2023年12月13日~14日にかけて坊勢島にソルトフライフィッシング(根魚狙い)&アジング(ルアー釣り)に行ってきました。
今回はソルトフライフィッシング編(根魚狙い)となりますよ。
当日の坊勢島ソルトフライフィッシングのヒットパターンと様子
根魚で底狙いなのにインターミディエイトラインを使う理由
についてお伝えしますね。
12月中旬坊勢島ソルトフライフィッシング釣果
・カサゴ(ガシラ) 21センチくらい 1匹
・クロソイ 21センチくらい 1匹
当日の坊勢島の状況
当日の坊勢島の海水温は約14.4度。海水の濁りは無い状態。
北西からの風が少し強かったので基本的に風裏になるポイントで釣りをしていました。寒さですが12月中旬の割に暖かい夜でした。
ソルトフライフィッシング釣行の様子とヒットパターン
姫路港から坊勢島へ
坊勢島は姫路港からでているフェリーで行きます。午後4時5分のフェリー(坊勢光汽船)に乗り込み、午後4時45分頃に到着。
受付でレンタカーを借りて釣り場へ向かいます。
ソルトフライフィッシング開始
夕方5時過ぎ。最初のポイントに到着。この日は夕方からほとんど潮が動かないタイドグラフだったの潮が動かなくても成立しやすい「根魚」狙いとする事に。
ただこのポイントは思っていたより風が強くて釣りがしにくいので風裏となるポイントに移動です。
ポイント移動してすぐカサゴ(ガシラ)がヒット!
風裏ポイント移動してソルトフライフィッシング再開。
岸壁の際に「インターミディエイトライン」に「沈むタイプのキールタイプのフライ」を使ってリフト&フォールを繰り返して釣っていくとヒット!
釣れてくれたのは良型のカサゴ(ガシラ)でした。
★ヒットフライ:ソルト用ストリーマー系フライ
★使用ライン:フライライン:リオ プレミア アウトバウンド・ショート WF6I
★使用ロッド:Maxcatch forトラベラー7 9ft #5
★使用リール:M MAXIMUMCATCH ECO トラウト
良型のクロソイがヒット!
少しずつポイントを移動しつつ先程と同じ様に岸壁際を攻めていくと今度は良型のクロソイがヒット!無事に取り込みにも成功、となりました。
★ヒットフライ:ソルト用ストリーマー系フライ
★使用ライン:フライライン:リオ プレミア アウトバウンド・ショート WF6I
★使用ロッド:Maxcatch forトラベラー7 9ft #5
★使用リール:M MAXIMUMCATCH ECO トラウト
その後はアジング(ルアー釣り)に変更
その後1時間ほど岸壁を打ち続けましたが魚の追加は出来ず。
潮が動きだす時間帯に近づいてきたのでアジングに変更する事に。こうして今回のソルトフライフィッシングを終える事となりました。
根魚で底狙いなのにインターミディエイトラインを使う理由
根魚狙いでシンキングラインを使用したら起こる2つの問題
最初はシンキングラインで根魚を狙っていましたが、実釣してみると2つの問題が発生しました。
フックガードを付けても根がかりが多発する
沈め切ってズル引きしてもほとんど釣れない
何故「シンキングライン」を使用すると2つの問題が発生するのか
フライフィッシングのシンキングラインで底までフライを沈めるとラインも全て着底するので、ロッドを上げてもずっと底をズル引きする事になります。
なので、常に根や石、積石等にフライが接触し続けるので根がかりが多発してしまいます。その為フックガードを装着しましたが、それでも根がかりが多いです。
さらに、フライはルアー程のアピール力が無いので、一度着底すると目立たず、なかなか根魚にフライを見つけてもらう事ができません。
この問題はフライを大きくすれば解決しますが、フライを大きくするとその重みでキャストが非常に難しくなってしまいます。
2つの問題を解決する方法は「インターミディエイトライン」
なので、この2つの問題を解決する為、着底したフライを持ち上げる事ができるように「インターミディエイトライン」を使用しました。
「インターミディエイトライン」に「沈むタイプのキールタイプのフライ」を組み合わせる事でフォールで根魚に見つけてもらい、ズル引きとならない事で根がかりを軽減させる形です。
同じ理由なら「フローティングライン」でもいいのですが、リーダー&ティペット以上にフライを深く沈める時にラインの浮力が邪魔にならない様に浮力が少ない「インターミディエイトライン」を使用しています。
シンキングラインで沈めるのに比べて着底までに時間がかかってしまいますが、こちらの方が根がかりが少なく、根魚のバイトも多いので、今はこのスタイルで根魚を狙っています。
坊勢島ソルトフライフィッシングでのヒットフライ
ソルト用ストリーマー系フライ
今回のソルトフライフィッシングで使用したフライです。「ソルトフライフィッシングしてみたいけど、タイイングが面倒…」ですよね。私もフライタイイングは面倒だなあ、と思ってしまう派です。
フライタイイングはフライフィッシングの楽しみの一つではありますが、フライタイイングは時間がかかり、またフライをちゃんと巻けるようになるまでそれなりに時間も労力もかかる為、フライフィッシングの敷居を上げる要因であるのも確か。
なので、ソルトフライフィッシングに興味を持ってくれた方にすぐに釣り開始出来るように、「完成品のソルトフライ」を試作。
約1年のテストを経て、遂に完成。ソルトフライフィッシングで狙う大半の魚が良く釣れるソルトフライとなりました。
フライのボディーはマイラーチューブを使用。UVレジンで固める事でフラッシング効果を上げ、テールはマラブーとフラッシャー系の素材を使用する事で、柔らかくなびきながら、ストレート系のシルエットを水中でも維持させる事が可能となっていますよ。
フックサイズは「#10 #12 #14 #16」。カラーは「ホワイト・モスグリーン・オレンジ・チャート」を用意しています。今回使用したフックサイズは#10と#16。カラーはチャートを使用しました。
キールタイプ(フックが上を向くタイプ)となっているので、たアジやメバルはもちろん、底狙いの根魚にも使用可能なソルトフライとなっています。
まだ販売できてないですが、少し気長にお待ち頂けると幸いです。
坊勢島ソルトフライフィッシング使用ライン・タックル
フライライン:リオ プレミア アウトバウンド・ショート WF6I
今回のソルトフライフィッシングで使用したフライラインは「リオ プレミア アウトバウンド・ショート WF6I(RIO PREMIER OutBound Short WF6I)」です。
「リオプレミア アウトバウンド・ショート」フライラインシリーズは、Amazon等の大型ネットショップにはなく、検索した所、「加藤毛ばり店」の通販で販売しているのを確認しました。
大型ネットショップには置いてないですが、フライ界隈では有名なラインなので、フライショップの通販では置いている事が多いので、そこで購入可能ですよ。
「リオプレミア アウトバウンド・ショート WF6I」 の購入ページ(「加藤毛ばり店」のフライショップHP)
Maxcatch forトラベラー7ピースフライロッド 9ft #5
今回のソルトフライフィッシングで使用していたフライロッド(今回の釣行での使用番手は#5)です。元々フライロッドは3~4ピースになるロッドが多く、既にコンパクトなのですが、7ピースのパックロッドだとさらにコンパクトで、大きめのバッグならそのまま入れる事も可能になるくらい短くなります。
使い勝手は?というと通常のフライロッドとほとんど変わらないので、ロッドの継ぎが多くなる事による多少の重量増さえ気にならなければ、パックロッドの方がオススメです。
フライ用リール:M MAXIMUMCATCH Maxcatch ECO トラウト
今回使用したリールは「M MAXIMUMCATCH」のフライリール。Amazon価格が4000円台ながら(※価格は2024年1月3日時点)ディスクドラグもしっかり効きますし、スプールの取り外しも容易でとても良かったです。
今回私が選んだのは「カラー:ブラウントラウト・#7/8用」。ラインが#6/7だったので少し大きめのリールを選びましたが、#6で使用するにはやっぱりちょっと大きすぎたので、#5~#6のラインを使用するなら素直に#6/8用のリールを選んでもらえれば、と思います。