2023年11月8日、和歌山南紀にある遊漁船、「シーホース」に乗ってバチコンアジング釣行へ行ってきました。
バチコンアジングで爆釣したヒットパターン
スピニングタックルとカウンター付きベイトタックルの使い分け方
についてお伝えしますね。
11月上旬和歌山南紀バチコンアジング釣果
・アジ 24~35cmくらい 50匹くらい
当日のバチコンアジングの状況
当日の釣行時間は夕方6時頃から午後10時50分頃までの約4時間50分となりました。
海水温は約19.6度。海水の濁りは無く、当日の天候は晴れ。風もほとんど無く、凪状態で釣りやすい状況でした。
11月上旬和歌山南紀バチコンアジング釣行の様子・ヒットパターン
午後6時頃に出船
当日の出船は午後6時頃でした。先月のバチコンアジング釣行も同じ時刻だったのですが、先月の釣行時は出船時まだ夕方で明るかったのですが、当日はもう真っ暗。
季節の進行を感じました。
釣り開始直後からアジが釣れ始める
今回のバチコンアジング釣行では、ベイトとスピニングの2タックルを用意しました。今回の課題はちょい投げしないでちゃんと真下に落とす「バーチカルなアジング」でアジの数を釣る、というのが今回の釣行の課題。
なので最初はカウンター付のベイトタックルから始める事に。
前回のバチコンアジングでは小さめのワームが良かったのでまずは「海毛虫Jr 接岸イワシ(1.8インチ)」を選択。
今回使用したリグは「ARリグ」です。1m弱のロングリーダーにして、水深27mくらい(底は約31m)でシンカーを止めて長いリーダーの効果で0.3gのジグヘッド部分をスローフォールさせていくと2投目で早速アジがヒット!
28センチくらいアジが早速釣れてくれ、幸先良いスタートとなりました。
利用メソッド:ARメソッド
釣れたワーム:海毛虫Jr 接岸イワシ(1.8インチ)
使用ロッド:釣りおじさん 即掛 際釣りSP240
その後も同じヒットパターンで順調にアジがヒット!
その後も同じヒットパターンで順調にアジがヒット!海毛虫Jrが3匹くらいアジと釣った所でちぎれたので、「アジアダー2インチ(コア釣れ釣れグリーン)」にワーム変更。
「アジアダー2インチ(コア釣れ釣れグリーン)」に変更後、少し釣れるペースUP!さらに尺アジ(30センチ)を釣る事が出来ました。
利用メソッド:ARメソッド
釣れたワーム:アジアダー2インチ(コア釣れ釣れグリーン)
使用ロッド:釣りおじさん 即掛 際釣りSP240
今度はスピニングタックルでのちょい投げで連発!
しばらく好調だったスローフォールパターンですが、このパターンではあまり釣れなくなってきました。
「アジが15mくらいまで浮いてきてますよ~。」と船長からの放送が。それまでは水深25~30mくらいにアジがいた、との放送があり。
ア船の集魚灯にアジが浮いてきて、広いレンジに散らばった事で、スローフォールパターンが効かなくなったと感じました。
なのでここでカウンター付のベイトタックルからスピニングタックルに持ち替えて、水深15~25mあたりをカーブフォールさせるパターンに変更。使用ワームは「アジアダー2インチ(コア釣れ釣れグリーン)」。
子の変更が当たり、再びいい感じでアジが釣れだし、今日最大の約35センチの「メガアジ」もゲット!
その後もぼほ入れ食い状態でアジを釣り続けます。
利用メソッド:ARメソッド
釣れたワーム:アジアダー2インチ(コア釣れ釣れグリーン)
使用ロッド:フエルコ MGH900-6S
バーチカルアジングでのヒットパターンは「ロングリーダー+スローリトリーブ」だった
スピニングタックルでのカーブフォールパターンで釣れる事は分かったので、今日の課題である「バーチカルな釣りでアジを釣る」という課題を達成する為に再びカウンター付きベイトタックルに持ち替えて釣り再開。
釣り開始時のヒットパターン、ロングリーダー+シンカーを止めての「スローフォール」パターンで各水深をチェックしていくも、あまり釣れず…。
「0.3gのジグヘッドのスローフォールだと動き遅すぎてアジに見切られているかも?.」と思い、ロングリーダーはそのままに、底近く(約30m)まで落として、そこからスローリトリーブするパターンにするとこれが大ハマリ!
今までの不調が嘘の様に次々ヒット!となりました。
又、スローリトリーブでアタリが減った時は少しロッドをチョンチョンさせるとバイトが出て良い感じでした。
また、リーダーをショートリーダー(40㎝くらい)にするとほぼ釣れなく…。シンカーにルアーが近すぎる事と、リーダーが短いとナチュラル感が無くなるからでは?と考えています。
利用メソッド:ARメソッド
釣れたワーム:アジアダー2インチ(コア釣れ釣れグリーン)
使用ロッド:釣りおじさん 即掛 際釣りSP240
ワームはクリア系カラーが良かった
今までのヒットワームは「アジアダー2インチ(コア釣れ釣れグリーン)」と「海毛虫Jr 接岸イワシ」でしたが、ここで「カラーによってどれくらい釣れ方に差があるんだろう?」と気になったので、手持ちのワームを次々試してみました。
結果は、オレンジやソリッド系カラーはびっくりするくらいバイトが減少し、釣れたのはクリア系カラー。先程の2種類のカラーと比べて近い釣れ方だったのは、「海毛虫Jr クリア/レッドラメ」でした。
利用メソッド:ARメソッド
釣れたワーム:海毛虫Jr クリア/レッドラメ
使用ロッド:釣りおじさん 即掛 際釣りSP240
その後は終了時間までスピニングタックルで釣り続けました
その後はカウンター付きベイトタックルで釣るのにも飽きてきたので再びスピニングタックルに切り替えて、チョイ投げ+カーブフォールパターンで釣り終了時間までアジを釣り続けました。
たくさんの良型アジが釣れてくれて楽しかったです。
利用メソッド:ARメソッド
釣れたワーム:アジアダー2インチ(コア釣れ釣れグリーン)
使用ロッド:フエルコ MGH900-6S
バーチカルに攻めるなら「カウンター付のベイトタックル」がスピニングより釣れる理由
バチコンアジングではスピニングタックルで釣る方が大半と思いますが、今回、カウンター付ベイトリールは、とても有用でした。
スピニングでも同じ釣りをしましたが、真下に落とす「バーチカルな釣り」においては圧倒的にカウンター付ベイトタックルの方が釣りやすいです。
スピニングタックルでは「底から5巻き」等どうしてもアバウトな水深を攻める事になってしまいますが、カウンター付のベイトリールの場合、「17m~20mを繰り返すリーリングをフォールで攻める。」といった細かい水深を正確に攻める事が容易になります。
また、今日の様に幅広い層にアジがいる時はタダ巻きで釣るのも有効でしたが、ベイトリールの構造上、スピニングよりスムーズに巻く事が可能な事もやりやすい点でした。
実際にカウンター付ベイトタックルとスピニングタックルで釣り比べると、釣れるパターンが分かっている状態でもカウンター付ベイトタックルの方が2倍くらいのペースで釣る事が出来たので、バチコンアジングで好釣果を得たいのなら、カウンター付ベイトタックルは準備しておくと良いと思いましたよ。
まとめ;スピニングとベイトそれぞれのタックルの使い分け方
スピニングタックルは「ちょい投げ」してカーブフォールで狙えるのが強み
カウンター付きベイトタックルは精度の高いバーチカルの釣りが可能な事が強み
という事ですね。
どちらかだけ選ぶなら、ちょい投げの釣りが可能で、カウンター付きベイトタックル程の精度ではないですが、バーチカルの釣りも出来る「スピニングタックル」を選んだらOKです。
バチコンアジングで釣れたワーム
レイン アジアダー コア釣れ釣れグリーン
この日、一番反応が良かったのが「レイン アジアダー コア釣れ釣れグリーン」でした。当ブログ発のオリジナルカラーで、あえてラメ・蛍光・ケイムラ無しのナチュラル系のコアショットのグリーン系カラーです。
陸っぱりのアジングでもよく釣れる事が多いカラーでしたが、バチコンアジング(ボートアジング)でもその釣れっぷりは健在。
今回釣れたアジを捌いたら胃からアミがたっぷり出てきたのでアミ系パターンの時に強いカラーかも知れないです。
現在ワームは出来上がっているのですが、まだ商品ページが作れていなくてリリース出来ていない状態です(汗)
早くリリース出来るように商品ページ作り頑張ります。
クレイジーオーシャン 海毛虫Jr(1.8インチ)
前回のバチコンアジングでは2.5インチを使いましたが、今回小さいシルエットのワームの反応が良かったので、Jrである1.8インチを使いました。
ヒットしたカラーは「#12 接岸イワシ」と「#16 クリア/レッドラメ」。この日はクリア系カラーにアタリが集中しましたよ。
利用メソッド:ARメソッド
今回利用したメソッドはアジングメーカー34が提唱する「ARメソッド」です。
どんなメソッドなのか?を簡単に説明すると「Sタッチ2を使った誘導式のキャロライナリグ」となります。
具体的な仕掛けは上の図の通りとなりますよ。
「ARメソッド」はキャロライナリグの一種ですが、通常のキャロライナリグと比べてボートアジングでは4つのメリットがあります。
メリットについて詳しくは前回の釣行記事で詳しくお伝えしているので気になった方はそちらの記事を読んでみて下さいね。
「ARメソッド」の4つのメリットついて詳しくは前回の釣行記事へ
「ARメソッド」で必要なアイテム
34 Sタッチ2
ARメソッドで要となるアイテム。それが「Sタッチ2」です。このアイテムさえあれば他は代用できますが、これだけは代用できません。
「ARメソッド」=「Sタッチ2」と書いても差し支えない最重要アイテムなので「ARメソッドでアジングしようかな。」と思ったならこれだけは持っておきましょう。
ナス型オモリ(紹介しているのはタングステンシンカー)
「ARメソッド」で使用するオモリはスナップで引っ掛ける事が可能なオモリ(ナス型オモリ)なら何でもOKです。
重さは3~10号(約10~38g)くらいまでを各種用意すればOKです。
私は鉛のオモリと比べてコンパクトで早く沈む「タングステンシンカー」を使用しています。
今回の仕様オモリは「レイン タングステン スリムダウンショットシンカー」を選択。理由は42g(1.5オンス)と重たいサイズまで揃っている事から選びましたよ。
ジグヘッド(B.Kヘッド)
今回は34が提案する「ARメソッド」を使用する事もあって34太軸、オープンゲイブの「B.Kヘッド」を使いました。(使用した重さは0.3g)
太軸な事から、30センチオーバーのアジを複数釣ってもフックは曲がりませんでした。前回のバチコンアジング釣行では細軸と釣り比べましたが特にかかりやすさも変わらなく、太軸な事からワームもズレにくいのでオススメです。
バチコンアジングで使用したロッド
釣りおじさん 即掛 際釣りSP240
今回のバチコンアジングでのメインロッド。海上釣り堀のカーボンソリッドの際釣り用ロッドを今回バチコンアジングに流用しました。
繊細なカーボンソリッドティップはバチコンアジングでも存分にその感度を発揮してくれますよ。手で感じる感度は少し低めですが、海上釣り堀でスレた魚の小さいアタリを拾う為の繊細なソリッドティップな事もあり食い込みは良好です。
また、ルアーロッドのソリッドティップより大きく曲がる仕様な事もあり、「抜け」のアタリが取りやすく、ホワイトとオレンジの穂先な事も相まって視覚でもアタリを取る事が容易なロッドです。
バチコンアジングをするのに丁度良い穂先の強さなので、「海上釣り堀の際釣りロッドでバチコンアジングでも使えるロッド無いかなあ。」と思っているなら本当いいロッドと思います。
【釣りおじさん 即掛 際釣りSP240】について詳しい説明はHAPPY ANGLER公式HPへ
フエルコ MGH900-6S
【フエルコ MGH900-6S】は、『防波堤や漁港こそ、足場が高いからロングロッドが必要なのでは?』と以前から思っていたので、フエルコさんと共同で作った9フィートでソリッドティップ仕様のメバリング・アジング用パックロッド。
ボートゲームで使用するには少し長めですが、ティップ~ベリーがレギュラーテーパーなので、メバリング用にセッティングされたアジングするには少し柔らかめのソリッドティップと相まって、リグの重さでしっかり曲がり、「抜け」のアタリがとても取りやすいです。
ティップ~ベリー部分が大きく入る事から、アタリが出ると大きくロッドティップが動くので視覚的にもアタリが取りやすいロッドとなっていますよ。
バチコンアジングだけでなく、アジング・メバリングはもちろん、ルアーのキス釣りやハゼ釣り等、ジグヘッド+ワームを使った幅広いライトゲームで使えるロッドなので長尺ロッドが好きな方にはとてもオススメです。
オススメのカウンター付きベイトリール
バチコンアジングで使用するカウンター付きベイトリールですが、「シマノのバルケッタ」がオススメ。一番の理由は「自分で電池交換可能な事」です。他社のカウンター付きベイトリールは電池内蔵のリールが多く、電池切れとなるとメーカー預かりとなる為です。
バルケッタは廉価版のBBがありますが、バチコンアジングはライトタックルで釣る事が多いので、ドラグ性能が高い通常のバルケッタがオススメですよ。ルアーの回収が楽なので基本的にハイギアタイプがいいですが、そんなに深くまで落とす訳でないので、好みのギアタイプでOKですよ。