2023年3月30日の夕方から31日の朝にかけて「坊勢島」にてアジング・メバリングしてきました。
低水温・低活性の状況でアジが爆釣したヒットパターン
坊勢島の「春アジング」開幕と今後の予想
坊勢島のメバルが釣れない理由の考察
についてお伝えしますね。
姫路港にて「坊勢島行きの切符」を購入
坊勢島に行くには「姫路港」にて「坊勢島行きのフェリー」の乗る必要がありますよ。なので、姫路港にある券売機にて「坊勢島行きの切符」を購入。
切符を購入した後に、自動車にある荷物をまとめて、フェリーが止まっている船着き場へ向かいます。
「坊勢島行き」のフェリーについて詳しくは「坊勢輝汽船」の公式HPへ
フェリーに乗り込み坊勢島へ出発!
船着き場で切符を渡してフェリーに乗り込み、坊勢島へ出発!です。
坊勢島に到着
16時40分頃、坊勢島に到着。予約していたレンタカーに乗り込み、坊勢島の各ポイントのチェックに向かいます。
坊勢島のレンタカーについては「過去の釣行日記」にて詳しくお伝えしているので、気になる方はそちらを読んで下さいね。
坊勢島の各ポイントをチェック
レンタカーで坊勢島の各ポイントをチェックしていきます。この時期になると坊勢島では見えメバルの群れが見られる事も多いですが、メバルの姿を見かけたのは船着き場周辺のポイントのみでした。
海水温は約11.4度
海水温は約11.4度。前回の3月上旬の坊勢島釣行の時の様に平均水温が6~7度という事では無くなり、かなり水温が上昇しています。
メバリングするにはいい感じの水温ですが、アジングするにはかなりの低水温。メインはメバリングで考えているので、状況はまあまあ良さそうです。
通称「体育館裏」のポイントでライズ発見!
各ポイントをチェックし、最後に通称「体育館裏」のポイントに到着すると、魚の種類は分かりませんが、ライズしているのを発見!
急いでルアー釣りの準備をします。
ライズの魚の正体は「サバ」でした
「ジグヘッド+フィードワーム釣れ釣れグリーン2インチ」を使いライズの中にキャスト、キャスト!
何回もバイトあるのに、なかなか乗らない…。が、数キャスト目で遂にヒット!釣り上げるとライズの正体は「サバ」でした。
「ジグヘッド+フィードワーム釣れ釣れグリーン2インチ」私がいつも愛用しているメバリング用のストレート系ワームです。グリーンコアショットとなっていて、ラメも無いナチュラルカラーなので、常夜灯下やデイゲームで良く釣れるワームとなっています。
日が暮れるとアジがヒット!
その後、日が暮れると共にサバのライズは収まり、ここからが釣り本番!
ジグヘッド+ワームを装着し、メバル狙いで表層をスローリトリーブしているとヒット!
が、釣れたのはメバルではなく「アジ」でした。
アジ狙いの為ポイント移動
その後表層のスローリトリーブを繰り返すもメバルは釣れないので、「今日はアジ狙いにした方がいいかも?」と思い、狙いをメバルからアジに変更。
アジにとっては低い水温なの、でアジが溜まりやすく水温が上昇しやすいポイントに移動し、釣り再開です。
アジが釣れ始める
ポイントに到着し、海面を見た所、特にライズ等は起こっていない様子なので、中層~底付近を狙います。
使用するジグヘッドはタングステンジグヘッドの「ジャコヘッドTG ミクロ 2.0g」を選択。
合わせるワームは、アジングでは超定番の「レインズ アジアダー」を選び釣り開始です。
ルアーをキャストして底付近を探っていくと、ロッドティップが少しだけ曲がり、「これはアタリ?」と恐る恐る合わせるとヒット!このパターンでアジが釣れ始めます。
タングステンジグヘッドの中でも「ジャコヘッドTG ミクロ」は最小クラスの#12フック。小型のメバル・アジでも問題なくかける事が可能となっています。
オープンゲイブではないので、アジだけではなく、幅広い魚種に使用可能なのがポイント高いです。
私はアジ以外にメバルやカサゴ(ガシラ)を同じジグヘッドで狙う事が多いので、凡庸性の高い「ジャコヘッドTG ミクロ」をよく使っています。
アジング・メバリングでよく釣れるレインズのアジアダーですが、今回使用していたカラーは「コアショットカラー」です。(今回主に「コアチャート」を使用)
コアショットカラーはよく釣れるカラーなのでカラーローテーションの中に入れるといいですよ。
ヒットパターンを見つけ次々アジを釣り上げる
底までジグヘッドを落としてゆっくりカーブフォールさせると、「少しだけロッドティップに重みが乗るアタリがでる。」というパターンで次々にアジがヒット!
平均サイズは18~21センチくらいですが、時折23センチくらいの大きいサイズも釣れて、楽しませてくれます。
「熟成アクア 活アジストレート」を使いさらに釣れるペースがUP!
アジはいいペースで釣ってはいたのですが、アタリが小さく、ショートバイトも多くなかなかフッキングせず。
よりアジに食い込ませる為「熟成アクア 活アジストレート」を使用して釣り再開!
すると、アタリが大きくなり、ショートバイトも減り、今までよりさらに釣れるペースがUP!
1投1匹ペースになりアジングには満足したので、21時頃からはメバリングをする事にしました。
アジング・メバリングで最も釣れるワームといっていい【熟成アクア活アジストレート2.3インチ】です。汁系ワームはアジングでの効果は絶大。食込みが悪い時に使うと「正に効果てきめん!」ですよ。
ガルプやエコギア熟成アクア等のいわゆる【汁系ワーム】は本当よく釣れますが、【液漏れ】するのが玉に傷。なので専用容器も紹介しています。
コンパクトに収納できる・ワームを取り出す時もあまり汚れない、容器なのでオススメです。
【ガルプ・エコギアアクア用コンパクト容器セット】について詳しくはこちら
メバリングの方は1匹しか釣れず撃沈
アジングの後、約2時間メバリングを頑張りましたが、釣れたのは上の画像のメバル1匹のみ…。あまりの厳しさにメバリングを断念し、再びアジングポイントに戻ったのでした。
深夜になってもアジは釣れ続いてくれました
アジングポイントに戻った頃には23時を超えていて、「深夜だからアジが釣れなくなっているかも…」と思いつつアジング再開。
幸いアジは引き続き釣れてくれて、メバリングで傷付いた心の傷を癒してくれました(笑)
十分にアジを釣ったので満足して釣り終了
その後、時々カサゴも釣りつつ、まだまだアジは釣れ続いていましたが、午前1時頃には完全に満足して釣り終了。
翌朝、帰路に着いたのでした。
3月下旬坊勢島アジングの釣果
・アジ 18~23センチくらい 60匹程
・メバル 19センチくらい 1匹
坊勢島の「春アジング」開幕と今後の予想
これだけ数が釣れてくれたので、とりあえず坊勢島の「春アジング開幕!」ですね。
3月下旬で水温も11度程しかないので、日没直後のいわゆる「マズメ効果」がある時以外釣れる水深はほとんど底でした。
坊勢島のほぼ全域のポイントで釣りをしましたが、よく釣れたポイントは1箇所で、他のポイントでは釣れても1~2匹。今回釣れるポイントを見つけたから良かったですが、下手するとボウズもありえましたね…。
釣れるアジのアタリも小さく、なかなか食い込まない状況がずっと続いたので、島全体でアジがイージーに釣れ始める本格シーズンインにはまだ2~3週間ぐらいかかりそうです。
ここ2年程、坊勢島の春アジングは、産卵絡みの大型アジの群れ(23~28cmくらい)が4月上旬~中旬頃に入ってくるものの、すぐに抜けてしまって秋まで釣れない…。といった状況となっていました。
今年のアジのサイズは一回り小さいです。(18~23cmくらい)
アジが以前より小さい理由ですが、産卵絡みで来た別のアジの群れではなく、去年の秋よく釣れていた16~20cmの居着きのアジが越冬してそれが成長して釣れているのでは?と考えています。
もしそうなら、産卵絡みでないアジが釣れている状態なので、すぐに抜ける事もなく、このまま初冬まで釣れ続いてくれるパターンになる可能性が高そうです。
これから6月にかけて小アジが成長して釣れるサイズ(14~17cm)となってくるので、ゴールデンウィーク明け~初夏にかけて非常に数釣りしやすくなるのではないでしょうか。
さらに産卵絡みの大型の群れまで入ってきたら大フィーバーになるかも?なんて。坊勢島アジングの今後が楽しみです。
坊勢島のメバルが釣れない理由を考察
アジングが好調なのに対して、坊勢島のメバルは不調でした。活性がどうのこうの、ではなくとにかくメバルの総数が少ない、といった印象です。
坊勢島は昔からメバリングで数釣れるポイントで有名ですが、去年の冬くらいから非常に魚影が薄くなっています。
原因ははっきりとは不明ですが、ここ数年メバリングメインの釣り人は少ないものの、アジングで坊勢島に来る釣り人が急増しており、メバリングのポイントもアジングのポイント、使うルアーもかなり被る事から、アジングをしている釣り人によってメバルがたくさん釣られて、釣れなくなってきているのかも?と思いました。
この記事を書いているのは4月下旬で、その間に同じ家嶋諸島の「西島」へメバリングに行ってきたのですが、「西島」では厳しい状況ながらもメバルの数釣りが楽しめたので、割と当たっているのでは?と思っています。
ただ、3月上旬坊勢島メバリングの時には坊勢島でもメバルが数釣れていたので、今年の春は冷え込みが少なく比較的高い水温が続いた為、例年より早くメバルが沖に行ってしまったのかもしれません。
どちらにしてもここ数年、坊勢島ではメバルが釣りにくくなっているのは間違いないので、メバリングで坊勢島に来る方はアジングの準備も保険でしておいた方が良さそうです。
3月下旬坊勢島アジングで使用したロッド・ライン
フエルコ MGH900-6S
【フエルコ MGH900-6S】は、『防波堤や漁港こそ、足場が高いからロングロッドが必要なのでは?』とのコンセプトでフエルコさんに作って頂いた、9フィート、ソリッドティップのメバリング・アジング用パックロッド。
感度と操作感を損なわないギリギリまでロッドを柔らかくし、レギュラーサイズのメバルやアジでもロッドがしっかり曲がり、引きを楽しめるロッドに仕上がりました。
ロッドが長いので、風が強く水面までロッドティップを近づけたい時や、スローリトリーブさせているルアーを岸壁際まで浮かしたくない時に有効なロッドとなっています。
又、パックロッドで(仕舞寸法50.4cm)ロングロッドながら持ち運びしやすいのも良い点です。
クレハ シーガー R-18フロロリミテッド 100m 2.5lb
今回使用していたラインは「R-18 フロロリミテッド 2.5lb」でした。アジングではエステルラインの感度が良い事もありよく使われていますが、私はリーダーを結ぶのが面倒な事から、アジングでもフロロカーボンラインを使用する率が高いです。
「R-18 フロロリミテッド 」はフロロカーボンラインの中ではしなやかで、ライントラブルが少ないので、値段は高めですが初心者にもオススメです。
アジングが快適になる「ゆびタオル」の紹介
今回のアジングで使っていた「ゆびタオル」です。(2枚入り)
7cm×7cmと指を拭くのにぴったりなサイズ。さらに「今治タオル」を使用しているので、濡れた指をしっかりと拭きとれます。
ガルプやエコギアアクアの汁がついた時や、アジを持った指がちょっとヌルヌルした時は、このゆびタオルに「きゅきゅっ!」と指をこすればサッパリ!
値段が高いのが玉に傷、ですが持っていると快適にアジングが出来ますよ。