今回の課題は「普通の沖防波堤でアジングを成立させてみたい!」
という事で2023年11月15日、私の地元大阪にある普通の沖防波堤「岸和田一文字」へアジング釣行。
結果、苦戦しながらもそこそこアジを釣ることが出来、普通の沖防波堤でもアジングを成立させる事が出来ました。
当日のアジング釣行の様子とヒットパターン
岸和田一文字アジング釣行で分かった4つのポイント
についてお伝えしますね。
11月中旬岸和田一文字アジング釣果
・アジ 13~22センチくらい 11匹
・サヨリ 25センチくらい 2匹
当日の岸和田一文字の状況
岸和田一文字は沖防波堤なので「岸和田渡船」を使って渡りました。午後3時の渡船に乗り、最終の午後6時30分までの約3時間30分の釣行時間となりまたよ。
当日は午後3時出発の渡船に乗り天候は晴れ。風も少し吹くくらいで釣りするのに支障はないレベルの風でした。海水温は約17.6度。
海水は緑がかった濁りが少し入っている状況でした。
岸和田一文字アジング釣行の様子とヒットパターン
旧一文字に到着
岸和田一文字は、沖一文字・旧一文字・中波止の3種類の波止がありますが、今回渡ったのは「旧一文字」です。選んだ理由は釣果情報で釣れている事と、沖一文字より水深が浅く底を狙いやすい為(アジは底で釣れる事が多いので)選びました。
サヨリがたくさんいたのでサヨリング
旧一文字に到着すると、沖側に大量のサヨリが浮いているのを発見!
「せっかく大量のサヨリがいるのなら…」という事で手持ちのジグヘッド+ワームでサヨリを狙ってみる事に。
ジグヘッドは豆アジ用のジグヘッド「小豆ちゃん」を使いワームは「熟成アクア活アジストレート(1/3くらいに千切ったもの)」を使用。
スローリトリーブには反応薄く、「チョンチョン」と細かく動かしてあげると好反応。
食いが浅いので何回もバラしながらも2匹のサヨリを釣る事ができました。
★ヒットルアー:熟成アクア活アジストレート2.3インチ
★使用ジグヘッド:小豆ちゃん
★使用ロッド:フエルコ MGH900-6S
底付近でぽつぽつアジがヒット!
今回のメインの釣りものはアジだったのでサヨリ釣りはこれにて終了し、午後4時頃からアジング開始。
防波堤の内側先端付近にサビキ釣りをしている方が3人ほどいて、アジを順調に釣っている様子。アジがいる事が分かり安心しました。
まずはサビキ釣りで釣れている防波堤の内側で「ジャコヘッドTG ミクロ 2g」+「アジアダー2インチ(コア釣れ釣れグリーン)」で狙っていくもアタリ無し。
防波堤周辺の地形変化が乏しく狙いが絞れないので、釣り場が空いていたのもあり防波堤の先端周辺に移動してじっくり狙っていく事に。
潮の変化と防波堤影の境目周辺を狙います。ジグヘッドリグを底まで沈めて、リフト&フォールするも反応無し。次は着底後に軽くしゃくってからカーブフォールさせるとテンション抜けのアタリがあり、合わせると遂にアジがヒット!となりました。
その後に同じヒットパターンでぽつぽつアジを釣っていきます。
★ヒットルアー:アジアダー2インチ(コア釣れ釣れグリーン)
★使用ジグヘッド:ジャコヘッドTG ミクロ
★使用ロッド:フエルコ MGH900-6S
アジの乗りが悪いのでワームのボリュームを下げて釣ってみると
その後アタリがあるものの、なかなかアジが乗らないのでワームのボリュームを下げる事に。
「アジアダー2インチ(コア釣れ釣れグリーン)」から「34 プランクトン 1.8インチ 1/4ソリッドモスグリーン」に変更。
それが功を奏して、アジが乗るようになり少し釣れるペースがUP!20センチUPの良型アジも釣れてくれました。
★ヒットルアー:プランクトン1.8インチ(1/4ソリッドモスグリーン)
★使用ジグヘッド:ジャコヘッドTG ミクロ
★使用ロッド:フエルコ MGH900-6S
日が暮れてきたので集魚灯を使ってみる
暗くなってきたので手持ちの集魚灯を設置しました。効果が出るかどうかは不明ですが…。
★使用アイテム:集魚灯(ハピソン×サーティフォー アジングライト)
アジのアタリが途絶える(カサゴがヒット)
夕方5時を過ぎ日が暮れてくると、アジのアタリが減ってきました。暗くなりワームが目視しづらくなると考え、
「34 プランクトン 1.8インチ 1/4ソリッドモスグリーン」から再び「アジアダー2インチ(コア釣れ釣れグリーン)」に変更。
底周辺を丁寧に探っていくと遂にヒット!が釣れたのはアジではなくてカサゴ(ガシラ)でした。
★ヒットルアー:アジアダー2インチ(コア釣れ釣れグリーン)
★使用ジグヘッド:ジャコヘッドTG ミクロ
★使用ロッド:フエルコ MGH900-6S
少しアジが浮いている事が分かりアジが釣れだす
アジのアタリが無いので表層~底まで色んな層をチェックしていくと、底から1mくらい浮かした辺りにアジの群れがいる様でアタリが出るようになり、アジが釣れだしました。
ただ、ロッドティップが少しだけ戻るだけのテンション抜けのアタリですごくアワセにくい。バイトの時間も短くアタリの数の割に釣れない時間が続きます。
★ヒットルアー:アジアダー2インチ(コア釣れ釣れグリーン)
★使用ジグヘッド:ジャコヘッドTG ミクロ
★使用ロッド:フエルコ MGH900-6S
「熟成アクア」を使いバイト時間を増やす作戦が当たる!
アタリが小さい&バイト時間が短いので、バイト時間を延ばすべく、汁系ワームである「熟成アクア 活アジストレート」に変更。
この変更が功を奏し、ポツポツをアジを釣り続ける事が出来ました。
そして遂にアジのライズが始まり、「いよいよここから釣れだすか?」といった所で最終渡船の時間となり時間切れ。後ろ髪を引かれる思いで最終便の渡船に乗り帰着したのでした。
★ヒットルアー:熟成アクア活アジストレート2.3インチ
★使用ジグヘッド:ジャコヘッドTG ミクロ
★使用ロッド:フエルコ MGH900-6S
YouTube動画もあります
今回のアジング釣行をまとめたYouTube動画もあります。動画も合わせて観る事でより理解が深まると思うので、良かったら見て下さいね。
岸和田一文字アジング釣行で分かった4つのポイント
普通の沖防波堤でも「アジング」が成立!
岸和田一文字はよくある形の沖防波堤です。サビキ釣りでは普通にアジが釣れていましたが、沖防波堤でアジングをする釣り人はほとんどいなくて「アジはいるのは分かっているけどアジングで釣れるのかどうかは未知数」でした。
今回実際に岸和田一文字でアジングをして、しっかりと腰を据えて釣れば普通の沖防波堤でも普通にアジングが成立する事が分かりました。
今まで沖防波堤は撒き餌(アミエビ)を使う釣りでないとアジを集める事が出来ないので釣れないのでは?と思っていましたがいい意味で自分の思っていた事と違う結果となりました。
もちろん、撒き餌を使った釣り(主にサビキ釣り)の方が釣りやすいとは思いますが、今回アジを釣っていた場所は他の釣り人の撒き餌が効かない場所だったので、ある程度のアジの魚影があれば十分アジングが成立する、という事ですね。
他の同じ形状の沖防波堤でもサビキ釣りのアジの釣果があれば、アジングでも釣れる可能性が大、という事ですね。
今回の経験でアジングで釣る事のできるポイントの幅が大きく広がったのでは、と考えています。
日が暮れるまでの方が釣りやすかった
アジングといえば夜間の方が釣りやすいイメージがあるのですが、今回の釣行では日が暮れるまでの明るい時間帯の方が釣りやすかったです。
沖防波堤で常夜灯が無い事が大きいのかも知れません。(今回、集魚灯を使用しましたが効果はイマイチでした。)
とはいえ、釣り終了直前にはアジと思われるライズも見られたので、日が暮れてからもう少し釣りが出来るのなら、夜間の方が釣りやすくなるかも知れません。
ただ、今日の様な釣れ方なら朝一の渡船に乗って昼前ぐらいまでのデイゲームの方が釣果的に釣れそうと思いました。
「アジング=夜釣り」となりがちですが、デイゲームメインで釣り可能ならその方が楽でいいなあ、と思いました。
明るいうちは基本「底」周辺を狙う
今回、明るい時間帯でアジがヒットした水深は底から1~2m以内でした。
なので明るい時間帯は基本的に「底」周辺を狙う、でOKと思います。
夜になると少し浮いてきたのは集魚灯の効果かも?
今回、夜になると少しアジが底から浮いてきたのですが、これは夜になったから、ではなく集魚灯を使っていたから、かもしれません。
もうちょっと夜に釣れる時間があれば検証もできたのですが、日没から約1時間しかないので検証は難しかったです。
岸和田一文字アジングヒットルアー
レイン アジアダー 2インチコア釣れ釣れグリーン
今回の岸和田一文字アジング釣行で一番使用率が高かったワームは、「レイン アジアダー 2インチ コア釣れ釣れグリーン」でした。当ブログ発のオリジナルカラーで、あえてラメ・蛍光・ケイムラ無しのナチュラル系のコアショットのグリーン系カラー。
デイゲームや常夜灯下のアジングでもよく釣れる事が多いカラーです。
現在ワームは出来上がっているのですが、まだ商品ページが作れていなくてリリース出来ていない状態です(汗)
早くリリース出来るように商品ページ作り頑張ります。
34 プランクトン 1.8インチ 1/4ソリッドモスグリーン
「34 プランクトン 1/4ソリッドモスグリーン」は34さんに作ってもらった当ブログ発のオリジナルカラー。
グリーン系カラーはアジングで反応が良い事が多く、意外にあまり作られていないカラーなので作ってもらいました。
ラメやケイムラ、蛍光色をあえて何も入れず、ナチュラルにアジを誘う為のカラーです。1/4ソリッドにする事で光の反射を抑えてよりナチュラルに。
また、透明だと目立たないプランクトンの細いテールの存在感を出しつつ、透明感も損なわないバランスに仕上げています。
ラメやケイムラ、蛍光が入っていないアジングワームは少ないので、ナチュラルに攻めたい時やアジがスレてきてカラーローテーションする時の一つに加えると良いですよ。
1.8インチと長めですがテールが非常に細いので、今回の釣行の時の様にアジの食い込みが悪い時に使うと良いですよ。まだリリースまで少し時間かかりそうですが、よろしくです。
熟成アクア活アジストレート2.3インチ
アジングで最も釣れるワームといっていい【熟成アクア活アジストレート2.3インチ】です。汁系ワームはアジングでの効果は絶大。食込みが悪い時に使うと「正に効果てきめん!」今回の様にバイト時間が短い時に使用するとより釣れる事が多いですよ。
熟成アクアを入れても液漏れしないコンパクトな容器
ガルプやエコギア熟成アクア等のいわゆる【汁系ワーム】は本当よく釣れますが、【液漏れ】するのが玉に傷。なので専用容器も紹介しています。
コンパクトに収納できる・ワームを取り出す時もあまり汚れない、容器なのでオススメです。
【ガルプ・エコギアアクア用コンパクト容器セット】について詳しくはこちら
熟成アクアの汁をさくっと吹ける「ゆびタオル」
今回のアジングで使っていた「ゆびタオル」です。(2枚入り)7cm×7cmと指を拭くのにぴったりなサイズ。さらに「今治タオル」を使用しているので、濡れた指をしっかりと拭きとれます。
ガルプやエコギアアクアを使用した後に汁がついた時に、このゆびタオルに「きゅきゅっ!」と指をこすればサッパリ!値段が高いのが玉に傷、ですが持っていると快適にアジングが出来ますよ。
ジャングルジム ジャコヘッドTG ミクロ
今回使用したジグヘッドは終始「ジャングルジム ジャコヘッドTG ミクロ」でした。名前の通り#12の小さめのフックでアジの吸い込みが悪い時や釣れるアジのサイズが小さい時は本当重宝しますよ。
アジングは狙う水深が深い事が多いので沈みの早いタングステンジグヘッドは使い勝手がとても良いです。
岸和田一文字アジング使用ロッド
フエルコ MGH900-6S
【フエルコ MGH900-6S】は、『防波堤や漁港こそ、足場が高いからロングロッドが必要なのでは?』とのコンセプトで、フエルコさんと共同で作った9フィートでソリッドティップ仕様のメバリング・アジング用パックロッド。
岸和田一文字も含めて沖防波堤は足場が高い事が多いので、今回の釣行には「ピッタリ!」なロッド。
このロッドのコンセプトとしては【レギュラーサイズのアジ・メバルでも引きが楽しめる】で、感度と操作感を損なわないギリギリまでロッドを柔らかくしているので、15センチクラスのアジ・メバルでも、しっかり曲がり、引きを楽しむ事ができるロッドです。
沖防波堤でのアジング・メバリングが多いなら1本持っておくと、きっと役立ちますよ。
アジング釣行で使えるアイテム
集魚灯(ハピソン×サーティフォー アジングライト)
今回の岸和田一文字アジング釣行ではイマイチな結果となった集魚灯ですが、以前から集魚灯は時々使用していて、アジング・メバリング・ケンサキエギングで効果を感じる事が多いです。
常夜灯がない場所で使用すると効果を発揮する事が多く、とりあえず点灯させておいて損はないので、アジング時は持っておくといいですよ。
値段も6000円くらいとリーズナブルなのもオススメの理由です。
あと、集魚灯は使えない都道府県があるので、以下のHPで使える都道府県を確認して下さいね。
都道府県漁業調整規則で定められている遊漁で使用できる漁具・漁法のHPへ(PDF)
おまけ:サヨリをルアーで狙って感じた事
ジグヘッドリグで釣ったのですが食い込みが悪かった
今回手持ちにジグヘッドしかない事もあったので、豆アジ用ジグヘッドを使ってサヨリを狙ってみましたが、ジグヘッドのオモリ部分が邪魔をしてサヨリの食い込みが極端に悪くなった様に感じました。
かといってジグヘッドのウエイトを軽くすると飛距離が出ず、サヨリがいる場所まで届かない…となってしまいました。
サヨリをルアー(ワーム)で釣るのにジグヘッドリグは向いてなさそうです。
熟成アクアを使ってみたのは良かったと思う
以前にちょっとだけサヨリをワームで狙った事があり、その時はワームをすぐに吐かれたので、今回はニオイ・味が強い汁系ワーム(熟成アクア)を使用しましたが、これは良かったと思います。
通常のワームより明らかに食ってきますし、一度咥えたらなかなか離さなかったです。
今回、ジグヘッドを使用していた事があり、食い込みはイマイチでしたが熟成アクアでなかったら一匹も釣れなかったと思います。
次から釣る時はフロートリグが良さそう
ジグヘッドの重さでなかなか食い込まない事と、ほぼ表層にいる事から、本格的にサヨリをルアーで狙うなら、「フロートリグ」が良いと思いました。
サヨリを狙える機会がまたあったら今度はフロートリグを用意して釣っていきたいです。