2020年8月15日~16日にかけて兵庫県にある離島、坊勢島へケンサキエギングに行ってきました。
ケンサキエギングってどんな釣り?
坊勢島への行き方
当日のケンサキエギング釣行の様子
ケンサキエギングに必要な釣具と釣り方のコツ
についてお伝えしますね。
目次です
- 1 ケンサキエギングってどんな釣り?
- 2 坊勢島は姫路港からフェリーを使って行く事ができます
- 3 姫路港に到着
- 4 フェリー会社が【坊勢輝汽船】一つになっていてビックリ!
- 5 釣り人は【釣り道具セット】の切符を買うのを忘れずに
- 6 フェリーに乗り込んで坊勢島へ出発!
- 7 約30分で坊勢島に到着
- 8 【ザルツさん】との待ち合わせ場所まで歩いて移動
- 9 無事にザルツさん一行と合流
- 10 ザルツさんと一緒にケンサキエギングをする事となった経緯
- 11 試作の折り畳みできる水汲みバケツが好評でした
- 12 日が暮れてきたのケンサキエギング開始!
- 13 海水温は約27.6度
- 14 午後8時まで釣れず
- 15 遂に本日初ケンサキイカをゲット!
- 16 その後は釣り方のコツをつかんでポツポツヒット
- 17 その後も順調に釣れ続け目標の15杯を達成!
- 18 午前2時前からアジングしていました
- 19 坊勢島ケンサキエギング釣果
- 20 坊勢島ケンサキエギングまとめ
- 21 ケンサキエギングに必用なタックル・ルアーと釣り方のコツ
- 22 ケンサキエギング釣り方のコツ
ケンサキエギングってどんな釣り?
初夏~秋にかけて各地の防波堤でケンサキイカが接岸してきます。接岸したケンサキイカを小型のエギとスッテで釣るエギングがケンサキエギングです。
ケンサキイカは日中釣れない事がほとんどなので、夜釣りとなります。7~8月がケンサキエギングの最盛期となるので、夏の釣り物がすくない時期には嬉しい釣りものです。
エギングと言っても軽い1.5~2.0号のエギを使用するので、アジングやメバリングタックルをそのまま流用でき、その点も嬉しい所です。
具体的な釣り方や必要なルアーについて詳しくはブログ最後の【ケンサキエギングに必用なタックル・ルアーと釣り方のコツ】 で詳しく説明しています。
坊勢島は姫路港からフェリーを使って行く事ができます
坊勢島は姫路沖にある離島なので自動車で行く事が出来ません。なので、自動車を姫路港の駐車場に駐車してフェリーで渡る事になります。
坊勢島へ渡るフェリーの運航時刻表等については【坊勢輝汽船】公式HPへ
姫路港に到着
大阪から出発して姫路港へ。午後3時20分頃に姫路港に到着です。
フェリー会社が【坊勢輝汽船】一つになっていてビックリ!
坊勢島へは昔から【輝観光】と【坊勢汽船】の2つのフェリー会社があって、乗る時間によってどちらかのフェリー会社の切符を選んで購入する、というスタイルだったのですが、今日来てみたら会社が統合されていて、【坊勢輝汽船】となっていたのでビックリ!
フェリーを使用する側からすると、切符売り場が一つになり、買いやすくなったので嬉しいです。あと統合する前は片道1100円だったのが1000円と100円割引に。ちょっぴりお得になっていました。
釣り人は【釣り道具セット】の切符を買うのを忘れずに
統合される前にはなかった【釣り道具セット】の切符が追加されていますが、これは釣り人が釣具を船内に持ち込む時に必要な切符です。坊勢島には釣具屋もレンタル釣具もないので、ほぼ全員の釣り人が釣具を持ち込む事となるはずなので、坊勢島に釣りに来た際には、一緒に買っておきましょう。
統合されて100円値下げされたのですが、【釣り道具セット】の切符が300円なので、差し引きすると200円値上げとなっています。坊勢島に釣りに行く時は一晩釣りする人も多く、ほとんどの釣り人は釣具をたくさん持ち込むので妥当な料金と思っていますよ。
フェリーに乗り込んで坊勢島へ出発!
釣具をフェリーに入れたら、坊勢島へ出発です。
約30分で坊勢島に到着
フェリーに乗って約30分。遂に坊勢島に到着です。
【ザルツさん】との待ち合わせ場所まで歩いて移動
実はこの日、【釣りバカ日記】のブログを運営しているザルツさんと現地で待ち合わせしていました。待ち合わせポイントまで歩いて移動。徒歩で約30分くらいかかって汗だくになりましたが、田舎な雰囲気があった事で気持ちよくポイントまで移動する事が出来ました。
無事にザルツさん一行と合流
ポイントに到着してから約30分、ザルツさん一行が来られて無事に合流する事が出来ました。初めて会う方達なので、自己紹介をしてから、釣りの準備を開始します。
ザルツさんと一緒にケンサキエギングをする事となった経緯
実は、ザルツさんのブログは以前からよく読んでいて、『ほぼ毎週坊勢島に行っていて、よく釣っているなあ。機会があったら一緒に釣り行ってみたいなあ。』と数年前から思っていて、今回ケンサキエギングに行くにあたり、ザルツさんの予定に合わせられそうだったので、ツイッターから打診すると快諾してくれました。
思っていた通り釣りが上手で、とても明るく優しい方でした。とても楽しい時間を過ごす事が出来たので、また機会があったらご一緒したいです。
試作の折り畳みできる水汲みバケツが好評でした
今回試作の折り畳みできる水汲みバケツをザルツさん達に見せたら、『これはいいわあ。』と、とても好評でした。
日が暮れてきたのケンサキエギング開始!
釣りの準備も終わり、少し早めの夕食を食べ終わったら、日もすっかり暮れたのでケンサキエギング開始です。
海水温は約27.6度
水温を測定すると約27.6度。去年の同時期釣行と比べると約2度高め。今年は梅雨が長引いて低水温が長く続きましたが、8月1日に梅雨明けしてからの猛暑で水温は追い付き、追い越したみたいです。
ケンサキエギングにおいては水温が高い方がいいので、水温的には期待が持てます。
午後8時まで釣れず
ザルツさんはこの時間アジングを楽しんでいる様子で、ザルツさん一行の2名はポツポツながらケンサキイカを順調に釣り上げていっています。ですが私の方は大苦戦、というかまったく釣れず。色々ザルツさんに釣り方のコツを聞いて試していきます。
遂に本日初ケンサキイカをゲット!
ザルツさんのアドバイスもあり、午後8時過ぎ、遂に本日初のケンサキイカをゲット!いやあ、嬉しかったです。
その後は釣り方のコツをつかんでポツポツヒット
本日初のケンサキイカを釣った後は少し釣り方のコツを掴んで、ポツポツとケンサキイカがヒット!
最初はイカメタルの経験から結構シャクリを入れていたのですが、陸からのケンサキエギングは、ケンサキイカのサイズがイカメタルの時より小さい事もあり、思っていた以上にシャクリは優しくしないといけない事が分かりました。
その後も順調に釣れ続け目標の15杯を達成!
その後も釣れない時間帯もあったものの、順調にケンサキイカは釣れ続き、自分の中での目標だった15杯を達成!目標達成後も数杯のケンサキイカを釣り上げる事ができました。
ケンサキエギングのコツを色々教えてくれたザルツさんとその一行さんには本当感謝です!
午前2時前からアジングしていました
ケンサキエギングに満足したので午前2時くらいからアジングしていました。こちらも結構釣れてくれましたよ。
坊勢島ケンサキエギング釣果
・ケンサキイカ 胴長8~14センチくらい 17杯くらい
坊勢島ケンサキエギングまとめ
ケンサキエギングは【アジングのキャロの釣り】に似ている
ケンサキエギングをして感じた事は【アジングのキャロの釣り】に似ているという事。潮に乗せながら、魚(イカ)がいる水深を探してチェックしていく部分、シャクリもやわらかめでアタリも繊細で、その部分も似ています。アジングのキャロの釣りが好きなアングラーだったら好きになる釣りと思いました。
ケンサキエギングのシーズンである7月下旬~9月上旬までは水温が上がりアジングはほぼオフシーズン。そのアジングオフシーズンの時はケンサキエギングを楽しめる、という事ですね。しかもケンサキイカはアジに負けず劣らず美味しいのも嬉しい点です。
ケンサキエギングの時合は潮止まり?
今回ケンサキエギングをしていて印象に残ったのは通常釣れなくなる【潮止まり】になってから連続ヒットとなり時合に突入した事です。ケンサキエギングをしながらアジングもしていたのですが、潮止まりと共にアジングは沈黙・・・。対してケンサキイカの方は活性が高まって連続ヒットとなりました。
瀬戸内海側で釣れるケンサキイカは小型が多いので、潮が動いているとエギやスッテを追いかけにくいのかも知れないですね。
他の釣りでは釣り終了の合図となる潮止まりですが、ケンサキエギングの場合は【潮止まりは時合突入】のタイミングの可能性があるので、潮止まり前後も積極的に狙っていきましょう。
ケンサキエギングに必用なタックル・ルアーと釣り方のコツ
ケンサキエギングに必要なロッド
ケンサキエギングに必要なタックルですが、イカのサイズ・使用するエギのサイズも小さい事から、エギングロッドだとオーバーパワーとなります。7~8F前後のメバリング、もしくはアジングロッドが丁度いい固さとなります。アジング・メバリングをしている方なら、そのまま流用できますね。ティップですが、ソリッド、チューブラーどちらでも大丈夫です。
手持ちのアジング、メバリングロッドが無ければ私は上記のロッドを使って釣っていました。入門用のメバリングロッドですが、感度もそこそこ良く、レギュラーテーパーでとても使いやすいですよ。コスパはかなりいいと思っています。
ケンサキエギングに必要なリール
ケンサキエギングに必要なリールですが繊細な釣りなので、重量が軽い1000~2000番くらいのスピニングリールがいいです。手持ちが無ければ3000番くらいまでなら問題ないでしょう。
ケンサキエギングに必用なライン
ケンサキエギングで釣れるケンサキイカはあまり大きくない事が多いので(胴長8~15センチくらい)あまり太いラインは必要ないです。時々遠投が必要な時もあるのでPE0.3号前後を使用したらいいですよ。リーダーは1.5~2.0号くらいを使用したらいいでしょう。
ケンサキエギングに必要な仕掛け
ケンサキイカは群れで行動するので、エギ単体よりエギとスッテ2連結とした方がヒット率が上がります。なのでエギとスッテを連結するのですが、連結の仕掛けを作るのはかなり面倒です。市販の仕掛けが売っているので、こだわりが無ければ市販の仕掛けを使用すると良いでしょう。今回私は【ヤマシタ ナオリー アシストリグリーダーS】を使用しました。
ケンサキエギングに必要なエギ
ケンサキイカは小ぶりなエギが好きなので、エギは小さめのを選びます。1.5~2.0号の各種エギを選べばいいですよ。カラーは夜釣りだからといって夜釣り用の派手なカラーは必要ないです。通常のナチュラル系カラーとアピール系カラー2種類あれば十分事足りますよ。
ケンサキエギングに必要なスッテ
ケンサキエギングに使用するスッテは使用するエギが小さいので、当然小さいスッテを使用します。ですが、0.8~1.2号くらいの小さいスッテはほとんどのメーカーが出してないので、実質【ナオリー おっぱいスッテ】一択です。おっぱいスッテの出来自体はとてもいいので問題なく使用する事が出来ますよ。基本は1.2号で乗りが悪い時に0.8号を使用したらいいと思います。
ケンサキエギングで必要なオモリ
ケンサキエギングでは1.5~2.0号のエギを使用するのですが、ケンサキエギングでは水深1~10mくらいまでの広い層をチェックしていきます。その際、1.5~2.0号のエギの沈下スピードでは5m~10mといった深い層をチェックが難しいです。
沈下スピードを上げる為にエギを大きくすると、今度はケンサキイカが釣れなくなるので、オモリを使って沈下スピードを調整します。私の場合はメバルスナップにガン玉を装着して調整しています。メバルスナップにガン玉を装着しているので、オモリ交換時の取り外しがワンタッチで可能になり、とても便利です。
使用するガン玉の重さは基本が3B(1.00g)で、潮の流れが速かったり、底を重点的に攻める時は6B(2.2g)くらいまで使用します。ケンサキイカが浮いたりして水深1mとかで釣れるようになったらB(0.5g)、またはオモリなしにして調整したらいいですよ。
ケンサキエギング釣り方のコツ
優しくシャクリを入れる
ケンサキエギングのシャクリ方の動画です。その他詳しい釣り方はこちらhttps://t.co/bDfykLjGsh pic.twitter.com/2bVfFnALXe
— たけと@ライトルアーフィッシング入門 (@taketo01) August 31, 2020
ケンサキエギングでは、アオリイカのエギングと同じような激しいシャクリをするとボウズになりかねないです。
アオリイカのエギングの時の様な激しいシャクリは必要なく、軽くチョンチョンとしながら誘うといいです。上のツイッターの動画を貼っておいたのでシャクリの様子を確認してみて下さいね。
釣れる水深が結構変わるのでマメにチェックする
ケンサキイカは結構頻繁に釣れる水深が変わる事ので、しばらく釣れていて『アタリが無くなったな・・・。』と感じたら底から表層まで色んな水深をチェックしていくと再び釣れだす事が多いですよ。