2022年4月15日、福井県にある海上釣り堀、フィッシングレインボーへ行ってきました。結果は真鯛11匹、トラウトサーモン1匹と【つ抜け】達成!(10匹以上の釣果となる事)となりましたよ。
フィッシングレインボーでの釣行の様子
釣れた魚の全てのエサ・タナ・仕掛けの紹介
中層の真鯛を攻略する為の3つの釣り方
についてお伝えしますね。
フィッシングショップ なかむらで各種エサを揃える
私は大阪に住んでいるので、フィッシングレインボーがある福井には、303号線を使って向かいます。
この道路沿いには3か所の釣具店があり、今回は【フィッシングショップ なかむら】で各種エサを揃えました。
各種釣具店については、以下のリンクの記事で詳しく紹介しています。
近畿から福井の【フィッシングレインボー】へ行く時のオススメのエサ屋3店の紹介について詳しくはこちら
フィッシングレインボー釣行で揃えたエサ一覧
通常のエサ一覧(活餌以外)
・マダイスペシャルA
・マダイイエローB
・オキアミ(生)L
・黄ササミ
・キビナゴ(無着色)
・サバレンジャー(シルバー・レッド・グリーン)
の6種類。今回通常のエサで購入したのは、【オキアミ(生)L】だけで、あとは自宅からの持ち込みです。(前回釣行時に持ち帰って冷凍保存していたエサ)
その中でもサバレンジャーは常温保存可能なエサなので、とりあえず常に携帯しています。
活餌一覧
・地エビ(シラサエビ)
・ボケ
・石ゴカイ
・青イソメ
特に活餌の方も特筆するようなものはなく、定番を揃えました。フィッシングレインボーでは青イソメが効く事が多いので、他の活餌と一緒に揃えています。
※地エビとシラサエビの違い
地エビとシラサエビはどちらもエビの学名は同じで【スジエビ】となります。
何が違うのか?というと「シラサエビ=天然(主に琵琶湖産)」で「地エビ=養殖」の違いです。
地エビの方が養殖させてしっかりエサを与えているので、粒が大きいエビが多いです。海上釣り堀では大きいエビの方がいいので、選べる時は【地エビ】を選ぶといいですよ。
海上釣り堀フィッシングレインボーに到着
朝の6時頃、海上釣り堀フィッシングレインボー到着。この日は貸し切りではなく、一般参加なので、受付をして一般筏に向かいます。
筏に到着後すぐに釣り開始出来るみたい
フィッシングレインボーは地続きに筏があるので、歩いて筏内に入ります。スタッフの案内に従って8番筏へ。
フィッシングレインボーは筏に到着して、釣り準備が出来たらすぐに釣り開始可能です。
私はその事を知らずに、『いつ釣り開始の合図言ってくれるんだろう?』と待っていて、周りの釣り人が釣り始めているのを見て、初めてその事に気付きました。
初めてフィッシングレインボーに来る方はこの点が違う事に気を付けましょう。
筏到着前に仕掛けを作っておくと有利
私は当日、筏に到着直後から釣りしても良い事を知らずに、筏に到着してからのんびり釣り準備をしていたのですが、2本の竿の仕掛けをセットしている間に15分くらい時間をロスしてしまいました。
フィッシングレインボーの場合、筏に到着後すぐに釣り開始となり、仕掛けを事前に作っておかないと貴重な朝一のモーニングの時間が減ってしまうので、フィッシングレインボーに入る前の段階で先に仕掛けを作っておくといいですよ。
真鯛がめっちゃ浮いていました
筏の中を見ると、真鯛がめっちゃ浮いていました。水深1m~5mくらいの間に無数の真鯛が泳いでいるのが確認できました。
偏光グラスがあるとこれだけ違う
今回、ほとんどの真鯛をサイトフィッシングで釣ったのですが、その時に役立ったのが【偏光グラス】です。
カメラに無理やり偏光グラスを当てて撮ったのでちょっと分かりにくいですが、上の画像が偏光グラスをかけないで見た場合、下の画像が偏光グラスをかけて見た場合、です。
見ての通り違いは歴然で、今回偏光グラスがなかったら釣果は半分以下だったと思います。
今回の様に魚が浮いている時、水深が浅い釣り場の時、透明度が高い時に偏光グラスがあると、魚が食っている様子まで見えるので、非常に有利です。
偏光グラスは手作業でゆがみ等を取っているので、高性能な物は高価ですが、見やすさや目の疲れにくさが全然違うので、しっかり作っているメーカー物がオススメです。
私はTALEXをずっと愛用していて、今回使用していたレンズカラーは【ラスターオレンジ】だったので、TALEXのラスターオレンジを採用している偏光グラスを紹介しています。
なんとか1匹目の真鯛を釣り上げる
釣り開始してから約10分・・・。筏には大量の真鯛が浮いているのにもかかわらず、なかなか釣れない・・・。
が、なんとか真鯛に口を使わせて1匹目をゲット!使用したエサはボケでした。
釣り開始から約30分で一度目の放流
そして、釣り開始から約30分。一度目の放流です。真鯛とトラウトサーモンが次々に放流され、テンションが上がります。
団子で2匹目を釣るも後が続かない・・・
放流直後、入れ食いフィーバーが始まると思いきや、まるで放流が無かったかの様に無反応。
周りの釣り人もポツポツと釣り上げるくらいで、放流直後というのにまったく盛り上がりを見せません。団子(マダイイエローB)で2匹目の真鯛を釣るも後が続かず苦戦が続きます。
シラサエビでトラウトサーモンをゲット!
釣れる水深が浅い事と(だいたい3~4mで釣れる)水の透明度が高いので、半透明でナチュラルな【シラサエビ】を使用する事に。
エサを変更してから最初に釣れてくれたのは、この日唯一となった【トラウトサーモン】。
トラウトサーモンは美味しいので、釣れると本当に嬉しいです。
遂に真鯛のヒットパターンを発見!
トラウトサーモンが釣れた後もシラサエビを使って釣りをしていると、今までほとんど無視していた真鯛が少し興味を示す様に。
水深3~4mあたりに真鯛の群れの中にしばらくシラサエビを置いていると、その中の1匹が少しやる気をだしてシラサエビを吸っては吐き出す、を繰り返し始めるので、吸ったタイミングで合わせる、というヒットパターンを発見!
このヒットパターンを見つけてから、真鯛がそこそこ釣れてくれる様になりました。
さらに【ノーシンカー】で2匹の真鯛を追加
順調に真鯛を釣り上げていましたが、終了間際になってくると、シラサエビさえ見切って完全無反応に・・・。
そこでオモリを外して、シラサエビのみのノーシンカーに。超ゆっくりシラサエビを漂わせるとなんとか2匹の真鯛をゲット!
そしてここでタイムアップ!こうして海上釣り堀フィッシングレインボー釣行は幕を閉じたのでした。
昼食は【Saba*Cafe】で【サバサンド】
昼食は大阪に帰る途中の鯖街道にある【Saba*Cafe】に立ち寄ってみました。お目当ては【サバサンド】です。
実際に注文してみると、思っていたよりずっとボリュームがあってびっくり!レモンをかけて食べるのですが、レモンのアクセントがかなりいい感じで、サッパリした後味に。
鯖のフライは香ばしくて、かなり美味しかったです。量も結構多くて、昼食としても充分な量があると私は感じました。
大阪・和歌山・兵庫方面からフィッシングレインボーに来る方は、鯖街道を通ると思うので、ちょっと変わった食事を食べてみたいのなら、立ち寄ってみるといいですよ。
【Saba*Cafe】の評価等については【食べログ】のHPへ
【Saba*Cafe】のグーグルマップ
4月の海上釣り堀フィッシングレインボーでの釣果
・真鯛 11匹
・トラウトサーモン 1匹
参考:釣れた魚と釣れたエサ・水深等一覧
匹数・魚種 | 釣れた水深 | 釣れた場所 | エサ | 仕掛け |
1匹目・真鯛 | 4m(中層) | 少し沖 | ボケ | A(オモリ3B) |
2匹目・真鯛 | 3m(中層) | 角 | マダイイエローB | A(オモリ3B) |
3匹目・トラウトサーモン | 4m(中層) | 少し沖 | シラサエビ | A(オモリ3B) |
4匹目・真鯛 | 3m(中層) | 少し沖 | シラサエビ | A(オモリ3B) |
5匹目・真鯛 | 4m(中層) | 少し沖 | シラサエビ | A(オモリ3B) |
6匹目・真鯛 | 4m(中層) | 少し沖 | シラサエビ | A(オモリ3B) |
7匹目・真鯛 | 3m(中層) | 少し沖 | シラサエビ | A(オモリ3B) |
8匹目・真鯛 | 4m(中層) | 少し沖 | シラサエビ | A(オモリ3B) |
9匹目・真鯛 | 3m(中層) | 少し沖 | シラサエビ | A(オモリ3B) |
10匹目・真鯛 | 3m(中層) | ネット際 | シラサエビ | B(オモリ無し) |
11匹目・真鯛 | 2m(中層) | ネット際 | シラサエビ | B(オモリ無し) |
仕掛けの記号
A・・・通常の通し仕掛け(ライン3号・4号使用)
B・・・ノーシンカー
※1 実際に使用しているのは地エビですが分かりにくいのでシラサエビと記入しています
※2 フィッシングレインボーの水深は概ね底9m程です
春のフィッシングレインボーで中層に浮いている真鯛攻略まとめ
真鯛が中層(水深1~5mに浮いていた)理由
この日の真鯛が中層(1~5m)に浮いていた理由ですが、冬から春にかけての水温の上昇の仕方にあると考えています。
真冬の福井の海は厳しく、非常に水温が下がります。それが春になり温められるのですが、日本海側の海は潮位の差が少なくあまり海水が混ざりません。
特に湾内にある海上釣り堀ではその傾向はさらに顕著となります。なので、温められて軽くなった海水は上の方に溜まり、重たく冷たい海水は下の方に溜まります。
福井方面はさらに雪解け水が加わるので、その傾向がさらに強くなります。
なので、暖かい海水が好きな真鯛は、下の冷たい海水の層に居たくない為、中層まで浮いてくる、と考えています。
去年のフィッシングレインボーでもそうでしたし、海上釣り堀のベテランの方々の話を聞いても、春のフィッシングレインボーの真鯛は、毎年中層に浮く傾向との事なので、
この時期は【中層に浮く真鯛】の攻略を念頭において釣ると良さそうです。
中層に浮いている真鯛の3つの釣り方
中層に浮いている真鯛の攻略法ですが、大きく分けて3種類あります。
1番:ノーシンカー、もしくは極小のオモリを使って目の前に落とす
2番:真鯛の一番多い層でずっとエサを置いて粘る
3番:キラキラ光るエサ(キビナゴ等)を使いリアクションで食わせる
1番は私が釣った釣り方で、小さい活餌(シラサエビ等)を使って出来るだけナチュラルに真鯛の目の前に落として食わせる、といった方法です。
2番は左隣で釣っていた方の方法で、団子やキビナゴの切れ端等を真鯛の群れの濃い層にずっと固定して、その内の一匹が少しやる気をだして食ってくるまで粘り強く待つ方法です。
3番は右隣で釣っていた方の方法で、キビナゴ(1匹丸ごと)を使って真鯛の目の前で時々揺らしながら誘う方法です。この釣り方の場合、キビナゴを丸のみするまで待たないとすっぽ抜けるので注意です。
真鯛の状態等を見ながら主に上にある3つの方法を試していくと釣果UPに繋がると思いますよ。
【シラサエビ】が当たりエサだった理由とは
この日のエサは【シラサエビ】が当たりエサでした。その理由としては・・・
・真鯛が中層に浮いていて釣り人から丸見え(真鯛の方からも釣り人が丸見え)なので高い人的プレッシャーがかかっていて食いが悪かった事
・この日は特に濁ってなくて海水の透明度が高かった事
からだと考えています。
シラサエビは他のエサと違い半透明で、ナチュラルに見えます。その事がプレッシャーがかかって、食いが落ちた真鯛でも食ってきたのでは?と考えています。
シラサエビの尻尾のチョンがけが良かった理由
私はだいたい尻掛けでシラサエビを付けているのですが、色々試した結果、今回は尻尾のチョンがけが良かったです。
真鯛が食ってくるのを観察していると、シラサエビが『ピンピンッ!』と跳ねるとそれに釣られて真鯛が食ってくる、というパターンが何回か見られました。
シラサエビに『ピンピンッ!』と元気に動いてもらうには、すぐに付ける事が出来て弱りにくく、ある程度自由に動ける【尻尾のチョンがけ】がいいんですよね。
シラサエビの活きの良さ、でいったら【頬掛け】がありますが、シラサエビの脳に当てない様に刺すのが難しく、付けるのに時間がかかる事あり、弱りがち、だったり。
あと頬掛けだとカラ部分にしか針が刺さっていない為、結構すぐに取れてしまうので、すぐに付ける事が出来て、外れにくい尻尾のチョンがけで狙っていました。
シラサエビの付け方について詳しくは【海釣り(波止釣り)を始めよう! 】で詳しく紹介されているので、気になる方は確認してみて下さいね。
シラサエビの付け方について詳しくは【海釣り(波止釣り)を始めよう! 】のHPへ(別サイト)
春の海上釣り堀フィッシングレインボーでの使用釣具
がまかつ(Gamakatsu) 真鯛王 フック (銀) 釣り針
私が海上釣り堀の脈釣りでよく使用しているのが、【がまかつ 真鯛王 銀 9号】です。面倒くさがりなので、青物も真鯛もシマアジも基本的にみんなこの針を使っています。
ですが、今回真鯛がなかなか食って来なかったので、最後の方は8号(少し小さ目)を使っています。
1号の針の大きさの違いが本当に食いの差に繋がっているかは正直不明ですが、『針を小さくしたから食ってくる可能性UP!』と思い込む事によるプラシーボ効果は結構あります(笑)
銀色にしているのは、以前はエサと同調しやすいカラー(ピンク系)を使っていましたが、使っていると塗料がはげて、結局銀色になるので、今は銀を使っています。
私みたいな針を変更するのが面倒で、『一種類の針でなんとかしたいなあ。』と思っている方には最適解の一つと思いますよ。
ヤマワ産業 ゴム張ガン玉 ハードタイプ
海上釣り堀の釣りでよく使われる、ゴム張りガン玉です。特筆する事は特にないですが、現在普通のガン玉を使用しているなら、ゴム張りガン玉に変更した方いいです。
理由は普通のガン玉だと、一度固定させると開くのが大変で、下手するとラインごと切らないと交換できないから、です。
ゴム張りガン玉だと、手で開く事ができて、スムーズにガン玉が交換可能です。
ゴム張りガン玉の欠点は値段が高い事と、通常のガン玉と比べるとズレやすい点ですが、海上釣り堀の釣りでは、数十mもライン出す事は無く、ズレてもすぐに戻せます。
海上釣り堀の釣りでは頻繁にガン玉を交換するので、手返しが良いゴム張りガン玉がオススメです。
シマノ(SHIMANO) バルケッタ
今回使用していたリールはデジタルカウンターが付いているリールの定番、【バルケッタ】シリーズです。
私はフロロ3号通しは【21バルケッタ 151DH-PG (左) 】、フロロ4号通しは【17 バルケッタBB 301PGDH】を使用しています。
バルケッタシリーズを使用している理由は【リール最大手のシマノで安心】なのと【電池交換が自分で可能】だからです。
海上釣り堀で使用するには廉価版のBBの方でまったく問題ありませんが、通常のバルケッタの方がドラグ性能が高く、気持ちよくラインが出て行ってくれるので、ドラグ性能にこだわるなら通常版がオススメです。
ズームタイプの海上釣り堀脈釣りロッド(試作:テスト中)
今回使用したロッドは、試作の海上釣り堀脈釣りロッドです。
際狙いと通常使用が1本のロッドで出来る様に現在はズームタイプ2本を使ってテストしています。
今回使用したのは【240-300】と【240-290】の2本。240に縮めた場合、魚とのやりとりはどうなるのか心配でしたが、意外にちゃんとロッドが曲がってくれ、真鯛相手では全く問題ない事が分かりました。
伸ばした状態だと、わずか10cmですが、290の方がずっと持ち重りが少なく扱いやすい事も分かりました。
試作脈釣りロッドの開発状況については随時【ロッド開発話】としてツイッターにて発信しています。
下記に【ロッド開発話】のツイッターをまとめて読めるリンクを付けたので、気になる方はチェックしてみて下さいね。
サワラーズ(ソメ・ミミズに触らない 簡単エサ付け)
今回、石ゴカイや青イソメを付けるのに使用したアイテムが【サワラーズ】です。
手で直接触らずにイソメ類を針に付ける事が出来る、というアイテムですが、『本当に~?』と疑いつつも購入。
実際に使ってみると、少し使い方にコツがいりますが、慣れるとスムーズに手で触らずに青イソメと石ゴカイを付ける事ができました。
少し値段は高めですが、石ゴカイや青イソメ苦手な方にはオススメです。