2022年9月4日、大阪にある海上釣り堀、【大阪海上釣り堀サザン】に行ってきました。
当日は高水温・低活性で非常に厳しい状況でしたが、イケス内でトップの釣果(午前11時過ぎに帰ったのでその時点)を出す事が出来ました。
当日の海水温・天気・タナ・エサ取りの状態等
【大阪海上釣り堀サザン】攻略の詳細
サザンの青物狙いの特効エサ
についてお伝えしていきますね。
釣行日時と釣りに行った場所
9月4日に大阪にある海上釣り堀、【大阪海上釣り堀サザン】に行ってきましたよ。
当日の状況(海水温・天気・水質・魚の活性タナ等・エサ取りの状態)
当日の海水温
当日の海水温は約27.4度でした。
当日の天気
当日の天気は終始晴れ。気温もぐんぐん上がり、とても暑い1日でした。
当日の水質
当日の水質は少し濁っている状態でした。大阪海上釣り堀サザンは湾奥に事もあり、水が淀んでいて、水質が悪い感じでした。
当日の魚の活性、タナ等
1日を通して魚の活性は非常に活性は低かったです。タナは非常に魚が浮いていて水深2~3mラインに魚が集まっていました。
魚は概ね見えている状態でしたが、食いは非常に悪かったです。恐らく酸欠で魚が浮いているのでは?と考えています。
当日のエサ取りの状態
エサ取りは時々フグがかじってくるくらいであまりエサ取りはいませんでした。午前9時くらいに少しエサ取りが活発になりましたが、1時間くらいで再び沈黙。エサ取りの活性も低かったです。
大阪海上釣り堀サザンの釣果
・真鯛3匹(1匹スレ)
・シマアジ1匹
・ハマチ1匹
釣り方・釣法
今回は、全て【脈釣り】にて釣っていますよ。使用ロッドは【釣りおじさん際釣りSP240(仮名・試作品・テスト中)】でした。
竿のインプレはページ最下部にてお伝えしています。
【釣りおじさん際釣りSP240(仮名・試作品・テスト中)】のインプレはこちら(ページ最下部へ)
大阪海上釣り堀サザンでそれぞれの魚が釣れた理由と詳細
1匹目:真鯛(スレがかり:エサ:シラサエビ)
最初に釣れたのは真鯛。エサはシラサエビで釣りました。スレがかりと記載しましたが、アゴの近くだったのでスレがかりでなかったかも知れません。
非常に微妙な所にかかっていたので、スレがかり認定しています。
2匹目:真鯛(エサ:快釣エサγ ガンマ)
2匹目に釣ったのも真鯛でした。エサは【快釣エサγ(ガンマ)】です。【快釣エサγ(ガンマ)】はササミ系のエサで、通常のササミと比べて非常にニオイ、味が強いのが特徴です。
角の水深3mくらいに居る見え真鯛の目の前にゆっくり落として食わせました。
3匹目:真鯛(エサ:シラサエビ)
3匹目に釣ったのは真鯛。エサはシラサエビ。角の水深3mくらいの所に複数の真鯛が群れでいたので、狙ってみました。
最初は快釣エサγ(ガンマ)や団子系で攻めていましたがニオイと味でエサ取りが集まってきて面倒だったので、ニオイ・味がほとんどなく、あまりエサ取りが集まってこないシラサエビを選択。
ずっと無視されていましたが、真鯛の気まぐれで一度だけ咥えてくれた所をビシッと合わせて無事に釣り上げる事が出来ました。
4匹目:シマアジ(エサ:シラサエビ)
4匹目に釣ったのシマアジ。エサはシラサエビ。
ずっと表層1~2mにシマアジの群れが居たのですが、狙ってもまったく口を使わず。その後真鯛狙いしていても釣れなくなったので、シマアジ狙いに切り替えました。
30分くらいしつこく目の前にゆっくりシラサエビを漂わせると遂にシマアジがパクッ!
ですがこの1匹の後、シマアジは引き続き表層にいましたが、全くの無反応になりました。
5匹目:ハマチ(エサ:活きアジ)
5匹目に釣ったのハマチ。エサは活きアジでした。午前10時前くらいから少し青物が動き出したので、『ここが勝負所かも?』と思い活きアジを投入。
活きアジ投入後2~3分後に、青物特有の引き込まれるアタリがあり、釣り上げる事が出来ました。
この日は青物1匹しか放流なく、その後もう少し活きアジで狙ってみるもノー感じだったので午前11時過ぎに釣り終了して帰りました。
大阪海上釣り堀サザンで気付いた2つの事
高水温と酸欠で魚の活性が低かったのでは?
今回私の入ったイケスでは非常に魚の活性が低かったです。あまりに釣れないので午前11時前に帰った程。午前11時時点のイケス内の竿頭は私でした。
他の方はボウズ~2匹程。イケス全体で7~8匹くらいしか釣れておらず、5匹ではありますが、【今日の大阪海上釣堀サザンを攻略した】と伝えてもいいと思いました。
イケス内にはそこそこ魚は入っていましたが、『厳寒期?』というくらい魚の活性が低かったです。恐らくですが高水温と酸欠で魚の活性が非常に低かったのでは、と考えています。
潮通しが悪い地続きの海上釣堀は夏場は避けた方がいいかも知れません。
サザンは活きエサ持ちこみなので【活きアジ】が超効果的
サザンでは活きエサは販売しておらず、持ち込みしないと使う事が出来ません。淡水魚であるウグイやアユは、エビブクに入れてシラサエビ等と一緒に持ってくる事が可能ですが、【活きアジ】は海水魚なので活きアジ専用のバケツを用意しないと使用する事が出来ません。
当日、活きアジを使っている釣り人は私だけでした。他の釣り人もイワシの切り身やウグイ等で青物を狙っていましたが、ヒットしたのは後から活きアジをつけた私なので、運もありますが、確実にエサの差もあると思いました。
他の海上釣り堀では、釣り堀場内で活きアジが販売している事が多いので、青物から見ても見慣れたエサですが、サザンではかなり新鮮味のあるエサなのでは?と考えています。
今回釣れた青物は居残りだった(放流されたのはカンパチ1匹だったので)事からも、【活きアジ】が効果的だったと考えています。
海上釣り堀サザンで釣れたエサ
シラサエビ
今回一番魚を釣る事が出来たのは【シラサエビ】でした。魚の活性が本当にどん底の時はニオイも味もほとんどなく、半透明であまり目立たず、魚にとって一口サイズのシラサエビは本当効く事が多いです。
海水が濁ると駄目になるエサ筆頭ですが、真鯛から青物まで狙えるオールマイティーなエサなので、とりあえず揃えておきたい活きエサです。
快釣エサγ(ガンマ)
最近私が気に入っているササミ系の冷凍エサです。通常のササミよりニオイ・味が強く食わせる能力が通常のササミよりある様に感じます。
また、成分の差なのか、通常のササミよりずっとシマアジが釣れてくれるエサです。通常のササミは真鯛用の特効エサ、といったイメージですが、【快釣エサγ(ガンマ)】は真鯛鯛・シマアジ両方狙えるので、非常に便利です。
また、通常のササミより少しだけ固いので半分くらいにちぎって一口サイズにして使ったりも可能ですよ。
大阪海上釣り堀サザンの青物特効エサ
活きアジ
今回最後に青物(ハマチ)を釣りあげる事に貢献した活きアジです。ウグイやアユより動きが激しくて、青物が近づいた時、良く暴れるので非常に扱いやすい青物用の活餌です。
だいたいの海上釣り堀では現地で購入できるのでお手軽活餌なのですが、サザンでは活きアジは販売していないので、特効エサになっているのでは、と考えています。
非常に持っていくのが面倒ですが、サザンで青物を狙うならぜひ持っていきたい活餌ですね。
大阪海上釣り堀サザンで活きアジを持ち込む為に必要なアイテム
第一精工 活かしバッカン
活きアジを生かす為に必要なバッカンです。活きアジと海水を入れたバケツを持って運ぶのは大変ですが、それだけの価値はありそうです。
ハピソン エアーポンプ
活きアジを生かすにはエアーポンプもセットで必要です。値段は高いですが、アジを生かすにはハピソン製のエアーポンプが丈夫でエアー量も多くてオススメですよ。(※安いエアーポンプはすぐ壊れる事が多いです。)
アジを入れるスカリ(ビク)と水汲みロープ
活かしバッカンにアジを入れっぱなしでもいいのですが、真夏の場合、直射日光に当たりバッカン内の海水温が急上昇して、ほっておくとアジが茹で上がって全滅します。
バッカンの海水をマメに替えるのもいいのですが、正直面倒なので、海上釣り堀に到着したら、スカリ(ビク)を用意しておいて、ビクの中にアジを移し替えて、海上釣堀の釣り座の前のイケスに入れておくと安心です。
スカリは直径30cmの小さいのでOKです。スカリだけのロープでは長さが足りない事があるので、一緒に水汲みロープも用意しておくといいですよ。
アジスクイ網
アジは意外と素早くて、バッカンからスカリにアジを移し替える際、素手に捕まえる事が困難です。
アジを追いかけまわして使用する前からアジを弱らせない為にも、アジスクイ網も用意しておくといいですよ。
大阪海上釣り堀サザンでの使用ロッド
釣りおじさん際釣りSP240(仮名・試作品・テスト中)
今回の釣行では【釣りおじさん際釣りSP240(仮名・試作品・テスト中)】を使用していました。
際釣りを快適にする為の際釣り専用ロッドです。サザンは他の海上釣り堀と比べて小さいので、240の長さでも終始使用し続ける事が出来ました。
感度は現行の【釣りおじさん「即掛」脈釣りSP350】譲りの0.65mmカーボンソリッド穂先を採用。脈釣りSP350より約110cm短くなる事でさらに高い手感度と操作性を手に入れる事が出来ました。
今回青物(ハマチ)を釣った感想ですが、ロッドが短い事と、脈釣りSP350よりワンランク、ロッドが細い事から、やり取りはかなり苦労しました。でも、最終的に無事に取り込めて良かったです。
ただ、青物もしっかり取り込める太さと固さにしてしまうとロッド全体が太く重たくなってしまい、軽快な操作感が失われるので、今の時点ではこのパワーでいいのでは?と考えています。
240と短いので、本当に際は攻めやすく、良く曲がるので真鯛やシマアジをかけるとかなり楽しめます。
筏竿みたいに極端なファーストテーパーではなく、魚をかけると竿全体が曲がり受け止めてくれるので、際釣りロッドにしては、魚を掛けた後もかなり取り込みやすいと感じています。
際釣り専用なので、なかなか使える状況は少ないですが、状況にハマれば非常に扱いやすい竿に仕上がってきていると思うので、
『際釣り用のロッド、何か良いの無いかなあ?』
と思っている方にはハマるのでは、と思いますよ。引き続きテストしていきますのでよろしくお願いしますね。