2022年10月6日の夕方から7日の早朝にかけて、和歌山にある沖防波堤【小浦一文字】へ友人と共にタチウオ釣行に行ってきました。
私はルアー(ワーム)、友人はエサ(キビナゴ)でタチウオを狙いましたよ。
結果は爆釣!とはいきませんでしたが、それなりにタチウオが釣れてくれました。
当日の小浦一文字タチウオ釣行での状況・釣果・釣れた理由
ヒットルアーとそのルアーが釣れる理由
についてお伝えします。
今回のタチウオ釣行の釣り場【小浦一文字】の説明
今回のタチウオ釣行で選んだ釣り場は【小浦一文字】でした。和歌山沖にある防波堤です。和歌山エリアで数少ない防波堤で、夏はシイラが回遊してくる事でも有名な、関西屈指のポテンシャルのある沖防波堤です。
【小浦一文字】は渡船を使って行く事となります。【照ちゃん渡船】と【浜吉丸】のどちらでも渡る事が可能です。今回私と友人は、【浜吉丸】を使って小浦一文字に渡りました。
どちらも一人から夜通しの釣りで渡してもらえるので、単独釣行でも安心ですね。(※2022年10月時点・釣行前に電話等で必ず確認お願いします。)
当日の状況(海水温・天気・水質・タチウオの活性・タナ等)
当日の海水温
当日の海水温は約23.2度でした。
釣行時の天気・気温・風
タチウオ釣行時の天気は夕方から日付が変わるくらいまでは曇りで、その後は小雨が降ったり止んだりといった天気でした。
気温は気象庁の過去天気(和歌山市)からの引用となりますが、10月6日の日中の最高気温が22度、10月7日の最低気温が15.9度。
夜間はずっと雲に覆われていた事で放射冷却がなく、比較的暖かい夜となりました。
風は北東からの風があり、時折強く吹きましたが、釣りにならない程ではなかったです。
当日の水質
当日の水質は特に濁りもなく透明でキレイな海でした。
当日のタチウオの魚影・活性等
当日のタチウオの魚影ですが、あまり濃くは無かったです。日が沈んでからの時合(約1時間程)は良く釣れましたが、その後は時々小さい群れが周ってきた時にだけ、単発でポツポツと釣れる、といった感じでした。
ただ、タチウオの活性は高く、コツコツとあたるだけのアタリは少なく、しっかり食ってきて針がかりするバイトが多かったです。
当日のタチウオの平均サイズ
当日のタチウオの平均サイズは指3~3.5本くらいでした。
友人が1~2匹だけ指4本に近いサイズのタチウオを釣り上げていたので、大きいタチウオも数は少ないながらいるみたいでした。
小浦一文字でタチウオを釣っていたポイント
グーグルマップ
今回のタチウオ釣行では、小浦一文字の北側の端の方(一番端ではない)で終始釣りをしていました。沖側(四国側)の方も何度もチェックしましたが、沖側ではまったくタチウオは釣れず、この日は終始内海側(和歌山側)の方が釣れました。
※一文字の北端は渡してもらえるのですが、防波堤が崩れていて、独立した形となり、南側に移動できません。なので、今回は防波堤の南端まで移動可能な場所で降ろしてもらいましたよ。
小浦一文字でタチウオ釣行で釣れた魚と釣れた理由
最初に釣れたのは【オニカサゴ】
最初に魚をヒットさせたのテンヤ+キビナゴで釣りをしていた友人。釣れてきたのは【オニカサゴ】でした。
防波堤の際に落とすと、針の大きなテンヤでもアタリの数が多かったとの事で、タチウオ釣りの前に根魚用のルアータックルとルアーを持ってきておくと、暗くなってタチウオが釣れ始めるまでの間、楽しめるかも知れませんね。
タチウオがヒットしだしたのは日没後
タチウオがヒットしだしたのは日没後。日没後、ライトがないと見にくいくらいまで暗くなってくると、タチウオがヒットしました。
2020年にも小浦一文字にタチウオ釣行には行ったのですが、やはりこの時も夕マズメは良くなかったです。
非常に水深があるエリア(恐らく20mくらいの水深はあります。)なので、タチウオが底から浮いてくるのに時間がかかる為、『夕マズメはあまり釣れないのでは?』と考えています。
その後1時間程タチウオの入れ食い状態が続きました
その後は1時間程はタチウオのアタリが続き、爆釣状態となりました。釣れた水深は水面から2~3m下くらいでした。
この時、友人はキビナゴ(エサ)、私はワーム(エコギア熟成アクア リングマックス3.8インチ)を使用していましたが、ワームを使用している私の方がよくアタリ、よく釣れました。
キビナゴは尻尾部分があまり動かないので、タチウオの活性が高い釣れ始めの時間帯は、テール部分がしっかり動いてくれるワーム系の方が有利みたいです。
入食い後は午後9時頃までポツポツとタチウオが釣れました
入食い後は一気にタチウオが釣れなくなり、午後9時頃までポツポツと釣れるくらいに。引き続き釣れるタナは表層でした。
アタリはここからは一気に食ってくる事はなく、『コツコツ』といった細かいアタリが多かったです。
ここから、友人の方は私があげたワームとエサ(キビナゴ)上手く使い分けながら、ポツポツながらタチウオを順調に釣っていき、最終的には私より数を釣っていました。
友人は魚が釣れづらくなった時でもコンスタントに魚を釣り上げ続けるのがとても上手いです。
友人は、海上釣り堀をメインに釣りをしていますが、【囲われたイケス内でスレた魚相手にどうにかして食わせられないか?】を常に試行錯誤している経験が活きているのでは?と私は思っています。
午前1時くらいにはほぼアタリが無くなる
その後なんとかポツポツ釣れていたタチウオですが、午前0時過ぎには遂にタチウオの反応が無くなりました。
その後、午前1時前にタチウオジャンプを見つけ、即そこにキャストしたらすぐに1匹のタチウオを釣る事ができましたが、その1匹で打ち止め。
その後タチウオが釣れる事はなく、午前4時に迎えの渡船がきて、ストップフィッシングとなりました。
10月上旬小浦一文字タチウオ釣行の釣果
・タチウオ 25匹くらい(友人と2人合計)
私(たけと)・・・10匹くらい
友人・・・15匹くらい
・オニカサゴ(30センチくらい)・・・1匹(友人が釣りました)
10月上旬小浦一文字タチウオ釣行まとめ
小浦一文字は1人でも夜通しの釣りが可能
夜通しでしか夜釣りが出来ないので人は少な目(混雑を避けたい方にオススメ)
タチウオが釣れ始めるのは【日没後】から
ルアー(ワーム)とエサの差は小さいので好みで選んだらOK(状況によってはルアー有利な場面もありました)
入れ食いタイムはいつ終わるか分からないので入れ食いの内にしっかり数を釣るのが大事
という事ですね。
10月上旬小浦一文字タチウオ釣行ヒットルアー等
エコギア熟成アクア リングマックス3.8インチ
今回の小浦一文字タチウオ釣行で使用したルアー(ワーム)は【エコギア熟成アクア リングマックス3.8インチ】です。
私が散々ドジョウの引き釣りにルアー釣りで負け続け『ドジョウに勝てるルアー(ワーム)は何か』と色々なワームを試しまくった結果、このワームに行きつきました。
以前友人に協力してもらい、ドジョウとワームどちらが釣れるのか?について比較しました。結果は、ほぼ同等くらいには釣れるという事が分かりましたよ。
『ルアーでタチウオをたくさん釣りたい!』と思ったなら、まずはこのワームを使用する事をオススメします。
OWNER カルティバ ドリフトアックス
タチウオ釣るならテンヤ、という固定概念がずっとあり、色々なテンヤを使用して『どのテンヤが一番タチウオを掛ける事が出来るのか?』と色々テストしまくった結果、
最終的な答えはジグヘッドにトリプルフックにアシストフックを付ける、という、ある意味至極当然の結果となりました(笑)
フォール姿勢が良いと言われるテンヤも使用しましたが、やはりワームを使った場合、テンヤよりもジグヘッドの方がフォール姿勢が良いですし、安定します。
ワームの装着もテンヤよりジグヘッドの方が楽なので、本当ジグヘッドがオススメです。今回使用したジグヘッドの重さは4g・6g・15gを使用しました。
OWNERトリプルフック ST36TN ワインドフック M
上で紹介した【OWNER カルティバ ドリフトアックス】ですが、4gや6gだとフックサイズが小さいので、【ワインドフックM】に付け替えています。
オンスタックル サーベルアシスト SAS-35
元々ワインド用のアシストフックですが、トリプルフックに捻じって固定する事が出来るので、通常のアシストフックと比べてタチウオがヒットする確率がグッと上がります。
上で紹介したワーム【エコギア熟成アクア リングマックス3.8インチ】と【カルティバ ドリフトアックス】を使用してアシストフックを装着した場合、ほぼテールの真下にアシストフックが来る形となり、
タチウオがテールのみに食いついた時でも掛ける事が可能で、特にタチウオの食いが悪くなった時に威力を発揮しますよ。
10月上旬小浦一文字タチウオ釣行使用ロッド
フエルコ MG800R-6S
今回のタチウオ釣行で使用したのは、フエルコのパックロッド【MG800R-6S】でした。仕舞寸法が46cmと非常にコンパクトになるパックロッドです。
今回のタチウオのサイズ(指3本~3本半サイズ)でしたら問題なく使用する事が出来るくらいのパワーがあります。ライトルアー用のロッドなので、全体的に細身で感度も良好。繊細な操作も要求されるテンヤやジグヘッドでの釣りでは非常に扱いやすいロッドです。
キャストウエイトが10gとありますが、普通に15gくらいまでのルアーをキャスト出来るパワーがあります。
ロッドの調子はレギュラーファースト。細いブランクスながら非常に粘るロッドで、タチウオ釣り(テンヤ・巻きのルアー釣り使用時)、2.5号~3.0号のエギを使用したエギング、20~30センチ前後のロックフィッシュ全般等に使用すると良いです。
また、粘るブランクスの特性から、船釣りでも使えたりします。パワー的にギリギリですが、スイミングテンヤ、イカメタルのオモリグなんかにも私は使用しています。幅広いルアー釣りに使えるマルチパーパスロッドです。
細身のブランクスなので、ちょっと固めではありますが、メバリングのフロートやアジングのキャロの釣りもなんとかこなせます。
このロッド一本で幅広いルアー釣りをカバーできるので、『パックロッド1本で色々な魚を釣りたい!』と思うなら【MG800R-6S】は有力な選択肢となると思いますよ。