2024年6月29日、福井県にある海上釣り堀「フィッシングランド日向」へ。
ユーチューバーのT-BOSEさんの一行に混ぜてもらい、貸切釣行へ行ってきました。
「フィッシングランド日向」での釣果・ヒットパターン・釣りの様子
「極小一つテンヤ釣法」で使用するエサ・使い方
についてお伝えしますね。
海上釣り堀「フィッシングランド日向」の釣果
・真鯛 10匹
・ハマチ 1匹(スレがかり)
当日の海上釣り堀「フィッシングランド日向」の状況
当日の海上釣堀「フィッシングランド日向」の天候は朝は曇り時々雨。その後晴れとなりました。
風はほとんどなく、海水温は約23.2度。濁りはほぼ無い状態でしたよ。
当日の海上釣り堀「フィッシングランド日向」の釣り方と様子
午前5時過ぎに海上釣り堀「フィッシングランド日向」に到着
午前5時過ぎに海上釣り堀「フィッシングランド日向」に到着。無事にユーチューバーのT-BOSEさんの一行にも合流。
手続きも済んで、予約していたイケスへ向かいます。
午前6時過ぎに釣り開始
予約していたイケスに到着。午前6時過ぎまで釣り準備。
皆さんの釣り準備が出来たのを確認して、釣り開始となりました。
「AKBS+ イエロー」で真鯛をゲット!
釣り開始前に選んだエサはササミ系エサの「AKBS+ イエロー」。本当はエビ系エサの「AKB+」を使いたかったのですが、忘れてきたみたいで無かったので、代わりに「AKBS+ イエロー」を選択。
集魚力は「AKB+」より少し低めですが、食い込みが良くバラシが少ないエサなので、大事なモーニングタイムはこのエサにする事にしました。
今回の釣行の主な目的は「新しくあがってきた釣りおじさん試作ウキ釣りロッド」の実釣テスト。
なんですが、まずは1匹は釣りたいので、ロッドはオールマイティーな脈釣りロッド「釣りおじさん 即掛 脈釣りSP350」を選択。
釣り開始直後から、みんなロッドを曲げて次々に真鯛を釣り上げており、この日はモーニングタイムがあるみたい。
少し焦りながら「AKBS+ イエロー」を底近くまで落とすと早速アタリ!
アワセもしっかり決まり、真鯛をゲット!とりあえずボウズで無くなって安心です。
★使用エサ:AKBS+ イエロー
★使用ロッド:釣りおじさん 即掛 脈釣りSP350
「釣りおじさん試作ウキ釣りロッド」でも真鯛を釣り上げる
真鯛を1匹釣ってボウズが無くなったので、ここでロッド変更。「釣りおじさん試作ウキ釣りロッド」に持ち替えます。
エサは先程真鯛が釣れてくれた「AKBS+ イエロー」を引き続き選択。
先程、脈釣りロッドで真鯛を釣った棚付近にウキ止めを合わせて同じ棚を狙うとすぐにアタリ!
無事に2匹目の真鯛を釣り上げる事ができました。
★使用エサ:AKBS+ イエロー
★使用ロッド:釣りおじさんウキ釣り用試作スピニングロッド
★使用天秤:感度UP 即掛天秤(7cm)
ネット際で真鯛を2匹追加
その後、イケス中央付近を狙っていくもアタリは無し。釣れている方の様子を観察していると、どうもネット際で釣れている方が多いので、狙いをネット際に変更。
なのでロッドを際釣り用の脈釣りロッド「釣りおじさん 即掛 際釣りSP240」に変更。
エサも集魚力が高いエビ系エサ「バッカスのえさ」に変更。真鯛をかけてバラしている方が多くみられたので、食い込みを良くする為、バッカスをハサミで半分に切って使います。
★使用エサ:バッカスのえさ
★使用ロッド:釣りおじさん 即掛 際釣りSP240
アタリが無くなった時は「シラサエビ」
その後アタリが途絶えたので、ここでエサを「シラサエビ」に変更。
ニオイや味が強いエサでアタリが無くなった後はシラサエビやボケ等、ニオイ・味が弱い活餌系が効く事が多いです。
こういう時の誘い方ですが、ニオイ・味では魚が反応しにくいと考え、積極的にエサを動かし、嗅覚や味覚ではなく「視覚」に訴えるイメージで、
「チョン、チョン」とシラサエビを動かしていると、狙い通りヒット!
真鯛をさらに1匹釣る事が出来ました。
★使用エサ:シラサエビ
★使用ロッド:釣りおじさん 即掛 際釣りSP240
シラサエビを一つテンヤ風にして釣ってみると…
シラサエビを使う時は今まで、オモリとハリを20~60cmくらい離して使っていました。
基本的には0.5号(1.88g)を使っているのですが、これが沈下スピードの遅いシラサエビを使っているとオモリが先行して落ちて、ちょっと不自然な落ち方になる事が多い…。
そしてハリとオモリが離れているのでダイレクトにシラサエビを動かしにくい、という問題がありました。
「そもそも、動き中心で誘うならオモリはハリの真上で良くない?」と思ったので、
オモリをハリの真上に付けて、シラサエビの尾羽を切り、ハリに対して真っすぐに装着。0.5cmくらい程上にガン玉を付けて落としていきます。
シラサエビがハリに対して真っすぐ刺さっているので、シラサエビがほぼ回転せずにスムーズに落ちていきます。
イメージとしては「極小の一つテンヤ」
そして、「チョン、チョン、チョン」と少し跳ね上げては落とし込む、を繰り返す、と方法で誘っていくと、同じ釣り方で真鯛が2匹釣れてくれました。
ガン玉とハリの間がほぼ無いと、「エサがナチュラルに漂わないので食わないのでは?」と思い込んでいましたが、そんな事は無かったです。
★使用エサ:シラサエビ
★使用ロッド:釣りおじさん 即掛 際釣りSP240
調子に乗っていたらスレでハマチが釣れました
いい感じで真鯛が釣り続けてくれたので、引き続き同じ釣り方でチョンチョンしていると、「ガツン!」とヒット!
「この引きは青物!」と確信。
無事にネットインまで成功!とまでは良かったですが、これはスレがかり。釣れた青物は「ハマチ」でした。
★使用エサ:シラサエビ
★使用ロッド:釣りおじさん 即掛 際釣りSP240
極小一つテンヤ釣法でさらに真鯛1匹追加!
ハマチはスレがかりでしたが、その後も「極小一つテンヤ釣法」でさらに真鯛を1匹追加。
シラサエビを使いだしてからの時間帯は他の方はあまり釣れていなかった時間帯で、他の方が釣れていない中で釣れるのは釣れるのはちょっと嬉しかったです。
放流直後は「ニオイ・味の強いエサ」がいい!
そうこうしている間に真鯛の放流タイム!放流直後はスレていない魚が入るので、目立ってニオイ・味が強くて集魚力が高いエサの方が有利。
なので、放流直前にシラサエビから「バッカスのえさ」に変更。
ロッドを再び「釣りおじさんウキ釣り用試作ロッド」に持ち替えて釣りをしてきます。
結果、狙い通り放流直後に2匹の真鯛を追加する事が出来ました。
★使用エサ:バッカスのえさ
★使用ロッド:釣りおじさんウキ釣り用試作スピニングロッド
★使用天秤:感度UP 即掛天秤(7cm)
最後に再び「極小一つテンヤ釣法」で真鯛追ゲット!つ抜け達成!
放流直後に2匹の真鯛を釣った所で沈黙…。しばらくしても釣れる気がしなかったので、貸切のメリット「場所移動」を決行。
ロッドも脈釣りロッドの「釣りおじさん 即掛 脈釣りSP350」に変更。
エサを再びシラサエビに変更し再び「極小一つテンヤ釣法」でリアクション狙いで激しめにアクションさせていると狙い通り真鯛がヒット!
無事に取り込みも成功し、この真鯛でつ抜け達成。この直後に釣り終了時間となりました。
★使用エサ:シラサエビ
★使用ロッド:釣りおじさん 即掛 脈釣りSP350
帰りは「うろこ屋」にて魚のうろこ取りをしてもらいました
釣行後は「うろこ屋」に立ち寄って、釣れた魚のウロコ取りをしてもらいました。
「うろこ屋」ではうろこ取りだけではなく、3枚おろし、真空パックもしてくれますよ。
また、買取もしているので「たくさん釣り過ぎて困ったなあ。」と思った時はうろこ屋さんに立ち寄って買い取ってもらうと良さそうです。
「極小一つテンヤ釣法」のシラサエビの付け方・セッティング方法・動かし方
シラサエビの付け方
まずはシラサエビの尾羽をハサミ等で切ります。
尾羽を切ったシラサエビの尻尾からハリを通して腹側にハリを出します。シラサエビが真っすぐになる様に刺します。
真っすぐに刺す事でシラサエビが真っすぐ素早く落ちる様になるので、チョン掛けよりリアクションバイトを誘いやすくなります。
オモリのセッティング方法
0.5号(1.88g)以上のオモリの場合は、ハリ先にオモリが当たりそうな気がするので、0.5~1.0cm程隙間を開けます。
3B(1.0g)以下のオモリの場合は直径が小さいので、ハリのすぐ真上にオモリを付けます。
動かし方
シラサエビ自身の動きは、チョン掛けより制限されているので、シラサエビ自身の動きに頼らず、ロッドアクションで食わせるイメージで動かします。
基本的にはニオイ・味の強いエサで食わなくなった時に使用するので、キビキビ動かして、食性より視覚とリアクション食いを意識して動かします。
基本的には細かくチョンチョン20cm程跳ね上げてから、同じだけフォールさせる、というのが基本動作となりますよ。
「極小一つテンヤ釣法」に向いているロッド
ダイレクトにシラサエビを動かしたいので、脈釣りロッドの方がいいです、というよりほぼ「脈釣りロッド専用」の釣り方です。
穂先ですが、シラサエビをキビキビ動かしたいのである程度ハリがある方がいいのですが、リアクションで食わせる事が多く、食いが浅い事が多いので固すぎるのも良くないです。
なので、固めのグラスソリッドか、細めのカーボンソリッド穂先が向いている釣り方となりますよ。
自分の所でリリースしているロッドではありますが、極細カーボンソリッド穂先の為、高感度でハリがあり、かつ食い込みも良い「釣りおじさん 即掛」シリーズのロッドが現状一番向いているロッドと感じています。
釣りおじさん「即掛」シリーズの脈釣りロッド一覧
海上釣堀「フィッシングランド日向」でのヒットエサ
おうみ楽釣会青年部 AKBS+ イエロー
おうみ楽釣会青年部から以前からでていたササミエサ「AKBS+」のイエローカラーバージョンです。
特に真鯛に有効な事が多い「イエローカラー」になったので、今までの「AKBS+」より使いやすくなったと感じています。
非常に柔らかいササミなので、魚の食いが浅い時に使用するといいですよ。
バッカスのえさ
「バッカスのえさ」は基本的には釣れない状況の時に使う切り札的なエビ系エサ。独自配合の漬け込みダレにより、非常に高い集魚力と食い込みを持っています。
大きいエビを使っているのでボリュームがあり、見た目も目立ち、視覚でもアピールしているエサです。数あるエビ系エサの中で最も集魚力があるエサと感じています。
2024年5月中旬、7月下旬に販売されましたが、個人の手作りで生産数が少ない事もあり、すぐに売切れとなり、このブログ記事を書いている8月中旬時点では在庫が無くて売り切れ中となっています。
また販売再開となりましたらXやフェイスブックで告知しますので、興味がある方はチェックしておくといいですよ。
現在、販売に向けて作ってもらっている所で、近い内にリリース予定なのでよろしくです。
「バッカスのえさ」製作者の清丸さんの「x」アカウントはこちら
海上釣堀「フィッシングランド日向」での使用ロッド
HAPPY ANGLER 釣りおじさん 即掛 脈釣りSP350
「即掛 脈釣りSP350」はあらゆる状況で高次元に使える様に作りこんだ脈釣りロッド。
ロッド全長が350cmと長めに作っている事で、大半のイケスの中央付近まで届くので、中央付近を攻める事が可能です。
今回はボウズ逃れで確実に釣る為に最初に投入、イケスの中近くを攻めたくなった事から最後にも投入しました。
ロッドが長く幅広い状況で使えますが、手感度重視の「即掛 脈釣りSP290」と比べると手感度は低く、ロッドが長いので少し取り込みはやりにくいです。
また、ロッドが長いので際釣りはやりにくいです。際釣りをするなら際釣り専用に作った「即掛 際釣りSP240」の方がやりやすいですよ
一部やりにくい部分やかゆい所に届かない部分はありますが、「即掛 脈釣りSP350」はこの1本で概ねどんな状況でも使用できるので、「1本の脈釣りロッドでどんな釣り場・状況でも対応したい。」のなら、とても良い脈釣りロッドとなっています。
「釣りおじさん 即掛 脈釣りSP350」について詳しい説明は公式HPへ
HAPPY ANGLER 釣りおじさん 即掛 際釣りSP240
「 即掛 際釣りSP240」は際釣り専用の脈釣りロッド。際釣り用ロッドとしては少し長めの240cmに設計。(一般に際釣り用ロッドの全長は180~210センチ程度が主流です)
際にいる真鯛やシマアジや根魚をかけた時に最高のパフォーマンスを発揮するロッドパワーにしているのが特徴で、真鯛やシマアジをかけると、レギュラーテーパーな事も相まって非常に気持ちよくロッドが曲がってくれるロッドです。
際釣り専用に作っているだけあって、際釣りだと短くて取り回しが良く、さらに軽く・よく曲がり・感度も良いロッドです。魚をかけて楽しいロッドに仕上げているので、「際釣りで楽しく魚を釣りたい」ならオススメです。
今回の釣行では際に魚がいる場面が多かったのでこの日のメインロッドとなりました。
「釣りおじさん 即掛 際釣りSP240」について詳しい説明は公式HPへ
釣りおじさん試作ウキ釣り用スピニングロッド
現在テスト中の「釣りおじさん試作スピニングロッド」です。
釣りおじさんより「こんな海上釣り堀のウキ釣り用スピニングロッドがあれば…」との要望から釣りおじさんの希望を出来るだけ叶えるべく、現在テストしています。
釣りおじさんからの要望は以下の通りとなりますよ。
・エギングロッドの様に軽くて細い
・軽くて細いけれど青物も余裕で取り込みできるパワーが欲しい
・青物を余裕で獲れるパワーを持ちつつ、真鯛やシマアジが相手の時もしっかり曲がってロッドのタメを使いたい
・ウキ止め糸が通り易い様に大き目のガイドを使って欲しい
・誘いを入れる時ロッドが邪魔にならない快適な長さにして欲しい(現在約270cm)
・誘いを入れた時ウキが弾かれない様ティップ部分は固すぎず柔らかすぎずの固さにして欲しい
・ラインが穂先に絡んだ時でも穂先が折れにくくして欲しい(PEラインでどうしても絡みやすい為)
これらの要望を叶える為には相反する事も多く、ロッドの設計を色々やりなしています。
5月下旬の「海上釣り堀 水宝」での実釣テストの結果、テストロッドでは「バットが固すぎる・もしくは柔らかすぎる」・「TOP~ベリーの反発力が強くてウキの操作や真鯛・シマアジの引きを吸収しにくい。」との課題が出て、再度設計し直したテストロッドが届きました。これでテストロッドは3本目です。(以降「3番テストロッド」と記載しています。)
今回はTOP~ベリーを柔軟にする為、上半分の4軸カーボンを外し、バット部分も細かい微調整をかけました。
今回、3番テストロッドで3匹の真鯛を釣る事が出来ましたが、TOP~ベリー部分の曲がりはかなりマイルドになったのは確認できました。次は青物を釣ってバット部分の調整が上手くいっているかどうか、のテストをしていきたいです。
海上釣り堀「釣堀紀州」使用釣りアイテム
HAPPY ANGLER 感度UP 即掛天秤
・ウキの感度UP
・仕掛けの糸絡み低減
・誘いを入れた時の食わせの間が長くなる
と3つの効果がある海上釣り堀ウキ釣り用の天秤です。どうしても「ウキの感度UP」に注目がいきがち、ですが個人的に一番有用だと思っているのは「誘いを入れた時の食わせの間が長くなる」部分。
シラサエビ等の沈みの遅いエサの場合、エサが横になびきやすくナチュラルに誘う事が容易になりますよ。
とりあえず装着しておいて損はない、と思うので「ちょっと気になる…」なら一度使ってみる事をオススメします。
「どうして3つの効果が得る事が出来るのか?」については公式HPにて出来るだけ分かりやすく解説しているので、その仕組みについて知りたい方は公式HPをチェックしてみて下さいね。
「感度UP 即掛天秤」について詳しい解説はこちら(公式HP)