2020年11月21日から22日にかけて兵庫県姫路市にある離島、坊勢島へメバリング・アジングに行ってきました。
日中は延べ竿でデイメバリング、夕方から翌日朝まではアジングの2本立て釣行です。今回はデイメバリング後の【アジング】についてです。
当日の坊勢島アジングの様子
見逃すとボウズになる?アジが釣れなくなるサインの見方
晩秋アジングに有効な釣り方とヒットルアー
についてお伝えしますね。
延べ竿デイメバリングの後はお昼ごはん
延べ竿デイメバリングが終わった後は、夕方から始まるアジングに備えてお昼ごはんを食べる事に。持参してきた加熱袋と缶詰、パックご飯を用意します。
加熱袋に缶詰やごはんを入れる
【携帯用あたためキット L】という加熱袋の中に加熱材を入れてから、缶詰・パックご飯・缶の甘酒を入れて、最後に水(130ml)を入れて封を閉じたらあとは15分くらい待ったら食材が熱々になる、と事です。
封を閉じた後は、蒸気穴から『ぷしゅ~』とでている蒸気を見ながら15分程待ってみます。
無事に食材が熱々になりました
『本当に熱々になるのかな?』と半信半疑でしたが15分後、無事に食材が熱々になりました。パックご飯もちゃんと炊けている状態で、缶の甘酒も熱々です。
外で熱々のご飯を食べる事が出来るのは本当ありがたいですね。
漁港や防波堤では火(バーナー)を使うのは条例等で禁止されている所が多いですが、加熱袋なら火を使わないのでどこでも安心して使用できるのが嬉しいです。
ワンタッチテントとエアーマットの動作確認
坊勢島釣行の際は民宿を予約して泊まる事が多かったですが、釣り終わるのが深夜となる事が多く、宿での滞在時間が数時間、という事が多いので最近では宿をとらない事が多くなりました。
僕の場合だいたい釣り終わるのが午前1時~2時くらいとなる事が多く、その後は仮眠といきたいんですが晩秋の夜はとても冷えます。風なんか吹いていると防寒具を着込んでも寒いものは寒いので、冷たい風を防ぐ為、今回ワンタッチテントを購入。
色々チェックしてみた結果、メタックスのワンタッチテントにしました。実際に開くと本当に袋から出したら10秒くらいで開くのですごく楽です。
後片付けも1~2分で袋に畳んで入れる事ができました。今回のアジング釣行で使用しましたがちゃんと風を防いでくれて快適に仮眠する事ができましたよ。
エアーマットはテントより大事かも
晩秋の夜釣りで仮眠する時、何が辛いか?といえば【地面が冷たい事】です。風は防寒具にホッカイロをつけたりしたらある程度なんとかなりますが、そのまま防波堤に腰かけて仮眠しようとすると地面からの冷気が背中に伝わって超寒い・・・。
最悪テントはなくてもエアーマットさえあれば仮眠可能と思うので、最低エアーマットは準備しておく事を本当にオススメします。
夕方アジングポイントに到着
夕方16時頃に今回最初のアジングポイントに到着。3gのキャロライナリグでアジングを開始しますが、夕マヅメとなってもまったく釣れず。このアジング最盛期のシーズンに、
『もしかして・・・ボウズ?』
とドキドキしてきました。
19時頃からアジが釣れ始める
19時前くらいまで沈黙が続いたので、最終兵器の【熟成アクア 活アジストレート】を投入。切り札を使ったからか、19時頃からアジがポツポツと釣れだします。
アジが釣れなくなったのでメバルを狙ってみる
しばらくいいペースでアジが釣れ続いたものの、40分程経過すると再び沈黙。アタリがなくて暇なので、浅場の石積周辺をジグヘッド+熟成アクア 活アジストレートを使ってちょっとメバリング。
3~4匹サクサクっとメバルを釣るものの、メバルの方もすぐに沈黙。なので再びアジングに戻ります。
アジングでガシラ(カサゴ)が釣れだすとやばい
その後アジングを再開しますが、引き続き沈黙。そして時々ヒットしてくるのはガシラ(カサゴ)のみ。
アジングしていてガシラが釣れだすとだいたい終了の合図です。その理由は基本的にガシラは底にいて、底に着底するまでアジが食ってこないから、です。
アジは20UPの良型は底付近にいる事も多いですが、底にいる場合もアジは群れでいるので、アジが先に食ってきて、通常ガシラは釣れないんです。
アジングしていてガシラが釣れだしたらそのポイントは一旦終了。時間を空けるかポイント移動した方がいいです。
なので、20時40分くらいにポイント移動。潮があまり動いていない感じだったので、坊勢島で一番潮が効くポイントへ移動です。
坊勢島で一番潮が効くポイントに到着
島の反対側まで移動しましたが、自動車だったので10分程で移動出来ました。坊勢島で一番潮が効くポイントだけあって、このポイントはいつもアジングしている人が数多くいますが、防波堤がとても長いので、だいたい釣り出来るスペースがあるのがありがたいです。
まずは釣具を持たずに防波堤の端から端まで歩きつつ、アジングしている釣り人に話を聞いていきます。
防波堤を歩いている間にもアジを釣っているのを何回も見る事ができ、どうやらこのポイントは正解みたい。アジングしている釣り人に聞いた話を総合すると、防波堤の先端よりも根本でアジが釣れている様子なので、防波堤の根本付近で空いている場所に入りアジングを始めます。
まずはジグヘッド単体でアジが連続ヒット
風があまり吹いておらず、潮も動いていない状態。時折アジっぽいライズもみられるので、まずは表層~中層を攻めやすい1.5gのジグヘッドでアジング開始。
すると早速アジがヒット!入れ食いまでとはいきませんが、飽きないペースでアジが釣れ続けます。
潮・風が強くなってきたのでキャロライナリグに変更すると入れ食いに!
潮・風が強くなってきてジグヘッド単体ではレンジキープがしんどくなってきたので、3gのキャロライナリグに変更。
アジのレンジがコロコロ変わるので、最初はあまり釣れませんでしたが、着水直後からカーブフォールでゆっくり底まで落とす、いうパターンで連続ヒット!
表層~底まで全ての層をカーブフォールでチェック。アジがヒットした後は、ヒットしたレンジを集中して攻めて、当たりが無くなったら再び着水直後からカーブフォール、という釣り方がハマりました。
その後、ウエイトを3gから4gに変更。シンカーを重くしてもアジの食いは変わらず、カーブフォールがしっかり出来るようになった事が功を奏し、さらに釣れる様に。ほとんど1投1匹状態となりまりた。
午前0時過ぎには十分な数のアジを釣ったので、アジングを終了して記念撮影する事に。
記念撮影後にアジング第2戦が始まりました
釣ったアジを並べて記念撮影を撮っていると、隣でアジングしていた釣り人が話しかけてきてくれました。ポイントに到着した時に、アジが釣れている事を丁寧に教えてくれたアジングしている一行さんです。
そのアジング一行さんが『アジング初挑戦なんです。すごく釣っていましたが釣り方のコツとかありますか?』
といった旨の事を聞いてきたので、口だけで説明するより、釣りながら説明した方が早いかな?と思い再びアジング再開。
アジを釣りながら教えると、少しずつアジが釣れるようになってくれました。話をさらに聞くと、あまりアジを釣っていなくて大きいクーラーはまだスカスカとの事。
これは『せっかく釣れている事を教えてくれたんだから恩返ししないと。』と勝手に思い、この釣り人一行さんのクーラーをいっぱいにする為に本格的にアジング再開。
ここからアジング第2戦が始まりました。
2時間ほどアジを釣って釣って釣りまくって終了
既に釣りブログ用の画像・動画は十分収めていたので、ここからはひたすら画像や動画の事を気にせずに、マシーンの様にアジを釣りまくりました。そして無事に2時間くらいでアジング一行さんが満足できるくらいの数のアジを釣る事に成功。
こうして午前2時30分には、ワンタッチテントの中にエアーマットを敷いて寝て、翌朝一番のフェリーで帰路に着いたのでした。
11月下旬坊勢島アジング釣果
・アジ 18~26センチくらい 70匹くらい
・メバル 16~18センチくらい 4匹
・ガシラ(カサゴ) 16~20センチくらい 4匹
ガシラ(カサゴ)が連続で釣れたらポイント移動のサイン
ガシラ(カサゴ)が連続で釣れたらそれはポイント移動のサインです。ガシラは根魚。底で釣れる魚で、さらに潮が止まっていても釣れる魚なんですね。
アジがそこに居て、潮が動いていて食ってくる状況なら、ガシラよりアジの方が先に食ってきます。なのでガシラ連続で釣れだしたら、アジが居ない、もしくは潮が止まってアジの活性が下がり食わない状況になった可能性が非常に大きいです。
なので、ガシラが連続で釣れてくる様なら、他のポイントに移動するといいですよ。
晩秋のアジングでは【キャロライナリグ】は必須
今回のアジング釣行では、比較的浅い水深でアジが釣れてくれる状況が多かったですが、それでも水面直下という状況はほとんどなかったです。
水温が下がってくる晩秋~初冬はアジが底付近で釣れる事が多くなります。そうなるとジグヘッド単体では釣りにならない事が多いので、キャロライナリグが必須、です。
晩秋~初冬のアジングではキャロライナリグをメインに補えない場面だけジグヘッド単体、と使い分けるといいですよ。2タックル持っていくのがしんどいなら、キャロライナリグのタックルだけでいいでしょう。
11月下旬坊勢島アジングヒットルアー等
熟成アクア活アジストレート
アジングで釣れない時の最終兵器的ワームです。ただワームの耐久力が低く次々ワームが無くなるので、普通に釣れる時は通常のワームを使った方がいいです。ただこのワームでしか釣れない状況があるのは確か。ボウズ逃れにも超役立ってくれるのでアジングするならとりあえず1~2袋は持っておく事をオススメします。
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