2023年4月29日、兵庫県姫路市にある海上釣り堀「水宝」にて「第1回水宝グランプリ予選会&交流会」が開催されました。
私は「水宝グランプリ予選会」に参加。50名以上の超ベテラン達が参戦する中、1位通過!となりました。
「第1回水宝グランプリ」釣行の様子・釣り方・釣れたエサを詳しく紹介
「水宝グランプリ予選会」1位となった2つの要因
についてお伝えしますね。
エサの売切れを避ける為「フィッシングマックス武庫川店」で各種釣りエサを調達
「第1回水宝グランプリ予選会&交流会」では、100名程の参加者が見込まれ、「海上釣り堀水宝」最寄りの釣具屋「まるは釣具 姫路店」では混雑が予想され、釣りエサが売り切れる可能性がありました。(特にシラサエビ)。
なので、水宝に行く途中にある「フィッシングマックス武庫川店」で各種釣りエサを調達する事に。
結果、狙い通り豊富にエサが揃っており一番の目当ての ※地エビ(※養殖で大きく育てられたシラサエビの名称)もゲットして、水宝へ向かいます。
午前4時過ぎに水宝の駐車場に到着
午前4時過ぎには水宝の駐車場に到着。当日の受付開始時刻が午前4時30分なので、受付時刻より30分程早く到着したのですが、すでにすごい人・・・。
午前4時30分に受付を済ませた後は、イケス行きの船に乗ります。
水宝のイケスに到着
午前5時頃に船が動き出し、姫路沖にある水宝のイケスへ出発。約30分後、釣り場である水宝のイケスに到着です。
「第1回水宝グランプリ予選会&交流会」の開会式が行われました
イケスに到着したら「第1回水宝グランプリ予選会&交流会」の開会式です。今回の大会の主催は4つのYouTubeチャンネル合同企画。
・Pポチチャンネル
・爆釣連合会長チャンネル
・オヤジの遊びチャンネル
・水宝TVチャンネル
上記4つのYouTubeチャンネで企画・開催されましたよ。
開会式の後はイケスの釣り座で釣り準備
開会式が終わった後は各自決められたイケスの釣り座に行き釣り準備。
「第1回水宝グランプリ予選会&交流会」は大会形式の予選会と楽しく釣りをする交流会の2種類の大会が同時開催となりましたが、今回私が参加したのは、「水宝グランプリ予選会」の方でした。
海水温は約14.6度
海水温を測定すると約14.6度。この水温なら青物の活性も大きく落ちる事なく釣れそうです。
第1回水宝グランプリ予選会開始!
準備している時は皆さん和気あいあいとしていましたが、釣り開始時間が迫ると共に皆さん言葉数も少なくなり、ピリピリした空気に…。
水泡グランプリではポイント制で競われました。真鯛が2P・シマアジ・青物・底物が3Pとなっていて真鯛とその他魚のポイントが1P差しかないので、基本的にはいかに真鯛を効率よく数を釣っていくか?が重要です。
そして午前6時50分頃、釣り開始の鐘が鳴り、第1回水宝グランプリ予選会開始!となりました。
最初の真鯛は「快釣エサ アルファ」で釣り上げました
最初に選んだロッドは5月下旬発売予定の「釣りおじさん 即掛 脈釣りSP290」。
短くて取り回しが良いロッドで、魚をかけた後のタモ入れがスムーズ。なので、連続ヒット時に取り込み時間の短縮になると思い選択。
釣り開始直後に選んだエサは「AKB+」(エビ系のエサ)。水深8m付近をチェックすると、すぐにアタリがありましたがアワせるとすっぽ抜け。
食いが浅かったのでエビ系よりさらに柔らかい団子エサ「快釣エサ アルファ」を半分にちぎって投入。そしたら今度はしっかりハリにかかり取り込み成功!
釣り開始後約2分で1匹目の真鯛ゲット!です。
「快釣エサ アルファ」は集魚力・団子の固さのバランスが良く扱いやすい団子エサです。集魚力・食わせ力が共に高く、かといってすぐにバラバラにならない絶妙なセッティングとなっています。少し高価ですが、扱う際にクセがなくよく釣れるので海上釣り堀初心者にこそ使って欲しい団子エサです。
「AKBS+」で食い渋る真鯛を攻略!
その後、引き続き「快釣エサ アルファ」で攻めますが、アタリが出るものの真鯛が乗らず。他の方の様子を見ても、食い渋る真鯛にバラシやかけ損ねが多くみられていました。
真鯛が乗らない状況が続くのでエサ交換。ササミ系エサの中でも小さくて非常に柔らかいエサ「AKBS+」を投入。
このエサが功を奏し、渋いアタリをしっかり掛けていく事に成功!4匹の真鯛を追加しました。
「AKBS+」海老エキスのタレを染み込ませたササミエサ。最大の特徴は一口サイズに切られたササミ(通常のササミの1/4くらいの大きさ)とその柔らかさ!
ササミとは思えない柔らかさで、あと一歩食い込まない時に使用すると効果大、ですよ。半面エサ取りには非常に弱いのでエサ取りがいない状況の時に使いましょう。
イケス中央を攻めシマアジをゲット!
真鯛を4匹釣った所でモーニングは終了しアタリが止まります。ですが、モーニング後も左隣の方は次々と真鯛を釣り上げ続けていました。「あ、あせる…。」
ここでイケスの状況をチェックすると、誰もイケスの中央部分を攻めていないので、「中央を攻めたら釣れるのでは?」と思い、脈釣りからウキ釣りに変更。
イケス中央に「AKBS+」を投入するとすぐにウキが沈み即アワセ!釣り上げたのは「シマアジ」でした。
「AKBS+」海老エキスのタレを染み込ませたササミエサ。最大の特徴は一口サイズに切られたササミ(通常のササミの1/4くらいの大きさ)とその柔らかさ!
ササミとは思えない柔らかさで、あと一歩食い込まない時に使用すると効果大、ですよ。半面エサ取りには非常に弱いのでエサ取りがいない状況の時に使いましょう。
「釣りおじさん 即掛 脈釣りSP350」×小ウグイで青物3連発!
シマアジを1匹釣った後はイケス中央部の反応は無くなり、しばらく釣れない時間が続きます。
そして、その間にも両隣の方達は容赦なく真鯛を釣りまくる…。
が、ここで放流タイム。青物が大量に放流されたので、放流直後の活性の高い青物を狙うべく真鯛・シマアジ狙いから青物狙いにシフト。
「釣りおじさん 即掛 脈釣りSP350」×小ウグイにロッド&エサを変更し、青物を狙うと狙い通り青物が3連発!ここまで周りの方達との差が離されていましたが、この3連発青物で追いついてきた感じです。
「釣りおじさん 即掛 脈釣りSP350」×小ウグイが青物に効果的な理由とは
「釣りおじさん 即掛 脈釣りSP350×小ウグイ」が釣れる理由は「小ウグイが弱らない細いラインと小さいハリ」にあると考えています。
青物の活性が上がりきっていない時は小さいシルエットであまり動かない小ウグイが良い事が多いです。
ですが、小ウグイで青物用の大きなハリ(13号前後)と太いハリス(8号前後)を使用するとあっという間に小ウグイが弱ってしまいます。
そこでラインが細くても強度が保てる「通し仕掛け」が使える脈釣りロッドで細いハリス(4号前後)と細いハリ(9号前後)を使用します。
ここまでラインとハリを細く小さくすると小ウグイでも長時間自然な動きで元気に泳いでくれます。
ただ、通常の脈釣ロッドでは泳がせで使用する重いオモリ(2~4号程)が使用しにくい(繊細なソリッドティップな為)です。
ですが「釣りおじさん 即掛 脈釣り350」なら1節分丸々カーボンソリッドなので、重いオモリを使用しても穂先全体がキレイに曲がる為重いオモリでも使用出来、ソリッドの滑らかな曲がりで青物を食い込ませるのも違和感なく可能となっています。
細いとは言っても通しの4号は結び目がハリしかないので非常に強く、浮き釣りでいうとハリス6号~8号程の仕掛けの強さがあります。
またハリも9号と細いですがまだ伸ばされた事は無いので、この大きさのハリでも強度は十分なので、その点は安心して使用可能です。
AKBS+とシラサエビで真鯛2匹追加
青物放流祭りが終わった後は再び真鯛狙いに。
真鯛が際付近では釣れなくなってきたので、少し先を狙う為、今まで真鯛狙いでは「即掛 脈釣り SP290」使用していたのを「即掛 脈釣り SP350」に変更。
20分程アタリが無い時間が続きましたが、水深8m程の場所で「AKBS+」と「シラサエビ」でそれぞれ1匹ずつ真鯛が釣れました。
が、その後アタリが続きません・・・。この時点で釣り開始から約2時間。残りあと約1時間です。
その間にも相変わらず両隣の方はバンバン真鯛を釣っています。
「こ、このままではやばい・・・」
かなり焦りながら釣りを続けます。
「火山」で青物2連発!
「ここは状況を変えないと・・・」と思い快釣エサのバラケ餌「火山」を投入。
フォール中、バラケながら落ちて行く火山に青物が走り込んできて一発でヒット!さらに同じ釣り方でもう一匹青物追加!!となりました。
「火山」はバラケながら真鯛やシマアジを寄せる団子エサですが、バラケながら濁って落ちていくの青物にも効くみたいです。
私以外にも複数の方がこの日「火山」で青物を釣っていたとの事。アジ・ウグイ・カツオの切り身等を試しても青物が釣れない時に「火山」を使うと今まで釣れなかった青物が釣れるかも?です。
残り30分で大フィーバーが待っていた!
大会も終わりが近づきあと残り約30分。ここまで釣った魚は13匹。大会でなければ十分すぎる釣果ですが、周りも私と同じくらいかそれ以上釣っている様子。
ですが、ここで今までずっと釣っていた左隣りの方のアタリが途絶えて、こちらの方にアタリが連発!
ここにきて私の前に魚固まってきたみたいで、ここからは「仕掛けを投入すると即アタリ!」という大フィーバーに。
この時使用していたエサは「シラサエビ」。他のエサでも良かったかも知れませんが、アタリが途絶えても困るのでこの後大会終了時間までシラサエビで通しました。
結果、残り30分で青物2匹、真鯛5匹と合計7匹追加!総数20匹で大会終了時間を迎えたのでした。
釣った魚の総ポイントは48ポイント!
大会終了後、釣った魚を数えると…
・真鯛 12匹 24P
・青物 7匹 21P
・シマアジ 1匹 3P
合計「48ポイント」となりました。
順位はなんと「1位」でした!
その後は船に乗り込んで姫路港に戻り順位発表&閉会式。
周りもかなり釣っていたので、「上位にはいったと思うけれど1位はないでしょう~。」と思い、のんびり釣り片付けをして、ゆっくり閉会式会場に歩いて向かっていると、いきなり私の名前が呼ばれているじゃあないですか!
なのであわてて会場に向かい表彰してもらいました。
「第1回水宝グランプリ予選会」に参加した方は50人弱との事。超ベテラン達が50人以上参加している中で、予選一位通過は正直とても嬉しかったです。
予選会通貨ラインは上位24名(だったと思います、うろ覚え・・・)本戦は残った24名の方達で2023年7月16日(日曜)で決勝が行われるので、本戦も頑張っていきたい、と思いました。
「水宝グランプリ予選会」釣果
・真鯛 12匹
・青物(ツバス・ハマチ・ワラサ) 8匹(※大会終了後に1匹追加しました)
・シマアジ 1匹
「水宝グランプリ予選会」1位となった2つの要因
一番の要因は「釣れるイケス・釣り座」に当たった事
「水宝グランプリ予選会」で一位になった一番の要因は、「釣れるイケス・釣り座」に当たった事です。どんな大ベテランでも大会で一位になるには「釣れる釣り座」に当たらないとどうにもなりません。
相手が海上釣り堀初心者でしたら場所が悪くても何とかなるかも知れませんが、大会に参加している方達は当然経験者ばかり。
参加者のほぼ全員が、釣れるイケス・釣り座に当たれば確実に爆釣となるだけの腕は持っているので、魚があまりいない、釣れない釣り座で上位に入るのは非常に難しいです。
「釣れるイケス・釣り座」に当たった上で効率よく釣る事が大事
釣れるイケス・釣り座に当たるのは完全に運ですが(大会でのイケス・釣り座はほぼ抽選で決められる為)もし、釣れるイケス・釣り座に当たった時は確実に釣り勝って上位入賞したい所です。
釣れるイケスに当たった時は当然周りもバンバン釣っていきます。そんな中釣り勝つには「効率よく釣る」のがとても大事です。「やり取りの時間を短くする。」・「エサを即つける事が出来るように事前に準備する」等やれる事はたくさんあります。
大会では常に「効率よく短い時間で魚を釣り上げる事」を意識していくと良いと思います。
ベテランでなくても1位になれる!興味のある方はぜひ大会に参加を
「水宝グランプリ予選会」に参加された方達の中では私は間違いなく下手な方だったと思います。
私の海上釣り堀歴は約2年ちょっとの中級者ですし、水宝はたまに行くくらいで釣り場にも精通していないです。
ですが、今回は釣れる釣り座に当たり、さらに釣り方もバッチリはまった事もあり、水宝に通い込んでいるベテラン達より釣る事ができました。
元々の力量がベテラン達より無いので、複数回勝負したら間違いなく負けますが、大会は一発勝負。釣れる釣り座に当たり釣り方がハマれば、今回の私の様に1位となる事もあります。
なので、「大会に参加してみたいけど、とても勝て無いし…」と躊躇している方はぜひ一度大会に参加してみるといいな、と思いました。
もしかすると一位になるかも?ですよ。
「水宝グランプリ予選会」で使用したロッド・リール・ウキ
HAPPY ANGLER 釣りおじさん 即掛 脈釣りSP290
「釣りおじさん 即掛 脈釣りSP290」は下でお伝えしている「釣りおじさん 即掛 脈釣りSP350」を少し短くしたモデル。約60cm短くした事で感度と取り回しが良くなっているので、少しでも効率よく魚を釣る為、大会開始~中盤までメインに使用していました。
5月下旬リリース予定なので、気になっている方はあと少しだけお待ち下さいね。
HAPPY ANGLER 釣りおじさん 即掛 脈釣りSP350
釣りおじさんがプロデュースした、穂先1本分まるまるカーボンソリッドを使用した、高感度のオールマイティ脈釣りロッドです。
グラスソリッドの手感度に不満を感じているなら、一度試してみて欲しいです。詳しいロッドの仕様や説明は別記事にて詳しく紹介しているので気になった方は一度詳細ページを読んでみて下さいね。
【HAPPY ANGLER 釣りおじさん 即掛 脈釣りSP350】について詳しい紹介はこちら
シマノ シーマーク
シマノがリリースする、海上釣り堀入門用浮き釣りロッドです。今回の釣行では「シーマーク3号 360」を使っていましたよ。
シーマークは、入門用といえども、青物相手でも十分やり取りできるだけのロッドパワーがあります。
パワーや使い勝手も必要十分な機能はありますが、ハイエンド機種と比べると、軽さや使い勝手は流石に落ちます。
なので、まずはこのロッドで海上釣り堀の釣りに慣れて、ハマった時により良いロッドを買うといいと思います。
ハリミツ 釣堀 スリムフロート 1.5号
ウキは何種類か持っていますが、よく使用するのは「ハリミツ 釣堀 スリムフロート 1.5号」です。これに1号のクッション付きオモリを付けて釣りをしています。
感度もそこそこ良くて、余浮力も大きいので、エサの重さがほとんど無いシラサエビから、エサの重たい団子エサまでどのエサでも扱いやすいです。
今回の釣行でもずっとこのウキを使用していましたよ。使い勝手がいいので初心者にもオススメです。