2019年9月19日、神戸沖にある防波堤、通称【和田防】へルアーでタチウオ釣りに行ってきました。
当日はシーズン初期にしては活性が低く釣りにくかったものの、タチウオが釣れれば指4本~5本クラスというシーズン終盤のようなタチウオの大きさで、楽しめました。
当日のタチウオ釣りの様子
2019年のタチウオの傾向と釣り方
ルアーを使ったテンヤとワームの使い分け方
についてお伝えしますね。
午後5時の渡船に乗って和田防波堤へ
午後5時の渡船を乗って和田防波堤へ向かいます。和田防に渡るには【河内渡船】を使うといいですよ。
船長オススメのポイントへ
元々は和田防波堤一文字に渡るつもりだったんですが、船長の強いオススメで一文字の対岸の波止に渡る事になりました。
和田防波堤は何度か渡った事ありますが、対岸のポイントは初めてです。(対岸の波止の場所は上記のグーグルマップの場所となります。)
タチウオタックルの準備をして釣り開始!
この波止には、私と同じく1人で来ていた釣り人1名と既に先に来ていた釣り人1名、合計3名で釣りをする事になりました。
一緒になった2人共、かなりのベテランの様子。お互い談笑しながらタチウオ釣りの準備をしていきます。
私はワインドとテンヤ(ワーム)、もう一人がテンヤ(どじょう)、さらにもう一人がワインドとウキ釣り、と3者3様のタチウオ釣りの準備をしてタチウオ釣り開始です。
日没までタチウオのヒットなし
釣り準備をしてから約30分。それぞれキャストを続けますが、タチウオからのアタリはなし。
日没までは全員ノーバイトでした。
日没直後にワインドをしていたもう一人の方がサワラを釣り上げる!
日没直後の18時20分頃、私と一緒にワインドをしていたもう一人の方がビッグバイト!約85センチもあるサワラがヒット!
タモ網を持っているのが私だけだったので、私のタモ網を使ってネットイン!60センチ枠のタモ網いっぱいいっぱいのナイスサワラを釣り上げたのでした。
まずはワインドでこの日初のタチウオゲット!
サワラが釣れた直後、今度は私のワインドにタチウオがヒット!『今日はタチウオ釣れないのでは?』と不安になる中、無事にタチウオが釣れ出してほっとします。
次はテンヤ+ワームでタチウオを釣り上げる!
完全に日が落ちて真っ暗になったのでここでワインドは終了。テンヤ+ワームに切り替えて釣っていると、再び私にタチウオヒットしました。この時期にしては大きい指5本サイズでした。
ベテラン2人がタチウオを釣りまくる!
ここまでは私だけがタチウオを釣っていたのですが、ここからベテラン2人がウキ釣りとドジョウの引きで釣り始めます。
片方はウキ釣り、もう片方はドジョウのテンヤでバシバシタチウオを釣りまくり、私の方は沈黙。タチウオを釣っている水深を聞いても私もベテランの方も変わらない様子。
特にドジョウのテンヤの方はハイペースでタチウオを釣りまくっています。
ここから私は見失い、1時間30分、まったくのノーバイトに。
この日のタチウオを釣る最大のキモはエサとワームの差ではなく『テンヤの重さ』だった
ここまで私は軽量テンヤ(5.5g)を使用していましたが、『もしかするとフォールスピードが遅すぎるかも?』と思い9gのテンヤに変更。
するとどうやらそれがアタリみたいで、ここからは次々にアタリが出だしました。
あまりにベテランの方が釣り上げまくるので『やっぱりエサとワームの差??』なんても思ってしまいましたが、そんな事はなくて私の釣り方が間違っていただけでした。
ここからなんとか3匹追加して、合計5匹のタチウオを釣り上げた所でストップフィッシング。午後9時前の帰りの渡船に乗って帰路についたのでした。
9月中旬神戸和田防タチウオ釣果
・タチウオ 指3.5本~5本くらい 5匹
9月中旬神戸和田防タチウオルアー釣りまとめ
2019年のタチウオは数は少なく型は大きめ
2019年のタチウオは9月上旬までまったく釣れませんでしたが、無事に9月中旬頃から大阪湾の各地で釣果が聞かれ始めました。
2019年のタチウオシーズンの特徴ですが、数は例年の3分の1~5分の1くらいと数は少なく、サイズはシーズン終盤くらいの指4本~5本クラスの大きいタチウオが釣れる事です。
これは今回のタチウオ釣りをした和田防だけの話ではなく各地の釣果情報からもその傾向は伺えます。
なので、今年のタチウオはシーズン初期からサイズが大きいのでライン等は万全の体制にして挑みましょう。
シーズン初期の割にタチウオの活性が低いので注意!
2019年のタチウオの大きさはいきなりシーズン終盤並のサイズですが、その活性もシーズン終盤並です。例年のシーズン初期の様な一気に食ってくるバイトは少なく、小さいアタリがほとんどです。
なので、しっかり集中して小さいアタリを見逃さないで少ないチャンスをしっかり物にしていくといいですよ。
テンヤは軽ければ軽いほどいい!訳ではなかった
2018年のタチウオ釣りでは超軽量テンヤ(5.5g)が大活躍してくれて、たくさんのタチウオを釣る事が出来ました。
ですが今回の釣行では超軽量テンヤではアタリが少なく、通常のテンヤ(9g)の方がずっとアタリが続いたんですね。
その要因としては2つあると考えていまして、1つは【少し早めのフォールスピードの方がこの日は良かった】という事と、
遠投すると超軽量テンヤはどうしてもラインスラッグがでてしまい、ラインが張れず【小さいアタリが取れない為アタリに気付けなかった】事にあると考えています。
この日のタチウオは足元ではなく少し沖(20~30m先)でヒットする事がほとんどで、軽量テンヤだとポイントに届くギリギリの距離だったのも、軽量テンヤが不調だった理由の1つかもしれません。
この日の様にタチウオの活性が低くてアタリが出ない時は、テンヤを軽くしていくのを試すのはもちろんですが、【あえてテンヤを重くしていく】事も大事、という事がわかりました。
今回のタチウオ釣りでは【スワールテールシャッド】が良かった
今回、タチウオのテンヤ釣りで用意したワームは2種類、ニオイと味で食わせるエコギア熟成アクアとニオイと味は無いけれど、ワームの動きがとてもよいスワールテールシャッドでした。
どちらでもタチウオを釣る事は出来ましたが、今回アタリが多発したのは【スワールテールシャッド】でしたよ。
2018年のタチウオ釣りでは圧倒的な釣果を叩き出したエコギア熟成アクアでしたが、このワームをもってしても万能ではなかった、という事ですね。
タチウオの状況によって【ニオイと味重視】か【ルアーアクション重視】かを意識してワームをローテーションしていくとよりたくさんのタチウオを釣る事が出来ると感じました。
9月中旬神戸和田防タチウオのヒットルアー
スワールテールシャッド3.8インチ
今回のタチウオ釣行で3匹のタチウオをヒットさせる事ができたワームは【スワールテールシャッド3.8インチ】でした。
このワームの特徴はシャッドテール部分の先がとても細く作られている上に特殊な形状をしていて、今までのシャッドテールでは実現できなかった、【スローフォールやカーブフォ-ルでもしっかりテールが動く】という事を実現出来ています。
私の知る限り、5g~10gのテンヤやジグヘッドを使ってのカーブフォールでテールがしっかり動いてくれるシャッドテールはスワールテールシャッドだけです。
あと通常のシャッドテールと違い、ボディーは動かず、テールだけピラピラ動いてくれるので、あまり魚にプレッシャーを与えない事も、活性のタチウオにベストフィットしました。
エコギア熟成アクア リングマックス3.8インチ
去年のタチウオ釣りから愛用しているワームです。このワームの集魚力は圧倒的でドジョウにも負けないほど。ですが今回はニオイ・味よりもワームのアクションが良い方がタチウオの反応が良かったです。
今回はイマイチでしたが、ワームでのタチウオ釣りの最終兵器的なワームであるので、一袋は持っておくといいですよ。