2022年9月23日、和歌山南紀にある海上釣り堀、【カタタの釣堀】にて【わがまま釣りクラブ】の釣り会が開催され、参加してきました。結果は24人中5位タイ、という結果でした。
当日カタタの釣堀での釣果・ヒットパターン
水温が急低下となり魚が低活性となる条件
釣りおじさん脈釣りSP290(仮名・試作品)のテスト結果
についてお伝えしていきますね。
釣りに行った場所の詳細
2022年9月23日、和歌山にある海上釣り堀、【カタタの釣堀】に行ってきました。
当日の状況(海水温・天気・水質・魚の活性タナ等・エサ取りの状態)
当日の海水温
当日の海水温は23.8度でした。つい先日までの猛暑の事を考えると、かなり水温が低く思われました。
恐らく当日の大雨で、急激に水温が下がったのでは?と考えています。急な水温の低下は魚の活性を非常に下げるので、今後の釣果が心配です。(※その心配は的中してしまいました・・・)
当日の天気
当日の天気は雨。朝の内は大雨で、午後になるに従って小雨になっていきましたが、釣り終了の午後2時頃まで終始雨が降っていました。
当日の水質
当日の水質は大雨が降っている割には良かったです。ささ濁りといった所でした。
当日の魚の活性、タナ等
当日の魚の活性は非常に低く、放流直後~15分くらいの間のみポロポロ釣れるくらいで、その後はイケス全体が沈黙・・・。といった状況でした。
午前10時すぎくらいに青物が6匹くらい放流された後、まったく青物は釣れませんでしたが、放流後2時間後ぐらいにバタバタっとイケス全体で3~4匹の青物が釣れていました。
少し盛り上がったのが、この時くらいで、ほとんどの時間はほぼ釣れない時間でした。
タナは大雨が降っている時は底より50cm~1m上くらい。雨が小降りになると底ギリギリが良かったみたいです。
当日のエサ取りの状態
当日、小アジっぽいエサ取りが時々でてきましたが、ニオイや味の強いエサを入れても、あまり寄ってくる事もなく、エサ取りに悩まされる事はありませんでした。
エサ取りの活性も低かった様です。
9月下旬カタタの釣堀の釣果
・真鯛 4匹(スレがかり1匹)
・シマアジ 1匹
※今回参加した【わがまま釣り倶楽部】ではスレがかりでも取り込んだら1匹に加えるルールなので、スレがかりもカウントしています。
釣り方・釣法
今回は、全て【脈釣り】にて釣っていますよ。使用ロッドは【釣りおじさん脈釣SP290(仮名・試作品・テスト中)】でした。
竿のインプレはページ最下部にてお伝えしています。
【釣りおじさん脈釣りSP290(仮名・試作品・テスト中)】のインプレはこちら(ページ最下部へ)
カタタの釣堀でそれぞれの魚が釣れた理由と詳細
1匹目:シマアジ(エサ:快釣エサαアルファ)
午前7時過ぎ、釣り開始直後に釣れてくれたのはシマアジでした。釣れたタナは底から50cm程上でした。
釣れたエサは【快釣エサα(アルファ)】です。【快釣エサα(アルファ)】は団子エサで、集魚力が高く、エサの固さも丁度良く、非常に扱いやすい団子エサです。
真鯛イエローの様にすぐに溶けてなくなる事もなく、かといって生ミックやマダイスペシャルの様に、あまり団子が溶けず、集魚力がイマイチ、といった事もないので、本当いいですよ。
値段が割高なのが玉に傷ですが、他の方の評価も高いので、お金に余裕があるのでしたら、1つは持っておくと良さそうです。
2匹目:真鯛(エサ:快釣エサαアルファ)
最初のシマアジから約1時間後(午前8時頃)、やっと釣れてくれた真鯛です。釣れたタナは引き続き底から50cm程上でした。
釣れたエサは引き続き【快釣エサα(アルファ)】でした。
3匹目:真鯛(エサ:快釣エサエース)
さらに1時間後(午前9時頃)に釣れたのは真鯛。こちらの棚はほぼ底、でした。基本は雨が降っていたこの日ですが、小雨~雨が止む時間も少しあり、
雨が弱くなったり曇りになるとさらに魚の活性が下がり、ほんの少し浮いていた魚も底にへばりつく感じでした。
釣れたエサは【快釣エサエース】です。だいたいササミ系のエサは黄色に着色されている事が多いですが、【快釣エサエース】はダイダイ色です。
この日は黄色よりも赤色っぽいカラーの方が真鯛の反応が良かった感じがしたので、ダイダイ色の【快釣エサエース】を使用しました。
4匹目:真鯛(スレがかり)(エサ:シラサエビ)
4匹目に釣れたのは真鯛。角で粘っていたら釣れました。(午前11時頃)
でも体にスレがかりでした。棚はほぼ底。スレがかりでしたが、一応エサをお伝えしておきます。エサはシラサエビでした。
5匹目:真鯛(エサ:ウグイ)
5匹目は角付近でアジを泳がせていると魚の反応があったので、『これは青物か?』と思い何度もアジを同じ場所に投入していましたが、アジが一度噛まれて使えなく・・・。アジはこの時点で使い果たしていたのですが、隣の方が『ウグイ余っているから使います?』との助け舟が。
お言葉に甘えて貰ったウグイで同じ場所をチェックしていると、引き込まれるアタリ!が、待望の青物ではなく真鯛でした。
棚は底より1mくらい上でした。
水温が急低下となり魚が低活性となる条件とは
今回、わがまま釣り倶楽部では、24人の方が参加して、TOPの方がなんと僅か7匹という厳しい状況でした。
海上釣り堀のコミュニティーや他の海上釣り堀の釣果をチェックしてみても、この日とその翌日の釣果は全体的に非常に厳しかったです。
夏日が連続して続く高水温からの気温の急低下&大雨で、水温が一気に数度下がった事で魚の活性が非常に落ちたのでは?と考えています。
急な気温低下でも水温は下がり、魚の活性は下がる事が多いですが、それに雨が加わると、冷たい雨が直接海水を冷やすので、気温低下だけの時より、急激に水温が下がる為、魚の活性はさらに下がってしまいます。
今回釣りをした【カタタの釣堀】では濁りはそれほどなかったですが、釣り場によっては【急な水温低下+急激なにごり】でさらに強烈に釣れにくくなった海上釣り堀もあった様です。
カタタの釣堀で釣れたエサ
快釣エサα(アルファ)
今やたくさんの種類がある【快釣エサ】シリーズですが、その中でも最高傑作では?と私が思っているのが【快釣エサα(アルファ)】です。
個人的にはあまり団子エサは得意ではないですが(崩れて取れやすいのが苦手)そんな私でも非常に使いやすいと思わせてくれる団子エサです。
丁度いい固さに、高い集魚力、釣れる魚種を選ばない(私は釣っていないですが快釣αで青物釣っている釣り人多数見ました。)と、本当万能団子と思います。
私が個人的に団子エサが苦手な事から快釣エサシリーズで多用するのは【快釣エサγ(ガンマ)・エース】が多いですが(ササミ系のエサ)
そんな団子苦手な私でも勧めざるを得ない、団子エサですね。価格はちょっと高めですが、正直団子エサはほぼこれ一つでなんとかなるレベルと思います。
値段が高めなので、これから海上釣り堀デビューする方は定番団子エサである【マダイスペシャル・マダイイエロー】でいいと思いますが、
海上釣り堀を定期的に行かれている中級者以上で、『他の釣り人より、より良い釣果を得たい!』と思っているなら一袋は持っておくと、差をつける事が多いエサですよ。
快釣エサエース
【快釣エサ γ(ガンマ)・エース】はササミ系のエサとなります。(γ(ガンマ)はイエロー・エースはダイダイ色)
個人的に快釣エサシリーズの中でササミ系のエサは、一番お気に入りです。ニンニク等が相当入っているみたいで、普通のササミエサより集魚力は強いみたいです。
あと、シマアジも普通に釣れてくれる点が私が愛用している理由です。(通常のササミはシマアジは釣れず、真鯛の特効エサのイメージ)
今回使用した快釣エサエースは、もう一種類あるササミ系エサである【快釣エサγ(ガンマ)】(ガンマの色はイエロー)の色違い(快釣エサエースはダイダイ色)となります。
メーカーの説明文では成分が違い、釣れ方に違いがあるらしいですが、両方とも気分で使い分けている私の感想では、ほとんど一緒、ですね。
今回は黄色より赤系の色のエサの方が反応が良かったのでダイダイ色のエースの方を使用しました。
ウグイ
他の方から貰ったエサな事もあり、写真を撮り忘れて画像は無し・・・(すいません)
アジと違って淡水魚なので、シラサエビを持っていく釣り人なら、エビブクに一緒に入れておく事が可能です。
活きアジは大抵の海上釣り堀にて入手可能ですが、釣り直後からは買えない場所が多く、
すぐにアジが入手できる所でも、たくさんの人が並んでいて、並んでいる間に大事なモーニングでの釣りが出来なくなったりする事があるので、
釣り開始直後から青物を狙うなら自分で用意しておいた方がいいかも、です。ウグイはシルエットが細いので、青物だけでなく、割と真鯛も釣れるイメージです。
釣りおじさん脈釣りSP290のテスト結果(仮名・試作品)
今回釣った魚は全て【釣りおじさん脈釣りSP290(仮名・試作品・テスト中)】でした。
現行の【釣りおじさん脈釣りSP350】より、もう少し感度が欲しいのと、角等を狙う時、長くて取り回しが大変だったので、もう少し短いロッドを、という事で試作。
元々は240-290のズームロッドで開発していましたが、結局ズームだとガイドが適切な位置で取り付けできなかったり、ロッドの曲がりが少し不自然になったり、で結局納得できずに240と290別々にしてやり直す事に。
今回290の方をしっかり実釣テストした結果、感度、竿の曲がり共に良好である事を確認。釣りおじさんの方からは少し前からOKを貰っており、私の方でも今回のテストの結果、問題なくリリース出来る、と判断しました。
なので、こちらのロッドは本生産に向けてこれから動き出す予定です。