2022年8月21日、兵庫県姫路の沖のある離島、坊勢島まで釣りに行ってきました。
今回は【ケンサキイカ】をショアからのライトエギングで狙ってきたのですが、結果は爆釣!となりました。
当日の坊勢島ライトエギングの様子
ケンサキイカが爆釣した2つのヒットパターン
についてお伝えしますね。
坊勢島に行く為には姫路港からフェリーに乗る必要があります
坊勢島は家島諸島の内の離島の一つです。離島なので、交通手段は船しかなく、姫路港から【坊勢輝汽船】に乗って行く必要がありますよ。
今回は午後3時30分頃に到着。午後4時5分発のフェリーに乗れそうです。
夕方4時5分のフェリーに乗って出発
予定通り夕方4時5分のフェリーに乗り、姫路港を出発!坊勢島へ向かいます。この日は夜通し釣りをする予定なので、釣り道具等も多めです。
途中で【男鹿島】に寄港
今回フェリーの乗った時間は【男鹿島】に寄港する便でした。姫路から坊勢島へのフェリーは、今回の時間の他に、朝7時55分と朝10時30分に【男鹿島】に寄港する様です。
【男鹿島】は秋のアオリイカのエギングシーズンになると良く釣れる釣場みたいですよ。
坊勢島に到着
そして予定通り夕方4時40分頃に坊勢島に到着です。
オシャレな【Welcome】の看板が出来ていました
坊勢島に到着して、周りを見渡すと、今まで無かったオシャレな【Welcome】の看板を発見!
昔から坊勢島には釣りに行っていますが、最近どんどん垢抜けてきて、以前の素朴な感じが減ってきていて個人的にはちょっぴり寂しかったり。
でも、こうやって整備して観光客が来てくれれば島も潤うと思うので、いい事だと思いました。
この日はレンタカーを借りました
坊勢島ではレンタカーを借りる事が可能です。詳しくは過去の釣行日記にて詳しく説明しているので、そちらの記事を読んでみて下さいね。
坊勢島の各ポイントをチェック
ケンサキイカが釣れる日暮れまでまだ時間があるので、坊勢島の各ポイントをチェック。
特に濁りや赤潮等も発生していないみたいなので、どのポイントも普通にいけそうです。
ただ、この日は北東の風が強めなので、風に当たる場所は釣りにならなそうなので、基本的に北東の風裏のポイントに行く事にしました。
風裏のポイントで釣り準備
一通り坊勢島のポイントをチェックした後、風裏になるポイントを選び到着。
ここで釣り準備を始めます。
フエルコのパックロッドは色々便利
今回のケンサキイカのライトエギングで用意したロッドは2本。豆アジング用にフエルコのMG600R-5Sと、ケンサキイカのライトエギング用のロッドは、私とフエルコで共同開発したロッド、MGH900-6Sです。(MGH900-6Sはまだ未販売)
フエルコのパックロッドは本格的な作りで、パックロッドながら、2ピースロッドに近い使い心地で、メインロッドに出来る点と、最近凄くメリットに感じているのが、
【ティップ部分が折れてもその部分だけ購入出来る】という点です。
パックロッドで5~6ピースロッドなので、ライトゲームで最も折れやすい【ティップ部分】のピースだけ購入できてしまうんです。ティップ部分の値段は、シリーズによって違いますが、MGシリーズの場合概ね5000~6000円程。
もちろん部品購入なので、ロッドの保証期間(1年)を過ぎた後でも問題なく購入できます。
1~2ピースロッドのティップ部分が折れた場合、2~4万円台のロッドで保証書を使った場合でも1~2万円程かかり、保証書の期間が過ぎた後は、下手すると1本丸々購入するより値段が高い場合もある事を考えると、このメリットは相当大きいです。
あと、パックロッド(全長45~50cm程)なので『ひょっとしたら使うかも?』と思った時の予備ロッドとしても持っていきやすいですし、分割すると短いので、帰宅後ロッドを洗ってから干す場合もあまりスペースを取らないので扱いやすいです。
こういうメリットもあるので、パックロッドもいいものですよ、という事を言いたかったのでした。
ケンサキイカのライトエギングの仕掛けを作り始める
日も暮れてきたので、ケンサキイカのライトエギング用の仕掛けを作り始めます。
ケンサキイカのライトエギングでは、通常エギ+スッテの2連仕掛けで釣ります。
私の場合、仕掛けは市販のものを使用していて、今までは【ヤマシタ ナオリー アシストリグリーダーS】を使用していたのですが、今回は【TWO by TWO ショアケンサキリグ】を使用しました。
【ヤマシタ ナオリー アシストリグリーダーS】はスッテを装着する部分のスナップが大きすぎて気になっていたのですが、
【TWO by TWO ショアケンサキリグ】は普通の小さいスナップなのでいい感じです。あとフロロカーボンよりハリのあるエステル仕様で糸絡み軽減もしそうなので、今回はこちらの仕掛けを選びましたよ。
アロマ系の虫よけスプレーをかける
日暮れが近づき、蚊が増えてきたので、虫よけスプレーを使いました。私は虫よけスプレーの殺虫成分がちょっと気になるので、
アロマ系の虫よけスプレー【タレジュ アウトドア】を使用しています。
坊勢島の蚊はかなり強力で、虫よけスプレーをしても完全に防ぐ事は難しいですが、かなりマシになるのは確かです。
まずは豆アジングから
ケンサキイカ狙いのライトエギングの仕掛けを作り終えましたが、まだ完全に日が暮れるまでちょっと時間があるので、まずは豆アジングを楽しむ事に。
豆アジングの詳しい様子は別の記事にてお伝えしています。
本日初ケンサキイカが釣れました
しばらく豆アジングを楽しんだので、ケンサキイカのライトエギングを開始。
1.5号のエギとオッパイスッテ1.2号をつけてキャストを続けると、『グン!』とティップに重みが・・・。ゆっくり合わせると、本日初ケンサキイカをゲット!
前情報が無い状態で来て、ケンサキイカが入ってきているか少し不安でしたが、ちゃんと今年もケンサキイカの群れが入ってきているようで安心しました。
ポツポツケンサキイカが釣れるけれど後が続かない・・・
その後、ポツポツとケンサキイカをヒットさせていきますが、あんまり釣れない・・・。
豆アジングからのケンサキイカ入れ食いに
ケンサキイカがあまり釣れないので、再び豆アジングに変更。表層をスローリトリーブしていると、なんかグイングインワームを引っ張るアタリが・・・。
『このアタリはケンサキイカでは?』
と思い、すぐにライトエギングのタックルに持ち替え、今まで底周辺を狙っていたのから、表層狙いに切り替えると、今までの不調がウソの様に連続ヒット!
入食い状態に突入です。
その後各ポイントを周るも風が強くて釣りにならず
約20杯くらいのケンサキイカを釣った所で満足してきた事もあり、『他のポイントはどうなっているんだろう?』と思い坊勢島の各所を周りますが、どこも北東の風が強く、ほとんど釣りにならない状況でした。
なので、約1時間後に、元いた釣り場に戻ってケンサキイカのライトエギング再開です。
釣りブロガーの【ザルツさん】一行と出会う
元の釣り場に戻ってケンサキイカのライトエギングを再開していると、こちらに向かってくる釣り人達がいて、どうもこのポイントに入りたい様子。
私自身、先ほど他のポイントでは風でほとんど釣りにならないのを知っていた事もあり、
『もし良かったらどうぞ~。』と声をかけ、一人で場所占領(笑)していたのをちょっと片付けて少し端に寄ると、こちらに入ってきました。
すると、『たけとさんですよね?ザルツです』と声をかけられました。
ザルツさんは以前の釣行で、ケンサキイカのライトエギングを教えてくれた方で、釣りブロガーでもありますよ。
つまり、【ザルツさん】は私のケンサキイカのライトエギングの師匠なんです。(勝手にそう思っています。)
※おまけ
この日は日曜日の夜(翌日は平日なので夜通しの場合普通の方は仕事で無理な日)の釣行で、私は小さい会社の代表な事があり、
平日の休みはある程度都合がつくのですが、ザルツさんはそうでは無いはず、と聞いてみると『有給取ってやってきました!』との事。
めっちゃ気合入っていてビックリしました。
その後も順調にケンサキイカが釣れまくる
ザルツさん一行が来てからも順調にケンサキイカが釣れまくります。が、深夜2時くらいになると流石にアタリが遠のいてきました。
ザルツさんが【エサ釣り】で釣りまくる!
深夜になりアタリが止まってきた所で、ザルツさんが餌釣り仕掛けを投入。ザルツさんがケンサキイカ相手に使用していたエサはシラサエビでしたが、そのシラサエビはブクブクの電池が切れていた様で全滅・・・。
『しんで真っ白なシラサエビで果たして釣れるのかな?』
と思いながらザルツさんが釣っている様子をみていましたが、これが釣れる釣れる!
私が3投に1杯くらいのペースに対してザルツさんは毎投ケンサキイカを釣っていきます。いやあ、エサ釣り(シラサエビしんでいますが)強いですね!
小さいコウイカも釣れました
引き続きライトエギングで釣っていると、いつもより重たい引きが!
『これはちょっといいサイズでは?』
と思い釣り上げると、なんと小さいコウイカでした。この時中層を狙っていたのでコウイカが釣れたのは意外でした。
早朝6時8分のフェリーに乗り帰りました
その後もポツポツとは釣れていましたが、早朝に仕掛けが切れたのをきっかけに釣り終了。
ザルツさん達は歩いてここまで来た、との事で『もし、良かったら一緒に車で帰りますか?』と尋ねると、『お願いします。』との事。
車に釣具を詰め込んで、フェリー乗り場までご一緒したのでした。
その後は午前6時08分出発の始発のフェリーに乗り、帰路に着いたのでした。
動画もあります
ブログ記事だけでなく動画にもしています。 内容的にはブログ記事の要約になりますが、
動画で観てみたい、と思った方は観てくれると、とても嬉しいです^^
8月下旬坊勢島ライトエギング(ケンサキイカ)釣果
・ケンサキイカ 胴長8~14cmくらい 50杯程
・コウイカ 胴長12cmくらい 1杯
当日ケンサキイカが爆釣した2つのヒットパターン
基本アクションはゆっくり誘うのが吉ですがこの日はキビキビ動かした方が良かった
ケンサキイカのライトエギングは、基本的にはゆっくり誘うのが吉、なんですがこの日はキビキビと仕掛けを動かしてやった方が、ケンサキイカの反応が良かったです。
なので、釣りながら色々なアクションを試すのが大事なんだな、という事が改めて分かりました。
この日は【表層】が良かった
この日のライトエギング釣行では、【表層】が良かったです。一番よく釣れた水深は水面から1~3mライン。
夏のショアから狙う、まだ小型のケンサキイカの場合、表層で釣れる事も多いみたいなので、最初底~中層で釣りをしていてアタリが無い時は表層をチェックしてみると、今回の釣行の様に入れ食い、となるかもですよ。
実は【エサ釣り】が最強かも
今回ザルツさんが、エギの方があまり釣れていない時間帯でも、餌釣りでは爆釣していたので、(エサはシラサエビ)
ルアー(エギ)で釣る、というこだわりが無いのでしたら、エサ釣りでケンサキイカを狙うのも全然ありと思いました。
今回使用したシラサエビがしんでいたので、ちゃんとシラサエビが生きていたのならもっと釣れたのでは?と思っています。
8月下旬坊勢島ライトエギング(ケンサキイカ)使用ルアー(エギ・スッテ)
1.5号のエギ(メーカー問わず)
ケンサキイカは小ぶりなエギが好きなので、エギは小さめのを選びます。1.5~2.0号の各種エギを選べばいいですよ。
今回は基本的に釣れるケンサキイカのサイズが小さめだったので終始1.5号のエギを使用していました。
カラーは夜釣りだからといって夜釣り用の派手なカラーは必要ないです。通常のナチュラル系カラーとアピール系カラー2種類あれば十分事足りますよ。
ケンサキエギングに必要なスッテ
ケンサキエギングに使用するスッテは使用するエギが小さいので、当然小さいスッテを使用します。
ですが、0.8~1.2号くらいの小さいスッテはほとんどのメーカーが出してないので、実質【ナオリー おっぱいスッテ】一択です。
おっぱいスッテの出来自体はとてもいいので問題なく使用する事が出来ますよ。基本は1.2号で乗りが悪い時に0.8号を使用したらいいと思います。
この日はずっと1.2号のスッテを使用していました。
ケンサキエギングで必要なオモリ
ケンサキエギングでは1.5~2.0号のエギを使用するのですが、ケンサキエギングでは水深1~10mくらいまでの広い層をチェックしていきます。その際、1.5~2.0号のエギの沈下スピードでは5m~10mといった深い層のチェックが難しいです。
沈下スピードを上げる為にエギを大きくすると、今度はケンサキイカが釣れなくなるので、オモリを使って沈下スピードを調整します。私の場合はメバルスナップにガン玉を装着して調整しています。メバルスナップにガン玉を装着しているので、オモリ交換時の取り外しがワンタッチで可能になり、とても便利です。
使用するガン玉の重さは基本が3B(1.00g)で、潮の流れが速かったり、底を重点的に攻める時は6B(2.2g)くらいまで使用します。ケンサキイカが浮いたりして水深1mとかで釣れるようになったらB(0.5g)、またはオモリなしにして調整したらいいですよ。
8月下旬坊勢島ライトエギング(ケンサキイカ)使用タックル・釣具
フエルコ MGH900-6S
【フエルコ MGH900-6S】は、『防波堤や漁港こそ、足場が高いからロングロッドが必要なのでは?』と以前から思っていたので、フエルコさんと共同で作った9フィートでソリッドティップ仕様のメバリング・アジング用パックロッドです。(※テストは終了して、現在生産待ちです(まだ未販売))
このロッドのコンセプトとしては【レギュラーメバルでも引きが楽しめる】で、感度と操作感を損なわないギリギリまでロッドを柔らかくしているので、15センチクラスのメバルでも、しっかり曲がり、引きを楽しむ事ができるロッドに仕上げています。
今回はケンサキイカのライトエギングで使用しましたが、ケンサキエギングの仕掛けが長い事もあり、非常に扱いやすかったです。
当初は大型魚を考えずに設計していたのですが、使用感と感度を出す為に、バット部分をある程度固くした結果、ケンサキイカやメバル等、小型~中型魚だけでなく、大型魚でも十分相手に出来るロッドとなっています。
ロングロッドだから可能となった、魚が小さくても、大きくても楽しめるロッドになったと思うので、リリースされるのを楽しみにして頂ければ幸いです。
折り畳める水くみバケツ
通常の水汲みバケツも折り畳む事は可能なんですが、畳んでも押さえないとすぐに反発して戻ってしまう事にストレスを感じていたので、折り畳んだまま持ち運びできる水汲みバケツを作りました。
値段が割高なのが難点ですが、折り畳んだ状態のままで持ち運びできるので、とても便利ですよ。カラビナも付属しているので、色々な所に引っ掛けての持ち運びも可能です。