2019年7月24日、福井県越前方面へルアーでのアコウ(キジハタ)釣りへ行ってきました。
数日前まで雨がかなり降っていた様で水温低下と濁りのダブルパンチ!ですがなんとか数は少ないながら本命のアコウを釣り上げる事が出来ました。
当日のアコウ釣行の様子
にごり・低水温時のアコウ攻略方法
2019年アコウの爆釣シーズンはいつ頃なのか?
当日のヒットルアー等の紹介
についてお伝えしますね。
いつもの敦賀、ではなくて越前までプチ遠征
いつもは敦賀方面によくアコウ釣りに行くのですが、『たまにはちょっと新規開拓を・・・』という事で、今回は越前方面までプチ遠征しました。午前5時前に越前方面にあるお目当てのポイントに到着。
ゴムボートを使って沖テトラへ渡ります。
水温は約23.8度
沖テトラに渡って水温を測定してみると約23.8度。7月下旬とは思えない低水温です。
まずはマナティー60のレッドヘッドでチェック!
まずは【マナティー60 レッドヘッドカラー】でチェックしていきます。マナティー60はアコウがとてもよく釣れるワームで、私は10年くらい愛用していますよ。
ガシラがあきない程度にヒット!
このポイントは岸から見た感じと違い、足元からかなり深い。(多分足元の水深が4~5mくらいある。)岸際にある沖テトラとしてはこんな地形は今まで経験がありません。
しかも『ここは本当に日本海??』というくらい潮が動いています。まるで数キロくらい沖にある沖磯みたいな雰囲気に戸惑いつつも、丁寧にマナティーをダートさせていると、『コンコンッ!』というバイトと共にガシラがヒット!
入れ食いという感じではありませんが、飽きない程度にガシラがヒットしていきます。
友人がアコウを釣り上げる!
ガシラの『コツコツッ!』といったアタリだけでなく、時々アコウらしい『ガツガツッ!!』といったバイトは多数でていたのですが、これが合わせるとスッポ抜け、送り込むとワームを離す、という感じ。
この数日の雨で海も緑色のにごりが入っていて、その事もありアコウの活性が低い様子です。
が、ここで遂に友人がこの日初のアコウをゲット!やはり友人もアコウのショートバイトに悩まさせていた様子で、そんな中での貴重な1匹となりました。
水が濁っているので【オレンジカラー】を選択すると釣れるペースがアップ!
バイトが減ってきたのと、水が濁っているので濁りに強いカラー【サンセットオレンジ】のマナティー60に変更。
すると今までよりずっとバイトの数が増えました。やっぱり濁りにオレンジは効きますね。
やっと今年初アコウをゲット!
釣り続ける事約1時間30分、無数のガシラを釣り上げた末、遂に今年初アコウを釣り上げる事に成功!
ちょっとカワイイサイズですが嬉しかったです。
その後はメタルジグでガシラが爆釣!
一通りマナティー60でチェックし終わったので今度はマナティー60で届かない範囲を根魚用メタルジグを使って探っていくと次々にガシラがヒット!
竿抜けポイントという事もありますが、それ以上にメタルジグのカラーとアクションが合っている感じでした。
友人が足元で良型のアコウをゲット!
釣り開始から3時間、ここで遂に友人が良型のアコウ(約30センチ)をゲット!
『足元を丁寧に探っていたら釣れました!』
との事。使っていたルアーはマナティー60のクロキンカラー。周辺にいるカニに合わせてこのカラーにしたとの事。いやあ、流石です。
試作のブレード付きメタルジグにアコウがヒット!
友人がアコウを釣った時点で午前9時。流石にガシラのバイトもほとんどなくなり、ここで私は試作のブレード付きメタルジグのアクションチェックを始めていました。
すると、なんとその試作のブレード付きメタルジグを足元で動きをチェックしているとアコウがいきなりテトラの間から出てきてびっくり!
最初のバイトではミスバイトでヒットせず、『まあ、まぐれでしょ。』とさらにチェックを続けていると、再び水面近くまで襲いかかってきて今度はヒット!
なんと試作のブレード付きメタルジグで本日最大サイズのアコウを釣る事が出来ました。
ブレード部分にガッツリ!
もう他のルアーではまったく反応がなくなっていたのでびっくり!この日の一番のアタリルアーはブレード系ルアーだったかもしれません。
友人が記念にアコウの写真を撮ってくれました
友人が記念に写真を撮ってくれました。大きさは32センチくらい。でも長さ以上に大きく見える、立派な体高のいいアコウでした。
7月下旬福井越前アコウ(キジハタ)ルアー釣行釣果
・アコウ 21~32センチくらい 2匹
・ガシラ 16~23センチくらい 40匹くらい
友人の釣果
・アコウ 27~30センチ 3匹
・ガシラ 多数
7月下旬福井越前アコウ(キジハタ)ルアー釣行まとめ
低水温時はアコウにこだわらず【ガシラ釣り】を楽しもう!
福井方面ではだいたい7月上旬くらいからアコウが岸側に寄ってきてシーズンするのですが、この日の水温は雨の影響もあり約23.8度とこの時期にしてはかなり低め。
福井方面のアコウが本格的に釣れだすのは水温が25度を超えてから。逆に水温が25度以下の時は【ガシラ(カサゴ)】が岸側に寄っていてイージーに釣れる事が多いです。
たくさんのガシラを釣る内にアコウも混ざってくれたりするので、低水温の時はアコウ、アコウと頑張りすぎずに素直にその時釣れる【ガシラ釣り】を楽しむのもアリですよ。
濁りにはやっぱりオレンジ系カラーが効く!
この日は雨の後という事もあって水は薄緑色に濁っている状態。こういう濁りが入っている時は膨張系カラーである【オレンジ】が効く事が多いです。
この日もレッドヘッドとカラーをローテーションしましたが、ヒットが多かったのは【サンセットオレンジ】のマナティー60でした。
ついでに夏の日本海側のアコウ釣りでは【マナティー60】がとてもよく効きますよ。
マナティー60サンセットオレンジカラーが釣れる理由についてはこちら
アコウの活性が低い時は際を攻める
当日の様にアコウの活性が低く、沖の岩場等を攻めても釣れない時は、防波堤なら防波堤の際、今回の様なテトラ帯でしたら【テトラ際】を丹念に探っていくといいですよ。
活性が低い時は沖まで出ずにテトラの中や防波堤の際でアコウもじっとしている事が多いです。なので、そんな時はテトラ際を丁寧に攻めていくといいでしょう。
テトラ際や防波堤の際の場合カニがメインベイトの可能性が高いので、カニを模したルアーを使うといいですよ。テトラ帯だったらカニに近い色のクロキンマナティー60を使ってダートでアピールしつつテトラの穴をチェック。防波堤の場合はそのまま落とし込めるので【パワークラブ(M)】を使ったルアーの落とし込みが有効です。
マナティー60のクロキンカラーが釣れる理由について詳しくはこちら
マナティーで一通り探ったらメタルジグで竿抜けポイントを狙う
マナティー60で一通りポイントをチェックしたら、次はメタルジグの出番です。マナティー60で届かない場所をメタルジグで狙うとさらに釣る事が出来ます。
7g前後の根魚専用メタルジグだとワームより一回り小さくてワームを使うより根がかりが少ないです。ただ、メタルジグはマナティー60より広範囲をチェック出来ないので、マナティー60で届く場所は基本マナティー60を使っていきましょう。
どうしても釣れない時はブレード系ルアーを使うと釣れるかも?
今回最後に仕留めた良型のアコウは、試作のブレード付きメタルジグでした。
この時間、他のルアーではまったく反応が無い中2回もバイトしに来たので、釣れない時はダメ元ですスピンテールジグなどのキラキラ光るブレード系ルアーを使うと釣れるかも知れませんよ。
2019年福井エリアのアコウ爆釣シーズンインはいつか?の考察
2019年は2018年以上に海水温が低く、また友人がゴムボートで少し沖でアコウが釣れた、という話もしてくれました。
この2つの事と過去10年くらいのアコウ釣行の釣れ方を考えると、今年のアコウの本格的な接岸は恐らくあと2週間後程後ではないか?と思われます。
週末に釣りに行く事を考えると8月3日(土)、4日(日)くらいがチャンスとなりそうですよ。私の今までの経験だと、一度たくさんのアコウが入った後はその後減少していく一方なので、接岸直後が一番爆釣確率が高いです。(たまに例外もありますが・・・)
あと海水温が低い年はアコウがあまり釣れない事が多いので、より釣れる時期を選ぶ事が重要となります。しっかりアコウが釣れる時期を選んで爆釣して下さいね。
7月下旬福井越前アコウ(キジハタ)ルアー釣行ヒットルアー等
マナティー60 サンセットオレンジ
今回のアコウ釣りで活躍したマナティー60です。とはいっても今回ほとんど釣ったのはガシラでしたが。
今回レッドヘッドと交互に使っていましたが、サンセットオレンジの方がよく釣れました。やっぱり濁りがある時はオレンジは釣れますね。濁っている時以外にも特殊なケースで出番が来たりするので、1セットは持っておくといいですよ。
マナティー60 サンセットオレンジの特殊なケースの詳しい説明はこちら
ネオメタルジグ根魚カスタム 7g
アコウ・ガシラ釣り専用のメタルジグです。フックが絡みにくいリア重心となっている事と、根がかりしにくくヒット率が高い地獄針仕様となっているのがポイントです。
長靴より蒸れなくて快適な防水透湿靴下
最近愛用している防水透湿靴下です。今回使用しているタイプはひざ下まであるので長靴代わりに使用する事が可能です。
真夏に長靴だとすごく暑いですし、かといってサンダル等だとテトラや地磯では危険。防水透湿靴下だと、靴下でしっかり足を守る事が出来ますし、透湿素材なので蒸れる事なく快適に釣りする事が出来ますよ。
ウェーディングシューズ
防水透湿靴下を使用する際には水に使っても大丈夫な靴が別途必要です。今回は足場の悪いテトラ周りをメインに攻めたのでフェルトスパイクのウェーディングシューズを使用しました。
テトラや地磯でのルアーフィッシングで嬉しいコンパクトなショルダーバッグ
元々自転車用のフロントバッグですが、これがコンパクトでライトルアーゲームにベストマッチ!ワーム数袋と小型のルアーケース1~2個、少々小物が入ります。大きいルアーバッグはたくさんあるのですが、これだけコンパクトなルアーバッグはほとんどありません。
上の画像は今回のアコウ釣りの際、このショルダーバッグに入れていた道具一覧です。これだけ入れると結構ギリギリですがこのくらいは入りますよ。ネットと偏光グラスはバッグの外側に着けています。後ろに3箇所のベルトがあるので、ちょっとした追加の荷物なら外側にも追加出来るのもいい所です。
又、フタ部分はマジックテープで止めるだけなのでルアー交換も楽に素早くできますよ。足場が悪いテトラ帯でのラン&ガンの多いアコウ釣りで小さいバッグは動きやすくて嬉しい限りです。
アコウ釣りにピッタリなコンパクトなショルダーバッグについて詳しくはこちら