換するといいでしょう。メーカーは入手しやすく品質も安定なティムコ製の物を使用しました。
私が今回使用したのはループ無しのタイプでしたが、ループ有りの方が使いやすいと思うので、ループ付きのテーパーリーダーラインを紹介しています。
ティペットライン 5X
テーパーリーダーラインの先端部分はテーパーになっていない部分があり、その部分を【ティペット】と呼びます。
その部分を使ってフライ(ルアー)を結んでいくのですが、ルアーを交換する度に短くなっていくので、ティペット部分が無くなる前に継ぎ足す用のティペットラインです。
今回テーパーリーダーラインが5Xだったので同じ太さの5Xを選んでいます。
つまりティペットは通常のナイロンラインなので、ルアー用やエサ釣り用の5Xに相当する太さ(5Xの場合0.8号3lb相当)のナイロンラインを選んでも問題ありません。
ティペットと表示されているラインの方がフライフィッシングらしいので私は選んだだけなので、コスパ重視の方は通常のルアー用のナイロンラインを購入したらいいですよ。
スナップ(アジスナップSS)
フライを変更する度に結び直すのが面倒、というのと結び直す度にティペット部分が減っていくのが嫌なので、今回はスナップを付けてフライフィッシングをしていました。
私はいつもルアー釣りではSSサイズを愛用しているので、今回のフライ釣行の時もSSサイズを使用しています。
ソルトフライフィッシングでの使用タックル
リバーピーク:フライロッド 7フィート6インチ #3
今回のメバリング釣行で使用したフライロッドです。使用ラインが#4でロッドが#3対応の為、少しロッドのパワーが足りないかも、と思いましたが普通に使えました。
リーズナブルな価格で、実際使ってみても私には不具合は感じられなかったので、これからソルトフライフィッシングを始める方にはオススメです。
Goture(ゴチュール) フライリール 5/6wt
今回のソルトフライフィッシングで使用したリールです。Amazonの評価が良かったので買って使ってみましたが、使用しても特に問題はありませんでした。
リールの番手表示の割にラインが巻けないリールみたいなので、使用ラインの番手よりワンランク上のリールを買うと良さそうです。
私は【DT #4 フローティング】のラインを【5/6wt】のリールに巻きましたが、バッキングライン無しで丁度スプールいっぱいになるくらいでした。
フライフィッシングにおいてリールはラインを巻いておくだけの道具なので、正直何でもOKです。なので、これから始める方は安いリールで十分と思います。
今回紹介しているリールは私が探した中で、普通に使えそうなリールの中で一番安かったので紹介しています。
今回の記事でソルトフライフィッシングをしたくなった方へ
今回の釣行記事で【フライフィッシングを始めたい!】と思った方はティムコの【フライフィッシング入門】の記事を読むとフライフィッシングについての大半の事を知る事が出来ますよ。
流石メーカーの公式HPだけあり、すごく分かりやすいので本当オススメです。
【フライフィッシング入門】のページはこちら(ティムコの公式HP)