2022年5月7日の夕方から8日の朝にかけて、神戸メバリングの聖地と呼ばれるポイント、【垂水一文字】へメバリング釣行メインで行ってきました。
今回は垂水一文字メバリング釣行の合い間にバシバシ良型ガシラ(カサゴ)を釣る事が出来たので別記事にしています。
当日のガシラ(カサゴ)釣り釣行の様子
沖防波堤でガシラ(カサゴ)を爆釣する為のポイントの選び方
根がかり多発のポイントでの根掛かり回避3つのコツ
についてお伝えしています。
神戸にある【垂水一文字】に渡りました
夕方5時過ぎ、垂水一文字に到着。垂水一文字は沖防波堤なので、渡船でないと行く事ができません。今回は【垂水一文字渡船】を使って垂水一文字へ渡りましたよ。
垂水一文字について詳しく知りたい方は、メバリング釣行記事に渡船の事や釣り場の概要をお伝えしているので、そちらをチェックして下さいね。
最初に釣れたのは狙い通りのメバル
最初に釣りを開始したのは防波堤の東端。まだ日が沈んでいないので、底近くをタングステンのジグヘッド3.0gを使って、一旦底まで沈めてからのスローリトリーブ。
数投目で狙い通りメバルがヒットしてくれました。
良型のガシラ(カサゴ)がヒット!
メバルが釣れた後、再びジグヘッドを底までつけてスローリトリーブを始めると。次は良型のガシラ(カサゴ)がヒット!
その後も次々にガシラ(カサゴ)が釣れ続ける
その後も、次々にガシラ(カサゴ)がヒット!
『これは面白い!』という事で、今度は本気でガシラ狙い始め、際を狙い始めるとなかなか釣れず。
しかもやっと釣れてもサイズが小さい・・・。
ガシラ釣りと言えば、防波堤では際釣り定番ですが、『実は沖の方が釣れるのでは?』と思い始めました。
再び沖を狙うと良型のガシラ(カサゴ)が入れ食い!
なので、再び沖の方を狙い始めると、23~25センチくらいのガシラ(カサゴ)が入れ食いに!
完全に良型ガシラのヒットパターンを掴んで釣りまくりましたが、夜8時頃になり、潮止まりとなるとパタッとアタリが止まりました。
ここまでで十分な数の良型ガシラを釣る事が出来て満足したので、この後はガシラ釣りは終了し、メバリングを再開したのでした。
沖防波堤でガシラ(カサゴ)を爆釣する方法
防波堤の敷石との境目が【竿抜けポイント】になっている
後日、福井方面の沖防波堤にも釣りに行ったのですが、その時の防波堤でも同じ狙い方・同じ釣り方で普段釣れない様な良型のガシラ(カサゴ)を爆釣する事が出来ました。
今回の垂水一文字釣行と照らし合わせると、
【防波堤の敷石との境目】(防波堤から沖5m程沖)が沖防波堤におけるガシラの竿抜けポイントとなっている様です。
だいたいのガシラ狙いの方は【際釣り】でキャスティングで根魚を狙う方はガシラではなく、アコウ(キジハタ)や真鯛等の大型根魚を狙う方がほとんどで、沖までキャストしてガシラ狙いをする釣り人が極端に少ないから、と考えられます。
また、通常のジグヘッドやテキサスリグ(7~20gくらい)では、捨て石周りで釣りをすると、敷石のスキマにジグヘッドやオモリ部分が挟まって、根がかりが多発する事から、捨て石の手前までしか探っていない事が多く、その事も合わせて【敷石の境目が竿抜けポイント】になっている、と考えています。
この後に、【根がかり多発の敷石周りのポイントでの根掛かり回避3つのコツ】についてお伝えしているので、合わせて読むと、より釣りやすくなりますよ。
根がかり多発の敷石周りのポイントでの根掛かり回避3つのコツ
アジング・メバリング用のタングステンジグヘッドを使用する
防波堤の敷石周りは根魚(ガシラ)がたくさんいるポイントではあるのですが、通常の根魚狙いのジグヘッドやテキサスリグ(7~20g)を使用すると、敷石の隙間にジグヘッドやオモリ部分が挟まって、根がかりが多発します。
なので、通常防波堤で根魚を狙う場合は、ラインの角度がつかず、引っ掛かっても仕掛けを回収しやすい際釣りで釣る事が多いです。
又、キャストする場合は敷石の手前までを狙う。(ほとんどの防波堤は敷石の沖は砂地である事が多い)となりますが、ガシラ(カサゴ)の場合、敷石がある部分にたくさん着いている事が多い様です。
なので、敷石の隙間より幅が狭いアジング・メバリング用のタングステンジグヘッド(2~3g)を使用するのがポイントです。
タングステンで同じ重さの鉛のジグヘッドよりヘッドが小さく、通常根魚を釣る為のジグヘッドより軽い物(2~3g)を使用する為(根魚を狙いのジグヘッドはだいたい7g以上)、非常にヘッドが細く、小さいです。
上記の理由から、メバリング・アジング用のタングステンジグヘッド(2~3g)のヘッド部分が、敷石の隙間より細い為、敷石の隙間に落ちても、ジグヘッドが隙間に引っ掛かる事が少なくなる為、根がかりが激減し、敷石周りでの釣りが非常に攻めやすくなる、という事ですね。
『ジグヘッドが3gしか無かったら着底が分からないのでは?』と思われるかも知れませんが、
フロロカーボンラインでしたら0.8号(3lb)程、PEラインなら0.3号前後の細いラインを使用すると、タングステンのジグヘッドの場合、3gあれば8~12mくらいの水深まではスムーズに着底させる事が可能です。
【細ライン+比重の高いタングステンジグヘッド】という釣具の進化によって、以前は攻略が難しかったポイントでも攻略出来る様になった、という事ですね。
ズル引きをせずにリフト&フォールかスローリトリーブで釣っていく
ズル引きは底をしっかりトレースして、底付近にいる根魚(ガシラ等)に非常に有効な釣り方なんですが、捨て石周りでズル引きをすると、敷石の隙間に入って、さらにそのままズル引きする事で隙間の奥に入り、根掛かりが多発します。
なので、ズル引きはせずに、リフト&フォール、もしくはスローリトリーブで釣っていくとズル引きするより根がかりが激減しますよ。
この方法は敷石に限らず、磯やとテトラ帯等、障害物が多数あるポイントでの基本でもあるので、覚えておきましょう。
使用するワームは2インチ前後のストレート系ワーム
今回のガシラ釣りではストレート系ワーム(フィードワーム釣れ釣れグリーン2インチ・ジャバピン1.8インチ)を使用して釣っていましたが、これにも理由があって、
【ストレート系ワームの方が沈下速度が速い】からです。
敷石周りを攻める事になるので、あまり重くて大きいジグヘッドは使えず(※理由については上記の「根がかり多発の敷石周りのポイントでの根掛かり回避3つのコツ」参照)
根魚に有効なクロー系やグラブ系のワームを使用した場合、ストレート系ワームより水の中での抵抗が大きい為、軽いジグヘッドだと、水深7~10mくらいある防波堤の敷石周りの底まで、スムーズに着底しずらくなります。
なので、水の抵抗が少ないストレート系のワームを使用した方がしっかり底付近を攻めやすい、となりますよ。
クロー系やグラブ系のワームと比べるとアピール力は少し不足しますが、その事を差し引いても早く沈む事による手返しの速さの方が上回るので、 敷石周りを攻める時は小型ジグヘッド+ストレート系ワームがオススメです。
5月上旬【垂水一文字】ガシリングでのヒットルアー
フィード ワーム 釣れ釣れグリーン 2インチ
今回のメバリングで釣ったメインのワームは【フィード ワーム 釣れ釣れグリーン 2インチ】でした。
今では珍しいコアショットのピンテールワームで、クリアーの中にグリーンカラーが入っているので、純粋なクリアーより反射が抑えられてよりナチュラルに見える様になっています。
マズメ時等、真っ暗になる前にはめっぽう強いカラーですよ。
今回はメバルも一緒に釣りたかったのでナチュラル系のピンテールワームを使用していましたが、ガシラ狙いだけなら、下に紹介している【ジャバピン1.8インチ】の方がリング系ワームで水押しも強くカラーもアピール系カラーがあるので、そちらの方がオススメです。
【フィード ワーム 釣れ釣れグリーン 2インチ】について詳しくはこちら
大島商店 ジャバピン 1.8インチ
少し前から愛用しているジャパピンの1.8インチです。こちらはハンドポワード系のワームで、非常に柔らかく、ニオイ・アジ付のエキスが入っていて食い込みは良好です。(一部エキスが入っていないカラーあり。)
日が完全に沈んでからはこちらをメインにして釣っていました。2インチクラスのリング系ストレートワームはピンテールより水押しも強いのでコンパクトながらしっかりアピールもしてくれます。
アピール系カラーも多いので、ガシラ専門で狙うならジャバピン一択でいいでしょう。
ジャングルジム ジャコヘッドTG #S
今回ガシラ釣りに使用していたジグヘッドが、【ジャングルジム ジャコヘッドTG #S 3g】でした。
使用した重さは3.0gでしたが、3.0gでも鉛のジグヘッドの1.5g程の大きさしかないので、2インチのワームでも違和感なく使えます。
比重が鉛より大きいので、鉛の3.0gより沈みも速いです。
タングステンの3.0gのジグヘッドでストレート系ワーム(2インチ前後)を使用しての釣りの場合、水深8~12mくらいまでは楽に探る事が可能です。
根魚釣りといえば、重たいウエイトで、グラブやクロー系ワームが鉄板ではありますが(実際良く釣れる)
防波堤の敷石の際や敷石の上を狙うなら、敷石の間に入り込んでも挟まりにくい小さくて幅が狭いジグヘッドが根係回避にとても有効な事が分かりました。
これから防波堤の敷石を狙う時は2インチ前後のストレート系ワームに2.0~3.0の細身のタングステンジグヘッドの組み合わせが定番になりそうです。
5月上旬【垂水一文字】ガシリングでの使用タックル・ライン
フエルコ MGH900-6S
【フエルコ MGH900-6S】は、『防波堤や漁港こそ、足場が高いからロングロッドが必要なのでは?』と以前から思っていたので、フエルコさんと共同で作った9フィートでソリッドティップ仕様のメバリング・アジング用ロッドです。(※テストは終了して、現在生産待ちです(まだ未販売))
このロッドのコンセプトとしては【レギュラーメバルでも引きが楽しめる】で、感度と操作感を損なわないギリギリまでロッドを柔らかくしているので、15センチクラスのメバルでも、しっかり曲がり、引きを楽しむ事ができるロッドに仕上げています。
当初は大型魚を考えずに設計していたのですが、使用感と感度を出す為に、バット部分をある程度固くした結果、大型魚でも十分相手に出来るロッドとなりました。
もちろんガシラ(カサゴ)相手でも十分楽しむ事の出来るロッドとなっています。
ガシラ狙いの場合、これから暑くなってくるとチヌやと大型のアコウ(キジハタ)もヒットする事があると思いますが、それらの大型根魚でも対応可能なロッドになっています。
ロングロッドだから可能となった、魚が小さくても、大きくても楽しめるロッドになったと思うのでリリースされるのを楽しみにして頂ければ幸いです。
クレハ シーガー R-18フロロリミテッド 100m 3lb
今回使用していたラインはフロロカーボンラインの3lbでした。垂水一文字のメバルのサイズが23~30センチくらいある様だったので、メバリングにしてはやや太目のラインを選んでいます。
フロロリミテッドはフロロカーボンラインの中ではしなやかでライントラブルが少ないので、値段は高めですが初心者にもオススメです。