2022年4月22~23日にかけて、兵庫県姫路市にある家島諸島の一つ、坊勢島までメバリング&アジングへ行ってきました。
今回紹介するのは、一番のメイン釣行となった【メバリング編】です。
当日のメバリング釣行の様子
【日没・干潮】と【深夜・満潮】どっちの方がメバルは釣れる?
当日のメバリングヒットルアーの紹介と使いどころ
についてお伝えしていきますね。
姫路港に到着
坊勢島は、姫路港までフェリーを使って渡らないといけないので、まずは姫路港へ。この日は夕方から夜通しで釣りをするので、夕方4時40分頃と到着は遅め。夕方5時5分出発の船に乗り込みます。
坊勢島に到着
フェリーに乗って無事に坊勢島に到着。坊勢島は歩いてポイントを周る事も可能ですが、歩いて島を一周するのは結構大変なので、今回はレンタカーを借りる事にしました。
坊勢島のレンタカーの借り方については以前の釣行記事で詳しく紹介しているので、そちらを読んでくださいね。
海水温は約15.2度
レンタカーに乗り込む前に海水温をチェック。海水温は約15.2度。最近暑い日が続いた割に水温は低いと感じましたが、メバルの適水温(約14度)より少し高め。
水温だけを見ればメバルを釣るのに問題ない水温ですが、水温が急上昇しているみたいなので、そこが気になります。
坊勢島の各ポイントをチェック
まだ明るい内に坊勢島の各ポイントをチェック。どのポイントをチェックしてもメバルの姿は見えず。
坊勢島は基本夜間にメバルが釣れる場所ではありますが、良い状況の時は日中でもメバルの姿が確認できるので、この日は少し状況が厳しい可能性が高そうです。
アジングしている方がサバを釣っているの見つけたので釣り開始
坊勢島のポイント【学校裏】に到着すると、アジングをしていると思われる釣り人を発見。この時サバの群れが周ってきて、サバナブラが発生。
アジングしている釣り人達がサバをバシバシ釣っていたので、このサバを釣りたくなり、まずはここで釣りを開始する事にしました。
メバリングとフライタックルを準備
サバがどこか行ってしまってはいけないので急いでタックルを準備。この日はメバリングタックルの他にフライタックルも持ってきていたので一緒に準備しました。
このサバを釣るべく、そそくさとタックル準備して釣り開始しましたが、準備を終える頃にはサバナブラは落ち着いていました。いやあ、残念です。
まずはアジング開始
サバナブラが収まった後、周りをチェックしていると、先ほどアジングしていた方達が学校裏の反対側のポイントでアジングをしているのを発見。
結構いいペースでアジを釣っています。
この日は夕方から夜9時頃までは下げ潮で、その後干潮潮止まり。メバルは基本的に潮位が高い方が釣りやすいので、よく釣れるのは干潮から潮が上げてくる夜9~~10時以降と思っていたので、
『せっかく今アジが釣れているんだから。』
という事でアジング開始となりました。
アジングについては別記事にて詳しくお伝えしているのでそちらを読んでくださいね。
夜10時頃からメバリング開始
ちょっとだけアジングをするつもりが、あっという間に夜10時に。そろそろ干潮からの上げ潮でメバルが釣れだすタイミングなので、アジングは終了して、メバリング開始です。
【まなこフェザージグ ライトソルト】でガシラとメバルがヒット!
今回最初に使用したルアーは【まなこフェザージグ ライトソルト】です。
【まなこフェザージグ ライトソルト】は、『メタルジグやプラグでは釣るのが難しい、でもワーム以外のルアーで釣りたいなあ。』という時に使用する、というコンセプトで作ったルアー。(※現在最終テスト中・ほぼ完成。)
フェザージグで素材が柔らかいので、ハード系ルアーと比べてぐっと釣りやすくなっているのが特徴です。
所有する喜びも、という事でフェザーにボリュームを持たせて、カラーもカラフルな2トンカラーとなっています。今の所、アジ・メバル・ツバス・ガシラ・シーバスを釣る事が出来ていますよ。
今回はさくっとガシラとメバルを釣る事が出来ました。
基本的な使い方はスローリトリーブですが、トゥイッチさせて釣る釣り方が効く事が多いです。(ダンベルアイで姿勢が安定しているので微ダートしかしないのですが、それが効く事が多いです。)
【まなこフェザージグ メバル】はやっぱり釣れる
次に手に取ったルアーは、【まなこフェザージグ メバル】です。(※こちらは完成・リリース待ち)こちらのフェザージグはメバル専用設計のフェザージグ。フロートが付いていて、重さの割にフォールが遅いのが特徴のフェザージグです。
本当はこっちがオールマイティーなフェザージグを目指していた経緯があるのですが、やたらメバルに効いて、アジがほぼ釣れないという極端な仕様になったのでメバル専用に・・・。
今回も使用してすぐにメバルをゲット!以前からの実績通り、しっかりメバルが釣れてくれます。
私のブログを読んでいる方に声をかけられました
あと今回、私のブログを読んでくれている読者さんから『ライトルアーのたけとさんですよね?』と声をかけられ、色々話をしたりしました。
以前の坊勢島釣行時にも声をかけられた事があり、坊勢島では少しは有名になのかも知れません(笑)だいたいライトルアーフィッシングのクーラーボックスを持ちながら釣りをしているので、もし良ければ気軽に声をかけてくれると嬉しいです。
ソルトフライフィッシングでメバルを狙う
この後、フェザージグで一通りメバルを釣ったので、今度は【ソルトフライフィッシング】でメバルを狙います。
ソルトフライフィッシングでのメバリングについては別記事にて詳しくお伝えしているのでそちらを読んでくださいね。
ラン&ガンで拾い釣り
その後、釣り続けているとメバルが釣れなくなったので各ポイントをラン&ガン。【まなこフェザージグ メバル】と【フィードワーム 釣れ釣れグリーン】をローテーションしつつ釣っていきます。
各ポイントでメバルが釣れるものの、1匹~数匹釣ると反応が無くなる、の繰り返しでラン&ガンを繰り返す拾い釣りとなりました。
朝マズメに再びアジング挑戦するもサバだけ釣れて終了
ポツポツ釣れていたメバルも、日付が変わってからはほとんど釣れない状態に。満潮に向かって釣れる調子が上がる予定でしたが、逆にどんどん釣れなくなっていきました。
夜が明けてくる時間帯になってもメバルの方がまったく上向かなかったので、夜が明けてからの朝マズメにかけて再びアジングをしてみますが、サバ1匹で終了。
こうして今回の坊勢島メバリングは幕を閉じたのでした。
4月下旬の坊勢島メバリング釣果
・メバル 13~18センチくらい 15匹くらい
・ガシラ(カサゴ) 15~19センチくらい 6匹くらい
【日没・干潮】と【深夜・満潮】どっちの方がメバルは釣れる?
この日の坊勢島は、夜9時頃に干潮、翌日朝5時頃に満潮、という潮でした。基本的にメバリングでは、満潮前後にメバルが浮いてきて釣れる事が多いので、メバリングは深夜~早朝の時間帯をメインに考えていました。
ですが、結局よく釣れたのは釣り開始直後~深夜0時くらいまでで、(深夜1時くらいまではなんとか釣れていました。)深夜2時以降はほぼ釣れなかったです。
この事から、日没前後からメバルがよく釣れたと考えられ、メバリングメインなら、夕マズメはアジングしている場合ではなかった、とも言えそうです。
深夜~日の出前は夜に釣れる魚でも釣れなくなってくる事が多いですが、干潮という悪い条件でも、夕方~夜間の時間帯は深夜よりは良い条件という事が分かりました。
状況に変わってくるとは思いますが、坊勢島に限らず基本的な傾向なのでは、と今は考えています。
なので、好条件でメバリングをするなら、深夜(0時頃)までに満潮を絡めての釣りをした方が良さそうです。
坊勢島メバリングで気付いた2つの事
海水温の急上昇でメバリングの最盛期は過ぎた様子
例年でしたら4月下旬は坊勢島でのメバリング最盛期。爆釣してもおかしくない時期だったのですが、今回爆釣とはなりませんでした。
その要因は?というと【海水温の急上昇】と考えています。4月に入ってからずっと気温の高い日が続いた結果、海水温が急上昇し、メバルが釣れにくくなった、と考えています。
アジングをしている釣り人達の話によると『2週間前はメバルばかりでしたよ。』との事だったので、ピークは2週間ほど前だったと思われます。
メバルの適水温よりは高い海水温ですが、メバルが全く釣れなくなる程の海水温ではないので、水温の急上昇が収まるタイミングがあれば、今よりもう少しメバルは釣れ易くなるのでは?と考えています。
メバルが釣れるピークは過ぎたものの、5月下旬くらいまでは坊勢島のメバリングは釣れると思うので、今年は早くもシーズンインしたアジングと合わせて楽しんでいけそうです。
活性が低いではなく単純に入っているメバルが少なかった
今回あまりメバルを釣る事が出来ませんでしたが、釣れるメバル自体はしっかり食ってきていて、高活性な個体が多かったです。
釣れないので、エコギア熟成アクアも多用していたのですが、エコギア熟成アクアにしてもメバルが釣れなかったので、今回の状況はメバルの個体数が少なかった様です。
メバルにとっては少し高い水温とはいえ、まだ適水温の範囲内なので、ここから少し水温が下がる状況が来れば、今回より好調にメバルが釣れる状況になるのでは?と考えています。
坊勢島メバリングでのヒットルアー
まなこフェザージグ ライトソルト
今回最初にメバルを釣る事が出来たルアー、【まなこフェザージグ ライトソルト】は、『メタルジグやプラグでは釣るのが難しい、でもワーム以外のルアーで釣りたいなあ。』という時に使用する、というコンセプトで作ったルアー。
割と大きめのシルエットなので(長さは1.5インチ程なのですが見た目結構ボリュームある様に見える)ちょっと小型のメバルにはキツイかも?と思いましたが、メバルが低活性でなければ普通に釣れる事が分かりました。
下記で紹介する【まなこフェザージグ メバル】がフォールに特化したフェザージグなので、リトリーブの方が効果的な時はライトソルトの方が良さそうです。
まなこフェザージグ メバル
こちらは名前の通り、メバル用のフェザージグです。上記のライトソルトが【メバルも釣れる】ルアーなのに呈して、こちらは状況さえ合わせてやれば、【ワーム以上に釣れるフェザージグ】となっています。
メバルが水面を意識している時に非常に強く、上手くハマった時は水面下からメバルがもんどりうってバイトする様子を見る事が出来るので、その点でも使っていてとても楽しいルアーとなっています。
こちらはもう完成・量産も終わっていて、説明ページ待ちのみ、の状態となっています。ページ更新頑張ります。
フィードワーム 釣れ釣れグリーン
昔、(10年くらい前?)デイメバリング爆釣カラーだった【ママワームのグリーンコアショット】のカラーを再現したワームです。
当時のグリーンコアショットと比べると少しグリーンが明るいカラーとなっていますが、釣れっぷりは当時と変わりません。常夜灯周りではナイトゲームでは非常に釣れるカラーで、ワームも固すぎず、柔らかすぎずのピンテールなので、どんな釣りでも使えます。
コアショットとなっている事でクリアーよりも光の反射が少なく、超ナチュラルカラーとなっているので、他のラメ入り・ケイムラ・蛍光カラーで反応が悪い時に使うといいですよ。
【フィードワーム 釣れ釣れグリーン】について詳しい説明はこちら
坊勢島メバリングでの使用ロッド・使用ライン
フエルコ MGH900-6S
『防波堤や漁港こそ、足場が高いからロングロッドが必要なのでは?』と以前から思っていたので、フエルコさんと共同で作った9フィートのソリッドティップ仕様のメバリング・アジング用ロッドです。
メバリング用の9フィートクラスのロングロッドは、少ないながらも各メーカーから出ているんですが、ほぼ全て、【大型メバル用】なんですよね。
なので、ロッドがガチガチで、漁港の15センチクラスのメバルをかけようものなら、ほぼ曲がらずに引っこ抜けるので、何も楽しくない・・・。
なので、このロッドのコンセプトとしては【レギュラーメバルでも引きが楽しめる】で、感度と操作感を損なわないギリギリまでロッドを柔らかくしています。
なので、15センチクラスのメバルでも曲がり、引きを楽しむ事ができるロッドに仕上がっています。
あと、実際に使ってみると足場の高い漁港や防波堤でのロングロッドは本当に使いやすいです。
長さが9フィートにもなると、2ピースロッドでも非常に長く持ち運びが大変な事から6ピースのパックロッドになっていて、サブロッドとして持っていきたい時も、気兼ねなく持っていけるのもメリットの一つです。
まだリリースまで先になりますが、リリースされましたらまた告知させてもらいますので、よろしくお願いしますね。
クレハ シーガー R-18フロロリミテッド 100m 2.5lb
今回使用していたラインはフロロカーボンラインの2.5lbでした。メバリングにおける2.5lbは強度と扱いやすさのバランスが最も良いです。
25UP以上が連発するような釣り場でない限り、2.5lbで問題ないと思います。
フロロリミテッドはフロロカーボンラインの中ではしなやかでライントラブルが少ないので、値段は高めですが初心者にこそオススメです。