2019年10月1日、福井にある遊漁船【海運丸】にてヒラマサキャスティングのトップウォーターゲームをしてきました。
(※ヒラマサキャスティングのトップウォーターゲームは長いので以後、トップヒラマサキャスティングと表記します。)
結果は60センチクラスのヒラマサ1匹。バラシやラインブレイクもあり、色々反省点もありましたが無事に狙いのヒラマサをトップウォーターブラグで釣る事が出来て良い釣行となりました。
当日のトップヒラマサキャスティング釣行の様子
ナブラが起こった時に高確率でヒットさせる為のコツ
福井近海のトップヒラマサキャスティングに最適なラインの組み合わせ
トップヒラマサキャスティングゲームで最低限必要なリールのグレードは?
についてお伝えしていきますね。
何故トップヒラマサキャスティングをする事になったのか?
私は以前GT(ロウニンアジ)を釣り行った際にGTタックルを揃えていて、GT釣行後は当然使う機会もなく眠っていたのですが、
『なんとかこのGTタックルを有効活用したい!』
という事で何かGTフィッシングより身近で使える釣りはないか?という事で調べていると当たったのが、ヒラマサキャスティングゲームでした。いろいろ調べたり、人に聞いたりした話によると、ヒラマサは同サイズだったらGT(ロウニンアジ)より引きが強いとか。
これはGTタックルを流用する為に格好のターゲット!という事でヒラマサキャスティングゲームをする運びとなりました。
午前6時30分に海運丸の船着き場に到着
大阪から約180キロ、福井北部にある【海運丸】の船着き場に午前6時30分頃に到着。
この日は愛知から来た友人とあっきーさん、そして私の合計3人でボートをチャーターしての釣行となりました。チャーターだと他の人がいないので気楽でいいですね。
あと私と友人はGTタックルの流用ですが、あっきーさんはこのヒラマサ釣りの為にタックルからルアーまで全て一から揃えて来てくれたので、あっきーさんにはぜひヒラマサを釣ってほしい所です。
タックルを準備してヒラマサキャスティングゲーム開始!
タックルを準備して、トップヒラマサキャスティングゲーム、開始です。
当然、ヒラマサは簡単に釣れてくれない
トップヒラマサキャスティングゲームは初体験の3人。釣り開始から約2時間、流石に簡単には釣れてくれません。
ローデッドF140でレギュラーサイズのヒラマサを釣り上げる!
トップヒラマサキャスティングゲームを始めてから約2時間、遂に私が操作するローデッドF140にヒラマサがバイト!
底へ底へと力強く引いてくれますが、今回使用しているのはGT用タックルで、ラインもPE5号にリーダーはナイロン100lb。
ほぼドラグも出す事なく取り込んだのは、レギュラーサイズの約60センチのヒラマサ。
まずは1本目のヒラマサを無事キャッチしてボウズは無くなります。
昼過ぎにボイルがおきて、遂に2匹目がヒット!
その後昼過ぎまで無反応
その後も次々と移動を繰り返し、ポイントを打っていきます。このあたりには多数の根が存在していて、その根の周辺をトップウォータープラグで打っていくスタイルとの事ですが、偏光グラスをかけていてもその根を確認する事は困難。
なので、船長の指示の元、キャストを繰り返していくんですが、ぱっと見、何もない海に向かってキャストを続けていくのは、闇雲な感じがして精神的にキツイものがありました。
友人の目の前でナブラ発生!
と、そこでナブラ発生!友人の目の前でナブラが起きたので、まずは友人がキャスト!!が、1発でただけで乗らず。
ここは、私は食わせ重視で予備のライトタックル(シイラ用に買った物、PE2号リーダー60lb)に切り替えて、レッドペッパーマグナムをキャスト!
連続アクションさせてやると即バイト!が乗らない・・・さらにアクションするとさらに連続バイトが繰り返され6発目のバイトで遂にヒット!ここはブラックバス釣りでずっとトップウォーターの釣りを得意としてきた経験が生き、ヒットに持ち込む事が出来ました。
遂にヒット!船べりまで寄せるも・・・
ヒットさせたのはいいですが、先程までのGTタックルと違いPE2号なので無理は出来ない、ドラグを使いながら徐々に寄せていきます。
で、船べりまで寄せてきて、船長に、『タモお願いしま~す。』と伝えた瞬間からセカンドラン!
ここからの引きが強烈!!PE2号を巻いていたナスキーのリールがギシギシいって、ドラグが無いかのように、ギュンギュンラインが出ていきます。
PE2号が為す術なくラインブレイク
ロッドは満月になり、テンションをかけたままリールを巻こうとすると、あまりの引きにリールが変形している様でまったく巻けません。無理に巻いたらその場でリールが潰れそうだったので、ちょっと引きが落ち着いた所でポンピング。
ちょっとずつラインを回収していくも、今度はサードラン!!さらにラインが一気に引き出され、約50mくらい引っ張り出されます。かかった魚は横ではなくほぼ真下に突っ込んでおり、底には荒い根がある為、これ以上ラインを出す訳にはいきません。
なので、ドラグを思いっきり締め込んだ瞬間ラインブレイク。PE2号が接続部からではなく高飛びしていました・・・。
船長いわく『真下に突っ込むのは絶対ヒラマサやな。多分80~90cmくらいと違うかなあ。』と言っていました。
その後ボイル打ちでもう一匹ヒットさせるもバラシ!
その後ポイントを転々と打っていくと再びボイル発見!ボイルの進行方向先にローデッド140を打ち込むと一発でヒット!
こちらはなんなく寄ってきて、40センチ程の青物(種類は不明)が寄ってくるものの、途中でフックアウトとなってしまいました。
こうしてトップヒラマサキャスティングゲーム終了!
こうして、午後4時30分頃に終了の時間を迎え、この日のトップヒラマサキャスティングゲームは終了~。
結局、あっきーさんと友人は釣果無しに・・・次回のリベンジを誓って今回のトップヒラマサキャスティングゲームは幕を閉じたのでした。
福井トップヒラマサキャスティング釣果
・ヒラマサ 60センチくらい 1匹
福井トップヒラマサキャスティングまとめ
ナブラが起きた時高確率でヒットさせる方法
私が3回ヒットさせた内、2回のヒットがナブラでかけた魚でした。今回使った遊漁船は基本はナブラ打ちはしない(根についているヒラマサを狙うのが主)との事でしたが、やはりそんな方針の船ですら、ナブラ攻略は非常に重要、という事ですね。
この日はたくさんのナブラと遭遇しましたが、そのナブラ全てでヒットした訳でなく、ただナブラの中に打ち込めばヒット!するものではありませんでした。
そんな中でナブラ打ちでヒットさせる事が出来た時は・・・
・ワンキャストでナブラをまたいでキャスト出来た
・ナブラの進行方向に1発でキャスト出来た
時にそれぞれヒットさせる事が出来ています。逆に釣れなかったパターンとしては、ナブラに直接打ち込んだり、ナブラのいい位置に一発で入れる事が出来なかったりした時はヒットに持ち込めなかったです。
ナブラで活性が上がっているとはいえ、大型魚だけあって警戒心はかなり高い様子。なので、ナブラが発生したからといって闇雲にキャストするのではなく、『ワンキャストで仕留める!』ぐらいの気持ちで、精度の高いキャストを心がけるとヒット率を上げる事が出来るはずです。
福井近海のトップヒラマサキャスティングの場合PE3号~4号が最適
今回GTタックルの流用という事でPE5号、リーダー100lb(ナイロン)を使用したのですが、船長から再三『ラインが太すぎる!』とのご指摘を受けました。
福井近海で使用するトップウォータープラグのメインは30~45g。私もこの大きさのプラグを用意していてそれを使っていたのですが、ルアーの大きさ・重さに対してラインが太すぎるのでナチュラルなアクションが出ない、との事でした。
なので福井近海でトップヒラマサキャスティングゲームをするならPE3号~PE4号、リーダー60~70lbが適切との事でしたよ。
福井近海では特大サイズのヒラマサはほぼ出ないとの事なので最低PE3号あれば獲れるとのお話でした。
プラグの大きさ・重さが小さくなるほどラインの太さの影響を受けるとの事なので、船長の話をまとめて具体的なセッティングを考えると
・30g前後のルアー・・・PE3号 リーダー60lb
・50g前後のルアー・・・PE4号 リーダー70lb
・70g以上のルアー・・・PE5号 リーダー100lb
といった使い分けをすると良いと考えています。
スイベルはプラグの動きが制限されるので基本NG
糸ヨレ軽減の効果があるかな?と思い今までスイベルを使って釣っていましたが、これも船長さん曰くトップウォータープラグの動きを妨げる原因になっている、との事。
なので次の釣行からはスイベルはやめてソリッドリングを使用してみる事にします。
トップヒラマサキャスティングゲームでは最低【バイオマスタークラス】以上を!
今回ラインブレイクされたヒラマサ(多分)をヒットさせた時に使っていたリールは【ナスキー】でした。これが実際にラインテンションをかけたまま巻くと、リールが歪んでほぼ巻けませんでした。
ポンピングしながらダマシダマシ巻き取っていたのですが、いつリールがへし折れてもおかしくない感覚。この引きを体感した後、ナスキーではとてもこの引きに耐えられないという事が分かりました。
幸い、なんとかナスキーは破損せずに済みましたが、トップヒラマサキャスティングゲームをするなら最低でも【バイオマスタークラス】が必要な事が分かりましたよ。
ついでに船長や釣具屋の人には『バイオマスターですか~?』と言われましたが、パラオでGTを釣った時もバイオマスターはまったく壊れそうな感じを受けなかったですし、シマノからもバイオマスターでも壊れる様な事はまずない、との見解を得ているので、まあ大丈夫でしょう。
それでも心配ならツインパワークラスを買えば万全ですね。
福井トップヒラマサキャスティングのヒットルアー等
ローデッド140F
今回のトップヒラマサキャスティングゲームで唯一キャッチ出来たルアーなのでこれしか紹介できなかったり。派手なダイブと水中に潜った時にクランクベイトの様にグリグリと動くので、非常にアピール力が強いトップウォータープラグです。
バイオマスターSW
今回の釣行で分かったのは、最低2万円クラスのリールでないとヒラマサ相手ではリールが壊れる可能性がある、という事でした。貴重なヒットを逃さない為にも最低バイオマスタークラスのリールは用意しておきましょう。バイオマスターSWはパラオへGT釣りに行った時実際に使用し、GTを釣った際もビクともしなかったので大丈夫でしょう。
濡れても大丈夫な防水透湿靴下
ボートでの釣りは、晴れていても魚を釣った際に毎水が入ってきたり、波しぶきをかぶったりもするので普通の靴だと海水がかかったりする事がある事も。そんな時はDexShellの防水透湿靴下を使うのがオススメです。これなら多少海水をバシャッとかぶっても足まで濡れないから安心です。
今回紹介しているのはDexShellの中で最も薄い靴下の【ウルトラシン】です。防水透湿なのに、本当に靴下が薄く作られていて、ほとんど普通の靴下と同じ感覚で使えますよ。ジップロックが付属しているので、濡れた後の靴下は付属のジップロックの袋に入れると持ち帰りもしやすいです。
かかとのあるサンダル系の靴
普通の靴に防水透湿靴下、でもいいのですが普通の靴は濡れた時に、全然中まで乾かないので、いくら防水透湿靴下とはいえ、濡れっぱなしの靴の中はちょっと不快。なので水はけのいいかかとのあるサンダル系の靴(クロックス等)を選ぶと快適にトップヒラマサキャスティングゲームが楽しめますよ。