2024年4月29日、三重県の海上釣り堀「辨屋」にて【海上釣り堀を楽しみながらエサと釣り方・釣り用品の学びのセッション】という「本多商店」主催の大会に参加してきましたよ。
今回は自分のミスでモーニングタイムを逃すも、その後挽回して好釣果となりましたよ。
当日の海上釣堀「辨屋」での釣果・ヒットパターン・釣りの様子
もう1匹釣る為の「エサのローテーション」3つのコツ
についてお伝えしますね。
海上釣堀「辨屋」の釣果
・真鯛 6匹
・ヒラマサ 1匹
・サーモン 1匹
当日の海上釣堀「辨屋」の状況
当日の海上釣堀「辨屋」の天候は朝は曇り、その後小雨となりました。風はあまりなく釣り自体は快適に出来ましたよ。
海水温は約18.6度。海水は緑っぽい濁りがそこそこ入っていました。
当日の海上釣堀「辨屋」の釣り方と様子
午前5時ごろに海上釣堀「辨屋」に到着
午前5時頃、海上釣堀「辨屋」に到着。まだ開始時間まで時間があったので周りの方と雑談して過ごしました。
開会式が終わり船に乗ってイケスに移動
そうこうしている間に開会式が終わり、船に乗ってイケスに移動です。
呼ばれていたのに気付かずモーニングを逃す事に
他の方の乗船を手伝いつつ、順番を待っていましたが、終盤になっても呼ばれないので、自分の番号を伝えると一番最初にだったらしい事が判明。
最後の方の船に乗せてもらってイケス(2番)に到着。
すると皆さん既に釣り開始していて、モーニングでバンバン釣り終わった所でした。
でも、自分が遅れた事で他の方が釣り出来ない、といった事になってなくて良かったです。
既にモーニングが終わったタイミングだったので、ここからゆっくり準備して釣り開始です。
最初の一匹目は「バッカスのえさ」で真鯛!
最初、ウキ釣りで中央付近を狙ってみるもアタリが無いので、角狙いに変更。
なのでロッドを際釣り用の脈釣りロッド「釣りおじさん 即掛 際釣りSP240」に持ち替えます。
エサは集魚力が非常に高いエビ系エサ、「バッカスのえさ」を使用。
底付近を探っているヒット!無事に真鯛を釣り上げる事ができました。
とりあえずボウズで無くなって良かったです。
★使用エサ:バッカスのえさ
★使用ロッド:釣りおじさん 即掛 際釣りSP240
★使用針:サーベルポイント ナノスムースコート S
「バッカスのえさ」で真鯛が次々釣れる
その後、真鯛の放流があり、チャンス到来。モーニングを逃してしまったので気合が入ります。
引き続き角を狙ってみますが、アタリが無いので中央付近狙いに変更。
タックルをウキ釣りタックルに戻してイケス中央付近の底から1mくらい上を狙います。
エサは放流直後という事で魚をニオイと味で引き付けたいので引き続き、集魚力の高いエビ系エサ「バッカス」を継続。
中央狙いに戻したのが良かったみたいでこの後次々に真鯛がヒット!
4匹の真鯛を30分くらいの間で釣る事が出来ました。
★使用エサ:バッカスのえさ
★使用ロッド:釣りおじさんウキ釣り用試作スピニングロッド
★使用天秤:感度UP 即掛天秤(7cm)
「動き」を意識したエサと誘いで真鯛をゲット!
その後、アタリがパタッと収まってしまいました。
集魚系の冷凍エサ(エビ・ササミ・団子等)でアタリが無くなった時に強いのが活餌・魚系冷凍エサ(シラサエビ・キビナゴ等)
こういう時にいつも使う「シラサエビ」ですが、各釣具屋で売り切れだったので今回シラサエビは無し。
代わりに活餌の「ボケ」を買ってきていたので、今回はここで「ボケ」を投入。
ニオイや味で反応が無い魚には「動き」で狙うと良い事が多いので積極的に誘いをかけていると、ウキが沈みヒット!
真鯛を1匹追加する事に成功しました。
★使用エサ:ボケ
★使用ロッド:釣りおじさんウキ釣り用試作スピニングロッド
★使用天秤:感度UP 即掛天秤(7cm)
「釣りおじさんウキ釣り用試作スピニングロッド」でヒラマサを釣り上げる!
その後、遂に青物放流タイム!10匹以上の青物の放流があり、みんなのテンションもUP!
現在テスト中の「釣りおじさんウキ釣り用試作スピニングロッド」ですが、「青物が余裕で獲れる」のをコンセプトの一つに掲げており、その実釣テストの為に青物を釣りたい所。
「ハリスを5号フロロハリス」+「サーベルポイント ナノスムースコート M」の組み合わせで青物を狙います。
しばらくアタリが無かったですが、「チョンチョン」と誘いをかけるとウキが消し込んでヒット!
やり取り開始するとこれはかなり重たい!かなり大きそうな青物で正にテストにうってつけです。
かなり引きが強く重かったですが、ほとんど走らせる事なく、取り込みに成功。
釣り上げると大きなヒラマサでした。(90cmくらいの大物でした。)ベテランの方いわく「5㎏クラスくらい。」との事でした。
ロッドパワー的にはまだ余裕があったので、このサイズの青物相手に余裕のあるパワーなら十分ですね。
今回テストしているのはNO.2のバットパワーの強いタイプなので、次回からはもうちょっとバットパワーを抑えたNO.1のタイプをテストしていきたいと思いました。
★使用エサ:ウグイ
★使用ロッド:釣りおじさんウキ釣り用試作スピニングロッド
★使用天秤:感度UP 即掛天秤(7cm)
★使用針:サーベルポイント ナノスムースコート M
キビナゴで「サーモン」をゲット!
イケス全体で3匹の青物が釣れましたが、その後は沈黙。なので青物狙いは諦めて真鯛狙いに切り替えます。
ボケに切り替えてもアタリが無いので、今度は「キビナゴ」をチョイス。
底近くを漂わせているとウキが沈みこみヒット!
真鯛と思ってやりとりしていると、かかっていたのはなんと「サーモン」でした。
★使用エサ:キビナゴ
★使用ロッド:釣りおじさんウキ釣り用試作スピニングロッド
★使用天秤:感度UP 即掛天秤(7cm)
釣り終了時間となり閉会式へ
その後ヒットは無く釣り終了時間となり迎えの船がやってきました。
船に乗り込み帰着。その後は閉会式です。
閉会式も無事に終わり釣り終了
その後は閉会式。
本多商店さんからは団子エサ(火山)の使い方。
がまかつさんからは魚とのやりとりの方法。
私も参加して(釣りおじさんのロッドをリリースしてたりするんで)脈釣りロッドの穂先を折らないコツ、なんかも話させてもらいました。
(拙い説明ですいません。)
その後、各種メーカー協賛のプレゼント大会やじゃんけん大会もあり、とても盛り上がりましたよ。
こうして無事に閉会式も終わり、今回の釣行を終えたのでした。
もう1匹釣る為の「エサのローテーション」3つのコツ
以前からなんとなく感じていたのですが、今回の釣行で「エサのローテーションの基本(真鯛ベース)」の考えを上手くまとめる事が出来たので、「3つのコツ」としてお伝えしますね。
モーニングや放流直後は「ニオイ・味」の強いエサを使う
モーニングや放流直後こそ、実は「ニオイ・味」の強いエサが有効です。一般的に「活性が低い時に食わせる事が出来る」といったエサこそ、モーニングや放流直後に投入するとその効果をより発揮します。
その理由ですが、「モーニング時や放流直後はまだ魚がイケス内で落ち着いておらず動き回っている状態が多いから。」と考えています。
そんな動き回っていて、なおかつ食う気のある魚が多いのが「モーニングと放流直後」。
なのでそんなやる気のある魚がイケスのどこかに固まる前にそのニオイと味の強さで釣り座まで寄せて釣る、という方法が有効になります。
その日の魚の食いにもよりますが、エサも小さ目より大き目のほうが有効です。
なので、「モーニングや放流直後」こそ、切り札と思っているエサを使うと良い事が多いですよ。
「ニオイ・味」の強いエサで釣れなくなったら「動き」で誘う
ニオイ・味の強いエサで釣れなくなったら、次はエサの「動き」で誘う事が有効になってきます。
具体的には活餌(シラサエビ・ボケ・青イソメ等)や一部冷凍エサ(キビナゴ等)が該当しますよ。
これらのエサを使い、積極的に誘いをかけて釣っていくと釣れるパターンが多いです。
それでも釣れなくなったら「バラケ系」のエサを使う
活餌などを使っても魚からの反応が得られなくなったら、最後は「バラケ系のエサ」を使う事が多いです。
私は本多商店の「火山」をよく使っています。他には「マダイイエロー」もバラケエサとは書いていないですが、ほぼバラケエサと言ってもいいと思っています。
狙いは、「ニオイ・味」と「動き」でダメなら次は「濁り」という視覚的変化を狙って食わせる、というイメージです。
ですが、「動き」でアタリが無くなった時は魚の活性が下がっている場面が多いので、釣れない事も多いです。
「釣れたらラッキー」くらいでローテーションするのが丁度良いと思います。
釣りにくい状況の場合「休憩する」のもあり
私はブログ記事や動画にする関係上、頑張って釣っていますが、普通に釣る方はここまで釣りにくくなった魚を無理に狙わず、次の放流まで休憩する、という選択肢もあり、だと思っています。
無理せず、次に釣れる機会まで休んで、釣れる状況になったらしっかり集中して釣る、というのもいいと思いますよ。
海上釣堀「辨屋」でのヒットエサ
バッカスのえさ
「バッカスのえさ」は基本的には釣れない状況の時に使う切り札的なエビ系エサ。独自配合の漬け込みダレにより、非常に高い集魚力と食い込みを持っています。
大きいエビを使っているのでボリュームがあり、見た目も目立ち、視覚でもアピールしているエサです。
この日はモーニングが遅れたのに挽回できたのはこのエサの集魚力のおかげだと思いました。エサの製作所は「清丸さん」です。
現在、販売に向けて作ってもらっている所で、近い内にリリース予定なのでよろしくです。
「バッカスのえさ」製作者の清丸さんの「x」アカウントはこちら
海上釣堀「辨屋」での使用ロッド
HAPPY ANGLER 釣りおじさん 即掛 際釣りSP240
「 即掛 際釣りSP240」は際釣り専用の脈釣りロッド。際釣り用ロッドとしては少し長めの240cmに設計。(一般に際釣り用ロッドの全長は180~210センチ程度が主流です)
際にいる真鯛やシマアジや根魚をかけた時に最高のパフォーマンスを発揮するロッドパワーにしているのが特徴で、真鯛やシマアジをかけると、レギュラーテーパーな事も相まって非常に気持ちよくロッドが曲がってくれるロッドです。
際釣り専用に作っているだけあって、際釣りだと短くて取り回しが良く、さらに軽く・よく曲がり・感度も良いロッドです。魚をかけて楽しいロッドに仕上げているので、「際釣りで楽しく魚を釣りたい」ならオススメです。
「釣りおじさん 即掛 際釣りSP240」について詳しい説明は公式HPへ
釣りおじさん試作ウキ釣り用スピニングロッド
現在テスト中の「釣りおじさん試作スピニングロッド」です。
釣りおじさんより「こんな海上釣り堀のウキ釣り用スピニングロッドがあれば…」との要望から釣りおじさんの希望を出来るだけ叶えるべく、現在テストしています。
釣りおじさんからの要望は以下の通りとなりますよ。
・エギングロッドの様に軽くて細い
・軽くて細いけれど青物も余裕で取り込みできるパワーが欲しい
・青物を余裕で獲れるパワーを持ちつつ、真鯛やシマアジが相手の時もしっかり曲がってロッドのタメを使いたい
・ウキ止め糸が通り易い様に大き目のガイドを使って欲しい
・誘いを入れる時ロッドが邪魔にならない快適な長さにして欲しい(現在約270cm)
・誘いを入れた時ウキが弾かれない様ティップ部分は固すぎず柔らかすぎずの固さにして欲しい
・ラインが穂先に絡んだ時でも穂先が折れにくくして欲しい(PEラインでどうしても絡みやすい為)
これらの要望を叶える為には相反する事も多く、ロッドの設計にかなり悩んだのですが2月の「つりぼりマルヨ」での初テストの結果、概ね上記の要望はクリア出来そうな感じです。
現在は微調整をする為にテストを続けている状態です。
今回の釣行では大型のヒラマサ(推定5~6キロ)をかける事が出来ましたが、ほぼ走らせる事なく、浮かせて仕留める事が出来ました。
現在テスト中なのは、バットパワーが強い方の2番のテストロッド。
今回の釣行で、多数の真鯛と大型ヒラマサを釣る事が出来、概ね現在のテストロッドの特徴は把握出来たので、次回からはバットパワーが強くない方の1番のテストロッドを使っていく予定です。
海上釣り堀「釣堀紀州」使用釣りアイテム
HAPPY ANGLER 感度UP 即掛天秤
・ウキの感度UP
・仕掛けの糸絡み低減
・誘いを入れた時の食わせの間が長くなる
と3つの効果がある海上釣り堀ウキ釣り用の天秤です。どうしても「ウキの感度UP」に注目がいきがち、ですが個人的に一番有用だと思っているのは「誘いを入れた時の食わせの間が長くなる」部分。
シラサエビ等の沈みの遅いエサの場合、エサが横になびきやすくナチュラルに誘う事が容易になりますよ。
とりあえず装着しておいて損はない、と思うので「ちょっと気になる…」なら一度使ってみる事をオススメします。
「どうして3つの効果が得る事が出来るのか?」については公式HPにて出来るだけ分かりやすく解説しているので、その仕組みについて知りたい方は公式HPをチェックしてみて下さいね。
「感度UP 即掛天秤」について詳しい解説はこちら(公式HP)
がまかつ サーベルポイント ナノスムースコート
以前まで針は主に「真鯛王」を使っていたのですが、「この針刺さりいい。」との話を聞いて使ってみたらこれが本当に刺さりが良かってびっくりしました。
特に真鯛相手には効果は抜群で、固い上あごを貫通してくれる事が多いので、バレる事が少なくなりました。
また、唇の皮1枚しかかかっていない時も、薄い皮ながら縫う様なかかり方ではなく、薄いかかりながらしっかり貫通してかかってくれるので、皮一枚しか、かかっていない時でもバラシが少ないです。
まだ大量に「真鯛王」の針が残っているにもかかわらず、僕は全部この針に替えました。
針を結ぶ必要のある脈釣りで主に使っています。(※ウキ釣りでもハリスを作って時々使っています。)
針一つで釣果に差がつくので、まだ使っていない方は一度試してみると良いですよ。