2024年11月23日、和歌山南紀にある海上釣り堀「カタタの釣堀」へ。
「わがまま釣り倶楽部」の定例会に参加、という形で釣りをしてきました。(イケス貸切釣行)
定例会の結果は15人中1位でしたよ。
「カタタの釣堀」での釣果・ヒットパターン・釣りの様子
これで釣果UP!エサ取り対策4つのコツ
についてお伝えしますね。
目次です
当日のカタタの釣堀の釣果
・ハマチ 3匹
・真鯛 9匹
釣行の詳しい様子は動画でお伝えしています
当日の海上釣り堀「カタタの釣堀」の状況
当日の天候は「晴れ」。風は終始強く吹いていて、釣りはしにくかったです。
海水温は約18.4度。海水は少しだけ濁りがありましたが、実釣に影響する様な濁りでは無かったです。
エサ取りはフグを中心に大量にいましたが、午前9時頃からエサ取りの活性は低下して、ある程度普通のエサも使える状況となりました。
当日の海上釣り堀「カタタの釣堀」の釣り方と様子
午前7時前「カタタの釣堀」のイケスへ向かう
午前6時過ぎに受付を終えて、午前7時前に「カタタの釣堀」のイケスへ向かいます。
イケスに到着後は釣り準備です。
「モーニング」は無し
午前7時過ぎ、釣り開始の合図があり、釣り開始!
早速仕掛けを投入しますが、エサ取りがすごくてまずエサが底まで落ちません。
オモリを2号に変更、エサもエサ取りに強い団子エサ「マダイストロング」に変更するとなんとかエサが残ったまま狙った水深まで落とせる様に。
ですが、エサを落とせる様になっても本命からのアタリはありません。
他の方も釣れておらず、「モーニング」は無いみたいです。
最初に釣れたのは「ハマチ」
ほとんど誰も釣れない状態が続きましたが、釣り開始から約40分。遂に周りでも真鯛がポツポツ釣れだしました。
「そろそろ僕にも本命のアタリあるかも…」
と思いながらイケスの角にマダイストロングを落としていきます。
エサ取りが群がりながらエサが落ちていくのを見ていたら、青物がエサ取りが達を跳ね飛ばしてエサを奪ってヒット!
結構なやりとりをして上がってきたのは丸々と太った「ハマチ」でした。
★使用エサ:マダイストロング
★使用ロッド:クラブブルーキャビン メタルチューンS-300
続いて真鯛をゲット!
青物(ハマチ)を釣った後、再び角に「マダイストロング」を投入。引き続きオモリは2号を使用。
エサ取りの小さなアタリはずっとありますが、そのアタリはやり過ごします。
時々本命っぽいアタリが「ガツッ!」と来ますがアタリ自体は途切れないのでしっかり乗るまで待つ事に。
しばらくするとロッドが大きく絞りこまれたのでしっかりアワセ!
無事に真鯛をゲットです。
★使用エサ:マダイストロング
★使用ロッド:釣りおじさん 即掛 脈釣りSP290
次は「ハマチ」を2匹釣り上げる!
本命の魚の活性が上がってきたみたいで、私が釣っている間も、他の方も次々魚を釣り上げています。
少し遅れた「モーニング祭り」が開催されたみたいです。
ですが、本命だけでなくエサ取りの活性も最高潮。「マダイストロング」を2個~3個付けてもエサが1分持ちません…。
仕方ないのでマメにエサ交換しつつ繰り返しエサを打ち返していると、一気に穂先が持っていかれ、ハマチがヒット!
さらに同じヒットパターンでもう一匹ハマチを追加です。
★使用エサ:マダイストロング
★使用ロッド:クラブブルーキャビン メタルチューンS-300
即掛SP290とメタルチューンS-300を交互に使って真鯛を次々ゲット!
その後は魚の活性が高い状態が続き、次々に真鯛がヒット!
即掛SP290とメタルチューンS-300を交互に使ってその違いを楽しみながら釣果を伸ばします。
★使用エサ:マダイストロング
★使用ロッド:釣りおじさん 即掛 脈釣りSP290
★使用ロッド:クラブブルーキャビン メタルチューンS-300
エサ取りがマシになってきたのでオモリ・エサを変更し真鯛を追加!
午前9時を超えると少し遅れたモーニングタイムも落ち着き、本命のアタリが無くなりました。
ですが、エサ取りの活性も落ちたみたいで、「マダイストロング」が針に残る様に。
なので、オモリを2号→1号に。エサを「バニーガール(エビ系エサ)」に変更。
すると狙い通りすぐに本命のアタリ!真鯛を1匹追加です。
★使用エサ:バニーガール
★使用ロッド:釣りおじさん 即掛 脈釣りSP290
エサを微調整してさらに真鯛を追加していく
引き続き「バニーガール」を使っていくも、エサ取りの活性が少し上がり、すぐにエサを取られてしまいます。
なので、エビ系エサより少しエサ取りに強いササミ系エサ(度会X)を使用してみる事に。
すると、エサ取りをある程度避けつつ、本命のアタリもある、という丁度いい所に当たり、真鯛をさらに2匹追加、となりました。
★使用エサ:度会X(ササミ系エサ)
★使用ロッド:釣りおじさん 即掛 脈釣りSP290
★使用ロッド:クラブブルーキャビン メタルチューンS-300
最後は「特大真鯛」を釣り上げて釣り終了
その後場所交代の時間となり、その後もしばらくアタリが無い時間が続きましたが、遂に待望のアタリ!
青物くらいの引きで上がってきたのは「特大の真鯛」。
その後はアタリは無く、釣り終了時間となったのでした。
★使用エサ:度会X(ササミ系エサ)
★使用ロッド:釣りおじさん 即掛 脈釣りSP290
これで釣果UP!エサ取り対策4つのコツ
コツ1:「本命」のいる水深にエサを早く届ける為重いオモリを使用する
エサ取りの活性が高い時は、本命のいる水深に一早くエサを届ける為、重いオモリを使用します。
個人的な経験だとオモリの重さ1号くらいまでなら本命の食いに大きな影響は出ないです。
オモリの重さが2号以上になると明らかに本命の食いに影響が出てきますが、エサ取りが多く活性が高い時は2号オモリの出番は多いです。
2号以上の重さのオモリを使ってより早く落としても、今までの経験からだとエサ取りを避ける効果はほとんど変わらず、本命の食いがより悪くなる事が多いので、使用するオモリは「2号まで」がオススメです。
コツ2:エサ取りが多くても可能な限り「通常のエサ」を使う
エサ取りが多いと、「エサ取りに強いエサ」にすぐ変更したくなりますが、エサ取りに強いエサはその分本命の食いも悪いので、可能な限り使わない方が良いです。
「30秒」がエサ取りに強いエサへの交換基準
エサ取りに強いエサを使用する基準ですが、私の場合「狙いの水深にエサを置いてから30秒程はエサ持ちしてくれる」を基準にしています。
30秒くらいエサが持ってくれればエサ取りが多くても、通常のエサを使い続ける方が釣れる確率は高いと感じています。
コツ3:「エサ取りに強いエサ」を使う時は本命のアタリが出るまで合せないで待つ
通常のエサで30秒以下の時間で無くなる場合は、そのまま使っていても手返しが悪くなるので、「エサ取りに強いエサ」を使います。
当然、エサを投入するとエサ取りが大量につついてきて、エサ取りのアタリが多数でます。
エサ取りのアタリがある度に合わせていると、エサがいくつあっても足りません。
なので、エサ取りのアタリはスルーして、少ない本命のアタリが出た時に、しっかり合わせるといいですよ。
「エサ取りにつつかれてもエサが残ってくれる。」というのがエサ取りに強いエサの強みなのでその強みを活かした釣りをしてきましょう。
エサ取りと本命のアタリの違いですが、本命のアタリは大きくてハッキリ出る場合が多いです。
ウキ釣りでしたらウキが鋭く沈む時、脈釣りなら穂先が大きく入り込む時が本命のアタリの確率が高いですよ。
「エサ取りのアタリと本命のアタリが見分けられないんだけど…」
といった時は、穂先がしっかり入り込んでから、ゆっくり合わせればOKです。
コツ4:エサ取りの活性に合わせてエサを微調整する
さらに、エサ取りの活性に合わせてエサを微調整すると釣果UPが望めます。
エサ取りに強いエサの順番は以下となりますよ。
エサ取りに強いエサ→団子エサ(普通の固さ)→漬け込み系ササミエサ→漬け込み系エビ系エサ
となります。
エサ取りに強いエサでエサが残る様になってきたら、本命が釣れる期待値が最も高い「漬け込み系エビ系エサ」から試していくといいです。
それでエサ取りに速攻取られたら一段階ずつエサ取りに強いエサに変更していくと、その時最も最適なエサを見つける事が可能です。
今回の釣行では、集魚力・食わせ力が高いながら、大きくてほど良い固さの漬け込み系ササミエサの「度会X」が特に活躍してくれました。
「エサ取りに強いエサ」の定義と種類
「エサ取りに強いエサ」の定義
「エサ取りに強いエサ」の定義ですが、個人的には「固くて食いが悪いエサ」となりますよ。
エサのローテーションでエサ取りがいない時も使いますが、基本的にはエサ取りがいないとあまり出番が無いエサです。
「エサ取りに強いエサ」の種類
岩ガニ
甲羅に守られているので、対エサ取り最強ともいえるエサです。フグ系にはやや弱いですが、それ以外のエサ取りの場合はほぼ無くなりません。
カニ系エサは真鯛が好きなエサなので、ハマれば普通に釣れてくれますが、真鯛以外の魚種があまり期待できないのが玉に傷です。
固い団子系エサ
固い団子系エサは最も使い勝手が良いエサ取りに強いエサです。エサ取りが大きかったり多かったりした時は2~3粒まとめて付けると大きくなってよりエサ取りに強くなります。
具体的には「マダイストロング」・「AKBの練餌ねばり」等になります。
固いササミ系エサ
ササミを干した様な固いササミエサです。エサ取りに強い割に本命の食いは悪くないので重宝しています。固いササミだったら何でもいいとは思うのですが、
私が知る限り、現在「コレ!コレ!!ケイムラササミ」しか固いササミ系エサは無いです。
実店舗ではイシグロ系列で販売しています。(ネットではAmazon等で販売しています。)値段の割に量が少なく割高ではありますが、エサ取りが多い事が多い釣場によく行く方は一つ持っておくといいですよ。
キビナゴ
キビナゴはエサ自体は固くないですが、大きいのでエサ取りが多い時でも使える状況が多いエサです。
魚の食い自体は悪くないですが、釣れる時と釣れない時の差が激しいエサでもあるので、アタリがあまり無いときはすぐに他のエサに交換しましょう。
当日のカタタの釣堀で釣れたエサ
マダイストロング
「マダイストロング」は今回最も活躍した団子エサ。エサ取り対策用のエサの定番中の定番です。
安くて量も多いので、とりあえず「エサ取りが多いかも…」と思った時は1袋持っておくと安心ですよ。
度会屋 バニーガール(赤エビ系)
「度会屋 バニーガール(赤エビ系)」は今回初めて実釣で使いました。
ドロッとしているエビ系エサで、甘い香りが特徴となりますよ。
今回エサ取りの関係からあまり使えませんでしたが、釣れそうな雰囲気は感じています。
「AKB+」や「バッカスのエサ」と同じエビ系エサとなりますが、珍しい甘い系の集魚剤を使っているので、AKB+やバッカスで釣れない時のローテーションにも使えそうです。
度会屋 度会X(ササミ系)
今回の後半のメインエサです。海上釣堀では定番の「ササミ系エサ」ですが、他のエサと比べて良い点が2つあります。
1つ目は集魚成分がしっかりとササミに絡みつく事。
2つ目は大手メーカーではないのに量が多い事。
です。小規模のメーカーだと、どうしてもエサの量は少な目な事が多いですが、度会Xは大き目のパッケージにたっぷり入っているのでそこは嬉しいです。
当日のカタタの釣堀での使用ロッド
HAPPY ANGLER 釣りおじさん 即掛 脈釣りSP290
「即掛 脈釣りSP290」は「即掛 脈釣りSP350」より全長を短くした事で感度と取り回しを良くしたチューンドモデル。
「即掛 脈釣りSP350」より約60cm短くした事で感度が上がり、短く軽くなった事により取り回しが良いです。
ロッドが短い分取り込みが早く確実に可能で、モーニングや大会時に僕はよく使っています。
あと290cmは際釣りでも邪魔にならない長さなので、際釣りにも余裕で対応。
ただ、短い分大きなイケスの中央部は攻める事が難しいです。
中央を攻める様に長めの脈釣りロッドかウキ釣りロッドを別に用意しておいて2本セットで運用するなら一番扱いやすい脈釣りロッドと感じています。
「釣りおじさん 即掛 脈釣りSP290」について詳しい説明は公式HPへ
ダイワ クラブブルーキャビンメタルチューン S-300
第2回渡会カップで3位になった時に入賞商品としてゲットしたので早速使用してみました。
メタル穂先採用という事で、「どれだけ高感度なんだろう?」と思い実際に使用してみると、意外と手感度はおとなしめ。
グラスソリッド素材と組み合わせる事で手感度と食い込みのバランスを上手く取っています。
メタルトップという事で「持ち重り」が気になる所ですが、そこはダイワのハイエンドモデルだけあり、メタルトップとは思えない軽さです。
ただ、メタルトップ自体が重いので極細グラス・極細カーボン穂先のロッドと比べると少し持ち重りはします。
ですが、実釣では気にならないくらいの持ち重り感なので「メタルトップの持ち重り感」を気にしているのでしたら、その点は大丈夫と思います。
あと穂先は結構固め。先の部分以外はグラスソリッドなので食い込みには問題はありませんが、重いオモリを使ってもあまり穂先が曲がらないので、目感度(穂先の曲がり)優先の方は少し扱いにくいかもしれません。
グラスソリッドの割に張りがあるので、誘いはとてもかけやすいです。メタル部分があるので手感度もちゃんとありますよ。
ロッドパワーは「S」という事もあり、青物相手ではちょっとパワー不足。(当たり前)ですが、取り込めない程パワーが足りない、という事は無いです。
ロッドはレギュラーテーパーで、魚の引きをしっかり吸収してくれるので真鯛やシマアジ相手でしたら、バラシが少なくなりそうですね。
「ロッドを満月にして楽しみたい」ならS-300はいいですよ。
同日一緒に使っていたカーボンソリッド穂先の脈釣りロッド「即掛SP290」との感度の違い、ですが、目感度(穂先の曲がり)・手感度共に、カーボンソリッド穂先の「即掛SP290」の方がありました。
ですが、「即掛SP290」はカーボン極細穂先という事で穂先が折れやすいので、「繊細に扱うのは苦手だけれど手感度がある脈釣りロッドがいい。」のでしたら、ブルーキャビンメタルチューンはとてもオススメですよ。