2019年5月24日、友人と一緒に福井県敦賀にある【釣りえさスーパー越前】でレンタルボートを借りてフラットフィッシュとキスをルアーで狙ってきました。
この日は朝一からほとんど潮が動かないタフコンディション。
結果、フラットフィッシュは不発でしたが、タフな状況の中、キスだけはなんとか釣る事が出来ましたよ。
ルアーのキス釣りの様子
敦賀方面に釣りに来た際のおすすめグルメ
ルアーのキス釣りで数釣る為のコツまとめ
ピーカン・潮止まりでもキスを釣る為のルアーと仕掛けと釣り方の紹介
についてお伝えしていきますね。
釣りえさスーパー越前で手漕ぎレンタルボートを借りる
午前4時30分頃には福井県敦賀にある【釣りえさスーパー越前】に到着。レンタルボートを借りる為の手続きをします。
釣りえさスーパー越前のアンカーはちゃんとしているので自前のアンカーは必要なし
釣りえさスーパー越前の手漕ぎレンタルボートは、他のレンタルボート屋さんでよくあるコンクリートブロックでなくて、ちゃんとしたフォールディングアンカーを貸してくれるので安心です。
ロープも20mくらいあり、十分な長さあるので、釣りえさスーパー越前で手漕ぎのレンタルボート借りる時は自前のアンカーは必要ないですよ。
レンタルボートを出して釣り開始!
釣りえさスーパー越前で受付を済ませたら、手漕ぎレンタルボートを押し出して釣り開始です。
水温は約14.2度
朝の放射冷却で表水温が下がっているとはいえ、水温は14.2度とかなり低め。去年の同時期の敦賀湾釣行時よりもまだ3度程も低い・・・。
『流石にこの水温はちょっとまずいかも・・・』
と思いつつ防波堤沖に出て、釣り開始です。
朝マヅメはエギでコウイカを狙う
朝マヅメはコウイカを狙います。が、まったくの不発。去年の釣行時もコウイカは調子悪かったですが今年もコウイカは不調のようです。
フラットフィッシュを狙うも沈黙
コウイカの気配がまったくないので、今度はヒラメ・マゴチといったフラットフィッシュ狙いに変更・ワームでヒラメやマゴチが釣れないかな?とチェックしていくもまったくの沈黙。ガシラすら釣れません。
何も釣れないのでちょっとだけルアーのキス釣りをする
あまりにも何も釣れないので心折れてちょっとだけルアーのキス釣りを開始。するとすぐにキスが釣れてくれます。
やっぱりこんな時でもキスは裏切りません。
『キスはいつでも釣れるし・・・』
という事で再びフラットフィッシュ狙いに移りました。今思えばこの判断は大間違いだったのですが・・・。
朝マヅメが終わると完全に潮が止まり【水たまり】みたいになる
朝マヅメが終わり、日が昇ってくると少しだけ動いていた潮もピタッと止まり、『ここは本当に海?』というくらい潮が止まりました。
今まで敦賀湾でずっと釣りをしてきましたがここまで潮が止まっているのは初体験・・・というくらい潮が動いていません。
とりあえずフラットフィッシュ狙いは諦めてキスを釣り始める事にしました。
当然、キスすら釣れない
ここでキス釣りに切り替えましたが、時すでに遅し・・・
流石にここまで潮が止まるとキス釣りも厳しい・・・。時折、キスと思われる『ブルブルッ!』としたアタリはあるものの、全然乗りません。
とりあえず友人と今までの状況を情報交換
あまりに釣れないので、別の手漕ぎボートで釣っていた友人と合流。そして、今までの釣りの情報をお互い伝え合います。
友人の方は朝、早々とコウイカとフラットフィッシュは見切り、キス釣りをしていたみたいで、この時点で20センチを超えるキス数匹を含む10匹を超える釣果。
対して私の方は?というとこの時点でキス1匹・・・やばい、やばすぎる。という事でここから集中力を上げてルアーのキス釣りを再開します。
絞り出すようにしてキスを追加していきます
ここからは集中力をMAX!時々しかアタリがない中、絞り出すようにして丁寧に攻めてキスを1匹、また1匹と追加していきます。
もう完全に修行です。
防波堤に上陸してキス釣り再開
手漕ぎボートで広範囲にチェックしていくと、キスは防波堤の近くにいる事が分かったので、防波堤に上陸してキス釣りを再開します。
キスをさらに追加!
防波堤に上がってからもさらにキスを追加!私はルアー(パワーミニイソメ)、友人は石ゴカイのちょい投げ仕掛けでそれぞれキスを釣っていたのですが、友人の方は私と合流後はキスはアタリがあるものの釣る事が出来ず。
私の方はおかずがなくて必死でキス釣りをしている事もあり、時々ではありますがキスをヒットさせる事が出来ました。
私の方はPE0.3号に約7g(約2号相当)のタングステンシンカーという超ライトタックル仕様。(チョイ投げ仕掛けでも普通オモリは6~10号くらいなので、チョイ投げ仕掛けと比べると超ライトタックルになります。)
これだけ軽くてもラインは細いので底はとれますし、PEラインでアタリもはっきりとる事が出来ます。さらに使っているのがソリッドのメバリングロッド。
これだけライトタックルで挑むとたとえ相手がエサを使っていてもルアーでも互角、どころかそれ以上に釣る事が出来ます。
なんとかキス7匹を釣り、ストップフィッシング
結局午前11時前までルアーでのキス釣りをして、合計7匹のキスを釣る事ができました。
厳しい釣果でしたがなんとか1食分のキスの天ぷらが確保出来て良かったです。
釣行後は【酵母の工房のパン屋さん パナショー】へ
釣行後は【酵母の工房のパン屋さん パナショー】へ。今回は昼前まで釣りしましたが、夏至が近づいてきて朝マズメが早くなった結果、早朝から朝までの釣りが増えると思い、朝でも食事が出来るお店を探していたら【パナショー】を見つけました。
ここのパン屋さんは【イートインスペース】があり店内でパンを食べる事が出来ます。開店時間も午前7時から開いているので、朝早く釣り終えても食事して帰る事が出来ますよ。
美味しそうなパンがズラリ!
店内に入ると美味しそうなパンがズラリ!期待が高まります。
サンドイッチを中心に複数のパンを選びました
食べログ等を見ると、サンドイッチが好評だったようなのでまずはサンドイッチを選んで、後は好きなパンをチョイス。自然酵母と使ったパン、という事もありどのパンの生地も本当に素朴でしっかりとした小麦の味がしました。
食べていてやさしくなれそうな、そんな味です。
コーヒーやココアも一緒に頼めるよ
イートインスペースで食べる時は、コーヒーやココア等といったカフェメニューも頼めます。私はホットココアを頼んだのですが、ココアも素朴な味で美味しかったです。
5月下旬福井県敦賀でのキス釣り釣果
・キス 12~17センチくらい 7匹
・ガシラ 15センチくらい 1匹
・アナハゼ 10センチくらい 3匹くらい
5月下旬福井県敦賀ルアーのキス釣りまとめ
日本海側でも潮位と潮の動きはとても大事
今まで太平洋や瀬戸内海での釣りでは、常に潮位を見ながら釣りをしていましたが、瀬戸内海や太平洋側が数メートルの潮位の差が発生するのに対して、日本海側は20~50センチ。こんな潮位の差なんて【無いに等しい】と勝手に思い日本海側の釣行の場合、潮位はほぼ見ていませんでした。
ですが、5月24日の潮位表を見ると午前6時から昼間でほぼ潮が動かない状態。一応釣行前にも潮位表は見ていて、『潮動かないなあ。』とは思っていましたが、
『元々あまり潮動かないですし、大丈夫でしょ!』と楽観的に考えていました。結果を見ると全然大丈夫ではありませんでしたね・・・。
潮位の差が大きくない日本海側でも、やっぱり潮位と潮の動きはとても大事なんですね。いい勉強になりました。
潮が動かないと分かっていたならキス釣りを朝マヅメに集中して釣るべきだった
今回、午前7時からほぼ潮が動かない事は事前に分かっていたので、【潮が動かない→魚が釣れない】という事が予測する事は十分可能でした。最初に確立の低いコウイカやフラットフィッシュを狙う事をせず、全力でルアーのキス釣りをしていれば、20~30匹の釣果も楽勝だったと考えられます。朝一はちょっとキス釣りしただけですぐに釣れていたので・・・。
手漕ぎボートのキス釣りは、普通は日中でも問題なく釣れてくれますが、今回の様に潮が完全に止まってしまう事が分かっている時は【釣れやすいマズメ時に集中して釣りやすい魚を釣る】という事が大事だった、という事でした。
キスのアタリはワームの方が多い
去年、キスが好調に釣れた釣行時に餌釣りの友人と石ゴカイとワーム(パワーミニイソメ)どちらが釣れるのか?を検証した結果、釣れる数はほぼ互角、もしくはややワームの方に歩がある、という結果となりました。
今回の釣行時は友人も釣りをしている途中にワームと石ゴカイの反応を試していまして結果、『キスのアタリは石ゴカイより多い。』との事。
どうやら食い込みはややエサの方に部がある様ですが、キス釣りの場合、ワーム(パワーミニイソメ)でも釣果にほとんど差がない事が友人の検証からも確認できました。
ライトタックルでキス釣りすれば真っ昼間の潮止まりでもキスは釣れる
かなりキツかったですが、PE0.3号の細いPE、投げ釣りとしては超ライトウエイトの7g前後のシンカー(タングステン)高感度かつ食い込みのよいメバリングロッドのソリッドティップのロッドを使えば、潮止まり・無風・ピーカンという最悪の状況でも餌釣りのチョイ投げ釣りより釣れる事が分かりました。
当然そんな時は超ライトタックルを駆使しても厳しい釣りになりますが、それでもキスが釣れてくれるのは嬉しいですよね。
チョイ投げ仕掛けとライトタックルの最大の差は『感度』にあります。
道糸ナイロン2号~3号のチョイ投げタックルでは拾えないキスの繊細なアタリ高感度タックルならハッキリと取る事が出来ます。
繊細アタリを取れるからって実はキスのヒット率はほとんど変わらないのですが、アタリが取れる事で、釣れないまでも、アタリを感知する事によって、【この場所にキスがいる】事が分かり、アタリが取れない場合と比べるとキスの居場所等が分かり、狙うポイントがはっきり分かり、より釣れるという事ですね。
また、軽いオモリを使い、柔らかいソリッドティップのロッドを使用する事で、キスの引きを存分に楽しむ事が出来るのもメリットです。
ライトタックルでのキスの釣り方(アタリの取り方)
ライトタックルでのキス釣りで意外と難しいのが【合わせ】。色々試した中でキスがヒットする確率の高い方法があるので、初体験の方はまずはこの方法を試してみて下さい。
ロッドを横に動かしてティップをある程度曲げる→ロッドの反発に引っ張られて仕掛けがズル引きされる→ロッドの反発が弱くなり止まる
を繰り返します。キスのアタリがあると、常にラインを張っている状態なので、すぐに『ブルブルッ!』とはっきりアタリが取れますので、アタリが取れたらリールをゆっくり巻きます。
それでキスがかからなかったらそのまま、またロッドを横に動かす、に戻ります。もし、ここでキスがかかったらロッドに重みが乗るので、ここでちょっとだけ追い合わせして、ゆっくりリーリングしてくればキスを高確率でかける事が出来ますよ。
色々なアタリやキスをかけるパターンがありますが、迷ったらまずは上記の釣り方を試してみて下さいね。
5月下旬福井県敦賀ルアーのキス釣りのヒットルアー・仕掛け
パワーミニイソメ
ルアーでのキス釣りで色々試した結果、よく釣れる上にコストパフォーマンスが一番高かったので【パワーミニイソメ】です。石ゴカイを超えるアタリの数で、もうキス釣りに関しては生エサは必要ないと言える程ですよ。
オーナー針 OHキス競技用(糸付) 赤 7号
今回のルアーでのキス釣りで使っていた針はこちらになります。競技用の針で細軸かつ、針の幅が狭いのでキスの細い口でもスッと入る確率が上がります。
針先の角度がほぼ軸と平行で無いのでちゃんと合わせないとかかりませんが、0.3号PEライン+ソリッドティップのライトタックルなら問題なし!です。
今回の様なタフコンディションの時は強い味方になってくれます。
ボート釣りでの快適アイテム
防水通気靴下 デックスシェル EXTREME SPORTS
手漕ぎレンタルボートを浜から海に出すときに少し海の中に足を入れないとスムーズにボートを海に出せません。(手漕ぎボート全般に言えますが)
なので今まで手漕ぎレンタルボート等のボート釣りをする際は長靴を履いてボートを出して乗っていたのですが、これが5月にもなると群れて暑いんですよね・・・。
そこで防水透湿靴下の登場です。今回使用したのはデックスシェルのEXTREME SPORTSという防水透湿靴下。
膝下までの長さがあり、切り裂きにも強い構造になっているモデルです。正に釣り用の長靴代わりにピッタリ!今回使ってみましたが、当然水につけても足は濡れず、靴下も1時間ちょっとで乾きました。
もちろん透湿なので蒸れないで快適!マリンシューズと組み合わせる事でとても快適にボート釣りをする事が出来ました。これで、これからのボート釣りやサーフでの釣りがぐっと快適になりますね。
マリンシューズ
防水透湿靴下を使っても履いている靴が普通の靴だと中に水が溜まったままでずっと濡れたままに・・・。なので水に濡れる事が前提となって水はけが良い【マリンシューズ】を一緒に揃えておくといいですよ。