2022年3月26日【わがまま釣りクラブ】という海上釣り堀の釣り会に参加しました。会場は【大阪にある海上釣り堀、オーパ!!】です。
今回の釣行では幸いにも、つ抜け(10匹以上の釣果となる事)となり、全参加者29人中5位と上位に入る事が出来ました。
当日の海上釣り堀オーパ!!での釣りの様子
釣れた10匹の魚のエサ・タナ・水深まとめ
3月下旬海上釣り堀オーパ!!で釣る為に大事な7つのコツ
今回使用した釣具の紹介と使用した理由
についてお伝えしますね。
わがまま釣りクラブについて
約2か月に1回、海上釣り堀で釣り大会を行う釣りクラブです。現在の全会員数は分かりませんが、毎回30人前後の会員が参加する、大きめの釣りクラブとなります。(今回の参加者は29人)
参加者の釣りのレベルは年数回の初心者~大ベテランまで満遍なく来られている印象です。
釣り会員の募集はクラブの会員さんが直接声をかけるスタイルの様です。私はtwitterをしている燻製船長さん(https://twitter.com/510sentyo)から誘われて参加の運びとなりました。
優勝者には商品も特典もありませんが、釣り終わった後に順位発表があります。
今回の大会では魚種や大きさ関係なく、【魚の匹数】で順位を決める形でした。魚1匹=1ポイント換算(女性の参加者は+2Pのボーナスあり)で行われました。
今回のルールで優勝を目指すなら魚種関係なく、その時釣れる魚をどんどん釣っていくと良さそうです。
フィッシングマックス泉大津店で餌を揃える
オーパ!!に行く前にまずは餌を手に入れる為に、大阪の泉大津市にある釣具屋【フィッシングマックス 泉大津店】に立ち寄りました。
大阪の海上釣り堀に行く方なら定番の釣具屋ですよね。
【フィッシングマックス 泉大津店】について詳しくは公式HPへ
海上釣り堀オーパ!!釣行で揃えたエサ一覧
通常のエサ一覧(活餌以外)
今回揃えたエサは、
・サバレンジャー
・ササミ(黄色)
・キビナゴ
・マダイスペシャルA
・マダイイエローB
・オキアミLL(生)
・生ミック
の7種類。フィッシングマックスで購入したエサは、オキアミ・生ミック以外は全て持ち込みです。サバレンジャーは常温保存可能なエサで、他の持ち込みのエサは、一度解凍、使用した後でも、冷凍保存可能なエサとなります。
ササミは冷凍保存できない、と思っている方も多いですが、実は再冷凍保存可能なので、余った時は持ちかえって次回の釣りに使用するといいですよ。
活餌一覧
今回揃えた活餌は、
・※地エビ
・手長エビ
・ボケ
・カメジャコ
・石ゴカイ
の5種類。なかなか手に入らない手長エビとカメジャコがあったのでテンション上がって、つい買ってしまいました。
※地エビとシラサエビの違い
地エビとシラサエビはどちらもエビの学名は同じで【スジエビ】となります。
何が違うのか?というと「シラサエビ=天然(主に琵琶湖産)」で「地エビ=養殖」の違いです。
地エビの方が養殖させてしっかりエサを与えているので、粒が大きいエビが多いです。海上釣り堀では大きいエビの方がいいので、選べる時は【地エビ】を選ぶといいですよ。
大阪の海上釣り堀【オーパ!!】に到着
フィッシングマックス岸和田店で餌を揃えたので、オーパへ向けて出発!午前6時前に大阪の海上釣り堀、オーパ!!に到着です。
船に乗ってオーパ!!の筏へ
大阪の海上釣り堀、オーパ!!の釣り場は少し沖の筏にあります。
なので、釣り場までは船で移動となりますよ。船に荷物を積み込む作業があるので、荷物は少なくしておくとスムーズに移動ができます。(私は全然荷物少なくできていないですが・・・)
海上釣り堀オーパ!!筏に到着したので釣り準備
数分間の船に乗っていると、釣り場の筏に到着。釣り開始まで30分程時間があるので、その間に釣りの準備をしていきます。
今回のタックルと主な仕掛け
ロッド・・・海上釣り堀脈釣りロッド(240-290)
リール・・・カウンター付ベイトリール(シマノ 21 バルケッタ 151DH-PG (左) )
ライン・・・フロロ3号通し(シーガー R-18フロロリミテッド 100m 12lb(3号))
針・・・がまかつ 真鯛王(銀) 9号
が今回使用したタックルと主な仕掛けとなりますよ。
海水温は約13.6度
海水温を測定すると、約13.6度。思っていたより水温が高かったです。海水温がずっと低い状態が続いていましたが、いよいよ海にも春がやってきそうです。
最初に使用するエサは【オキアミ(生)】から
海上釣り堀ではとても大事な朝一の時間帯。最初に使用するエサは【オキアミ(生)LL】に決定!
オキアミは海上釣り堀ではあまり使われていないエサですが、色も目立ち、集魚力も高く柔らかいので、私は結構使います。
海上釣り堀のエサの中では安い方ですし、実績があるエサなので、気になる方は一度使ってみるといいですよ。
すぐに真鯛が連続ヒット!
午前6時40分頃、釣り開始の合図があり、釣り開始。オキアミ(生)を投入してすぐにアタリがあり、真鯛が連続ヒット!
幸先良いスタートを切る事が出来ました。
オキアミ(生)の反応が悪くなったので活餌に変更するとさらにヒット!
オキアミで2匹釣ると反応が悪くなったのでエサを手長エビにチェンジ。すると再び真鯛がヒット!その次はシラサエビでもう1匹真鯛を追加です。
ノーシンカーにしてゆっくり落とすと真鯛がヒット!
シラサエビで真鯛を釣ったあたりでモーニングの高活性状態は終了。ここから釣れない時間が続いたので、
『ゆっくりエサを落とすと食ってくるかも?』
と思い、ボケを針に付けてネット際にゆっくり落として置いておくとアタリが!釣れにくい時間帯の中、貴重な真鯛を手にする事が出来ました。
カメジャコにサーモンが食いつく
その後も釣れない時間が続き、次々エサをローテーションしていきます。カメジャコに変更した所でアタリ!
しっかり合わせて取り込もうとすると、なんと釣れていたのはサーモン。
カメジャコでもサーモンって釣れるんですね。
浮きを使い中心部分を攻めてシマアジをゲット!
一通り探ってエサをローテーションさせてもアタリが遠のいてきたので、まだ釣っていない筏の中心部分を狙う事に。
そのままでは中心部分まで届かないので、グレ用の円錐ウキの0番を針の上につけ、全誘導にして中心部分に投げ込んで対応。
ウキの役割はアタリを取る、ではなくてほぼ飛ばす為のオモリの役目となります。
中心部分に投げ込んで、Bのガン玉(0.55g)でゆっくりとエサ(主に地エビ)を落とす、を繰り返すと遂に待望のアタリが!
この日最初で最後のシマアジを釣り上げる事ができました。
まぐれで真鯛追加
オーパ!!のスタッフさんが釣れた魚を捌く為に回収に来てくれたので、ロッドを置いてやりとりしていると、他の釣り人の方から『アタリでてるよ!』の声が。
あわてて合わせて1匹真鯛を追加。ラッキーな釣れ方で真鯛1匹追加です。
最後は釣れない中で真鯛を絞りだす
その後昼の12時頃になり、ほぼ誰も釣れない状況に。偏光グラス越しに水中を見ると、水深4~5mあたりに時々魚影が見えるのが確認できました。
この日はほぼ底中心に釣っていましたが、『実は少し魚が浮いている?』と思い、底から1m程タナを上げて誘いを多めにかける形で誘うと、アタリがあり真鯛がヒット!
釣れない状況の中で狙って釣る事ができました。この真鯛を最後にタイムアップ。この日の釣りは終了となりました。
順位は29人中5位でした
今回の【わがまま釣りクラブ】での順位は29人中5位。一応上位には入れましたが、この日は私のミスでのバラシが多く、ミスが少なかったらもうちょっと釣る事が出来ていたのになあ、と思いました。
アワセや食わせ方について反省の多い釣行でもありました。
3月下旬の海上釣り堀オーパ!!での釣果
・真鯛 8匹
・シマアジ 1匹
・サーモン 1匹
参考:釣れた魚と釣れたエサ・水深等一覧
匹数・魚種 | 釣れた水深 | 釣れた場所 | エサ | 仕掛け |
1、2匹目・真鯛 | 5m(ほぼ底) | 少し沖 | オキアミ(生) | A(オモリ3B) |
3匹目・真鯛 | 5m(ほぼ底) | ネット際 | オキアミ(生) | A(オモリ3B) |
4匹目・真鯛 | 5m(ほぼ底) | 少し沖 | 手長エビ | A(オモリ3B) |
5匹目・真鯛 | 5m(ほぼ底) | 少し沖 | シラサエビ | A(オモリ3B) |
6匹目・真鯛 | 4.5m(底) | ネット際 | ボケ | C(オモリ無し) |
7匹目・サーモン | 5.5m(ほぼ底) | 少し沖 | カメジャコ | A(オモリ3B) |
8匹目・シマアジ | 5m(少し上) | 少し沖 | シラサエビ | B(オモリB) |
9匹目・真鯛 | 4m | 少し沖 | シラサエビ | B(オモリB) |
10匹目・真鯛 | 4.5m | 少し沖 | シラサエビ | A(オモリ5B) |
仕掛けの記号
A・・・通常の通し仕掛け
B・・・全誘導浮き
C・・・ノーシンカー
※実際に使用しているのは地エビですが分かりにくいのでシラサエビと記入しています。
3月下旬海上釣り堀オーパ!!で釣る為に大事な7つのコツ
海上釣り堀オーパ!!ではモーニングが超重要!
海上釣り堀オーパ!!に限らず、どこの海上釣り堀でもモーニングは超大事ですが、特にオーパ!!等の大阪近辺の海上釣り堀ではさらに重要と考えています。
今回は貸し切り筏でしたが、一般筏でも福井や三重等の海上釣り堀と比べてベテランで釣りが上手な方が多く、その為放流された直後やモーニング時に釣れるイージーな魚はすぐにベテランに釣られてしまう印象です。
もちろん、三重や福井の海上釣り堀にもすごいベテランさんはいるのですが、初心者さんも割といるイメージです。
あと、大阪近辺の海上釣り堀は水深が浅くて(水深5~7mくらい)で、立体的に攻めなくていい分、釣りやすい魚はより釣りやすいので、イージーな魚はすぐに釣られる傾向があります。
つまり、モーニングの高活性時に手返し良く釣らないと、どんどん釣りやすい魚が減っていき、後での挽回が難しい傾向があるので、他の海上釣り堀以上にモーニングには気合を入れて対応すると良さそうです。
ほとんどの魚が釣れたタナは底付近
今回、ほとんどの魚が釣れたタナは底付近でした。これは魚の活性が低かった、というのもありますが、海上釣り堀オーパ!!の水深が約5~7mと浅めなのが大きな要因と思っています。
この日は海水の透明度も高めで水深4mくらいまでは丸見え状態だったので、魚が隠れる為には底付近まで潜るしかない為なのでは?と考えています。
終盤には少し魚が浮いていた様子
今回、お昼の12時前くらいになった時に少し魚が浮いている状態な事に気付きました。
もう少し早くにこの事に気付いていたら、あと数匹は釣れたかも知れません。4月は放流される真鯛やシマアジの適水温(18度以上)より低い事がほとんどなので、
朝から海水が温められると、より快適な水温となる表層側に移動してくる為なのでは?と推測しています。
釣れなくなった時は、意外に魚が少し浮いているかも知れないので、試してみるといいですよ。
青物の放流は少な目でした
今回、私の釣りをしていた筏全体で釣れた青物は1本だけでした。これは青物の活性が低い、というより放流量が少ないから、と思っています。
今回放流された青物は1~2匹。まだ水温が低い為、青物の放流量を抑えていると思われるので、青物を釣りたい方は水温が上がるまでもう少しの辛抱、ですね。
脈釣りで中心部分を攻めるのに便利な【全誘導】
海上釣り堀での脈釣りで欠点なのが【ロッドの長さ分しか探れない】所です。その欠点を補うべく、今回針の上にグレ用の円錐ウキを装着して投げ込む、という事で対応しました。
ウキ止めは使っていないのでいわゆる【全誘導】という形ですね。
ウキがオモリの代わりになって中心部まで投げ込めるのは大きなメリットですが、中心部分を攻めている時は、投げ込んでいる分、ラインがナナメになり、ウキがずっと水中にある状態なので、
中心部分を攻めている時は穂先の感度があまりでなさそうです。(今回は中心部分では釣っていないので本当に感度がでないかはまだ分かりませんが。)
なので、この釣り方の場合、ウキが沈んでいる状態の時は穂先でアタリを取ると共に、水中のウキの動きにも注視して、水中のウキが不自然な動きになったら合わせる、というのを組み合わせる形がいいのでは?と思いました。
真鯛の食いが浅かったのでしっかり食込ませた方がいいかも
今回真鯛の食いが浅くてバラシを連発してしまいました。私は割といつもアタリがあったら即かけていく形が多いのですが、この日に限ってはしっかり食込ませてから合わせた方が良かったみたいです。
バラシが続く時は、【しっかり待って食い込ませる】という事を心掛けるとバラす可能性が下がると思います。
オキアミ(生)はかなり使えるエサ
海釣りでは万能エサとして幅広い釣り人に使われているエサ【オキアミ(生)】ですが、海上釣り堀では意外に使っている人が少ないです。
私は愛用していますが、普通に釣れてくれるエサなので『他の釣り人と差別化を図りたい!』のでしたら積極的に使用していいエサと思っています。
価格も安めなのも嬉しいですよね。
3月下旬の海上釣り堀オーパ!!での使用釣具
がまかつ(Gamakatsu) 真鯛王 フック (銀) 9号 釣り針
私が海上釣り堀の脈釣りでよく使用しているのが、【がまかつ 真鯛王 銀 9号】です。面倒くさがりなので、青物も真鯛もシマアジも基本的にみんなこの針を使っています。
青物を本気で狙ったり、本当に食わない時は大きい針や小さい針、針が目立たないカラーのものに変更したりもしますが、針を交換するのに多少なりとも時間がかかる事もあり、手返し重視です。
9号あるとギリギリ青物にも対応できますし(7~8キロのヒラマサまで釣っていますが今の所針は曲がった事はありません。)真鯛・シマアジでも大きすぎる針の大きさではないです。
銀色にしているのは、以前はエサと同調しやすいカラー(ピンク系)を使っていましたが、使っていると塗料がはげて、結局銀色になるので、今は銀を使っています。
私みたいな針を変更するのが面倒で、『一種類の針でなんとかしたいなあ。』と思っている方には最適解の一つと思いますよ。
ヤマワ産業 ゴム張ガン玉 ハードタイプ
海上釣り堀の釣りでよく使われる、ゴム張りガン玉です。特筆する事は特にないですが、現在普通のガン玉を使用しているなら、ゴム張りガン玉に変更した方いいです。
理由は普通のガン玉だと、一度固定させると開くのが大変で、下手するとラインごと切らないと交換できないから、です。
ゴム張りガン玉だと、手で開く事ができて、スムーズにガン玉が交換可能です。
ゴム張りガン玉の欠点は値段が高い事と、通常のガン玉と比べるとズレやすい点ですが、海上釣り堀の釣りでは、数十mもライン出す事は無く、ズレてもすぐに戻せます。
海上釣り堀の釣りでは頻繁にガン玉を交換するので、手返しが良いゴム張りガン玉がオススメですよ。
DUEL(デュエル) フカセウキ TGピースマスター 5.8g 0号
今回の全誘導の釣りに使用したウキです。重すぎると繊細な穂先を使用する脈釣りに支障がでるので、小ぶりなウキを選びました。
『何を選んだらいいか分からないなあ。』と思っているならとりあえずコレを選んでおくといいですよ。
シマノ(SHIMANO) 両軸リール 21 バルケッタ 151DH-PG (左)
今回の脈釣りでは、フロロカーボンライン3号通しのタックルを使用したかったので、別にリールを購入しました。
実はバルケッタBBを購入するつもりが、通常のバルケッタを購入していました(笑)
バルケッタBBと比べるとドラグ性能が全然違い、スムーズにドラグがでてくれます。バルケッタBBでも十分使えますが、5000円の差でこれだけ良いドラグが使えるなら、通常のバルケッタは全然アリ、ですね。
あと、海上釣り堀はほとんどラインを出さないので巻き取りパワーの強いPGタイプにしていますが、他の釣りにも流用するならHG(ハイギア)の方を選んでおくと、鯛ラバ・イカメタル・ジギング等に流用できますよ。
クレハ(KUREHA) ライン シーガー R-18フロロリミテッド 100m 12lb
今回リールに巻いたラインは【シーガー R-18フロロリミテッド 100m 12lb】です。
ハリス用のシーガーエースやグランドマックスだと、リールに巻かれる事を想定していない為、ラインのなじみが悪いので、私はルアー用のラインを使用しています。
値段もハリス系ラインと比べると安いのも嬉しい点ですね。
ただ、なじみが良い分ラインが柔らかく、飲まれた時に歯がスレてしまう場合、ハリス系ラインより切れやすくなっているので、その点は分かった上で使用するといいです。