チヌのフカセ釣りのメソッド、全遊動釣法の特徴を書いていきますね。
今最も使われている最新のチヌ釣りの釣法
今のチヌのフカセ釣りでもっとも使われている釣法と
いってもいいくらい有名な釣法、仕掛けです。
今までの浮き釣りの浮きは、狙う水深を固定させる為に
あったのですが、浮きを止める物を全て無くす事により、
浮きはただの目印、となった事が最大の特徴であり、
私個人的には、これはもう浮き釣りではないのでは?
と思える釣り方でもあります。
浮きは水深を固定させるもの
仕掛けはオモリを使って落とすもの
という今までの浮き釣りの概念を吹っ飛ばした
釣り方です。
全遊動釣法の4つのメリット
仕掛けがシンプルでトラブルが少ない
浮きを止める物がなく、ハリスと道糸を直接結ぶだけなので、
あるのは、針と浮きだけ。極小のオモリを使う時もありますが、
基本は針とエサだけの重みだけでゆっくり沈めていく
釣法です。シンプルな仕掛けなのでトラブルが少ないです。
撒き餌と同調させやすい
オモリが無いので、同じオモリがない撒き餌と同調させやすい特徴を
持っています。撒き餌と同調させやすい、という事はその分
チヌが釣れる確率が上がる、という事です。
オモリがないので、食い込みがいい
オモリがなく、浮きの抵抗もないので、チヌの食い込みも、
他の釣法と比べていいです。
全層を狙える
基本は底のチヌですが、撒き餌につられて中層に浮く時もあります。
そんな時はゆっくりと表層から底まで探れる全遊動が最も釣りやすくなります。
全遊動釣法のデメリットとは
いい事ずくめの全遊動釣法ですが、デメリットもあります。
デメリット1 深いエリアはやや苦手
基本的にオモリ無しで沈めていく釣り方なので、
10mより深い釣り場になると、着底までに非常に時間が
かかります。チヌが浮いていないなら、誘導浮き釣法で
オモリを使ってさっと、底までエサを届けた方が釣りやすい
でしょう。
デメリット2 使いこなすのが難しい
全遊動釣法は浮きを止めないので、ほっとくとひたすら
沈んでいくのみです。さらにオモリもないので、潮にも流されます。
つまり、今どの水深にあるのか?がはっきり分かりません。
他の釣法が浮きを固定させる事ではっきり分かる事に対して、
全遊動釣法だと、ほとんどの部分をイメージで水深を把握する事になり、
使いこなすのが難しい釣法なのです。
全遊動釣法の使い所とは
・浮きを固定していないので、食い込みがいい事、
・ゆっくりエサを落とす事ができる事
から、スレている釣り場で水深が深すぎない(10m前後くらいまでが理想)
の釣り場で使うと最大の効果を発揮出来る事でしょう。
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