2024年2月17~18日にかけて三重県にある離島「神島」までアジング&メバリングに行ってきました。
今回は「神島」の名前にふさわしい神釣果(個人的に)となりましたよ。
神島への行き方・釣り場の紹介
当日のアジング・メバリングの釣果とヒットパターン
深場狙いの概念を覆した「The ONE」のインプレ
についてお伝えしますね。
2月中旬「神島」の釣果
・メバル 19~27cmくらい 50匹くらい
・アジ 16~24cmくらい 40匹くらい
・カサゴ(ガシラ) 20~24cmくらい 5匹くらい
・クロダイ(チヌ) 25cmくらい 1匹
三重県の離島「神島」の状況
当日は午後6時頃~翌日の午前5時頃まで釣りをしていました。
釣り開始した時は曇りでしたが、日付が変わる頃から雨となり、朝まで小雨が降り続いていましたよ。
海水温は約10.6度。メバルを釣るには悪くない水温ですがアジを釣るには低い水温でした。
気温は高く感じ、雨も暖かい雨で冬用の防寒着を着込むとちょっと暑いと感じるくらい。
風は少し強く吹く時間があったものの、概ね無風~微風で釣りしやすかったです。
三重県の離島「神島」ってどんな島?
神島は三重県にある離島で、愛知県にある伊良湖岬と三重県の鳥羽との間、「伊良湖水道」のほぼ真ん中にあります。年間通じて海水温は高めで、真冬でもアジやイワシ等が釣れる釣り場です。
ほとんどの離島はリアルタイムの釣果情報を得る事ができませんが、神島は「神島観光汽船」が欠航日以外、基本的に毎日更新してくれていて、離島ながら状況がある程度分かるのはありがたいです。
現在(2024年3月時点)での釣り場は「漁港周り」のみ
神島の釣り場ですが、2020年(令和2年)6月より、漁港周辺以外の場所は「釣り禁止」となっています。
現在(2024年3月時点)でも継続していて、「海女業者の人命を守る為」との理由から、今後も継続されると考えられます。
インターネットで検索したら、神島の他のポイント紹介の記事がでてきますが、「現在は漁港以外の釣り場は釣り禁止」なので注意しましょう。
離島なので「フェリー」で行く事が可能です
「神島」は離島なのでフェリーで行く事になりますよ。
三重方面…鳥羽市営定期船
愛知方面…神島観光汽船
から行く事が可能です。
基本的に「テトラ」での釣りになります
漁港の内向きでも釣る事は可能ですが、釣れる確率が高いポイントはほとんどが漁港の外向きとなります。
神島の漁港の外向きはほぼテトラが積まれているので、基本的に「テトラ帯」での釣りとなりますよ。
テトラの形・大きさは通常の物でテトラの中では歩きやすい方ですが、スパイクシューズやフェルトスパイクを用意しておくといいでしょう。
釣りしやすくて釣れるポイントは2か所
神島は漁港の外全体が好ポイントといえますが、特に良いポイントは漁港の出入口付近のミオ筋周辺となります。
漁港と外海との出入口が1か所しかないので、有力なポイントは2か所。通称「1.南堤防」と「2.堤防」となりますよ。
「1.南堤防」のポイント詳細
「1.南堤防」は先端に常夜灯もあり、防波堤とテトラの高さがほぼ同じ事から神島のテトラ帯の中でも最もアクセスしやすい好釣り場。
堤防内側はテトラも無く釣りやすいですが、基本的によく釣れるのはテトラの積んでいる外側。
夕マズメや朝マズメでは内側の方まで魚(この日は主にアジ)が入ってくるのでマズメ時は足場の良い内側で釣りするのも良さそうです。
「2.堤防」のポイント詳細
「2.堤防」は常夜灯が無いですが「1.南堤防」からの常夜灯の光がこちらまで届いているので魚の寄りは良いと思います。
「2.堤防」は、外側のテトラ側で釣りが出来るのはもちろんですが、ミオ筋に隣接している事からテトラが無い「内側」でもほぼ外側と同じ釣果が期待出来る事。
足元から防波堤までの高さがあり、少し釣りにくいですが、足場が良い防波堤から釣りが出来るのは大きな魅力です。
※注意!2024年3月下旬頃まで工事の為「2.堤防」周辺は立ち入り禁止となっています。
好ポイントはすぐに埋まるので閑散期か平日の釣行がオススメ
「1.南堤防」と「2.堤防」はテトラ帯から海面までの距離が少な目ですが、他のテトラ帯は結構な高さのテトラを降りないと釣りができません。
なので、上記ポイントが釣り人で埋まった場合、好釣果の期待が下がる「漁港内」または「足場の悪いテトラ帯」での釣りとなってしまいます。
神島は釣り場の大きさの割に実質的なポイントが少な目です。
なので、可能でしたら釣りのハイシーズンは避けて、12月~3月、7月~8月といった釣り場が空きやすい時期に行くのがオススメですよ。
また、可能でしたら平日の釣行もいいと思います。
神島アジング&メバリング釣行の様子とヒットパターン
鳥羽フェリーターミナル周辺に到着
午後5時10分の神島行きのフェリーに乗るべく、三重の鳥羽フェリーターミナルまで車で大阪から約2時間30分。
午後4時頃と早めに「鳥羽フェリーターミナル周辺」に到着したので、お土産を物色する事に。
「鳥羽一番街」でお土産を物色
お土産は駐車場から近く、品揃えもいい「鳥羽一番街」に入りました。
お菓子~海鮮まで色々なお土産が置いていましたよ。
「真珠の潮キャラメルナッツクッキー」にお土産決定!
今回選んだお土産は「真珠の潮キャラメルナッツクッキー」でした。味は?というと見た目通りの味で美味しかったです。
鳥羽フェリーターミナルからフェリーに乗りました
お土産も無事にゲットしたので鳥羽フェリーターミナルへ。切符を購入し、午後5時10分発の神島行きのフェリーに乗り込みます。
神島に到着
ほぼ予定時刻通りに神島に到着。今回のメインターゲットは「アジ」。なので、常夜灯がある「南堤防」のポイントで釣りたいので、まずは「南堤防」へ向かいます。
「南堤防」のポイントに到着
午後5時45分頃に「南堤防」のポイントに到着。堤防の内側にサビキ釣りをしている釣り人が数人、外側には2名程の釣り人がいましたが、十分釣り出来るスペースがあったので、ここで釣りをする事に決定。
日が暮れていく中、パックロッド(フエルコ MGH900-6S)を出して釣り準備します。
★使用ロッド:フエルコ MGH900-6S
最初に釣れたのは「メバル」でした
常夜灯下を見てみると大量のボラが浮いているだけでアジの姿もライズも見えないので、まずはミオ筋周辺の底から狙ってみる事に。
底狙いという事でタングステン2.0gのジグヘッドと今日初めて使う極細PFライン、「THE ONE」の0.13号を使っていきます。
ミオ筋周辺の水深は8~9mくらいあるのですがタングステンジグヘッド+「The ONE」の組み合わせにより、すごく底を取りやすかったです。
そして数投目、遂に待望のアタリが!
何回かアタリがあるがなかなか乗らない…。が、遂にヒット!
かなりの手ごたえで「これはいいサイズ!」と思い抜きあげると、釣れたのはアジでなく良型のメバルでした。
★使用ルアー:レイン アジアダー 2インチ(コア釣れ釣れグリーン)
★使用ロッド:フエルコ MGH900-6S
★使用ライン:DUEL The ONE 0.13号
★使用ジグヘッド:ジャングルジム ジャコヘッドTG ミクロ(2.0g)
メバル狙いに切り替えて次々にメバルがヒット!
常夜灯の表層付近はボラが絨毯のようにいて、アジやメバルのライズは無し。そして底の方ではメバルが釣れる…。という事で多分今はこの周辺には「アジはいない。」と思い、アジからメバル狙いに切り替える事に。
さっきまでトゥイッチ&フォール等の縦の釣りからスローリトリーブやリフト&カーブフォールの横を意識した釣りに切り替えて狙ってみると次々にメバルがヒット!
いいペースでメバルが釣れてくれました。
★使用ルアー:レイン アジアダー 2インチ(コア釣れ釣れグリーン)
★使用ロッド:フエルコ MGH900-6S
★使用ライン:DUEL The ONE 0.13号
★使用ジグヘッド:ジャングルジム ジャコヘッドTG ミクロ(2.0g)
釣れるメバルのサイズが大きくて満足
釣れてくれるメバルのサイズが23~25cmとめっちゃいいアベレージサイズ。
フェリーでしか行けない島とはいえ、誰でもアクセスできる、シークレットでもない釣り場でこのポテンシャルはやばいです。
★使用ルアー:レイン アジアダー 2インチ(コア釣れ釣れグリーン)
★使用ロッド:フエルコ MGH900-6S
★使用ライン:DUEL The ONE 0.13号
★使用ジグヘッド:ジャングルジム ジャコヘッドTG ミクロ(2.0g)
クロダイ(チヌ)もゲット!
好調にメバルを釣り続けていると、なんか今までのメバルとは違う感じの引きの魚がヒット!
「やたら首を振るなあ。」とおもいつ釣り上げると、なんとクロダイ(チヌ)でした。
水がキレイな場所のクロダイなので、とても美味しそうです。
★使用ルアー:レイン アジアダー 2インチ(コア釣れ釣れグリーン)
★使用ロッド:フエルコ MGH900-6S
★使用ライン:DUEL The ONE 0.13号
★使用ジグヘッド:ジャングルジム ジャコヘッドTG ミクロ(2.0g)
少しポイントをズラスと再びメバルが釣れ始める
10匹程ミオ筋周辺のポイントでメバルを釣った所でバイトが止まりました。
その後テトラ帯から防波堤に上がってきた所で、丁度同じくテトラ帯から上がってきた釣り人と会い、ちょっと談笑。
「メバルだったらミオ筋じゃない所でも釣れるよ。」
との話をしてくれ、早速ちょっとポイント移動。沖に向かってジグヘッドをフルキャストして着底、カーブ&フォールを繰り返すと再びバイトが出始めメバルが次々に釣れてくれました。
★使用ルアー:レイン アジアダー 2インチ(コア釣れ釣れグリーン)
★使用ロッド:フエルコ MGH900-6S
★使用ライン:DUEL The ONE 0.13号
★使用ジグヘッド:ジャングルジム ジャコヘッドTG ミクロ(2.0g)
満足したのでメバリングは一旦終了
メバリングに夢中になっている間に、常夜灯周辺に大量に浮いていたボラがほとんどいなくなり、水面にライズが見え始めました。
釣り続けていたら、まだまだメバルは釣れそうな雰囲気でしたが、今日の本来の狙いは「アジ」だったのでここでアジ狙いに切り替える事に。
ここから「アジング編」が始まります。
アジングで早速アジをゲット!
ライズしていたので、ライズが見える少し沖の表層をタングステンジグヘッド1.5g+「アジアダー 2インチ(コア釣れ釣れグリーン)」でスローリトリーブしてやるとすぐにアジがヒット!
22cmくらいある、割と立派なアジが釣れてくれました。
★使用ルアー:レイン アジアダー 2インチ(コア釣れ釣れグリーン)
★使用ロッド:フエルコ MGH900-6S
★使用ライン:34 ピンキー(0.3号 1.4lb)
★使用ジグヘッド:ジャングルジム ジャコヘッドTG ミクロ(1.5g)
シルエットの小さいワームに変更が当たり!
その後もアタリはあるものの、アジの乗りが悪くなかなか釣れない&かかってもバラシが連発。
本当は少しジグヘッドの重さを変えたかったのですが、アジが釣れるポイントが少し遠く飛距離を稼ぎたいのでジグヘッドの重さは変えたくない…。
なので、ワームをシルエットの小さい「プランクトン1.8インチ(1/4ソリッドモスグリーン)」に変更。
するとこれが当たったみたいでアジの乗りが良くなり、そこそこのペースでアジが釣れてくれました。
★使用ルアー:34 プランクトン1.8インチ(1/4ソリッドモスグリーン)
★使用ロッド:フエルコ MGH900-6S
★使用ライン:34 ピンキー(0.3号 1.4lb)
★使用ジグヘッド:ジャングルジム ジャコヘッドTG ミクロ(1.5g)
ワームを戻すと今度はメバルが釣れ始めました
「プランクトン1.8インチ(1/4ソリッドモスグリーン)」でしばらく釣っているとアタリが減ってきたので、再びワームを「アジアダー 2インチ(コア釣れ釣れグリーン)」に戻してみると、すぐにヒット!
が、これがめっちゃ引きまくり!「こ、これはメバルでは?」
と思ったらやっぱりメバルでした。
★使用ルアー:レイン アジアダー 2インチ(コア釣れ釣れグリーン)
★使用ロッド:フエルコ MGH900-6S
★使用ライン:34 ピンキー(0.3号 1.4lb)
★使用ジグヘッド:ジャングルジム ジャコヘッドTG ミクロ(1.5g)
釣る場所とワーム変更で再びアジが釣れる
どうも「ワームがアピール力が高く」「テトラ帯の近くを通す」事でメバルの確率が大幅アップとなるみたい。
このサイズのメバルが次々釣れてくれるのはとてもありがたいのですが、今はアジ狙いなのでちゃんとアジを釣りたい…。
という事で、再びワームをアピール力の低い「プランクトン1.8インチ(1/4ソリッドモスグリーン)」に変更し、テトラ際でない少し沖を狙い続けると、ポツポツといったペースですが、アジが釣れてくれました。
★使用ルアー:34 プランクトン1.8インチ(1/4ソリッドモスグリーン)
★使用ロッド:フエルコ MGH900-6S
★使用ライン:34 ピンキー(0.3号 1.4lb)
★使用ジグヘッド:ジャングルジム ジャコヘッドTG ミクロ(1.5g)
テトラ帯に近づいた場所でヒットするのはメバル
アジはテトラ帯の少し沖の表層~中層にいる感じでしたが、テトラ際までワームを引いてくると、メバルが浮いてきていたみたいで良型のメバルがヒット!
エステルライン0.3号なので、テトラ際でのメバルのヒットはヒヤヒヤしました。
★使用ルアー:34 プランクトン1.8インチ(1/4ソリッドモスグリーン)
★使用ロッド:フエルコ MGH900-6S
★使用ライン:34 ピンキー(0.3号 1.4lb)
★使用ジグヘッド:ジャングルジム ジャコヘッドTG ミクロ(1.5g)
良型のヒラスズキも出現!
隣で釣りをしていた方が、ライトタックルで大物がヒットしてタモが無い様子だったので、タモを持ってきてタモ入れをしましたよ。
タモ入れした魚は約60cmもある「ヒラスズキ」でした。
神島はヒラスズキだけでなく、ヒラメも釣れるのでこれらの魚を狙っても面白いかも?です。
アジのバイトが浅くなってきたのでワーム交換で対応
その後、ポロポロとアジを釣り続けるも、バイトが浅くなりさらに釣りにくくなってきたのでワーム変更。
「プランクトン1.8インチ(1/4ソリッドモスグリーン)」をメインに使っていましたが、食い込みの良い汁系ワーム「熟成アクア活アジストレート2.3インチ」に変更。
狙い通りアジのバイトが深くなり、アジが釣り易くなりました。
★使用ルアー:熟成アクア活アジストレート2.3インチ
★使用ロッド:フエルコ MGH900-6S
★使用ライン:34 ピンキー(0.3号 1.4lb)
★使用ジグヘッド:ジャングルジム ジャコヘッドTG ミクロ(1.5g)
最後に最大サイズ27cmのメバルが釣れました
アジも十分すぎる程釣った事もあり、最後にメバルの状態をチェックするべく、PE0.3号のタックルに切り替えて、#6のタングステン4gのジグヘッド+レイン アジアダー 2インチ(コア釣れ釣れグリーン)を選択。
沖の底までジグヘッドリグを沈めてリフト&フォールで狙っていくとすぐに25cmのメバルをゲット!
さらにその次のキャストでこの日最大サイズの約27cmのメバルを釣り上げる事ができました。
★使用ルアー:レイン アジアダー 2インチ(コア釣れ釣れグリーン)
★使用ロッド:フエルコ MGH900-6S
★使用ライン:ヤマトヨテグス PEライトゲーム(0.3号)
★使用ジグヘッド:ジャングルジム ジャコヘッドTG(4.0g・5.0g)
夜が明けて神島釣行終了
夜が明けると今までテント等で寝ていた釣り人達が防波堤の内側でサビキ釣りを始めていました。
20センチくらいのアジが次々に釣れているのを見ながら釣具を片付けて帰りのフェリーに乗り込み、神島釣行を終えたのでした。
神島アジング&メバリングの感想とまとめ
神島のメバルのポテンシャルは凄かった!
神島で初めてメバリングをする事となったのですが、一番驚いたのはそのアベレージサイズと魚影の濃さ。
今まで25cmアップの爆釣などは何回か経験はしているのですが、それは全て事前にポイント、季節、時間などを全て絞り込んでの「狙って釣った」事で、今回の様にたまたま来てこれだけの釣果になった事はなかったです。
隣で釣りする事となった方とも色々話をしましたが、今回が特別ではなく、普通に尺を超えるメバルも釣れる事があるとの事。
釣果情報が日々更新されている、有名ポイントで私が知る中では「尺メバル」の可能性が高い釣り場と感じました。
私は最近防波堤+常夜灯でのメバリングを好んで釣りをしているので、神島にメバリングメインで通いこむ、という事は今の所はしないとは思いますが、メバリングのハイシーズン(4~6月頃)に一度くらいは「尺メバル」狙いで釣りに行きたいな、と思いました。
アジの釣果はまあまあ。でも尺越えのアジが接岸してくる事もあるみたい
この日の釣りでは、テトラ帯の近くと底中心はメバル、表層~中層はアジがいる様子で、場所と水深を変える事で同じポイントでメバルとアジを釣り分ける事が可能でした。
メバルと比べるとアジの方は普通といってもいい釣果でしたが、過去の釣果情報をチェックしてみると、尺を大きく超えるアジが接岸してくる事もあるみたいで、そのポテンシャルの一端を見る事はできたような気がします。
まだまだアジの適水温よりは低めなのでこれからに期待、ですね。
神島アジング&メバリングヒットルアー
34 プランクトン1.8インチ(1/4ソリッドモスグリーン)
「34 プランクトン 1/4ソリッドモスグリーン」は34さんに作ってもらった当ブログ発のオリジナルカラー。
グリーン系カラーはアジングで反応が良い事が多く、意外にあまり作られていないカラーなので作ってもらいました。
ラメやケイムラ、蛍光色をあえて何も入れず、ナチュラルにアジを誘う為のカラーです。1/4ソリッドにする事で光の反射を抑えてよりナチュラルに。
また、透明だと目立たないプランクトンの細いテールの存在感を出しつつ、透明感も損なわないバランスに仕上げています。
ラメやケイムラ、蛍光が入っていないアジングワームは少ないので、ナチュラルに攻めたい時やアジがスレてきてカラーローテーションする時の一つに加えると良いですよ。
1.8インチと長めですがテールが非常に細いので、今回の様に豆アジ用のワームとしても優秀です。
レイン アジアダー 2インチ コア釣れ釣れグリーン
今回の淡路島メバリン&アジング釣行でのメインワームが「レイン アジアダー 2インチ 釣れ釣れグリーン」でした。当ブログ発のオリジナルカラーで、あえてラメ・蛍光・ケイムラ無しのナチュラル系のコアショットのグリーン系カラー。
メバリング、アジング共にデイゲーム(マズメ含む)や常夜灯下で特に強いカラーです。
熟成アクア活アジストレート2.3インチ
アジング&メバリングのナイトゲームで最も釣れるワームといっていい【熟成アクア活アジストレート2.3インチ】です。汁系ワームはメバリング、アジング共に効果は絶大。食込みが悪い時に使うと「正に効果てきめん!」です。今回は主にアジングで活躍してくれました。
ワームの持ちが悪いので、他のワームで釣れない時やアタリがあっても乗りが悪い時に使用するといいですよ。
熟成アクアを入れても液漏れしないコンパクトな容器
ガルプやエコギア熟成アクア等のいわゆる【汁系ワーム】は本当よく釣れますが、【液漏れ】するのが玉に傷。なので専用容器も紹介しています。
コンパクトに収納できる・ワームを取り出す時もあまり汚れない、容器なのでオススメです。
【ガルプ・エコギアアクア用コンパクト容器セット】について詳しくはこちら
神島アジング&メバリング使用ジグヘッド
【ジャコヘッドTG ミクロ】
「ジャコヘッドTG ミクロ」はダートしやすい形状をしていて、フックも#12と小さくオープンゲイブではないので、小型~大型のアジ、メバル両方に使えるタングステンジグヘッドです。
ラインナップが2.0gまでなので深いポイントは探りにくいですが、ジグヘッドの重さが足りるならこちらをメインに使用しています。
【ジャコヘッドTG(4.0g・5.0g)】
「ジャコヘッドTG」は#6フックサイズのタングステンジグヘッドですが、最近遂に4.0g・5.0gがリリースされました。
3.0gだと水深6~8mだとギリギリの重さの事が多いですが、4.0g以上あると深い水深でも楽に底が取れる事が可能となります。
フックサイズが少し大きめなので、小型のメバルやアジには使いにくいですが、中型のアジ、メバルなら問題ない事が多いので、水深の深い釣り場では積極的に使っていこうと思っています。
神島アジング&メバリング使用ロッド
フエルコ MGH900-6S
【フエルコ MGH900-6S】は、『防波堤や漁港こそ、足場が高いからロングロッドが必要なのでは?』とのコンセプトで、フエルコさんと共同で作った9フィートでソリッドティップ仕様のメバリング・アジング用パックロッド。
このロッドのコンセプトとしては【レギュラーメバルでも引きが楽しめる】で、感度と操作感を損なわないギリギリまでロッドを柔らかくしているので、15センチクラスのアジ・メバルでも、しっかり曲がり、引きを楽しむ事ができるロッドです。
元々レギュラーメバル専用ロッドのつもりで作ったのですが感度を出す為にある程度バットまで固くしたのが功を奏して、レギュラーサイズだとベリーまでの曲がりで引きを楽しめて、ビッグサイズだとロッドの長さとバットパワーを活かして、魚に引きをしっかり受け止めてバレにくいロッドに仕上がりました。
今回釣れるメバルのサイズが大きくアベレージサイズが25cm前後ありましたが、このサイズのメバル相手でもしっかりやりとり出来ました。
あと今回はテトラ帯で釣りをしたのですが、やっぱりテトラ帯では9ftというロッドの長さが活きて、テトラをかわして釣りをするのがとてもやりやすかったです。
ソリッドティップで9FTのメバリングロッドは現在ほとんど市場に無いので、ジグヘッドでの食わせの釣り(スローリトリーブやカーブフォール)メインで使うなら25cm~尺クラスのデカメバル狙いのロッドとしてもオススメです。
また、9FTにもなると、2ピースでも長くて持ち運びが大変ですがこのロッドは6ピースで仕舞寸法50.4cm。普段ロングロッドを使わない方でもロングロッドが必要な状況の時用のセカンドロッドとして持っていてもいいと思いますよ。
神島アジング&メバリング使用ライン
34 ピンキー(0.3号 1.4lb)
今回のアジングではエステルラインの「34 ピンキー(0.3号)」を使用しました。
ピンク色は魚から見えにくいとう事でピンクに染色されたラインを使用しています。ピンクになると透明や白のエステルラインと比べてライトや常夜灯からの反射が少なくなり見えにくくなると思いましたが、意外と視認性も良好でした。
ピンキーの使用感ですが、しなやかで扱いやすいエステルラインですよ。
ヤマトヨテグス PEライトゲーム(0.3号)
今回の神島釣行の終盤のメバリングで使用したのが「ヤマトヨテグス PEライトゲーム(0.3号)」でした。
長年使っていますが、細いPEラインで安い割にラインの強度のムラが少ないので愛用しています。
「気に入った細番手のPEラインが見つからない…」なら一度試してみるといいかも、ですよ。
深場狙いの概念を覆した「The ONE」のインプレ
去年に発売されてからアジング界隈で話題となった「The ONE」(使用した号数は0.13号)。今頃初めて使ったのですが、「今までの深場狙いの釣り方」を変える程の使用感。
使ってみて本当にビビったので、思った事をインプレしていきますね。
深場での感度はもちろん最高!
去年の坊勢島アジング釣行の時、エステルライン(0.3号)を使い遠投&深場を狙っていた時に不満を感じたのが「ラインの伸びによる感度不足」でした。
伸びの少ないエステルラインといえど、やはりほぼ伸びの無いPE系ライン(The ONEはPFライン)だと遠投&深場狙いでも感度はバッチリ。これは思った通りでした。
沈下スピードが早い!
流石の太さ0.13号(直径0.055mm)。今までは使用していたエステルラインが0.3号(直径0.090mm)と比べて、0.035mmも細くなりました。
その細さの恩恵は絶大で、今まで水深6~8mのポイント(タングステン3.0gのジグヘッド使用・微風、無風・潮が緩い時)で底まで落ちるまで約50カウントくらいかかったのが、15~20カウントくらいで底まで落ちてくれます。
アジング等のライトゲームで深場を狙う時、「時間かけて落としていくの面倒だなあ。」といつもと思っていましたがこれだけ速く落ちてくれると本当嬉しいです。
着底がすごく分かりやすい
沈下スピードが上がった事で、今まで使用していたラインと比べて着底も分かりやすくなっています。
ラインテンションを少しかけてロッドティップを少し曲げながら落としていくと、着底したら「ピンッ!」と穂先が真っすぐに戻り手元の感触だけでも着底が分かるレベルです。
深場の釣りは着底が取りにくくて、とても苦手だったのですが、本当に楽に釣りが出来ました。
深い場所でもしっかりカーブフォール可能
水深が5mを越えてくると、ジグヘッドを持ち上げてカーブフォールさせようとしても、ラインが水の抵抗を強く受けてほとんど沈まず、カーブフォールが出来ない時がとても多かったです。
ですが、「The ONE」くらい細くなり2.0~3.0gの重めのタングステンのジグヘッドを使うと、水の抵抗が少なくほとんどの状況でカーブフォール可能です。
カーブフォールが効く場面はアジングでもメバリングでも、とても多いのでこれは本当嬉しいです。
スローリトリーブで誘いやすい
ラインが細い為、比重がPEラインとほぼ同じPFラインながら浮き上がりにくいです。
なので、深場ではほぼ縦方向でしか誘えなかったスローリトリーブですが、これが水平、とまではいかなくてもナナメ方向で誘う事が可能となりました。
横方向の動きは特にメバルに有効で、深場でのメバル狙いでの釣り易さがぐっと上がりました。
アジングで使う場合「ワンランク重め」のジグヘッドの使用がオススメ
アジングをしている方に話を聞いていると、水深8m付近を狙う際、だいたい1.5gくらいのジグヘッドを使用している方が多いです。
もちろん、「The ONE」を使えば同じ重さのジグヘッドを使えばより扱いやすくなりますが、比重がエステルラインより軽い(PEラインと同じ比重)ので、同じ重さのジグヘッドだと潮に乗せたり、風が吹いた時に扱いにくかったりします。
なので、The ONEの「圧倒的な細さ」と「ラインがたるんでいない時の圧倒的感度」を活かす為にもあえて「ワンランク重いジグヘッド」を使用する事をオススメします。
重めのジグヘッドにすればラインが細いので横風に当たっても特に問題なく釣り可能ですし、アジのいる層が分からない時のチェックの早さは素晴らしいです。
本当にアジの活性が低い時はエステルラインに軍配が上がりそうですが、その様な場面は少ないのでトータル的にはこちらの方が釣果は上がると思われます。
可能でしたら、「エステルライン」と「The ONE」の2タックルを準備すれば完璧、ですね。
強度も十分!メバリングにも余裕で使える
この日は図らずも23~25センチクラスのメバルが入れ食いとなる状況となりました。今回使用した「The ONE」は0.1.3号(2.5lb)でしたが、
テトラ周りのポイントで潜らせない様、ドラグを強めにしてやや強引にやりとりしましたが、今回ラインブレイクは無かったです。(リーダーはフロロ0.8号)
尺クラスのメバルをテトラ際等で狙う様な釣り方でない限りメバリングでも使えるラインという事が分かりましたよ。
ただ、このクラス(25cm以上)をメインで釣っていくならPE0.2~0.3号の方が安心だとは思いました。
ただ、25cm以上のメバルを狙える場所・タイミングは限られているので、普通のメバリングをする分に「The ONE」は0.1.3号(2.5lb)で十分と思います。
今まで深場狙いが苦手だった方こそ「The ONE」を使って欲しい
アジングをするのに当たって、深場狙いが増えてきて、深場狙いもしていく事になったのですが、元々深場狙いは苦手。
1gクラスのジグヘッドリグを流れに乗せながら深場のポイントに送り込むのには感覚も研ぎ澄まさないといけないですし、イメージもしっかりしないとあっという間に何をしているか分からなくなっていて、
「出来る事なら深場で釣りたくない。」
と思っていました。が、今回「The ONE」を使って、「すぐに着底できる」「着底も分かりやすい」「感度も出る」「カーブフォールやリトリーブの感覚が水深2~3mと変わらない感じ」だった事から、この日はとても気持ちよく深場の釣りを楽しめましたよ。
私と同じく「深場の釣りは時間がかかって面倒で分かりにくいから苦手で…」といった方にこそ使って欲しいラインです。