2020年10月31日から11月1日にかけて、和歌山の小浦一文字へタチウオ釣りに行ってきました。結果はルアー(ワーム)使った釣りで爆釣となりました。
当日のタチウオ爆釣釣行の様子
タチウオ爆釣のポイント・ルアー・ヒットパターン
についてお伝えしますね。
和歌山県の【小浦一文字】へ渡る為に浜吉丸へ
前回のタチウオ釣行では湯浅一文字でタチウオを爆釣してきましたが、今回は単独釣行という事もあり、1人でも沖防波堤に渡る事が出来る【小浦一文字】へ行ってきました。
いつもは照ちゃん渡船を使っているのですが、今回は浜吉丸さんを使ってみましたよ。
小浦一文字の赤灯台の前に大きな亀裂がありました
16時に渡船に乗って、10分程で小浦一文字に到着。
いつからかは分からないのですが、赤灯台の手前に大きな亀裂がありました。ちょっと渡る事ができないくらいの大きな亀裂で、近くの釣り人に『赤灯台の釣り場にはどう行くんですか?』と聞くと『渡船屋さんに赤灯台行きたい、と言ったら渡してくれますよ。』との事でした。
赤灯台付近は潮通しが良く、小浦一文字の一級ポイントなので、ここに行きたい方は先に渡船屋さんにその旨を伝えておくと良さそうです。通常の場所に降りた場合、赤灯台には行く事が出来ないので注意、ですね。
海水温は約19.8度
海水温は約19.8度。タチウオの適水温が約16~23度くらいみたいなので、概ね良さげな水温です。
夕マズメはタチウオ1匹も釣れず
夕マズメの時合を期待して、ワインドでタチウオを狙い続けますが、2回程アタリがあったのみでほとんど反応なし。1匹もタチウオを釣る事なく夕マズメが終了。
一番釣れやすい夕マズメでこの調子ですから、『この日のタチウオ釣りはボウズ?これから朝4時まで夜通しいないといけないのに、どうしよう?』と恐怖しながら釣りを続けます。
日が暮れてから遂に初タチウオを釣り上げる!
日が暮れてから約1時間・・・日が暮れたのでワインドからワームのテンヤ釣り(フラップ釣法)に変更しました。
『このままタチウオのアタリが無いまま一晩をここ過ごすの?』と恐怖しながら釣りを続けていると、待望のタチウオからのアタリが!
この日初タチウオを釣り上げる事に成功です。
その後はコンスタントにタチウオがヒット!
その後は夕マズメの沈黙が嘘に様にタチウオがヒット!飽きないくらいにヒットが続き、『一晩何もアタリがないまま釣り続けないといけないかも・・・』という恐怖から解放されて安心しました。
渡船の夜通し釣りの場合、釣れなくても帰れずに暇すぎるリスク、があるので釣れてくれて本当に良かったです。
23時頃に一旦タチウオ釣り終了
23時過ぎまでタチウオを釣り続け、20匹くらいゲット!とりあえず一旦タチウオ釣りをやめて記念撮影です。
沖向きの灯台付近のポイントが気になったのでチェックしてみると・・・
一通りタチウオを釣って満足したので、『違うポイントでもタチウオ釣りしてみよう。』と思い、内向きのポイントから外向きの灯台付近ポイントに移動。潮目があり、いかにも良さそうな所があったので、そこでワーム+テンヤをキャストすると一発でタチウオがヒット!さくっと1匹ゲットしました。
その後タチウオが入れ食い!
今までも飽きないくらいにタチウオがヒットしていましたが、外向きの潮目ポイントに移動してからはアタリ連発!1投1匹状態に。
タチウオ釣りはそれほど潮目とか関係ないのかも?と思っていましたが潮目等のポイントの変化によりたくさんのタチウオが着く、という事がはっきり分かりました。
その後朝4時に迎えの渡船が来てタチウオ釣り終了
その後もタチウオを釣り続け、午前2時過ぎには釣り終了。少し仮眠後に朝4時過ぎに迎えの渡船が来たので、ここでタチウオ釣り終了となりました。
10月末の和歌山小浦一文字ルアーでのタチウオ釣果
・タチウオ 指3~4本 40匹くらい
小浦一文字に渡れる2つの渡船紹介と夜釣り事情
小浦一文字は【照ちゃん渡船】と【浜吉丸】から渡る事が出来ます
小浦一文字は照ちゃん渡船と浜吉丸から渡船で渡る事が出来ます。どちらも愛想がよい渡船屋さんです。渡船の規模は照ちゃん渡船の方が大きいみたいで、船も大きめです。
夜釣りはどちらも【夜通し】のみ
夜釣りはどちらも半夜釣りはなくて、夜釣りするなら夜通し釣りのみとなります。夜通し釣りの場合、2名以上必要な渡船屋さんもありますが、照ちゃん渡船・浜吉丸共に1名からOKです。なかなか友人等と一緒に行けない事も多いので、1人でも夜通し釣りが出来るのは嬉しいです。
夜釣りの最終集合時刻が照ちゃん渡船が16:30、浜吉丸が16:00。(2020年10月31日時点)どちらの渡船も最長、翌日の12:00まで釣りする事が可能です。
最短で帰る場合は【翌朝の一番船】に乗って帰ります
私みたいにタチウオを釣ったら早々に帰りたい、なら翌朝の一番船に乗って帰る事になります。一番船は季節によって時間が変動するのですが、今回釣行に行った時は、照ちゃん渡船3:40頃、浜吉丸は4:10頃に一番船が来ていたので少しでも早く帰りたいなら照ちゃん渡船の方が良さそうです。
駐車場と船までの距離
照ちゃん渡船は駐車場と船の間が少し離れている事と、乗船する人が多いので手続きや乗船が少し面倒な事が多いです。
浜吉丸は駐車場と船の距離が近いので、準備や乗船は浜吉丸の方が楽ですね。あと浜吉丸は小さめの船で乗船人数が少な目なので、アットホーム感があります。
どちらも良い渡船屋さんなので、好みの渡船を選べばOK!
色々違いを書いてみましたが、大きな違いはなく、どちらも愛想もよく気持ちよく使える渡船屋さんな事は確かです。違いは小さいですが、よりあなた好みに近い渡船を選ぶといいですよ。
水深が深いタチウオ釣り場の夕マズメは難しい
私が知っている限り、水深が深いタチウオ釣り場は坊勢島と小浦一文字なんですが、どちらの釣り場も経験上夕マズメの釣りが難しいです。
坊勢島の水深が約15~20m、小浦一文字の水深が約20~30m程ありますが、底から表層までチェックするのに時間がかかり、短い時間でタチウオの棚を探し出すのが難しいです。
1シーズンに何回もポイントに通いこめるならタチウオがどの様な棚に移動していくのか?の傾向がつかめると思うのですが、私の様に毎年同じポイントに1~2回しか行かない釣り人の場合、非常に難しいです。
なので同じポイントに通いこむタチウオ釣り好きだったらいいのですが、『その時に釣れる魚を釣る』というスタイルなら、水深の深いタチウオポイントは夕マズメではなく、タチウオの棚が概ね表層に落ち着く夕マズメ後から釣り開始するのが良さそうです。
小浦一文字のタチウオ釣りは基本外向きが釣れる様です
小浦一文字の外海側は足場が高く、6mのタモですら届かない程です。内側は足場低く、とても釣りがしやすい事から内側でタチウオ釣りする方がほとんどと思いますが、小浦一文字では外向きの方がタチウオが釣れる事が多い様です。
私が釣った時もそうでしたし、当日タチウオ釣りしている複数の釣り人に声掛けしてお話を聞きましたが、やはりたくさん釣っている人は外向きだった、との事でした。もちろん、内側の釣れる状況の事もあると思いますが、基本は【外側の方がタチウオが釣れる】と思っていた方が良さそうです。
外側でタチウオ釣りする場合は、高い足場からの抜き上げとなります。今回最大サイズが指4本クラスまでだったので、通常のタチウオ釣りのライン(PE0.8~1.0号)くらいでも対応できましたが、タチウオのサイズが大きい事(指5本以上)に備えて通常よりラインが太いタックル(PE1.0~1.5号)も用意しておくと安心して外向きでタチウオ釣りが出来そうです。
当日の小浦一文字タチウオ釣りのヒットパターン
当日の小浦一文字のタチウオ釣りのヒットパターンですが、日が完全に落ちるまではほとんど釣れず、その後表層でヒットしました。
この日はスローリトリーブは良くなくて、細かいシャクリとフォールが良かったです。基本的に表層(水深1~2mくらい)で釣れました。
風が当たって波立っている時間帯はタチウオの釣れる棚が下がったので(水深2~6mくらい)風が当たり、アタリが遠のいたら使っているテンヤの重さを変えて対応しました。
・表層(1~2m)の時はテンヤの4.5~5.5gを使用する
・少し下の層を狙う時(2~6m)の時ははテンヤの6.5~14gを使用する
という事ですね。軽いテンヤでもカウントダウンを多めにして沈めたり、ゆっくり動かす事で、深い水深を攻める事は可能ですが、水の抵抗等が大きくなり、深くなるほどテンヤの動きが遅くなります。
ルアー(ワーム)の場合、餌と違ってタチウオを釣る為には、最低限のフォールスピードが必要で、フォールが遅すぎるとタチウオに見切られ、軽いテンヤだとアタリが減ります。なので、水深によってテンヤの重さを使い分けるといいですよ。
ドジョウと同じくらい釣れるワームとリグの紹介
私はルアー(ワーム)でタチウオを釣っているのですが、ワームを使っていて、いつも悔しかったのが、【ドジョウ(えさ)】にどうしても負けていた事。タチウオが高活性な場合は大きな差とはならないのですが、活性が低いと、その差は大きいです。
ですが、数年色々なワームを試した結果、ドジョウに匹敵するワームを見つけました。そのワームは【熟成アクア リングマックス3.8インチ】です。以前のタチウオ釣行でも、違う友人にドジョウで釣りをしてもらって釣れ方の比較をしていますが、やはり同等くらい釣れています。
オススメのリグ(タッチポン陸)
今回ワームでのタチウオ釣りで使用したテンヤは【タッチポン陸】です。テンヤのバランスが中央付近にあるので、巻くのを止めても平行姿勢を保ってくれる事と、最軽量だと4.5gまであるのが他のテンヤと違う点です。
ワンタッチ機構でワイヤーを巻かなくていいので、ワームの交換が楽で針先もとても鋭いのも良い点です。ちょっと値段は高いですが、その分他のテンヤより良い点が多い、というか欠点が見当たらないテンヤです。
より良い釣果を求めるなら本当オススメのテンヤですよ。
タチウオのテンヤ釣りに最適なロッド
ソリッドティップタイプの9.6Fのロッドです。なかなか9.6Fのソリッドティップのロッドはなく、本当貴重なロッドですね。ティップは繊細、バットは強く、指4本のタチウオでも十分に抜き上げる事が出来ました。ルアーウエイトが2~15gで丁度テンヤ釣りにぴったりの重さです。タチウオは繊細なアタリも多いので、あると本当タチウオのテンヤ釣りが楽になりますよ。