2023年9月3日、アオリイカのエギングの後、昼過ぎから小河川でルアー(ワーム)のハゼ釣りをしてきました。
当日のルアー(ワーム)のハゼ釣り釣果
ハゼをルアー(ワーム)で釣る為の3つのヒットパターン
ハゼに針がかりまで持ち込ませる為のコツ
についてお伝えしますね。
【自転車釣行】2023年9月上旬京都の川でルアーのハゼ釣り釣果
・ハゼ 12センチくらい 6匹(画像は5匹ですが1匹ジャンプして逃げました)
・チヌ(8センチくらい) 1匹
当日のルアー(ワーム)のハゼ釣り釣行状況
当日は午後1時頃から午後3時頃までの約2時間ルアー(ワーム)のハゼ釣りをしました。近くの港に自動車を駐車してそこから自転車で移動しました。
ハゼがいる小河川周辺は今回のポイントに限らず自動車を駐車できる場所が少ないので【自転車釣行】はハゼ釣りにはかなり向いていると思っています。
川に着いてからルアー(ワーム)のハゼ釣りをしましたが、釣りをしている間は風もほとんど無く、川の濁りもほぼ無い状態でした。
当日のヒットパターン・ヒットルアー
当日のヒットパターン
川の地形は手前が石畳護岸、1.5m程先からは牡蠣殻含んだ砂地と泥地が混ざった様な地形でした。
少し沖を狙うと底の牡蠣殻に当たってラインが切れるのを何回か繰り返したので、手前の石積護岸を集中的に狙う様に。
そんな状況でルアー(ワーム)のハゼ釣りをしていて3つヒットパターンが分かったのでお伝えしていきますね。
ヒットパターン1:石積護岸際にいるハゼの目の前に直接ルアー(ワーム)を投入
石積護岸を偏光グラス越しで見ていると、石積護岸の上にハゼがちょこんと乗っているのが見つける事が結構あったので、この見えているハゼの目の前にルアー(ワーム)を投入します。
半分くらいは一発で食ってきます。ただ残り半分はガン無視されます。ガン無視するハゼはしつこく誘っても釣る事が出来なかったので、反応の無いハゼはスルーして次の見えハゼを探しに行くと良いです。
ヒットパターン2:石積護岸の石の間やすぐそばにルアーを通していく
ハゼは石積護岸のスキマに隠れている事が多いみたいで、石積護岸のスキマや穴にルアー(ワーム)を通すと砂煙を出しながらスキマから出てきて食ってくる事が多かったです。
ヒットパターン3:石積護岸の石の上でリフト&フォール
石積護岸の石の上でリフト&フォールを繰り返しているとルアー(ワーム)をハゼが見つけてワラワラ複数匹ついてきてパクッと食うパターンがありました。
ハゼがルアーを見つけてからは、あっち向いてほいみたいにルアー(ワーム)を止めるとハゼも動きを止めて、ルアーを動かすとハゼも動く、というパターンになる事が多かったです。
こうなった場合ハゼが最後ルアーを食うかどうかはケースバイケースなのでハゼの動きを見ながら工夫してルアーを動かして誘ってみて下さいね。
ハゼに針がかりまで持ち込ませる為のコツ
今回ハゼを釣ったのは全て「サイトフィッシング」でした。(少し沖にキャストすると根掛かりとなりすぐロストする為)
なのでハゼがバイトする様子を全て見る事ができたのですが、とにかくバイトまで持ち込んでも針がかりしない…。
一瞬で吐いたり、バイトミスしたり、針まで咥えずワームの先だけ咥えている状態で合わせるとスッポぬけてワームだけ取られたり…。
釣ったハゼは6匹ですがバイト自体は数十回以上あったので、その経験から「ハゼに針がかりまで持ち込ませる為のコツ」をまとめました。
ジグヘッドは出来るだけ軽くする
ハゼはワームを咥えてもなかなか針まで飲み込みません。
なので少しでも奥まで食い込ませる為に軽いジグヘッドの方がヒット率は上がります。最初0.7gメインでハゼ釣りをしていましたが、0.4gの方がヒット率が高い事が分かりました。
なので底が取れるギリギリの重さまで軽くした方が針がかりは良くなる、という事ですね。
パワーミニイソメ(中)を使う
ハゼは普通のワームでもバイトしてきますが、ニオイ・味が強い「パワーミニイソメ(中)」の方が食いつきが良くなります。明らかにバイト数とバイト時間が長くなるので基本的に「パワーミニイソメ(中)」を使用すると良いです。
針のゲイプが狭くて小さいジグヘッドを使用する
針のゲイブが狭くて小さいジグヘッドを使用するのがハゼの針がかりを増やす為のコツです。
というか、針のゲイプが狭くて小さいジグヘッドでないとほぼ釣れないと思われます。なので「ルアー(ワーム)のハゼ釣りしたいなあ。」と思ったならまずは「パワーミニイソメ(中)」と「針のゲイプが狭くて小さいジグヘッド」を用意しましょう。
※パワーミニイソメと針のゲイプが狭くて小さいジグヘッドはすぐ下の「当日のヒットルアー」の項目で付け方のコツも含めて紹介しています。
当日のヒットルアー
パワーミニイソメ(中)
ワームは短くて小さいワームならハゼの反応はどれも似たり寄ったりといった感じでしたが、普通のワームだと食いついた後の追い食いがなかったり、バイトが短くなりました。
アミノ酸液に漬かっているワーム「パワーミニイソメ(中)」は通常のワームよりバイト時間が長く、追い食いもしてくれる事が多かったです。
パワーミニイソメの大きさでもハゼ相手には大きすぎるので半分に切って使っていましたよ。
※上の画像の様にクビレ部分で切ればOK。頭の部分と尻尾の部分どちらも使いましたがハゼの反応は同じくらいなので安心して両方使って下さいね。(1目盛り1cmとなります。)
パワーミニイソメを入れても液漏れしない容器
パワーミニイソメは専用の袋にアミノ酸液に漬かった状態なのですが、一度開封するとしっかりジッパーを閉めていても液漏れする事が結構あります。
なので液漏れしない容器を一緒に用意しておくと便利で快適に釣りが出来ますよ。紹介しているのはガルプ・エコギアアクア用の容器ですが、容器1本あたり1袋(ワーム20本)+アミノ酸液が丁度入ります。
詳しい容器の使い方等は別ページにて詳しく紹介しているので、合わせて読んでくれると嬉しいです。
ハゼ釣りに使える極小ジグヘッド
ハゼは食い込みが極端に悪いので、少しでも針がかりの確率を上げる為にゲイプが狭い極小のジグヘッドは必須です。
ハゼ釣りに使えるジグヘッドは限られます。今の所、上記の「34 小豆ちゃん」と「レベロク マメアジヘッド#16」がハゼ釣りに使えるジグヘッドとなっていますよ。
小豆ちゃんはヘッドの底が平で着底が安定する特徴があり、ズル引きにより向いています。
マメアジヘッドはヘッドが丸いのでフォールやアクションを付ける時により向いていますよ。
正直ジグヘッドの形状の差は小さい差なのでどちらか好みで選んで大丈夫です。
※画像左のジグヘッドが「小豆ちゃん」。左下のジグヘッドが「マメアジヘッド」となります。右側はパワーミニイソメを装着したものとなります。(1目盛り1cmとなります。)
パワーミニイソメ(中)のジグヘッドセット方法
パワーミニイソメ(中)を半分に切ったらジグヘッドに付けるのですが、パワーミニイソメが平べったいので横にして付けようとすると超付けにくい…。
なので次はチョン掛けにしてみたのですが、チョン掛けだとワームがフリーに動きすぎてフォールが安定しないのでイマイチ。
なので、【ジグヘッドに縦に付ける】とスムーズに付ける事が出来て、フォールも不自然ならなくて良い感じでした。
横に付けた時と比べてもハゼのバイト数が減った感じはなかったので、オススメの付け方です。
※画像の右側が縦に付けた形となります。上のジグヘッドが「小豆ちゃん」。下のジグヘッドが「マメアジヘッド」となります。左側はジグヘッド単体です。(1目盛り1cmとなります。)
当日のルアー(ワーム)でハゼ釣り使用ロッド
フエルコ MGH900-6S
【フエルコ MGH900-6S】は、『防波堤や漁港こそ、足場が高いからロングロッドが必要なのでは?』と以前から思っていたので、フエルコさんと共同で作った9フィートでソリッドティップ仕様のメバリング・アジング用パックロッド。
このロッドのコンセプトとしては【レギュラーメバルでも引きが楽しめる】で、感度と操作感を損なわないギリギリまでロッドを柔らかくしているので、15センチクラスのメバルでも、しっかり曲がり、引きを楽しむ事ができるロッドです。
今回ハゼ釣りで使用しましたが、ロッドが9FT(約2.7m)と長いので延べ竿の様な使い方も出来て、思った以上に快適にハゼ釣りが出来ましたよ。ライトルアーの釣りに幅広く使えるロッドなので、ロングロッド派の方にはオススメです。
自転車釣行(サイクリング&フィッシング)オススメアイテム
折り畳み自転車
「サイクリング×フィッシング」は基本的には自動車で釣り場の近くまで移動して、そこから折り畳み自転車を使って釣り場まで行くスタイルが基本です。
折り畳み自転車を持っていればその自転車をそのまま使用すればいいですが、もしまだ持っていなくて折り畳み自転車の購入を検討しているなら、「キャプテンスタッグ AL 16インチ」がいいのかな、と思いました。
値段も手ごろ(約3万3千円:2023年7月時点)ですし、多段ギアで重量も10キロ程と軽量だから、です。メーカーも無名メーカーでないのも安心できる要素です。
ナップサック・サドルバッグ・ロッドベルト
「サイクリング×フィッシング」専用に自転車をカスタムして、自転車のフレームにロッドホルダー等を取りつけるのもいいですが、その場合釣りで使わない時はそのホルダーが絶妙にカッコ悪い…。また、ホルダーが付いていない自転車を使えないのもちょっと不自由さを感じる事も。
なので私は自転車にロッドホルダーを装着するのではなく、パックロッドをナップサックに入れて持っていく形にしていますよ。
普通のリュックではなくナップサックなのは釣り場に到着した時にサドル下に装着したバッグ等に丸めて入れる事が出来るから、です。
サドル下に装着しているバッグは通常のサドルバッグではなく、自転車のフロントバッグを流用した物。サドルバッグよりたくさんの物が入るので、丸めたナップサックや予備のルアー等の小物を入れるのに便利です。
ナップサックにロッドを入れるのでパックロッドを使用するのですが、振出式ではなくて、分割タイプのパックロッドの場合(私は分割タイプのパックロッドを使用しています。)ナップサックにロッドを入れる際にラインを通したまま入れる為にロッドベルトでまとめて固定する必要があります。
その際、細めのロッドベルトだと通したラインをロッドベルトで固定しにくいので、太目のロッドベルトを用意しているとやりやすいです。私は「バリバス ロッドベルト L」を使用しています。
自転車用フロントバッグ(釣り用ショルダーバックにもなります)
「サイクリング×フィッシング」で重宝するのが「POTA BIKE セミハードフロントバッグ」です。自転車用のフロントバッグなので移動中はハンドル周辺に装着しておいて、釣り場に到着したらハンドルに固定しているベルトを外せば釣り用のショルダーバッグとして使用可能です。
バッグの中にはポケット2個とドリンクホルダーがついていて、ポケットに小型ワームやフック等の小物類、ドリンクホルダーにはペンチ類を入れるとスッキリとまとまります。
セミハードという名前の通り芯材が入っていてしっかりしたバッグとなっているので小型の釣り用ショルダーバッグとしても、とても使いやすいですよ。
ハンドルステムポーチ
ハンドルステム(ハンドル)に取り付けるポーチです。私の場合主にドリンク(ペットボトル)を入れています。ハンドルのすぐ横に飲み物があるのですぐに飲めるのがいいです。
ドリンクを入れない場合は、携帯電話や財布、携帯食や小物などを入れる事ができますよ。
ボトルケージ&ペットボトルカバー
ハンドルステムポーチに入れているペットボトルは1本で、少し心もとないので、予備のドリンクをボトルケージを装着してそこに入れています。通常のボトルケージにペットボトルを入れるとサイズが合わずグラグラするので、ボトルケージ専用のペットボトルカバーを装着してボトルケージに入れていますよ。
自転車のカギ(ABUS ブレードロック)
折り畳み自転車は安くても3万円以上、良い折り畳み自転車だと10万円以上する事も…。「サイクリング×フィッシング」では自転車のそばで釣りをする事が多いですが、ポイントによっては自転車から離れる事も…。
なので盗難防止の為の高性能なカギが必要となってきます。私は値段は高いですが、高い防犯性能と軽さと携帯性を兼ねた「ABUS ブレードロック ボルドーライト SH 6055 85cm」を使用していますよ。
「値段は多少高くてもいいから軽くて防犯性能が高いカギが欲しい…」と思っている方にオススメです。
「サイクリング×フィッシング」にあると便利なアイテム
濡れても快適な靴下・アイスドライアンダータイツ・サンダル(クロックス)
「サイクリング×フィッシング」では海や湖等に少し立ちこんで釣りする事も多いので、用意していると快適に過ごせるアイテムを紹介しています。
水中に入って濡れる事を前提に作られたソックスです。特徴は「和紙」を素材に入れる事で「濡れ感」を大幅に軽減できます。今回の様にサンダル(クロックス)やウェーディングシューズを使った釣りをする時に使用すると、本当快適ですよ。
速乾素材なので水から上がった後も早く乾くのでその点もいいです。
海や湖に立ちこむなら、長靴やウェーダーを使えばいいかも知れませんが初夏~初秋の間では、長靴を使うとすごく蒸れますし、ウェーダーは水から上がるとすごく暑いので、移動を繰り返す「サイクリング×フィッシング」には向いてないです。
なので、上記で紹介した速乾靴下と共に「接触冷感性、遮熱性、吸水速乾機能」タイプのタイツを併用する事で、外でも水に浸かっても快適になりますよ。私はダイワの遮熱クールアンダータイツを使っています。本当に冷感を感じる事ができて、水に入って濡れてもすぐ乾くのでいいです。
今回の釣行では私はかかとの付いているサンダル(クロックス)を選びました。かかとの付いていないサンダルだと歩いている時に脱げたりして危ないので、かかと付きのサンダルだったら、何でもOKです。