2024年2月23日、姫路にある海上釣り堀「水宝」へ釣りに行ってきました。
今回の狙いは「サーモン」。サーモン狙いの場合はルアーでもOK、との事なので今回はエサ釣りではなく「全てルアー」で釣りましたよ。
当日のヒットパターンと釣りの様子
エサとルアーを使い分けて数釣る6つのコツ
もし今度ルアーで狙うならどうするか?
についてお伝えしますね。
2月23日「海上釣り堀 水宝」サーモンコーナーの釣果
・サーモン 8匹(白鷺サーモン1匹含む)
2月23日「海上釣り堀 水宝」サーモンコーナーの状況
2月23日の「海上釣り堀 水宝」の天候は曇り。風はほとんどなく、釣りやすかったです。
海水温は約8.4度。濁りはほんの少し入っているくらいの状況でしたよ。
2月23日「海上釣り堀 水宝」サーモンコーナー釣り方と様子
「海上釣り堀 水宝」の渡船へ
午前5時45分頃、「海上釣り堀 水宝」の渡船が到着。水宝のイケスは姫路沖にあるので、約30分船での移動となりますよ。
「海上釣り堀 水宝」に到着
午前6時40分頃に「海上釣り堀 水宝」に到着。今回の釣行は「海上釣り堀ユーチューバー:ポチさん」達とイカダ貸切釣行。
雑談をしていると、あっという間に水宝のイケスに到着。
今回私はルアーのみ(フェザージグ)ですが、他の方達はエサ釣りだけの方から、エサとルアーのハイブリッドの方までいましたよ。
他の方達は基本的に「エサ釣り」なので、ルアーとエサ、どちらが釣れるか検証できそうで、どの様な結果となるか楽しみです。
海上釣り堀ユーチューバー「ポチさんのYouTubeチャンネル」はこちら
今回はルアーロッド3本で参戦!
今回はルアーロッド3本で参戦です。
出来る限り細いラインを使いたいですが、小さいイケスで釣るのであまりドラグは使えないので、
・フロロカーボンライン 0.6号(2.5lb)
・フロロカーボンライン 0.8号(3.0lb)
・PEライン0.3号+1.0号リーダー
の3つのタックルを用意しました。結果からお伝えすると今回トラウトのサイズがそれ程大きくなかったので終始0.6号(2.5lb)ラインで通しましたよ。
管理釣り場等の釣りでは短くて細いロッドを使用しますが、管理釣り場よりアベレージサイズが大きい&狭いイケスではロングロッドの方が小技がやりやすいので、
9フィートのロングメバリングロッド「フエルコ MGH900-6S」を選択しています。
モーニング(釣り開始直後の時間帯)は大苦戦!
釣り準備を終えて、午前8時頃釣り開始。釣り開始直後からエサ釣りの皆さんは次々にサーモンを釣っていきますが、ルアー(フェザージグ)を使っている私の方は初めてのサーモンコーナーという事もあり大苦戦。
「ルアーにサーモンが寄ってきた!これは食うかも…」
と思っていたら、エサの方に向き直してエサを食っていく場面も…。
なかなか厳しい釣りスタートとなりました。
★使用ルアー:HAPPY ANGLER まなこフェザージグ マラブー 0.7g オリーブ
★使用ロッド:フエルコ MGH900-6S
★使用ライン:シーガー R18 フロロリミテッド(0.6号 2.5lb)
まずは1匹目のサーモンをゲット!
モーニング(釣り開始直後の時間帯)で周りが爆釣しているので、気持ちは焦りますが、気持ちの焦りをぐっと堪えて、フェザージグをゆっくり水深6mくらいまで沈め、シェイキングしながらゆっくり巻いてくると遂にヒット!
本日初のサーモンをゲット!です。
★使用ルアー:HAPPY ANGLER まなこフェザージグ マラブー 0.7g オリーブ
★使用ロッド:フエルコ MGH900-6S
★使用ライン:シーガー R18 フロロリミテッド(0.6号 2.5lb)
角にいたサーモンをサイトフィッシングで仕留める!
私が初サーモンを釣ったぐらいのタイミングでモーニングの爆釣状態が終了となりました。
そして、水深3~4mあたりにウロウロとサーモンが見え始めたので、見えているサーモンを狙う事に。
角にいるサーモンがまなこフェザージグの反応が良かったので、しつこくそのサーモンを狙っているとパクッと咥えてくれたので即アワセ!
2匹目のサーモンを釣る事ができました。
★使用ルアー:HAPPY ANGLER まなこフェザージグ マラブー 0.7g オリーブ
★使用ロッド:フエルコ MGH900-6S
★使用ライン:シーガー R18 フロロリミテッド(0.6号 2.5lb)
釣り方のコツをつかみ連続ヒット!
まなこフェザージグを「シェイキングしながらゆっくり巻く」のがこの日のサーモンに好反応。やっと釣り方のコツを掴み始めて、次々にサーモンを釣り上げます。
★使用ルアー:HAPPY ANGLER まなこフェザージグ マラブー 0.7g オリーブ
★使用ロッド:フエルコ MGH900-6S
★使用ライン:シーガー R18 フロロリミテッド(0.6号 2.5lb)
料金支払い中にサーモンを1匹追加
その後はサーモンの反応が悪くなり小休止。
水宝のスタッフの方が来てくれたので、この日の料金の支払いをしていると、やる気のありそうなサーモンが私の釣り座に寄ってきました。
なので、ちょっと一旦支払いを中断してそのサーモンを狙うとすぐにまなこフェザージグを食ってきてくれてヒット!
5匹目のサーモンとなりました。
★使用ルアー:HAPPY ANGLER まなこフェザージグ マラブー 0.7g オリーブ
★使用ロッド:フエルコ MGH900-6S
★使用ライン:シーガー R18 フロロリミテッド(0.6号 2.5lb)
イケス中央部でサーモンがヒット!
さらにその約15分後、今度はイケス中央付近(水深3mくらい)にサーモンが集まってきたので、その周辺にまなこフェザージグをキャスト。
5~6匹程固まっていて、ほとんどのサーモンは無反応でしたがその内の1匹がまなこフェザージグに反応!
先程と同じくシェイキングさせているとヒット!無事に取り込みも成功し、さらに1匹追加です。
★使用ルアー:HAPPY ANGLER まなこフェザージグ マラブー 0.7g オリーブ
★使用ロッド:フエルコ MGH900-6S
★使用ライン:シーガー R18 フロロリミテッド(0.6号 2.5lb)
1時間釣れない時間が続くも1匹追加
その後はさらにサーモンの活性が下がりイケス全体でもポツポツしか釣れない状態に。
放流も定期的にされていたのですが、放流後もまったくサーモンの活性が上がらず。でもずっと粘って釣っていたらなんとか1匹絞り出す事ができました。
★使用ルアー:HAPPY ANGLER まなこフェザージグ マラブー 0.7g オリーブ
★使用ロッド:フエルコ MGH900-6S
★使用ライン:シーガー R18 フロロリミテッド(0.6号 2.5lb)
イケスで唯一「白鷺サーモン」をまなこフェザージグでゲット!
1匹サーモンを釣る事が出来ましたが、その後もサーモンの活性は上がらず。水深2~4m付近にサーモンはたくさん見えていましたが、まったくやる気がないみたいで無反応。
「どうせ釣れないならサイズ狙いにしよう。」という事で水深2mくらいをずっとウロウロしていた白鷺サーモン(大きく太って育ったサーモンの名称)に狙いを定め、狙い続ける事約30分…。
遂に一瞬やる気を出し、「はむっ」とまなこフェザージグを咥えたので即アワセ!
取り込みも無事成功し、このイケス唯一の「白鷺サーモン」をゲットしたのでした。
★使用ルアー:HAPPY ANGLER まなこフェザージグ マラブー 0.7g オリーブ
★使用ロッド:フエルコ MGH900-6S
★使用ライン:シーガー R18 フロロリミテッド(0.6号 2.5lb)
その後は釣れないまま釣り終了となりました
その後はあまり釣れないイケスにみんなで集まって(3イケス貸切でした)誰が一番最初に釣れるのか?みたいなプチ早掛け大会みたいなのが始まったりもしましたが、
結局その後私はサーモンを追加する事は出来ず。
そのまま釣り終了時間となり、初めてのサーモンコーナー釣行は幕を閉じたのでした。
サーモンコーナーでエサとルアーを使い分けて数釣る6つのコツ
今回、私は終始ルアーで釣りをしていた事と、他の方がエサ中心で釣りをしていた事から、エサ釣りとルアー釣りの違いがかなり分かったと感じています。
なので、今回の釣行で分かった「エサとルアーを使い分けて数釣る6つのコツ」としてまとめてみました。
これから「トラウトコーナー」で釣りをする方の参考にしてくれたら嬉しいです。
コツ1.モーニングは絶対エサがいい
モーニング(釣り開始直後の時間帯)は私以外全員エサで釣っていたので、よりよく分かったのですが、釣り開始直後のまだサーモンがスレてなく活性が高い状態の時は圧倒的にエサの方が反応が良いです。
ニオイと味がある方に一直線に向かう様で、「これはルアーではとても勝てないなあ。」と思いました。
ついでにサーモン釣りでの定番エサは「オキアミ」です。オキアミはボイルと生とがありますが、どちらでも大丈夫みたいです。片方に反応が良い事もあるみたいなので、予算に余裕があれば両方あると良さそうです。
コツ2.スレてきてからがルアーの出番
モーニング(釣り開始直後の時間帯)が終わり、サーモンがスレてきて釣れなくなってきたタイミングからがルアーの出番です。
ルアーは私を含め数人の方が使っていましたが、スプーンやワームで釣っているのを見ていて、それぞれのルアーの使い分け方が概ね理解できたので、現在の私の考えをお伝えしますね。
コツ3.スプーンは「リアクション」で食わせる
スプーンはフォールとシャクリを繰り返して、そのフラッシングでニジマスにスイッチを入れて釣る「リアクションの釣り」でした。
縦の動きでスプーンを動かすので管理釣り場でよく使う軽量スプーン(0.6~1.0g)ではなくて2~4gくらいのやや重めのスプーンを選んだ方が良さそうです。
フラッシングでトラウトにスイッチを入れるので、ナチュラル系カラーではなく、ゴールド、シルバー系のキラキラするカラーを選ぶと良さそうですよ。
コツ4.まなこフェザージグ マラブーはスレたサーモンをサイトで釣るルアー
まなこフェザージグですが、一口サイズなので、他のルアーやエサと比べてサーモンがスレていても軽くついばんで口を使ってくれる事が多かったです。
ただ、エサではないのですぐに吐き出す事も多い…。
なので、サイトフィッシングで咥えた瞬間に合わせて釣る、という使い方がいいですよ。
フォールやリトリーブだけだと見切られる事が多いので基本的にはシェイキングし続けて誘うのが吉、です。
コツ5.ワームは「深場での食わせ」のルアー
ワームは水深が深い場所を狙う時に使用すると良さそうでしたよ。サイトフィッシングが出来ない水深の時は、素材が柔らかくてサーモンが吐き出しにくいワームの方がいいのでは、と思いました。
コツ6.本当に釣れなくなったら「ブドウ虫」が効く事も
釣りをしている時間の終盤は完全にサーモンがスレてしまい、ルアーも普通のエサ(オキアミ等)も全く無反応となっていました。
その時間帯でポツポツながら釣れていたのが「ブドウ虫」。
なので、最後の最後、全く釣れなくなった時間に「ブドウ虫」を選ぶと最後に何匹か絞り出す事が出来そうです。
もし今度ルアーで狙うならどうするか?
モーニングはニオイ・味が強い「熟成アクア」が良さそう
モーニング(釣り開始直後の時間帯)はエサの方が強かったのですが、その強さの要素は何か?というと「ニオイと味」の差だと感じました。
なのでモーニングをルアーで狙うなら「熟成アクア」シリーズのワームを使うとエサに対抗できるのでは?と考えています。
「ライトワインド」がスプーンより効きそう
スプーンで釣っている所を何回か見ましたが、リフト&フォールでのフラッシングでニジマスの捕食スイッチを入れて食わせていました。
リアクションで食わせている感じだったので、リアクション重視ならダートしてより魚のスイッチを入れやすい「ライトワインド」がより釣れるのでは?と感じています。
キラキラしたものに興味を示している様子だったので、ダートしやすい1~2gくらいのジグヘッドに1.5~2.0インチのストレート系ワーム(フラッシングさせる為にラメ入りのカラーを選択)が良さそうです。
食わせ用ルアーはフェザージグとワームの併用が吉?
ワームとフェザージグのサーモンの反応は半々なイメージ。
ただ、ワームとフェザージグでは微妙にサーモンへの反応が違うので、
ワームとフェザージグを交互に試してみてより反応が良い方を使っていけばフェザージグ単体より釣果が伸ばせそうな気がしています。
水宝のサーモンコーナーヒットルアー
HAPPY ANGLER まなこフェザージグ マラブー
今回の海上釣り堀水宝のトラウトコーナーで終始使っていましたが、「まなこフェザージグ マラブー」でした。が「まなこフェザージグ マラブー」は誰でも簡単にトラウトが釣れる様に作られた凡庸性が高いフェザージグです。
管理釣り場では無類の強さを発揮するルアーですが、海上釣り堀のトラウトコーナーではそこまでの威力発揮とはいかなかったです。
ただ、モーニングではエサに遅れをとったものの、モーニング以外の時間帯ではエサと同等か、もうちょっと釣れるくらいの効果は発揮してくれましたよ。
一口サイズな事と、毛なのでエサよりシルエットをぼかしやすい事から、モーニングが終わりサーモンがスレてくる頃になるとエサより釣れる場面が多かったです。
シェイキングしながら食わせる事がほとんどで、水深もそれなりに深いため、重さは0.5g以上が使いやすかったです。個人的には0.7gと1.0gがあると良いな、と思いました。
カラーも色々試しましたが、反応が良かったのは「オリーブカラーのみ」だったので、サーモン狙いでしか使わないなら「オリーブカラー一択」で大丈夫です。
水宝のサーモンコーナー使用ロッド
フエルコ MGH900-6S
【フエルコ MGH900-6S】は、『防波堤や漁港こそ、足場が高いからロングロッドが必要なのでは?』とのコンセプトで、フエルコさんと共同で作った9フィートでソリッドティップ仕様のメバリング・アジング用パックロッド。
このロッドのコンセプトとしては【レギュラーメバルでも引きが楽しめる】で、感度と操作感を損なわないギリギリまでロッドを柔らかくしているので、15センチクラスのアジ・メバルでも、しっかり曲がり、引きを楽しむ事ができるロッドです。
小物釣り用に設計されているロッドですが、ベリーからバットまでしっかり曲がってくれるロッドなので実は大物にもしっかり対応可能なロッドです。しなやかに曲がるのでサーモンの鋭いつっこみや首振りも、ロッドがしっかり吸収してくれ、バラシ、ラインブレイクがしづらいロッドとなっていますよ。
ロングロッドは2ピースでも長くて持ち運びが大変ですがこのロッドは6ピースで仕舞寸法50.4cm。普段なので、持ち運びも楽。海上釣り堀のサーモンコーナーのサブロッドとして持っていてもいいかも、です。
水宝のサーモンコーナー使用ライン
シーガー R18 フロロリミテッド(0.6号 2.5lb)
今回の海上釣り堀水宝のサーモンコーナーで使用したフロロカーボンラインは「シーガー R18 フロロリミテッド」でした。
ラインのしなやかさと強度、耐摩耗性のバランスが良く、非常に扱いやすいフロロカーボンラインです。「どのフロロカーボンラインがいいか悩む。」という方はまずはこのラインを選んで使ってみるといいですよ。