今回はアジングのフロートリグにピッタリなロッド
「MGH900-6S」の紹介です。
しなやかでライトなアジングのフロートリグ用ロッドを探している
方にはピッタリなロッドとなりますよ。
詳しい説明はこれからしていきますね。
「MGH900-6S」をアジングのフロートリグ用ロッドして使ってみようと思った経緯
2024年の5月中旬に、大阪のチャーターボート(チェイス)の船長さんが「アジングにピッタリなフロートリグ用のロッドで意外と無いんですよね~。」と仰っておりました。
その話を聞いたとき、自分が開発に関わったフエルコのアジング・メバリングロッド「MGH900-6S」が正にピッタリなのでは?
と思い早速フロートリグを付けて実際に使ってみると、思った通りアジングのフロートリグの釣りにピッタリなロッドでした。
何故「フエルコ MGH900-6S」がアジングのフロートリグにピッタリなロッドなのか?についてこれから説明していきますね。
「フエルコ MGH900-6S」は元々マイクロゲーム用の長尺ロッド(長さは9フィート)
「フエルコ MGH900-6S」は、「足場の高い場所が多い防波堤や漁港でこそ、ライトな長尺ロッドが必要なのではないか?」との想いから生まれた長尺のアジング・メバリングロッドです。
漁港や防波堤で釣れる15cmクラスのアジやメバルでもグングン曲がって引きを楽しめる様に作られています。
その特性がアジングのフロートリグ用ロッドとして、本当にドンピシャな設定になっていたんです。
9フィートのロングロッドなので仕掛けが長い「フロートリグ」にぴったり
「フエルコ MGH900-6S」は9フィートもあるロングロッド。
フロートリグ専用モデルでも9フィートクラスのロッドは少な目です。(8フィートくらいのロッドが多い)
8フィート前後のロッドでもリーダーの長さが普通のフロートリグは問題なくキャストできますが、アジングのフロートリグでよく使われる「Fシステム」ではリーダーを1m以上取る事も多いです。
流石に1m以上のロングリーダーだと8フィートだとロッドが短く感じます。
その点通常のフロートリグモデルより約1フィート長い「フエルコ MGH900-6S」なら1m以上のロングリーダーでも快適にキャストが可能となっています。
フロートリグでもレギュラーサイズ(15~18cm)のアジ・メバルの引きを楽しめる
フロートリグ専用モデルのロッドは、10~20gのフロートをキャストする事から、ロッド全体のパワーが強め。
フロートリグで釣りをしていて、釣れるのが常に尺アジや25UPのメバルならロッドパワーがあるフロート専用モデルのロッドでも魚の引きが楽しめますが、そんな状況は多くないのが実情だったり…。
実際は18~25cm程のアジが釣れる事の方が多いと思っています。
レギュラーサイズ~ちょっと良いサイズのアジの場合、フロートリグ専用モデルのロッドだとその引きを楽しむ事は難しいですが、
元々「レギュラーサイズのアジ・メバル」をメインターゲットに設計された「フエルコ MGH900-6S」なら、アジやメバルのサイズがちょっと小さい時でもその引きを楽しむ事が出来ますよ。
20g前後までのフロートなら十分にキャスト可能
元々「フエルコ MGH900-6S」はフロートリグを想定して作られたロッドではなかったので早速実際にフロートを装着してキャストしてみました。
結果は以下の通りとなりますよ。
10g前後のフロート:ロッドパワー的に十分許容範囲。しっかりロッドのタメを効かせての振りぬいてのキャストが可能です。
15g前後のフロート:ロッドパワー的に少し不足。素早く振りぬいてのキャストはしんどいですが普通にキャスト可能です。
20g前後のフロート:ロッドパワー的に不足。振りぬいてのキャストはほぼ無理。ですがレギュラーアクションなので少しゆっくりめ振ると20gでも十分キャスト可能です。
20gのフロートをメインに使用するならちょっとしんどいですが、メインが10~15gのフロートならピッタリ!といった感じです。
元々ジグ単メインに使用する事を前提に作ったロッドなんで、ジグ単の釣りになっても、そのまま使用可能となっています。
それぞれのフロートリグをキャストしている動画もあります
10g前後のフロートをキャストしている動画です。
15g前後のフロートをキャストしている動画です。
20g前後のフロートをキャストしている動画です。
ソリッドティップでしっかり食い込み、感度も十分
「MGH900-6S」は9フィートあるロングロッドですが、ジグ単の軽量リグ(0.3~3.0g)を前提として作っているロッドなのでアジのアタリを感じ取れる感度もちゃんとあります。
ソリッドティップの固さは、通常のメバリングロッドとほぼ同等に設定していて、アジングロッド用のハードソリッドよりはしなやかなソリッドティップとなっていますよ。
ティップ~ベリーがしなやかに曲がるのでバラシにくい
「MGH900-6S」はティップもですがベリー部分もしなやかに曲がるので遠くでかけたアジでもバラシが少ないロッドとなっています。
小さいアジだとティップ~ベリー部分が受け止めてくれて、25UPのアジだったらバット部分がしっかりと受け止めてくれるロッドとなっていますよ。
バットパワーはかなり強く40~50cmのシーバス相手でも余裕で対応可能です。
詳しいロッドの説明は公式HPにてお伝えしていますよ。
パックロッドなので持ち運びも楽
「MGH900-6S」は6ピースのパックロッド。仕舞寸法が約50cm(本製品は50.4cm)なので、9フィートのロングロッドながら、非常に持ち運びが楽で便利です。
こんな方に「MGH900-6S」はオススメ
フロートリグでもジグ単のアジングロッドの延長線で楽しみたい方
フロートリグ専用モデルは20g前後のフロートをフルキャストする事を前提にして作られているので、ベリー~バット部分がそのキャストに耐えられるように固く作られています。
もちろん「フロートをできるだけ遠投する」点についてはそれは正義なのですが、20gのフロートをフルキャストさせるだけのロッドパワーだと、ロッドの固さがほとんど「エギングロッド」で、あまりアジング感がでなかったりします。(※個人的な感想です。)
フロートリグ専用モデルは、アジング用なのでティップ部分は繊細に作られていてアジのアタリを取り、かける分には問題ないのですが、よほど大きいアジでない限り、アジをかけた後が完全にオーバーパワーな所が問題です。
その点「MGH900-6S」は元々がジグ単や軽量プラグを想定して作られているロッドなので長いながら「ライトルアーロッド感」がちゃんとありますよ。
フロートリグ用ロッドはサブロッドとして持っておきたい方
フロートリグ用のロッドは当然ロングロッドなので2ピースにしても結構長いです。
普段からフロートリグメインなら基本的にロッドを組み立てた状態のままなのでいいと思いますが、フロートリグは普段使わず、必要になった時に取り出す事が多い方なら、パックロッドである「MGH900-6S」はオススメです。
こんな方は違うロッドを選びましょう
超軽量なロッドを求めている方
「MGH900-6S」はパックロッドで約130gあります。
2ピース仕様のハイエンドモデルのロッドと比べると重たいです。
なので、超軽量ロッドいい方は2ピースのハイエンドのフロートリグ用のロッドを選びましょう。
超高感度なロッドがいい方
「MGH900-6S」は普通にアジやメバルのアタリを取れるくらいの感度はありますが、ティップ~ベリー部分をしなやかに作っているので、「超高感度」なロッドではないです。
その代わり、しなやかに曲がるのでアジの引きを楽しめたり、バラシが少ないといった特徴がありますよ。
あとガチガチに固くないので、ロングロッドながらライトゲーム用ロッドらしさが残っています。(フロート用のロッドは固いのでライトエギングロッドぽさがどうしてもあります。)
ただ、ファーストテーパーのロッドの方が感度が出るのは確かでその様なロッドと比べると「MGH900-6S」は感度は劣ります。
「超高感度なロッド」を求めるなら、このロッドではなく、ファーストテーパーの高感度ロッドを選ぶといいですよ。
20g以上のフロートをメインで使用する方
「MGH900-6S」は20gのフロートでもキャストは可能ですが、20gのフロートだとオーバーパワーなのでしっかりと振りぬいてのキャストは難しいです。
なのでメインが10~15gのフロートリグを使う方ならオススメできますが、20g以上のフロートがメインならフロート専用のロッドを選んだ方が飛距離も伸びていいと思います。
アジングフロートロッド選びの参考になれば嬉しいです
以上がアジング用のフロートリグにぴったりなロッド「MGH900-6S」の紹介でした。
あなたにピッタリなアジングフロートロッド選びの参考になったのなら嬉しいです。