2018年12月6日から12月10日までパラオまでGT(ロウニンアジ)を釣りに行ってきました。
実はパラオGT釣行は今回で2回目。1度目のパラオGt釣行では、GTを釣り上げる事が出来なくて、そのリベンジの為、2年間準備を進めて今回のパラオGT釣行2回目、となりました。
今回の釣行では、『絶対にGTを獲る!』との決意し、3日間の実釣期間を確保。12月6~10日の5日間(実釣は7~9日の3日間)にかけて大阪からパラオヘ行ってきましたよ。
今回は12月6日から12月7日、大阪からパラオ到着までと1日目のパラオGT釣り釣行の様子をお伝えします。
大阪からパラオに到着までの様子
パラオGTフィッシング1日目の様子
パラオフィッシング後のちょっとしたトラブル?の紹介
パラオGTフィッシング1日目で分かった事
についてお伝えしますね。
LCCのジェットスター航空を使って大阪から成田空港へ
今回パラオへはJTBの格安パックツアーを使ってパラオへ行く事にしました。アシアナ航空が安かったので、
成田空港→仁川国際空港(韓国)→パラオ
というツアーなので、まずは大阪から成田空港に行かないといけません。
午後7時前くらいに成田空港発、なので昼過ぎに関西国際空港からジェットスターという格安航空(LCC)に乗ってまずは成田空港を目指します。
成田空港に到着後レンタルWiFiを借りました(デカイ!)
パラオフィッシングの帰り、乗り継ぎの為、韓国に5時間くらい待機する事になりそうなので、その間もネットが出来る様にWiFiをレンタルしました。国内のWiFiと違ってめっちゃでかくてビックリ!
アイフォン5よりでかくて分厚いWiFiでした。
海外旅行で飛行機に乗ると記入必須の入出国カードは【オフライン翻訳】で乗り切る
海外旅行で飛行機に乗ると必ず記入しないといけないのが【入出国カード】です。これに名前や年齢、職業等書いていくのですが、これがもちろん?基本英語ななんですね。
『今はスマホで調べたらそんなのすぐに分かるから大丈夫。』
と思っているあなた、それは大きな間違いです。
私も前回のパラオGT釣行の時そう思っていて、スマホで調べようと思ったら飛行機内で外国なので当然インターネットは使えません。ちょっと考えたら当たり前の事なんですが、普段海外にも出ない、飛行機にも乗らない私にとっては想定外。
きっと、私と同じく【飛行機内ではネットが使えない】という事を意識していない人は多いのではないでしょうか?
前回のパラオGT釣行時は英語の用紙とただの箱と化したスマホを眺めながら絶望しましたが(結局その後海外旅行の経験豊富な友人に教えてもらって事なきを得ました…)
今回はちゃんとGoogle翻訳のアプリをダウンロード、そしてオフラインでも使える様に日本語・英語・韓国語をあらかじめダウンロードしていました。
なので、時間はかかりましたが、翻訳アプリの活躍で今回はスムーズに入出国カードを書く事が出来ました。オフライン翻訳バンザイ、です。
アシアナ航空は機内食が美味しい
夜間は機内食がでたのですが、これが想定外?に美味しかったです。あとでパラオの方や友人等にも聞いて分かったのですが、アシアナ航空は機内食が美味しい事で有名とか。とはいっても機内食なので、とてつもなく美味しいという訳ではないですが、食事重視ならアシアナ航空、オススメですよ。
遂にパラオに到着!
ツアーの予定では午前4時にはホテル到着との事でしたが、手続きとかもあり、結局ホテルに到着したのは午前5時前。少しだけ仮眠すると、もう朝になっていました。
1日がかり(大阪出発が午後0時過ぎだったのでパラオまで約16時間かかっています。)の移動を終えて遂に今日から3日間、GTフィッシングが始まります。
泊まった場所は【アイライウォーターパラダイス】というホテル
3日間パラオで泊まったのは【アイライウォーターパラダイス】というホテル。JTBで一番安いツアーにしたので、まったく期待していなかったのですが、これがびっくりするくらい快適なホテルでした。
後でGTのガイドさんに話を聞いてみると、【アイライウォーターパラダイス】はパラオのホテルの中ではトップクラスなのだとか・・・。
一番安いツアーでもそんな宿をとっているとは、日本のツアーもやるなあ、なんて思ったり。正直快適すぎるくらいでしたが、泊まる所に不安がないのは嬉しい限りです。
パラオの真っ青な空!!
前回のパラオGTフィッシングではずっと曇り・雨でしたが今回は初日から晴れ!
雰囲気的には日本の初夏といった感じでした。前日まで日本で寒さで震えていたのが嘘のような暑さです。
なんか日本の夏にタイムスリップしたみたいで、妙な気分になりました。
まずは朝食を食べて腹ごしらえ
パラオの青空を見ながら朝食。朝食はバイキング形式で普通に美味しかったです。
パラオは日本の約7倍の紫外線なので日焼け止めはしっかりと
パラオは日本の7倍の紫外線との事なので紫外線対策はバッチリしていきました。
顔にはアネッサという強めの日焼け止めと、長袖・長ズボンのラッシュガードを着て完全防備です。
アイランドシードリミテッドの【エリックさん】に3日間ガイドしてもらいました
3日間のパラオGT釣行のガイドは【エリックさん】
フィッシングショーで2回ほど会っていて、日本語ペラペラだった事もあり、決定!
やっぱり言葉が分からないとガイドしてもらうのもキツイと思ったんで・・・。
パラオで釣りをするには【許可証】が必要
パラオで釣りをするには許可証が必要です。コロール州のロックアイランド許可証(50ドル)とフィッシング許可証(20ドル)はパラオでGTフィッシングをするには必須。
その他別の州に行くのには別途許可証が必要で、パラオのGTフィッシングガイドさんは追加の許可証料金をとても気にします。(お客さんの負担に直結する為。)
許可証の金額は高くても数十ドル。日本円にすると数千円で割と高い値段ですが、パラオまでGT釣りに来ている費用(数十万円)を考えると許可証の値段なんて知れたものです。
数十ドルの出費を惜しんでGTが釣れる確率を下げるのは得策ではないので、フィッシングガイドさんに、許可証の上限はない旨を伝えて、GTガイドさんにベストなポイント選択をしてもらう形にする事をオススメしますよ。
『許可証の料金はいくらでも払うのでエリックさんがベストと思うポイントを選んでください。』とエリックさんに伝えたら、とても喜んでくれました。
遂にパラオでのGT釣り1日目、スタートです!
前振りが超長かったですが、いよいよ友人と一緒にパラオでのGT釣り1日目が始まります。
パラオのGTフィッシングの基本はラン&ガン
パラオでのGTフィッシングの基本は各リーフエッジを狙うラン&ガン。
ボートで移動→ポイント到着→ルアーキャストを繰り返します。
パラオのファーストフィッシュは友人が釣ったレッドスナッパー(バラフエダイ)
釣り開始から約2時間・・・パラオでのファーストフィッシュは友人がダイビングペンシル(ロケットダイブ)で釣ったレドスナッパー(バラフエダイ)。
前回釣行では2人共GTはおろかレッドスナッパーすら釣る事が出来なかったので、ちょっと感動してしまいました。
その後友人が【カスミアジ】を釣り上げる!
レッドスナッパーを仕留めた友人は、僅か20分後、再びヒット!一瞬、『GT??』と思わせるも、釣り上げたのは【カスミアジ】でした。
友人がさらに【ロケットダイブ】で怒涛のバイトラッシュ!
カスミアジを釣り上げた後も、友人のロケットダイブに連続バイト!何回もヒットまでは持ち込むものの、フックアウトが続く・・・。
そして私がノーバイトの中、友人のバイトラッシュは止まらない・・・。この勢いのまま、彼が初GTを彼が釣り上げるのも時間の問題な雰囲気に。
バラクーダにリーダーを切られてロケットダイブが殉職
が、ここまで絶好調の友人にトラブル発生!これまでにバラクーダのバイトが度々あったのですが、遂にバラクーダにリーダーを噛まれてラインブレイク。1個しかないロケットダイブが殉職してしまいました。
今度は私のターン、カスミアジを釣り上げる!
友人がバラクーダに切り札のロケットダイブを取られて、今までの無双状態から沈黙。
今度は私のターン、という事でローデッド F180 から、ポップクイーン F160に変更しファストリトリーブに時々ポッピングを交えて誘っていると、遂に私の方にもバイト!
ナイスなカスミアジを釣り上げる事が出来、パラオでのボウズを回避します。
今度は引き続きポップクイーンF160でレッドスナッパー(バラフエダイ)もゲット!
私がカスミアジを釣り上げて約1時間30分沈黙が続きましたが、遂に私のポップクイーンF160にビッグバイト!
今度はレッドスナッパー(バラフエダイ)を釣り上げる事に成功!
GTもですが、レッドスナッパーもパラオでぜひ釣ってみたい魚だったので嬉しかったです。
真っ黒な巨大GT?を友人が釣り上げる!
私がレッドスナッパーを釣り上げた後、今度はブルポップ200を使っていた友人にビッグバイト!
船長のエリックさんも、
『これはデカイGTだぞ!』
との発言。遂に2回目のパラオ、合計3日目にして初GTなるか???と船中期待が集まります。
が、ヒットさせてからの引きがなんかおかしい・・・。確かによく引いているのですが、走り自体はそれほど速くもなく、単調な感じが・・・。
そして長いファイトの末寄せてくると・・・
デッカイ黒いサメでした。これには一同ガッカリ。
その後はバラクーダがちょくちょくヒットしたのみで終了
その後はバラクーダが時々ヒットするくらいで終了。
こうして本命のGTは釣れないまま、パラオGT釣行1日目を終えるのでした。
帰りは夕焼けに染まるパラオの海を眺めてみる
帰りは迎えの方にオススメのサンセットスポットに案内してもらいました。
この夕焼けを見て、南国なのに、何故かちょっと昔の日本の夏を連想してしまう懐かしさのようなものを感じました。パラオは親日国で、日本車等もたくさん走っているからかも?かも知れませんね。
アイライウォーターパラダイス内のレストランで夕食
夕食は外出するのも面倒なのでアイライウォーターパラダイス内のレストランで夕食。前回のパラオGT釣行で名物は食べたので今回はごくごく普通のメニューを頼みます。
スープと炒めものを注文
なので頼んだのは普通のスープと炒めもの。見た目も普通、味も普通に美味しかったです。
でも、デカすぎる!
しかし、その量が半端なかったです。これが頼んだ食事の全体像。大きさ比較の為、アイフォン5を置いています。
スープや炒めものの値段は日本円でそれぞれ1000円くらいとそれほど高くはなかったのですが、パラオの人がめっちゃ食べるのか?スープは5人前分くらい、炒めものも4人前くらいのボリューム。いやあ、びびりました。でもなんとか2人で完食しましたよ。
こうして意外?なハプニングもありながらも、パラオGT釣行1日目が終わったのでした。
パラオGT釣行1日目の釣果
・カスミアジ 5kgクラス 1匹
・レッドスナッパー(バラフエダイ) 5kgクラス 1匹
・バラクーダ 80~100cmくらい 3~5匹くらい
友人と合わせた船全体の釣果
・カスミアジ 5kgクラス 3匹
・レッドスナッパー(バラフエダイ) 5kgクラス 3匹
・バラクーダ 80~100cmくらい 7~10匹くらい
・サメ 40kgクラス 1匹
パラオGT釣行1日目まとめ
GTは釣れなかったけれどパラオは豊かな海だった
初日は残念ながらGTを釣る事はできなかったけれど、その代りにレッドスナッパーやカスミアジ等がヒットしてくれました。バイトの数だけであったら確実に数十回あり、こんなデッカイルアーを投げてこれだけのビッグフィッシュが釣れてくれるパラオの海の豊かさを実感しました。
ポッパーは音・飛沫共に目立つのでサメが寄ってきやすい
今回友人がポッパー(ブルポップ200使用)を使っていてサメがヒットしましたが、ペンシルと比べてポッパーは音・飛沫共に派手で、サメを寄せてきてしまう傾向があるみたいです。
このヒット以外にも何回もポッパー(私はブルポップ150使用時)にサメが追いかけてきていました。
海にうねりがある時や波立っている時はダイビングペンシルではまったく目立たない状況があるのでポッパー自体は必須ですが、海が比較的穏やかな時はあまりポッパーは使わない方が良さそうです。
GTも含めて南国の魚は意外にカラーやアクションにシビア
正直、パラオまで来ているんだから、普通にルアーが動いていたらどんなルアーでも差なんてほとんどないでしょ!と思っていたんですがそうでもないみたいです。GTや他の大型魚がルアーを追ってはくるものの、Uターンというのは何回も見ましたし、友人のロケットダイブにバイトが集中したり・・・。
その時々のヒットパターンやヒットルアーが割とシビアという事を身をもって体験しました。
なのでもし、パラオにGTフィッシングに行くのでしたら数種類のダイビングペンシルを用意しておくを強くオススメします。私はダイビングペンシルはローデッドF180しかなかったので、結構苦しかったです。
パラオのGTフィッシングの場合【60g以上】のトップウォータープラグだけでOK
パラオでベタ凪の時、アピールが弱くて小さいプラグがいるかも?と思い30gくらいまでのトップウォータープラグまで用意したのですが、60gを切るルアーだとあまりにもアピール力が足りなくてベタ凪でもあまり使えない、という事が実際にキャスト、アクションさせてみて分かりました。
私の中ではポップクイーンF160(65g)がパラオのGTフィッシングで使えるギリギリくらいの大きさ、と感じています。
パラオGT釣行1日目のヒットルアー
シマノ オシア ロケットダイブ 187mm
友人がバラクーダにリーダーを切られて無くすまでバイト無双をしていたルアーです。彼が複数ロケットダイブを持っていたら私は3日間通じて惨敗していたかも・・・。と思える程のバイト数でした。パラオ釣行に行くなら必須!のルアーと言えるでしょう。私も次回パラオにGT行く機会があったら絶対買っておきます!
マリア ポップクイーン F160
私が初日パラオでヒットさせたルアーはポップクイーンF160でした。細身のボディーでペンシルみたいにドッグウォークさせてもいいですし、ジャーキングさせると程よいスプラッシュを出してくれます。ペンシルと違い、ポッパーなのでタダ巻でも飛沫を上げながらいいアクションをしてくれますよ。