2022年10月15日の夕方から16日の朝方にかけて、兵庫県姫路市にある離島、坊勢島に夜通しでアジングをしてきました。
今回の主な目的は【34 プランクトン1.8インチ】のライトルアーフィッシング入門発のオリジナルカラーの試作が出来上がってきたので、そのテストが主な目的となりましたよ。
坊勢島アジング釣行での状況・釣果・釣れた理由
34プランクトンのオリジナルカラーのテスト結果
坊勢島アジングでの3つの気付き
についてお伝えしますね。
今回のアジング釣行の釣り場【坊勢島】の説明
今回のアジング釣行で選んだ釣り場は兵庫県姫路市にある離島、坊勢島でした。
坊勢島は姫路港からフェリーがでているので、そのフェリーに乗って行く事が可能です。坊勢島の最終便が19時20分(※2022年10月15日時点)なので、夜釣りがメインのアジングの場合、夜通し釣りをする、という事になりますよ。
当日の状況(海水温・天気・水質・アジの活性・タナ等)
当日の海水温
当日の海水温は約21.8度でした。
釣行時の天気・気温・風
当日の天気は晴れ。夜間も雨は降らなかったです。風は夕方から午後8時くらいまでは南風がやや強かったですが、その後は風も止みほぼ無風でした。
気温は気象庁の家島の過去天気をチェックしてみると、15日の日中最高気温は24.9度、16日の最低気温は16.7度、
10月とは思えないくらい暖かい夜で、持ってきていた防寒着を着ないまま朝まで釣りをしていましたよ。
当日の水質
当日の水質は超クリア、という程ではなく少しだけ濁っていました。ただ嫌な濁りではなく、特にアジングするにあたって問題ないくらいの軽度の濁りでした。
当日の潮周り
10月15日から16日にかけての潮は【中潮】でした。
10月15日
15時30分 満潮(潮位160cm)
22時04分 干潮(潮位102cm)
10月16日
01時14分 満潮(潮位111cm)
07時53分 干潮(潮位32cm)
でした。15日の22時頃まで潮がよく動いて、その後潮が緩くなり、16日の午前1時頃から再び潮がしっかり動き出す、といった潮の動きでした。
当日の魚の魚影・活性等
この日は坊勢島の各ポイントを周りましたが、魚影はポイントによってまちまち。アジの活性は基本的に高めでした。ですが、深夜になるにつれて活性が下がっていき、
深夜2時くらいには、熟成アクア(汁系ワーム)でないと食って来ないくらい活性が下がりました。
当日のアジの平均サイズ
当日のアジの平均サイズは15~18センチくらい。最大で20センチいくかいかないかくらいのアジが1~2匹釣れたくらいでした。
坊勢島アジング釣行でアジが釣れた理由と詳細
最初のポイント:みなと旅館前防波堤
グーグルマップ
一番最初のアジングポイントに選んだのは、【みなと旅館】の前にある防波堤。
防波堤の根本が岸際になっている為、駆け上がりになっていて、アジが入ってきたら浅い水深で勝負可能な釣り場です。
0.3~1.5gくらいのジグ単で釣る事が出来るので、今回の様にワームのテストの時にはとてもいいと思い、最初のポイントに選びました。主に夕マズメに良く釣れるポイントです。
ついでに【みなと旅館】では宿泊が可能なので、私みたいに深夜までぶっ通しで釣りをしないのであれば、夜は旅館に泊まるのも良さそうです。
日が暮れるまではアジが釣れず苦戦
日が暮れるまではなかなかアジが釣れずに苦戦。夕マズメ~日が暮れるまでの間で釣れたアジは2匹程でした。
日が暮れてからアジが釣れ始める
最初はマズメだという事もあり、『アジの活性が高いのでは?』と表層を探っていましたが、少しレンジが深く、水深1~3mの間でヒットする感じだったので、ジグヘッドを0.7gからタングステンの1.5gに変更して釣り再開。
そうすると、アジがコンスタントに釣れ始めました。
あと、この日のこのポイントでは、水深5m以深の沖側はあまりアジからの反応が無く、水深3~4mくらいの岸際の方がよく釣れました。
今回使用したタングステンのジグヘッドは【ジャコヘッドTG ミクロ】でした。フックサイズが#12と小さいので、14~17センチくらいのアジでも無理なく釣る事ができます。
【ジャコヘッドTG ミクロ】はアジングにしか使えないオープンゲイブではなく、普通のゲイブなので、メバリングや根魚釣り等、幅広いライトルアーフィッシングに使えるのでオススメです。
【34 プランクトン1.8インチのオリジナルカラー】のテスト結果
コンスタントにアジが釣れるパターンが分かったので、いよいよ【34 プランクトン1.8インチのオリジナルカラー】のテスト開始です。
前回のアジング釣行で、普通に釣れる事は確認できたので、今回は【他のカラーと比べてどうなのか?】をチェックしました。
今回のテストに使用した34のプランクトンの他のカラーは【ともしび・にじ・はなちらし・ひすい】の4種類。前回のアジング釣行ではカラー差による釣れ具合の差は無かったですが、今回のテストでは、明らかにオリジナルカラーの方がバイト数が多く、バイトも深い事が確認できました。
テスト時間は午後6時~8時頃までの約2時間、このポイントで20匹くらいのアジを釣ってのテスト結果でした。(サイズは15~19センチくらい)
もちろん状況によってはオリジナルカラーが釣れないパターンもあると思いますが、他のカラーと比べて釣れる状況がある、という事が分かりました。
【34 プランクトン1.8インチのオリジナルカラー】について詳しくはブログ記事の最下部で説明しています。
【34 プランクトン1.8インチのオリジナルカラー】について詳しくはこちら
第2ポイント:船着き場の角周辺
グーグルマップ
オリジナルカラーのワーム(34 プランクトン1.8インチ)のテストも終わったので、『他のポイントはどうなのかな?』と午後8時過ぎにポイントを移動する事に。
次に移動した場所は漁港と漁港の間の水路みたいになっている場所で、小場所ながら潮通しもよく、ちょくちょくいい思いをしているポイントです。
ポロポロとアジが釣れる
ただ、この日のこのポイントはあまり良くなく、アタリも少な目。2匹程アジを釣った所で次のポイントに移動しました。
このポイントで釣れたワーム:34 プランクトン1.8インチ(オリジナルカラー)
このポイントでも【34 プランクトン1.8インチのオリジナルカラー】を引き続き使用していました。【34 プランクトン1.8インチ】はシルエットが小さいので、アジのサイズが少し小さい(13~16センチくらい)時は吸い込まれやすく、釣りやすいワームです。
第3ポイント:小防波堤
グーグルマップ
坊勢島で最も潮通しが良く、人気のポイントの【大防波堤】の対岸となる場所にある、小さい防波堤のポイントです。
正直アジングではあまりいい思いをした事ないですが、大防波堤に移動する前に立ち寄ってみました。
少しアジが釣れるも続かず
1168
結果は、やはりあまり良くなく、2匹程アジを釣った後はアタリも遠のいたので、早々に大防波堤の方に移動しました。
このポイントで釣れたワーム:34 プランクトン1.8インチ(オリジナルカラー)
このポイントでも34のプランクトン1.8インチのオリジナルカラーを引き続き使用していました。どこのポイントでも今回のオリジナルカラーで釣る事が出来ました。
第4ポイント:大防波堤
グーグルマップ
次のポイントは、坊勢島で最も潮通しがよく、最も人気のポイントである【大防波堤】のポイントに到着。坊勢島アジングの鉄板ポイントです。
アジが群れているポイントを発見し【ソルトフライフィッシング】開始
2か所のポイントで釣りをしながら移動となったので、大防波堤に到着した時は22時頃に。
早速ジグヘッド+ワームでチェックすると、即アジがヒット!このアジはバラシてしまいましたが、その後数投しても、次々にアジのアタリがあり、アジの群れが大きい事が分かりました。
ここにきて良く釣れそうなポイントを見つけたので、ルアータックルと一緒に持参していたフライタックルを使い、【ソルトフライフィッシング】を楽しむ事にしました。
ソルトフライフィッシングの様子は別の記事でお伝えしています。
午前2時頃になるとアジの活性が下がり【熟成アクア】でないと食わなくなりました
ソルトフライフィッシングでアジが釣れなくなってきたので、午前2時頃に再びルアーフィッシングに戻しました。
流石に深夜2時にもなるとアジの活性が下がり、普通のワームではアタリも少なくなっていたので、ここは味・ニオイが強く食わせ力が高いワーム【熟成アクア 活アジストレート2.3インチ】を使いました。
こういう低活性の時は、やっぱり【エコギア熟成アクア】は効きます。【熟成アクア 活アジストレート2.3インチ】に変更後はポツポツですがアジを釣り続ける事が出来るようになり、午前4時頃にストップフィッシングとしたのでした。
このポイントでのヒットルアー:エコギア熟成アクア 活アジストレート2.3インチ
アジングではニオイ・味の強い熟成アクアやガルプ系のワームが非常によく効きます。ガルプより熟成アクアの方がずっと柔らかいので、
アジがワームを吸い込みやすい為、熟成アクアの方がずっとよく釣れますよ。ワームの耐久力が低く、ズレたり千切れたりしやすいので、『ここぞ!』という場面で使いたいワームです。
10月中旬坊勢島アジング釣果
・アジ 14~19センチくらい 40匹程
10月中旬坊勢島アジング3つの気付き
潮の流れがある場所にたくさんのアジが固まっていました
今回、各ポイントでアジングをしましたが、潮の流れの強い場所にたくさんのアジが固まっていました。海水温がもう少し下がると、
漁港内等にアジが溜まる事がありますが、今回は潮通しのよいポイントが良かった様です。
アジングは基本的には潮通しの良いポイントの方が良い事が多いので、まずは潮通しの良いポイントからのチェックが良さそうです。
【34 プランクトンのオリジナルカラー】がよく釣れた理由
下記の【10月中旬坊勢島アジングでのヒットルアー等】にて詳しくお伝えしていますが、ラメ無し・反射を抑えた半クリア系カラーは良く釣れる時が多いカラーです。
ラメや夜光等が無いので、ナチュラルにアジにプレッシャーを与えにくい面もあるとは思いますが、完全なクリアではなく、
クリア系カラーと比べるとシルエットが出やすいので、今回使用した34のプランクトンの様な小さくて細いワームの場合、
アジから見えやすくなっている事で、バイトが増えている面が大きいのでは?と考えています。
活性が低くなると【熟成アクア】のワームがやはり強い
アジの活性が低くなった状態だと、ニオイ・味がしっかり染みた【熟成アクア】や【ガルプ】系のワームが強いです。
ただガルプは、熟成アクアより少し素材が固いので、アジがワームを吸い込みやすい【熟成アクア】の方がアジングには向いていますよ。
一番のオススメは【エコギア熟成アクア 活アジストレート2.3インチ】です。
『アタリがあるけど乗らない・・・』といった時に使用すると効果てきめん!な場合が多いです。
詳しくは【10月中旬坊勢島アジングでのヒットルアー等】にて詳しく説明していますよ。
10月中旬坊勢島アジングでのヒットルアー等
34 プランクトン 1.8インチ オリジナルカラー
34プランクトンのオリジナルカラーはやや濃いグリーン系のソリッドが入ったカラーとなっています。
ラメも全く入ってなく、ケイムラや夜光も無いカラーです。
ラメやケイムラ、夜光も無いカラーが有効な事が多い事は、デイメバリング用のワームを使用していた時から感じていました。
今回のテスト結果から、オリジナルカラーでも他のカラーのワームより良い反応を得られる事がある、というのを確認できました。
試作のオリジナルカラーは、同じモスグリーン系のカラーに、ソリッドを入れないパターン、1/4ソリッドを入れたパターン、1/2ソリッドを入れたパターン、の3種類を試作しましたが、
ソリッドを入れる事でよりナチュラルに見せたい事から、ソリッドを入れないパターンはやめました。1/2ソリッドは見た目の色合いがちょっと良くないので、色合いと光の反射を抑えるバランスが良い【1/4ソリッドカラー】を今回ずっと使用していました。
そして、テスト結果が1/4ソリッドで問題ない事が分かったので、1/4ソリッドタイプでそのまま生産決定としましたよ。
もちろん、いつでもこのカラーがいい訳では無いですが、他に無いカラー(あったらごめんなさい)で、有効な場面があるのは確かなので、ワームローテーションの1つに入れてくれたら、と思っています。
また完成したらブログやSNSで告知するのでよろしくです。
ジャングルジム ジャコヘッドTG ミクロ
今回のアジングで使用したタングステンのジグヘッドです。今までのタングステンのジグヘッドは、フックサイズが大きい物しかありませんでしたが、ジャコヘッドTGは#12とかなり小さいフックサイズで、13~18センチくらいのサイズのアジでも吸い込みやすいフックサイズになっています。
『タングステンのジグヘッドを使いたいけどフックサイズが大きくて・・・』
という方には本当オススメです。
エコギア熟成アクア 活アジストレート2.3インチ
今回、深夜になり、アジが口を使わなくなってきた所で投入したのが、【エコギア熟成アクア 活アジストレート2.3インチ】でした。
どんな魚にもある程度効果がある【熟成アクア】シリーズのワームですが、特にアジにはニオイ・味付きのワームが効きます。ニオイ・味系ワームといえばガルプもあるのですが、
細長いワームを折りたたむ形で吸い込むアジの場合、ワームの柔らかさもかなり重要で、ガルプよりエコギア熟成アクアの方がワームが柔らかいので、熟成アクアの方が良く釣れますよ。
アジを釣るなら【活アジストレート2.3インチ】が細くて柔らかくてアジングにはピッタリ!です。
ワームの耐久力が低くすぐ千切れたり、ズレたりするので、普通に釣れる時は通常のワームを使うといいですよ。
とにかくよく釣れるワームなので、『まずはアジを釣りたい!』と思っているなら【エコギア熟成アクア 活アジストレート2.2インチ】を使うのをオススメします。
ガルプ・エコギアアクア用コンパクト容器セット
ガルプやエコギア熟成アクア等のいわゆる【汁系ワーム】は本当よく釣れますが、【液漏れ】するのが玉に傷。なので専用容器も一緒に紹介しています。
この容器はコンパクトでかつ、ワームを取り出す時もあまり汚れないのでオススメです。
【ガルプ・エコギアアクア用コンパクト容器セット】について詳しくはこちら
10月中旬坊勢島アジングでの使用ロッド
フエルコ MG600R-5S
フエルコのアジングメインに作られたパックロッドです。
34等アジング専用の高価格帯ロッドと比べると流石に感度や軽さでは一歩譲りますが、実釣において十分感度があるロッドとなっています。
アジング専用ロッドと違い、超高感度でない代わりに、アジング専用ロッドよりは丈夫で、ある程度ラフに扱えます。
レギュラーファーストの粘りのあるアクションのロッドで、0.3~3gくらいまでのルアーを使った幅広いライトルアーフィッシングに対応しますよ。
仕舞寸法が約44cmまで短くなるロッドは少ないので、リュック等に入れてロッドを運びたい方にはピッタリです。
また、今ではあまり採用されていないコルクグリップなので、コルクグリップが好きな方にはとても良いロッドと思います。
10月中旬坊勢島アジングでの便利アイテム
花岡車輌 フラットカート 2×4
今回の坊勢島アジングの移動で使用した4輪タイプ(2輪にもなります)のカートです。釣り用のキャリーカートといえば2輪タイプで荷物をしばって持っていくタイプがほとんどですが、こちらのカートは2輪でも4輪でも使用可能です。
4輪にした時に移動する時は、2輪カートと違って、持ち運ぶ時も荷物がナナメにならないので、わざわざ荷物を縛らないでも移動出来ますし、バッカンに刺さったロッドもナナメにならないので、バッカンにロッドを差したまま移動可能です。
後、折り畳むと非常にコンパクトになるのも使い勝手が良いです。釣り場のポイント間の移動と手間が、2輪カートと比べるとかなり軽減されるので、なかなかいいですよ。
問題点は頑丈な作りの為、結構重い(約7kg)事と、坊勢島の場合4輪カートは折り畳まないとフェリー船に持ち込めない部分がちょっと不便な所です。
この点が気にならない、又はメリットの方が大きい、と感じたならチェックしてみるといいですよ。